「アドバイス」の正しい敬語表現とは?使い方や他の言い換え表現も紹介!
アドバイスの敬語表現をご存知ですか?適切な表現を知らないと、目上の人に助言をもらいたい時に困ってしまいます。そこでこちらの記事では、アドバイスの正しい敬語表現やその使い方、言い換えを解説しています。仕事で使える言葉を知って、コミュニケーションに活かしましょう!
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目次
アドバイスの意味は?
意味①助言・忠告する

アドバイスは助言するまたは忠告するという意味で、それぞれ違いがあります。助言するは為になる言葉をかけること、忠告するはよりよくなるようにダメな点を指摘してあげることを表しています。助言すると忠告するは微妙に意味が違いますが、アドバイスはこの2つを表していますよ。
意味②目上の人からの言葉かけ

ビジネスにおけるアドバイスは、上司や目上の人から、助言や忠告をもらいたい時に使うのが正解です。アドバイスは助言や忠告を表すため、部下が上司に対して使うと「偉そうだ」と思われてしまいます。あくまでも、部下が上司や目上の人に助けを求める時に使うことを覚えておきましょう。
アドバイスの正しい敬語表現とは?
①丁寧語を付ける

ビジネスで使える言葉には、丁寧語のごを付けたものがあります。アドバイスの意味である助言に、丁寧語のごを付けて尊敬を表しますよ。ただ、ご助言を使う場合には注意点があり下記で解説しているので、その内容を頭に入れておくことをおすすめします。
②後ろに丁寧語を付ける

ビジネスで使える言葉には、アドバイスにいただくやお願いしますを付けたものもあります。いただくやお願いしますを付けるだけで、簡単に敬意を表せますよ。いただくなどの補助動詞は内容にふさわしいものを選び、メールなどでは「お忙しいところ恐れ入りますが」のようなつなぎ言葉を使うとより適切です。
つなぎ言葉について触れましたが、「忙しいところ恐れ入れますが」の他にどのようなものがあるかご存知ですか?以下の記事では、つなぎ言葉についての種類、使う際の注意点などを解説しています。会話を円滑にしてくれるつなぎ言葉についての内容を、ぜひチェックしてみてください。
アドバイスの敬語表現の使い方・例文をご紹介!
仕事で使えるご助言などの言葉は、定型文として覚えておくとすぐに役立ちます。仕事ですぐに実践できるように、以下の使い方例文をぜひチェックしてみてください。まずは「ご助言」を使用した定型文を紹介します。さらに「アドバイス」と丁寧語を組み合わせた定型文も紹介します。
①ご助言をいただけますでしょうか

仕事で使える定型文には、「ご助言をいただけますでしょうか」というフレーズがあります。敬語のご助言といただくを合わせ、質問する形にしています。「ご」に加え「いただく」を付けることで、より丁寧な言葉になっていますよ。
「…の件について、ご助言をいただけますでしょうか」、「…をしましたがうまくいかないので、ご助言をいただけますでしょうか」のように使います。いただくという言い方は社会であればよく使うフレーズなので、比較的覚えやすい定型文なのではないでしょうか。
②ご助言をいただきたく思います

「ご助言をいただきたく思います」も、ビジネスで使う定型文としておすすめです。いただけますでしょうかよりは落ち着いた言い方で、品よく助けを求められます。「…の企画を成功させるために、ご助言をいただきたく思います」のように使ってみましょう。
- ・…についてご助言をお願いいたします。
- ・ご助言を承りたく、お願い申し上げます。
- ・ご助言を賜りたく存じます。
ご助言を使ったその他の定型文
③アドバイスいただけませんでしょうか

「アドバイスいただけませんでしょうか」は、丁寧語を使った定型文です。いただけませんでしょうか?と質問する形になっているため、やんわりと助言が欲しいことを伝えられますよ。簡単なフレーズなので、どう言えばいいか分からなくなった時にぜひ使ってみてください。
④アドバイスをお願いいたします

「アドバイスをお願いいたします」も、ビジネスで使える敬語の定型文です。前述の定型文のように、比較的シンプルな言い回しなので覚えやすくなっていますよ。「これに関して、アドバイスをお願いいたします」のように使います。
アドバイスの敬語表現の言い換え・類語は?
ご助言は別の言葉に言い換えられ、それらの類語は相手や場面によって使い分けることが大切です。ご助言や言い換え表現は同じようなことを表していますが、ニュアンスや使うべき相手が違いますよ。下記で詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。
言い換え・類語①お勧めする

言い換え表現・類語のお勧めするは、いいと思った物や方法を教え示すという意味です。自分が気に入ったアイテムを相手にも手に入れてもらったり、同じやり方で実行してもらったりしたい時に使います。「このやり方がお勧めです」、「鈴木様にこの本をお勧めされました」というような例文があります。
言い換え・類語②ご忠告

