「送ってください」の敬語とは?メールで送る際の正しい使い方や言い換え表現を解説!
「送ってください」の敬語表現には「ご送付」や「ご郵送」などがあります。メールなどを相手に送ってもらう、送って欲しいことを丁寧に言うときには「いただけます」など丁寧語を使うとより印象が良くなるでしょう。今回は「送ってください」の敬語表現や類語などについてご紹介していきます。
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目次
「送ってください」の敬語とは?
①ご送付ください
「送ってください」の敬語その1は、「ご送付ください」です。送ってくださいは、「ください」がつくので一見敬語のように見えますが、ビジネスシーンでは「送ってください」という表現はあまりおすすめできません。
相手に何かを送ってもらうときは、「ご送付ください」という表現にした方が失礼にあたりませんので、こちらの表現を使うようにしましょう。
②お送りください
「送ってください」の敬語その2は、「お送りください」です。上記でご紹介した「ご送付ください」よりもややくだけた感じになりますが、「送ってください」と書くよりも丁寧になります。
「ご送付ください」という表現がやや堅苦しいかもしれない、と感じたときは「お送りください」という表現で文章を書いた方が良い印象を与えることができます。
③ご郵送ください
「送ってください」の敬語その3は、「ご郵送ください」という表現です。送ってもらうものが郵便物の場合に限る表現ですが、送ってもらう必要がある場合は、「送ってください」よりも「ご郵送ください」と表現した方が印象が良くなります。
郵送するとなると、郵便局もしくは宅配業者に依頼しに行く手間を相手にかけることになります。なのでご郵送くださいという文言の前に一言「お手数おかけしますが」など相手に対して気づかいをする表現を入れておくとより印象が良くなるでしょう。
④お送りいただけますでしょうか
「送ってください」の敬語その4は、「お送りいただけますでしょうか」です。いただけますでしょうか、という表現と「お」という丁寧表現を追加することで、より丁寧な印象を与えることが可能になります。
「ご送付ください」や「ご郵送ください」に比べると、やや稚拙な表現ですが「送ってください」という文言よりは丁寧な表現になります。送ってもらう相手に送ってもらえるかどうかわからないときに、訪ねる表現としても使用できるでしょう。
「送ってください」の敬語を使った例文8選
①メールに添付してご送付ください
「送ってください」の敬語の例文その1は、「メールに添付してご送付ください」です。送ってください、という表現を使わずに「ご送付」という表現を使うことで、よりビジネスシーンらしい表現にすることができます。また、語尾を謙譲語にすることでより丁寧な言い回しにすることが可能です。
- ・メールに添付してご送付いただけますでしょうか
- ・メールに添付の上、ご送付いただけますようお願い申し上げます
「メールに添付してご送付ください」の丁寧表現
②下記住所までご送付ください
「送ってください」の敬語の例文その2は、「下記住所までご送付ください」です。より丁寧に表現する場合は、語尾に「いただけますでしょうか」「いただきたく存じます」といった文言をつけると良いでしょう。どの程度丁寧にするかは状況に応じて使い分けるようにしてください。
- ・下記住所までご送付いただけますでしょうか
- ・下記住所までご送付いただけますと幸いです
「下記住所までご送付ください」の丁寧表現
③返信用封筒にてご郵送ください
「送ってください」の敬語の例文その3は、「返信用封筒にてご郵送ください」です。郵便物を物理的に送って欲しい、送ってもらうときの表現としてよく使われます。より丁寧に表現したいときは、「ご郵送いただけますでしょうか」など丁寧語の表現も使うと良いでしょう。
- ・返信用封筒にてご郵送いただけますようお願い申し上げます
- ・返信用封筒にてご郵送いただけますでしょうか
「返信用封筒にてご郵送ください」の丁寧表現
④期限までにご郵送ください
「送ってください」の敬語の例文その4は「期限までにご郵送ください」です。期限までに郵送してもらいたい郵便物がある場合によく用いられる表現です。より丁寧な表現としては「期限までご郵送いただけますようお願い申し上げます」などがあります。
- ・期限までにご郵送いただけますようお願い申し上げます
- ・期限までにご郵送していただけますでしょうか
「期限までにご郵送ください」の丁寧表現
⑤ワードでお送りいただけますでしょうか
「送ってください」の敬語の例文その5は、「ワードでお送りいただけますでしょうか」です。語尾に「いただけますでしょうか」とつけることで、より丁寧な印象を与えることができます。ビジネス文書の形式を指定するときなどによく用いられる表現です。
- ・ワードでお送りいただけますようお願いいたします
- ・ワードでお送りいただけますと幸いです
「ワードでお送りいただけますでしょうか」の丁寧表現
⑥回答をお送りいただけますでしょうか
「送ってください」の敬語の例文その6は、「回答をお送りいただけますでしょうか」です。何かしらのアンケートや質問票を贈った時の回答を送って欲しいときに、よく使われる表現になります。もう少しくだけた感じの文章にしたいときは、「お送りください」だけでも良いでしょう。
- ・回答をお送りいただけますと幸いです
- ・回答をお送りいただけますようお願い申し上げます
「回答をお送りいただけますでしょうか」の丁寧表現
⑦メールで圧縮してお送りください
