「お久しぶりです」の正しい敬語表現を解説。コピペOKな例文もご紹介

「お久しぶりです」は、目上の人に使っても大丈夫なのか気になりませんか?再会した時の挨拶は正しく使いたいですよね。こちらの記事では、「お久しぶりです」の正しい敬語表現や例文、英語などを紹介しています。正しい敬語を学んで、コミュニケーションに役立ててください!

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「お久しぶりです」は敬語として使える?

①同等か目下の立場の人に使える

同僚の二人

「お久しぶりです」は、敬語として同等か目下の立場の人に使えます。「お久しぶりです」は、久しぶりに丁寧語の「お」と「です」が付いているため敬語としては正しく、丁寧に再会の挨拶ができますよ。久しぶりは前回会ってから時間が経過し、再び顔を合わせられて嬉しい気持ちを表します。

しかし、「お久しぶりです」を使っても良いのは、同僚や部下などに限られるので注意しましょう。会っていない期間が6か月までの間に、同僚や部下などに対して使うのが適しています。

②目上の人に使うと失礼

自分の上司

「お久しぶりです」はビジネスシーンなどにおいて、上司や目上の人、お客様に使うのは失礼な表現になります。「お久しぶりです」は丁寧な挨拶言葉ですが、軽い印象を与えるためです。目上の人に使う場合は、お久しぶりですの敬語である「ご無沙汰しております」を使うようにしましょう。

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の違いは、敬語の種類が異なるところです。お久しぶりですは丁寧語で、しばらく連絡や訪問がなかった相手に対し、それらができた喜びを丁寧に伝えます。一方でご無沙汰しておりますは謙譲語で、謙遜しながら丁寧に、再会や連絡できた喜びを伝える挨拶という違いがあります。

「お久しぶりです」の正しい敬語表現と使い方

①ご無沙汰しております

挨拶をする2人

お久しぶりですの正しい敬語表現は、「ご無沙汰しております」です。しばらく連絡や訪問していないという意味の無沙汰に、丁寧語のご、さらに謙譲語のおりますが付いています。つまり、しばらく連絡や訪問しておりませんでしたと、謙遜しながら伝える表現になります。

このように「ご無沙汰しております」は、連絡していなかったことを詫びつつ、会えて嬉しく思いますという気持ちを伝えるフレーズです。そのため「ご無沙汰しております」はビジネスシーンなどにおいて、上司や目上の人に対して使うのにふさわしい再会の言葉です。

②詫びや気遣いのフレーズで丁寧に

メールを作成する人

「ご無沙汰しております」は、詫びや気遣いのフレーズを加えるとより丁寧な伝え方ができます。「申し訳ありません」や「お変わりありませんか?」のような言葉を付けると、詫びや相手を思いやる気持ちを伝えられますよ。ビジネスシーンにおいて会話やメールなどに使うと、丁寧な挨拶でやり取りするのに役立ちます。

③6か月まで会っていない時に使用

会っていない期間

「ご無沙汰しております」は、6か月まで会っていない時に使うのが適しています。しばらくのご無沙汰を詫び、再会の喜びを伝える言葉なので、少し前に会ったばかりで使うのはふさわしくありません。最短でも2か月経った時期に使用しましょう。

「お久しぶりです」の敬語表現の例文は?

①ご無沙汰しており申し訳ありません

再会の挨拶

お久しぶりですの敬語表現の使い方や例文に、「ご無沙汰しており、申し訳ありません」があります。例文のように、顔を出していなかったことを詫びる言葉を加えると、より丁寧になりますよ。この例文は、話し言葉としてはもちろん、メールや文書の挨拶としてもふさわしい表現です。

②ご無沙汰しておりますがお変わりありませんか?

挨拶を交わす人たち

使い方の例文には、「ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか?」もあります。「お変わりありませんか」は、元気でいるかどうかを訊ねる相手を気遣う言葉です。しばらく連絡や訪問せずに申し訳ありません、元気でいましたか?と、相手を思いやりつつ連絡や再会を喜ぶ表現になります。

「お変わりありませんか?」のように、体調を気遣う言葉を添えると、相手と良好な関係を築くのに役立ちます。そこで、以下に体調を気遣う言葉について紹介する記事を載せました。その中には、ご無沙汰しておりますの挨拶に続いて使える表現もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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③大変ご無沙汰しております

再会のメールを打つ人

使い方の例文の「大変ご無沙汰しております」は、目上の人との会話やメール、文書に用いることができます。「大変ご無沙汰しております」は、詫びの気持ちと再会した喜びをシンプルに伝えられますよ。下記の例文のように、大変ご無沙汰しておりますの前後に、自分や相手の名前を添える挨拶の仕方もあります。

    【例文】

  • 「大変ご無沙汰しております。…会社、…課の…です。」
  • 「…様、大変ご無沙汰しております。」

④ご無沙汰しており失礼いたしました

詫びる人

「ご無沙汰しており失礼いたしました」は、連絡や訪問が無かったことをはっきりと詫びたい時に適した表現です。「ご無沙汰しております」は詫びの気持ちを表しますが、「失礼いたしました」を付けるとより丁寧になりますよ。連絡や訪問するべき時にできなかったなど、特に失礼を詫びたい場合に使いましょう。

