頂戴するの意味や敬語としての使い方4選!頂戴いたします/頂戴しました
謙譲語の「頂戴する」と言う言葉は、品物を受け取る際に使用されることが多い言葉です。そこで、「頂戴する」の意味や「頂戴したく存じます」など「頂戴する」の敬語としての使い方を紹介していきます。また、「頂戴する」の誤った使い方などもチェック可能です。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
「頂戴する」の意味とは?
「頂戴する」の意味とはもらうことやもらって飲食すること
「頂戴する」の意味とは、もらうことやもらって飲食することです。また、謙譲語である「頂戴する」は、相手にへりくだる意味を持ち、目上の方にも使えます。「頂戴」はもらうことや食べることをへりくだって言う意味を持ち、「する」はある動作や行為をおこなうことを意味する言葉です。
謙譲語の「頂戴する」の読み方とは「ちょうだいする」
謙譲語の「頂戴する」の読み方とは、「ちょうだいする」です。頂戴するは、日常シーンで手土産をもらった際やお歳暮・お中元などをもらった際の一言としても使用できます。また、ビジネスシーンでは書類や意見などをもらった際、褒められた際などにも使用可能です。さらに、感謝の言葉と組み合わせた使い方も一般的です。
「頂戴する」や「頂きます」などは、同じ意味として使われることも多いです。そこで、下記記事では「いただきます」と「いただけます」の違いや使い方、「いただけます」の意味などについて紹介しています。ビジネスシーンでの語彙力をさらにアップしたい方なども、ぜひ下記記事の内容をチェックしてください。
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文4選
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文①頂戴したく存じます
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文1つ目は、「頂戴したく存じます」です。この使い方は、「頂戴する」に「○○したい」と言う願望や「思う」の謙譲語である「存じる」、丁寧語の「ます」を組み合わせています。「頂戴したく存じます」の意味は、もらいたいと思うことです。
例文は「○○部長、お時間を頂戴したく存じます」で、○○部長の時間をもらいたいと思っていますと言うニュアンスを含んでいます。
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文②頂戴しました
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文2つ目は、「頂戴しました」です。この使い方は、過去に品物等をもらったことを表現できます。例文は、「○○さんより、お中元の品を頂戴しました」です。この例文では、○○さんからお中元の品物をもらったことを意味しています。
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文③確かに頂戴しました
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文3つ目は、「確かに頂戴しました」です。「頂戴しました」に「確かに」を組み合わせた使い方は、重要な書類や品物、お金をもらう際などによく使用されています。「確か」は明らかで間違いがない、明白などの意味があり、「確かに頂戴しました」は間違いなくもらったことを意味します。
例文は「○○の契約書類を確かに頂戴しました」で、○○の契約書類を間違いなく受け取りましたと言うニュアンスを伝えています。
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文④ありがたく頂戴します
「頂戴する」の敬語の正しい使い方例文4つ目は、「ありがたく頂戴します」です。「頂戴する」に感謝の言葉である「ありがたく」を組み合わせた使い方です。「ありがたい」は、好意や協力に感謝していることや申し訳なく思っている気持ちなどを意味します。
例文は、「お言葉に甘えてありがたく頂戴します」で、お土産などの品物を渡された際にありがたく頂きますと感謝の気持ちや謙遜のニュアンスを伝える例文です。
「頂戴する」を使った敬語には、間違いやすい使い方などもあります。下記記事では、「その通りでございます」と言う言葉が敬語として正しいのか間違っているのかについて紹介しています。また、「その通りです」と丁寧に伝える際の言葉やメールの文例などについて気になる方なども、ぜひ下記記事をご覧ください。
「頂戴する」の敬語の間違った使い方例文は?
