お知らせいたしますの使い方は？お知らせ・知らせるの間違えやすい敬語も

お知らせいたしますの使い方をしっかり把握していますか。こちらの記事では、お知らせ致します、お知らせします、などのさまざまな表現の中で、誤用となっている敬語や正しい例文について紹介しています。相手に何かを伝えたい時、丁重で正しい言い回しにしたい方はぜひご覧になって下さい。

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1 お知らせいたしますの使い方は？
2 お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語は？
3 お知らせいたしますと同じ意味のビジネスメールで使える例文は？
4 お知らせいたしますの正しい使い方を把握しておこう

お知らせいたしますの使い方は？

お知らせいたしますの使い方①メールにてお知らせいたします

お知らせいたしますの使い方の1つ目は、メールにてお知らせいたしますといった言い方です。後日メールを送って詳しい情報を伝えたい時や、一旦確認してから正しい情報を送りたいと考えている時に使えます。また、サイトの説明に用いることで、より細かい資料をほしいと感じた方に個別に連絡したい時にも使えるでしょう。

お知らせいたしますという言い方は、顧客に対して口語で接する際にも丁寧かつやわらかい印象の言葉遣いになるため、使いやすい表現でしょう。

また、メールで結びの言葉として使われる言い回しには、今後ともよろしくお願いいたしますという言葉があります。こちらの記事では、今後ともよろしくお願いいたしますという言い方に関連した敬語や英語について紹介しています。丁寧な言葉でメールを締めたい方はぜひご覧になって、参考にしてみて下さい。

お知らせいたしますの使い方②お知らせいたしました件についてですが

お知らせいたしますの使い方の2つ目は、お知らせいたしました件についてですが、という切り出し方です。先日何か情報を知らせた場合には、お知らせいたしました件について、と前置きしておくことで新たな話題があると言及することができます。急に本題に入る前に一言増やせば、不躾な印象になるのを防ぐことができます。

また相手の注意を引いて、これから話す物事の重要性をより引き立てたい時にも使うことができる表現でしょう。件という言い回しは案件や事柄といった言葉に言い換えることもできます。

お知らせいたしますの使い方③詳細は追ってお知らせいたします

お知らせいたしますの使い方の3つ目は、詳細は追ってお知らせいたしますという表現です。追って、という言葉を付け加えて言うことで、後からまた連絡がある、ということを相手にはっきりと伝えることができます。その場では対応しきれない時や、一度話を持ち帰って資料を集めたい時などに積極的に使うと良いでしょう。

お知らせいたしますの部分を、ご連絡いたしますに変えると、より事務的な印象の言い回しにすることができます。場面に応じて使い分けると良いでしょう。

また、お知らせいたしますという言葉に似た表現には、ご連絡差し上げますといった言葉があります。こちらの記事では、ご連絡差し上げますという言い回しが正しく敬語として機能しているのか、言い換え方にはどのようなものがあるのか紹介しています。より丁寧な印象の言葉遣いを心がけたい方はぜひご覧になって下さい。

お知らせいたしますの使い方④結果が把握でき次第すぐにお知らせいたします

お知らせいたしますの使い方の4つ目は、結果が把握でき次第すぐにお知らせいたしますという表現です。情報が新たに入ったタイミングや、サイトが更新されたタイミングなどにすぐ知らせを送ることができる姿勢を見せたい時に使うと良いでしょう。スピーディな対応ができることをアピールすることもできます。

また積極的に相手の対応をしている印象を与えることができるので、相手からの信頼を得たい時にも使うと良い表現です。しかし、予定が重なっていて時間が取れないことが予想される際には、あまり使わないほうが良いでしょう。

お知らせいたしますの使い方⑤貴方様に素敵な情報をお知らせいたします

お知らせいたしますの使い方の5つ目は、貴方様に素敵な情報をお知らせいたしますという例文です。顧客に対して定期的にメールを送り耳寄りな情報を伝えている時や、知ると得がある情報があることを強調したい時などに使えるでしょう。セールスの文面のテンプレートとしても用いることができます。

ご報告いたします、ではなくお知らせいたします、とあえて言うことで、カジュアルで読みやすい印象の文体に近づけることができます。貴方様に、と相手をより敬っているような言い方にしているのもポイントです。

お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語は？

お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語①お知らせいたしましたか

お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語の1つ目は、お知らせいたしましたか、という言い方です。相手に対して何かメールを送ってもらえたのか確認する時に、お知らせいたしましたか、と聞いてしまうと謙譲語を相手の行動に対して使うことになり、誤った使い方となってしまいます。

相手の行動に対して正しい敬語を使いたい時には、お知らせいただけましたか、お知らせくださいましたか、というように質問する形を取るようにすると良いでしょう。

お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語②お知らせ致します

お知らせ・知らせるの意味の間違えやすい敬語の2つ目はお知らせ致しますといった言い回しです。いたしますをひらがなではなく漢字に変換したお知らせ致しますは、一見よりかしこまった言い方に感じてしまうこともあります。しかし、お知らせ致しますに使われている致しますは、動詞としてしか使うことができません。

そのため、「知らせる」に「いたします」という言葉は補助動詞として結びつくので、お知らせ致します、というように漢字に変換して使うことができません。お知らせ致します、ではなく、「する」という動詞を単体で使って丁寧な印象にしたい時に、「致します」と用いるようにすると良いでしょう。

お知らせいたしますと同じ意味のビジネスメールで使える例文は？

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文①お知らせさせていただきます

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文の1つ目は、お知らせさせていただきますです。いたしますの部分をさせていただきますに変えると、よりへりくだった印象を与えることができます。しかし、文字数が増えるだけではなく大げさな印象を持たれることもあるため、あまり頻繁に用いすぎないよう意識するのも大切です。

上司よりもさらに目上の方と接する時や、顧客へのおもてなしが求められる時など、よりフォーマルな言い回しが求められる場面で使うようにすると良いでしょう。

また、させていただくという言い方と、させてもらうという表現は同じように用いられるでしょう。こちらの記事では、させてもらうの意味や、敬語として使う時の言い換えの方法について紹介しています。気軽に使いやすい表現はマナーの観点で考えて正しいのか、しっかり確かめたい方はぜひチェックしてみて下さい。

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文②お知らせ申し上げます

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文の2つ目は、お知らせ申し上げますです。いたしますを申し上げますに変えて表現すると、お知らせを私が申し上げます、というような意味に変換して自分の位を下げる姿勢をより際だたせることができます。式典での発表や、マナーが求められる文書に使うと良いでしょう。

申し上げます、という言葉を使った表現には、感謝申し上げますという言い方もあります。こちらの記事では、感謝申し上げますという表現を用いた例文やメールでの使い方、英語での言い方について紹介しています。仕事で使う言葉でより丁寧な印象を与えられるようにしておきたい方はぜひチェックしてみて下さい。

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文③お知らせします

お知らせいたしますと同じ意味で使える例文の3つ目は、お知らせしますです。いたしますではなく、お知らせしますに変えると、謙譲語であることは変えずにより軽い語感の言い回しにシフトさせることができます。お知らせしますの「します」は「する」の丁寧語なので、謙譲語と丁寧語が組み合わさっているのもポイントです。

お知らせしますは、カジュアルな言葉遣いで相手に親近感を持たせたい時に積極的に使えます。また、地域に密着したサービスを紹介したい時などにもお知らせしますは有用な言い回しでしょう。