「いただければ幸いです」の意味は?ご連絡いただければ幸いですの使い方と英語も

「ご連絡、ご確認していただけると幸いです」など、「いただければ幸いです」を使った言葉はビジネスの常套句です。使い勝手のいい言葉ではありますが、本当に意味や使い方について、普段から理解して使っているでしょうか。今回は「いただければ幸いです」の正しい使い方についてご紹介します!

「いただければ幸いです」の意味とは?

「いただければ幸いです」の意味①相手にお願いしたい気持ちを丁寧に伝える

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の意味の1つ目は、相手にお願いしたい気持ちを丁寧に伝える言葉であるということです。そもそも「いただければ幸いです」という言葉、「いただく」と「幸い」という2つの言葉がくっついた言葉で、「いただく」(してもらう)ことで、自分が「幸い」(幸せ)であることを表しています。

「いただければ幸いです」という言葉は、あなたが相手に、どうしてもお願いしたいことがあるけれど、なかなか直接的な表現でお願いがしづらいときなどにとても便利に使用することのできる言葉です。そのため、お願いはするけれどなんとかお願いしますといった、相手にこちらの意向を汲んでもらうための言葉でもあります。

「頂ければ幸いです」の意味②相手の行動で自分に利があることを伝える

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の意味2つ目は、相手の行動で自分に利があることを伝える言葉だということです。切羽詰まった状況でしか使われないと思われがちな「いただければ幸いです」という言葉ですが、実際のところ、相手のアクション次第で自分にも利益があるんだと、暗に伝える言葉でもあります。

しかし、一方で「いただければ幸いです」という言葉には、期待するという意味も含まれているため、「いただければ幸いです」という言葉自体には直接の効果は期待できないというデメリットも含まれます。

そのため、どうしてもこちらの意見を通したいという外せない場面では、「いただければ幸いです」という言葉は使わないのが無難です。

「頂ければ幸いです」の使い方例文3選!

「いただければ幸いです」の使い方例①「ご連絡していただければ幸いです」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の使い方例文1つ目は、「ご連絡していただければ幸いです」という文章です。これは、相手へ連絡をお願いしたい時に使ったり、相手に連絡を暗に促すときに使う言葉です。もっと丁寧にお願いしたい場合は、「ご連絡頂ければ幸いです」に変えてみてもいいですね。

また、自分への連絡をすぐにでももらいたいという時には、例文の頭に「恐れ入ります」や「至急」を付けて、「恐れ入りますが、至急ご連絡頂けると幸いです」としてみても、自分の切迫した状況を暗に伝えることができます。

「ご連絡して頂ければ幸いです」は、相手が不在であっても使うことができます。取り次いでくれた方に「ご連絡いただきますようお伝えいただければ幸いです」に言い回しを変化させれば、取り次いでくれた方にも経緯を表すことができます。

「いただければ幸いです」の使い方例②「ご確認していただければ幸いです」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の使い方例文2つ目は、「ご確認していただければ幸いです」という文章です。こちらは、メールやFAXなど相手へ事前に送っておいた内容、もしくはこれから送る予定の内容を一読して、きちんと「ご確認してもらいたい」ときに使うことのできる例文です。

もっと詳細に相手に伝えたいときには、「ご確認して頂ければ幸いです」という文章の前に、”いつ送った・送るもの”で、”どんな内容”の、”どういった形式”のものなのかについて端的に付け加えると、より明確に相手に「ご確認」を促すことができるでしょう。

ちなみに、納期や締め切り等の関係で今すぐにでも「ご確認してもらいたい」がある案件がある場合には、「恐れ入りますが、至急ご確認して頂ければ幸いなのですが…」といったように、含みを持たせた表現を入れておくと、相手にこちらの必死さが伝わるはずです。もちろんこれは、至急の場合のみ使うようにしましょう。

「いただければ幸いです」使い方例③「お知らせしていただければ幸いです」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の使い方例文3つ目は、「お知らせしていただければ幸いです」という文章です。なかなか自分にお知らせがこない!そんな時には、この言葉を使って相手にくぎを刺しておきましょう。この例文を使えば、相手にお知らせを暗に促すこともできますし、忘れないでね!と伝えることもできます。

こちらの例文は、他社の方への表現だったり、上司などに使うことのできる表現ではありますが、もし、伝える相手が同僚や後輩の場合にはもっと砕けた表現を使ってみてもいいですね。「知らせてくれると嬉しいな!」とか、「知らせてもらえると助かる!」といったような、やや砕けた表現を使って伝えてみましょう。

また、自分が会議や打ち合わせをセッティングする場合にも、「お知らせいただければ幸いです」という文章が使えます。出欠確認を確認する際、通達文章の最後にこの文章を一文付け加えるだけで、丁寧に出欠の有無を知らせるよう相手に伝えることができます。

「いただければ幸いです」の類似表現と使い方とは?