ご忠告も、アドバイスの敬語を言い換えた類語になります。忠告は、相手が間違っていると思うことやよくない部分を指摘して改善させるという意味です。ビジネスで使う場合は、「ご忠告ありがとうございます」、「…のご忠告を真摯に受け止め頑張ります」のように表します。
言い換え・類語③お奨めする

言い換え表現・類語のお奨めするは、高い地位の人がいいと思う物や事柄について教え示すことを表します。「お勧めする」は一緒に行うことを提案する言葉で、「お奨めする」は頑張るように促すといった違いがありますよ。「…にお奨めいただいた本は、大変勉強になりました」のような例文があります。
言い換え・類語④ご提案

ご提案もアドバイスの敬語の言い換え表現・類語で、新しく方法や考えを示すことを表します。自分が目上の人やお客様に、こういう方法や考えはどうでしょうかと伝える言葉です。「ご提案いたします」、「ご提案申し上げます」などのように使いますよ。
言い換え・類語⑤ご教示

言い換え表現・類語のご教示は、具体的な方法や知識を教えてもらうことを表します。解決策をもらえればいいご助言に対して、ご教示は具体的な方法や知識を求める言葉です。「…について、ご教示いただければ幸いです」、「…に関して、ご教示いただけないでしょうか」のように使います。
言い換え・類語⑥ご助力

言い換え表現・類語のご助力は、自分のために何かをしてもらった時に使います。アドバイスをもらった後にそれが役立った場合、助けていただきありがとうございました、という感謝の気持ちを伝えられます。「無事に成功させられました、これも…のご助力のおかげでございます」のように使いましょう。
言い換え・類語⑦ご教授

ご教授もご助言の言い換え表現・類語で、専門的な知識や技術を教えてもらうことを表します。ビジネス上で何か専門的なことを教えてもらう場合に、お願いやお礼の文で使えます。「…に関して、ぜひご教授いただければ幸いです」、「…の分野には疎いためご教授いただけないでしょうか」のように使います。
言い換え・類語⑧ご指導

ご指導も、アドバイスの敬語の言い換え表現・類語として使用できます。指導は目的達成のために助言をもらうことを表し、よく「ご鞭撻」と合わせて使われますよ。「これからも、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします」のように使います。
アドバイスの敬語表現を使う時の注意点
①ご助言は自社の上司や先輩に使用

アドバイスの敬語表現であるご助言は、自分の会社の上司や先輩にのみ使うよう注意する必要があります。助言はこうするといいという軽い提案のニュアンスがあり、社外の人に使うと、相手は失礼だと感じ機嫌を損ねることもあるからです。ご助言いただけますでしょうかのような表現は、自社内で使うように注意しましょう。
②ご助言をお礼の文には使わない

アドバイスの敬語表現のご助言は、お礼の文章では使わないことも注意するべき点です。前述したように、助言は軽い提案という意味合いがあります。そのため「ご助言ありがとうございました」と使うと、相手が「自分は大したことをしていないと思われた」と誤解してしまいます。
あくまでご助言は、自分の会社の上司や先輩に、役立つことを提案してもらいたい時に使いましょう。目上の人や上司にあたる人にお礼を言う際は、ご助言は使ってはいけないと覚えておくのがおすすめです。
アドバイスの敬語表現を使った後のお礼のフレーズは?
①勉強になります

アドバイスの敬語表現を使った後のフレーズには、「勉強になります」があります。上司や先輩、社外の人にアドバイスをもらった後、「勉強になります」と言うと感謝の気持ちを伝えられますよ。勉強になるほど自分のためになり役立ちそうです、ということを伝えられるフレーズで、相手に好印象を与えます。
②ご指導いただきましてありがとうございました

「ご指導いただきまして、ありがとうございました」も、お礼のフレーズとして適切な表現です。指導していただいたことに感謝しますという意味なので、ストレートに分かりやすくお礼を伝えられます。お礼はすぐに伝えた方が好印象なので、どう表現しようか迷った時に使ってみてください。
③お助けいただきありがとうございます

「お助けいただきありがとうございます」という表現も、お礼のフレーズとして適切です。アドバイスは助言という意味があるので、それに対して感謝の気持ちを伝えるフレーズになります。助けていただいてありがとうございますと、ストレートかつ丁寧にお礼を伝えられますよ。
助言をもらった後のお礼のフレーズについて紹介しましたが、仕事では感謝の気持ちを伝えることが多々あります。仕事で使える感謝の気持ちを伝えるフレーズは、さまざまなものがありますよ。以下に感謝の言葉の例文を解説する記事を載せましたので、ぜひご覧になってみてください。
アドバイスの敬語表現を正しく使おう!
アドバイスの敬語表現は大きく分けると2通りありますが、類語も含めると多くなり、相手やシーンによって使い分けることが必要です。相手やシーンによって適切な言葉を使えれば、仕事を円滑に進めるのに役立ちますよ。アドバイスの敬語表現についてしっかり理解して、仕事のコミュニケーションに活かしてください!
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