「送ってください」の敬語の例文その7は、「メールで圧縮してお送りください」です。ファイル形式を指定してファイルを送って欲しいときの表現としてよく使われる文章です。丁寧な印象を与えたいときは語尾を「いただけますでしょうか」や「いただけますと幸いです」といった表現にすると良いでしょう。
- ・メールで圧縮してお送りいただけますでしょうか
- ・メールで圧縮してお送りいただきたく存じます
「メールで圧縮してお送りください」の丁寧表現
⑧期日までにお送りいただけますでしょうか
「送ってください」の敬語の例文その8は、「期日までにお送りいただけますでしょうか」です。送付期限があるときによく使われる表現です。語尾の表現には「いただきたく存じます。」「いただけますと幸いです。」などがあります。状況によって使い分けると良いでしょう。
- ・期日までにお送りいただきたく存じます
- ・期日までにお送りいただけますと幸いです
「期日までにお送りいただけますでしょうか」の丁寧表現
「送ってください」の類語5選
①送り届けてください
「送ってください」の類語その1は、「送り届けてください」です。送り届けるという表現も、送ってくほしいという意味の表現です。送り届けるの敬語表現としては、「送り届けていただけますでしょうか」などがあります。
- ・誕生日までに送り届けてください
- ・記念日に花束を送り届けてください
「送り届けてください」の例文
②差し出してください
「送ってください」の類語その2は、「差し出してください」です。ビジネスシーンで使われることはあまりありませんが、送ってもらいたいものがあるときに使われる表現のひとつです。芸術的な文章表現や歌の歌詞などに使われることが多いでしょう。
- ・あなたのハートを差し出してください
- ・持ち物をこちらに差し出してください
「差し出してください」の例文
③よこして欲しい
「送ってください」の類語その3は、「よこして欲しい」です。こちらもビジネスシーンや丁寧な文章を要求される場面では、使われることがない表現です。どちらかといえば日常会話で多く用いられます。「そこのティッシュをこっちによこして」などの使われ方が多いでしょう。
- ・醤油をこっちによこしてください
- ・Aさんをこちらによこしてください
「よこしてください」の例文
④発送してください
「送ってください」の類語その4は、「発送してください」です。「郵送してください」と意味が同じで、郵便物を送って欲しいときに使われます。丁寧な表現としては「ご発送ください」や「ご発送いただけますでしょうか」などがあります。
- ・指定された期日までにご発送ください
- ・返信封筒を同封の上ご発送ください
「発送してください」の例文
⑤移送してください
「送ってください」の類語その5は、「移送してください」です。移送というと、A地点からB地点まで移動させるという意味合いがあります。こちらの手元に送って欲しいというより、物を移動させてほしいときに使われる表現です。
- ・A工場まで移送してください
- ・大阪まで移送してください
「移送してください」の例文
また、下記の記事は「ご連絡差し上げます」の敬語表現について書かれた記事です。「ご連絡差し上げます」の敬語表現のほか、「ご連絡申し上げる」や「ご連絡いたします」の使い方についても紹介されています。「ご連絡差し上げます」の使い方について興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
「送ってください」の敬語を使う時の注意点は?
「送ってもらう」の丁寧語を使うときは「ご送付」「ご郵送」を使う
ビジネスシーンで「送ってください」を丁寧な表現で使うときは、「ご送付」や「ご郵送」といった単語を使うようにしましょう。より丁寧で失礼のない文章を書くことができます。状況に応じて「いただけますでしょうか」「いただければ幸いです」などの語尾にするとより印象が良くなります。
「送ってもらう」の敬語は状況に応じて表現を変える
ビジネスシーンであっても、状況に応じて丁寧な文章を使い分けることが大切です。過剰に丁寧な言い回しをし過ぎても違和感を覚えられることがあります。適度に丁寧な言い回しをして、印象の良い敬語を使えるようになりましょう。
また、下記の記事は「どういたしまして」の語源と意味について紹介した記事です。語源や意味のほかにも、類語や「どうたしまして」の使い方、敬語での言いかえについても紹介されています。「どういたしまして」の使い方に興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
「送ってください」の敬語表現は「ご送付ください」を使おう
「送ってください」は「ください」が語尾についているので、一見敬語表現に見えます。しかし、口語表現では大丈夫でも、ビジネスシーンなどでメールに文章を書くときにはあまりふさわしい表現ではありません。
「送ってください」という意味の文章をビジネスメールで使う場合は、「ご送付ください」や「ご郵送ください」といった表現を使うようにすると、メールを受け取った側の印象が良くなるでしょう。
また、下記の記事は「お変わりございませんか」の例文と、敬語表現などを紹介した記事です。例文や敬語表現のほか、手紙やメールでの返事の書き方についても書かれています。「お変わりございませんか」の使い方に興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
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