「いただければ幸いです」の類語表現①「~していただけると嬉しいです」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の類語表現1つ目は、「~していただけると嬉しいです」という文章です。「いただく」と「幸せ」という2語がくっついた「いただければ幸いです」を、単純に別の言葉に置き換えた表現です。

意味は全く「いただければ幸いです」と同じになり、相手のアクションによって自分が嬉しい気持ちになるということを伝えた文章です。

ちなみに、同じような言葉で「していただければ恐縮です」という言葉も存在します。「していただければ幸いです」よりも、重々しいイメージのある「恐縮」という言葉には、どんな意味があるのでしょうか。別の記事では「恐縮」という言葉の使い方について紹介していますので、併せて読んでみましょう。

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「いただければ幸いです」の類語表現②「~していただけると助かります」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の類語表現2つ目は、「~していただけると助かります」という文章です。こちらも、「~していただけると嬉しいです」という文章同様、「いただく」と「幸い」という言葉を別の表現に置き換えたものですので意味は同じです。ただ、助かるという言葉は同僚や後輩に使う言葉だと覚えておきましょう。

「助かる」という言葉自体、なかなかビジネスシーンでは使われません。もし「助かる」というニュアンスを込めたいならば、「ありがたい」という言葉に置き換えてみましょう。「~していただけるとありがたいです。」という言葉のほうがビジネスシーンではしっくり来ます。

「いただければ幸いです」の類語表現③「~していただけると幸甚です」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の類語表現3つ目は、「~していただけると幸甚です」という文章です。「幸甚」はなかなか馴染みのない言葉です。意味は、嬉しいことに尽きるという言葉です。そのため、目上の方に使うのがベストな言葉ですが、そうそう使う言葉ではないため、ここぞという時に使うようにしましょう。

ちなみに、「幸甚」という言葉の「甚」という字は、非常にという意味を持ち、訓読みにすると”はなはだ”となります。甚だを使った例文としては、「甚だおかしい」や、「甚だもって遺憾だ」など、ネガティブイメージの強いシーンで使われる言葉です。そのため、幸甚という言葉を敬遠する人もいることを覚えておきましょう。

「いただければ幸いです」の類語表現④「~してもらいたいです」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の類語表現4つ目は「~してもらいたいです」という文章です。これは正直言ってビジネスシーンではNGな文章と言ってもいいでしょう。上から目線で、とてもビジネスマナーに沿った会話文としては成り立つ言葉でありませんよね。もちろん、あなたが上司で部下に伝える際に使う分にはいいでしょう。

直接的な効力はバッチリある言葉ですので、きっとこの言葉を使えばあなたの意に沿ってことを進めることができるでしょう。しかし、日本人の美徳であるオブラートに包んだ表現を、まるっきり無視した表現ですのでビジネスシーンにおいては、あまり使っていい言葉とは言えませんね。

「いただければ幸いです」の類語表現⑤「~していただきたく存じます」

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」の類語表現5つ目は、「~していただきたく存じます」という文章です。こちらの文章は、へりくだった表現を使ったとてもよい方法ですが、「いただければ幸いです」よりも、幾分自分の意向を伝えることをストレートに伝える文章です。

「いただければ幸いです」よりも効力を持っていますので、どうしても自分の意見を通してもらいたいという時に「~していただきたく存じます」を使うといいでしょう。ただし、人によっては上から目線だと思われることもあると思いますので、どんな人にどんなシーンで使うのか考えてから使いましょう。

「いただければ幸いです」の意味に近い英語表現と使い方とは?

「いただければ幸いです」の英語表現と使い方①サポートをお願いするとき

「頂ければ幸いです」

サポートをお願いするときの英語表現は、「I'd(I would) appreciate your support.」や、「I hope for your support.」で伝えることができます。ただ、日本語の「いただければ幸いです」という言葉のニュアンスにより近しいのは、前者でしょう。

海外の方からすれば、馴染みのいいのはもちろんスマートな言い回しの「I hope your support.」のはずです。しかし、ここはなんとしてもお願いしておきたい!という時には、後者の「I'd(I would) appreciate your support.」を使ってみるとよいでしょう。

「いただければ幸いです」の英語表現と使い方②教えてもらいたいとき

「頂ければ幸いです」

教えてもらいたいときの英語表現は、一般的な表現であれば「could you tell me?」が正解です。しかし、「いたければ幸いです」というニュアンスを込めたいなら、教えてもらいたい文章の後に「I'd appreciate your guidance.」という一文を付け加えてみるのもおすすめです。

ちなみに、「Could you tell me?」は疑問形の言葉です。同じような使い方ができる言葉に、「Can you~?」がありますが、「Could you~?」のほうがやや丁寧な言い回しのできる英語です。この2つを上手に使いこなせるようになると、海外の方とのやりとりもスムーズにできます。

「頂ければ幸いです」の英語表現と使い方③電話をもらいたいとき

「頂ければ幸いです」

電話をもらいたいときの英語表現は、一般的な表現であれば「Please call me.」ですが、ビジネス上で「頂ければ幸いです」というニュアンスを込めたいのであれば、「I'd be grateful if you'd call me.」という文章を使ってみてもいいですね。

ちなみに、相手との直接のやり取りの中で「ご連絡(電話)をいただけますか?」という表現にしたいなら、「Could you~?」という言葉をここで応用することもできます。「Could you call me?」なら、ビジネスシーンはもちろん日常会話でも使用することができますね。

「いただければ幸いです」を上手に使おう!

「頂ければ幸いです」

「いただければ幸いです」という言葉、使い勝手のいい言葉です。相手に自分のお願いしたいことを、「幸い」という言葉を伝えて相手の厚意を引き出すことができます。しかし、多用しすぎると意味を持たなくなるといった面も否めません。

また、「いただければ幸いです」は、ざっくりとしすぎているため直接的な効力も期待できません。「いただければ幸いです」という言葉は、日本人の美徳から生まれた言葉でもあります。

その使い方の意味や類語、英語での表現方法をきちんと理解したうえで使いこなすことで、リスクを減らしながら使用することができます。ぜひみなさんも、「いただければ幸いです」という言葉を上手に使いこなしてみましょう!

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