⑤久しくご無沙汰しております

しばらくぶりのメール

「久しくご無沙汰しております」も、お久しぶりですの敬語表現の使い方や例文です。久しくある状態が長く続いていることを表し、この例文は、しばらくご無沙汰しておりましたという意味です。久しくご無沙汰しておりますの後には、近況を訊ねたり、連絡できなかったことを詫びたりするフレーズを入れても大丈夫ですよ。

⑥長らくご無沙汰しております

笑顔の女性

「長らくご無沙汰しております」も、久しぶりですの敬語表現として使える挨拶です。意味は「長い間あるいは久しくご無沙汰しております」です。この表現は、訪問や連絡がなかったことへの詫びと、それらができた喜びを伝える言葉ですよ。この挨拶は久しくご無沙汰しておりますとほぼ同義なので、ペアで覚えておきましょう。

⑦すっかりご無沙汰してしまいました

連絡を喜ぶ人

お久しぶりですの敬語表現の挨拶には、「すっかりご無沙汰してしまいました」もありますよ。「すっかり」という言葉を付け、本当にご無沙汰してしまいましたと伝える表現です。つまり、訪問や連絡をせずに時間が過ぎてしまい申し訳ありませんと強調しつつ、それらができたことを喜ぶ挨拶になります。

「お久しぶりです」の敬語表現の英語は?


①It has been a long time

久しぶりの連絡

ご無沙汰しておりますの英語表現には、「It has been a long time since I last contacted you」があります。この英語表現を直訳すると、「最後にあなたに連絡してから、長い時間が経ちました」です。つまり、長い間ご無沙汰していて申し訳ありませんという意味です。

②I haven't seen you for a long time

電話をする男性

「I haven't seen you for a long time」も、ご無沙汰しておりますの英語表現です。この英語はしばらく会っていなかったことを強調しながら、無沙汰を詫びる表現ですよ。「長い間訪問せず申し訳ありません」と詫びつつ、再会の喜びを伝えられる英語表現です。

③It has been a long I saw you last

挨拶する人

ご無沙汰しておりますの英語表現には、「It has been a long time since I saw you last」もあります。「以前お会いしてから、長い時間が経過してしまいました」という意味で、日本語で「ご無沙汰しております」にあたります。

このフレーズは最初の文と似ていますが、使う際は話しやすさなどで選びましょう。どちらも訪問や連絡をせずに申し訳ありませんと、詫びの気持ち、再会や話ができた喜びを英語で伝えたい時に使えます。

④It's been a while I last contacted

久しぶりの接触

「It's been a while I last contacted you, but how are you?」も、ご無沙汰しておりますの英語表現です。前回の訪問や連絡してからご無沙汰しておりますが、お元気でしょうか?という意味です。こちらも、詫びの気持ちと再会や連絡の喜びを伝える表現ですよ。

⑤It's been a long time, how are you

笑顔の人々

「It's been a long time, how are you?」も、ご無沙汰しておりますを英語で伝えたい時に使えます。意味は「訪問や連絡しませんでしたら長い時間が経ちましたが、お元気でしたか?」です。この英語は単語が少なく比較的覚えやすいため、実践に役立つ表現となっています。

「お久しぶりです」以外の誤った敬語表現をご紹介!

①ご苦労様でした

上司に挨拶する人

「ご苦労様でした」は相手を思いやる言葉ですが、目上の人に使うべきではない表現です。ご苦労様は相手を労う言葉なので、目上の人に使うと偉そうになってしまいます。上司やお客様などの目上の人に使う場合は、「お疲れ様でした」を用いましょう。

「お疲れ様でした」は、目上の人に使う言葉とご紹介しましたが、相手によっては不快に感じる場合もあります。では、お疲れ様でしたはどんな相手に使える言葉なのでしょうか?下記では、「お疲れ様でした」の正しい敬語表現について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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②になります

会議する人々

「…になります」も誤って使われがちな敬語表現で、ビジネスシーンや日常で用いる際は注意が必要です。…になりますは、…に変わる、違うものになるという意味なので、例えば「こちらが資料になります」は間違いです。こちらが資料に変わりますという意味になってしまうので、「ございます」を使いましょう。

③ございますね

受付の人

「…様でございますね」は、本人を確認する表現として使われますが、敬語としては誤っています。ございますは、「ある」の意味で物を説明する言葉であり、人に使うと失礼なためです。本人を確認したい時は、「…様でいらっしゃいますね」と表現します。

④私もご一緒いたします

現場へ向かう人

「私もご一緒いたします」も、上司などの目上の人に使うべきではない敬語表現です。「ご一緒する」は目上の人に使うと失礼にあたるため、上司などに使うのはふさわしくありません。一緒に行きますと伝えたい時は、「私もお供いたします」を使うようにしましょう。

「お久しぶりです」の正しい敬語表現を使いこなそう!

お久しぶりですの正しい敬語表現は「ご無沙汰しております」であり、2つの表現は使うべき相手が違います。使う相手や用い方が分かれば、自信を持ってコミュニケーションがとれますね。「ご無沙汰しております」の例文もぜひ参考にしていただき、正しい敬語で挨拶しましょう。


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