「頂戴する」の敬語の間違った使い方例文①頂戴いたします
「頂戴する」の敬語の間違った使い方例文1つ目は、「頂戴いたします」です。「頂戴いたします」は、謙譲語の「頂戴する」と「いたします」を組み合わせた二重敬語で、間違った使い方と言えます。「頂戴いたします」は、「頂戴します」などが正しい使い方です。
「頂戴する」の敬語の間違った使い方例文②お名前を頂戴する
「頂戴する」の敬語の間違った使い方例文2つ目は、「お名前を頂戴する」です。「頂戴する」は、品物などをもらう際に使用する言葉ですので、名前を聞く際に使用するのは間違いと言えます。「お名前を頂戴する」は、「お名前をお伺いできますか」や「お名前をお教え願えますか」などが正しい使い方です。
「頂戴いたします」や「お名前を頂戴する」は、耳にしたことがある方も多い間違い敬語です。そこで、下記記事では「お伺いいたします」が間違い敬語なのかどうかについて紹介しています。また、訪問を伝えるビジネスメールの例文や英語での表現方法などについても紹介していますので、ぜひチェックしてください。
知って得する敬語の豆知識3選
知って得する敬語の豆知識①目上の方に「了解です」は使わない
知って得する敬語の豆知識1つ目は、目上の方に「了解です」は使わないことです。「了解」は、相手の事情などを理解して認めると言う意味があります。そのため、目上の方や取引先の方には使用せず、「承知しました」や「かしこまりました」などを使いましょう。
知って得する敬語の豆知識②場所の説明に「~になります」は使わない
知って得する敬語の豆知識2つ目は、場所の説明に「~になります」は使わないことです。「~になります」と言う言葉は、物が変化していく様子などを意味します。そのため、「会議室は階段の右になります」など「~になります」を場所の説明に使うのは間違いで、「会議室は階段の右です」が正しいです。
知って得する敬語の豆知識③敬語を重ねた二重敬語は使わない
知って得する敬語の豆知識3つ目は、敬語を重ねた二重敬語は使わないです。二重敬語とは、1つの言葉に2つの敬語が使われていることを意味します。二重敬語は一般的に使用されている言葉も多いですが、過剰な敬語であると感じる方や違和感を覚える方も多く見られる敬語です。
例えば、「うかがわせていただきます」は「うかがう」と「いただきます」の敬語を重ねた二重敬語で、「うかががいます」が正しい敬語です。また、「○○部長様」など、「部長」・「様」など2つの敬称を重ねて使うことも間違いです。
「頂戴する」の類語
「頂戴する」の類語①頂く
「頂戴する」の類語1つ目は、「頂く」です。「もらう」の謙譲語である頂く(いただく)は、目上の方から品物や恩恵などをもらうことを意味します。また、「頂く」よりも「頂戴する」と言う言葉の方が、より丁寧な印象を与えます。
例文は、「○○さんから励ましの言葉を頂く」です。この例文では、○○さんから励ましの言葉をもらったと言うニュアンスを伝えられます。
「頂戴する」の類語②賜る
「頂戴する」の類語2つ目は、「賜る」です。賜る(たまわる)は、「受け取る」の謙譲語で、目上の方から品物や厚意をもらう際に使用します。「頂戴する」例文は「お心づくしの品を賜りまして、誠にありがとうございます」で、気持ちのこもった贈り物をいただいたことを大変感謝していますと言うニュアンスを伝えられます。
「頂戴する」の類語③拝受
「頂戴する」の類語3つ目は、拝受です。謙譲語の拝受(はいじゅ)は、品物やお金をありがたく受け取ると言う意味を持っています。また、「拝受します」や「拝受しました」などの使い方も一般的です。例文は「◯の資料を拝受いたしました」で、〇の資料をありがたく受け取りましたと言う意味を表現しています。
「頂戴する」は自分が相手から品物などをもらう際に使用しますが、「させてもらう」は自分が相手のために行動する場合などに使われる言葉です。そこで、下記記事では「させてもらう」の意味や敬語での言い換え言葉などを紹介しています。また、「させていただきます」や「させて頂く」などの使い方なども紹介しちえます。
「頂戴する」を仕事や日常で上手に使いこなそう
「頂戴する」は、仕事でも日常でも使える敬語の1つです。また、使い方を間違いやすい敬語でもあるので、間違った使い方を参考にしながら正しく「頂戴する」と言う言葉を使ってください。さらに、「頂戴したく存じます」の使い方や「頂戴する」の類語を覚えて、品物や厚意などをもらった際の会話に活用していきましょう。
「頂戴する」や「頂戴したく存じます」、「いただければ幸いです」などは、仕事の場でも使用される言葉です。そこで、下記記事で「いただければ幸いです」の意味について紹介しています。また、「ご連絡いただければ幸いです」の使い方や英語の表現方法などについてもチェック可能です。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。