教えてもらうの敬語は?ビジネスメールの例文や教えるの丁寧語や謙譲語も
職場で目上の方や上司に教えてもらう場面は度々訪れます。そんな時「教えてください」は、どのような敬語を使えばいいか迷ってしまう事も多くありませんか。そこで今回は教わる場面で使える丁寧なビジネス敬語や、ビジネスメールを例文と合わせて紹介しています。
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教えてもらうの敬語
教えてもらうの敬語①教えていただく
教えてもらうの敬語1つ目は、「もらう」の謙譲語「いただく」を用いて「教えていただく」です。謙譲語とは相手に敬意を払い自分が遜った表現になりますので、「〇〇さんに教えていただきました」「〇〇について教えていただけますか」など誰かに教えてもらった報告や相手に教えてもらいたい時などに用います。
「いただく」は漢字で「頂く」「戴く」とも書きますが、何かをしてもらう補助動詞として使う場合はひらがなの「いただく」を使います。
「頂く」は「食べる・飲む」の謙譲語として自分が食べたり飲んだりする場合「お茶を頂く」「食事を頂く」といった使い方をし、「戴く」は相手から貰い物などをした際に「菓子折りを戴く」「お歳暮を戴く」といった使い方になります。
教えてもらうの敬語②お教えいただく
教えてもらうの敬語2つ目は、「教えていただく」を更に丁寧に表現して「お教えいただく」です。「お~いただく」という謙譲語の表現は「お教えいただく」以外にも、「お話いただく」「お聞きいただく」など謙譲語のパターンとして多く使われる表現です。
使い方としては「お教えいただけますか」「お教えいただけると幸いです」などになります。「教えていただく」「お教えいただく」とも何かを教えてもらいたい場合などに、教えてもらえる事はありがたいといった意味を込めて「いただく」を使います。
教えてもらうの敬語と合わせて「読んでください」の敬語も知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。「読んでください」の正しい敬語を紹介しています。
教えてもらうの敬語③ご教授いただく
教えてもらうの敬語3つ目は、「ご教授いただく」です。「ご教授いただく」は専門的な知識を持つ目上の方や上司に教えを授かりたいといった場合に、多く用いられる表現です。目上の方や上司に対して、敬意を表して教えてもらいたい場合などに使います。
教えてもらうの敬語④ご教示いただく
教えてもらうの敬語4つ目は、「ご教示(きょうじ)いただく」です。「教示」は教えを示すという意味で「ご教示(きょうじ)いただく」は、目上の方や上司に手順や方法を指導してもらいたい場合などに多く使います。
ご教授くださいの意味を詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。ご教授くださいの意味やメールの使い方を紹介しています。
教えてもらうの敬語⑤お教え願います
教えてもらうの敬語5つ目は、「お教え願います」です。「お教え願いますでしょうか」も正しい敬語になります。しかし一般的には先に紹介した「お教えていただけますでしょうか」や「ご教示いただけますでしょうか」など、「いただく」という謙譲語を用いた表現の方がビジネスシーンでは多く使われています。
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント①日常的な会話で使う場合
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント1つ目は、日常的な会話で使う場合です。日常会話で相手に何かを教えてもらう場合は、ご教示やご教授を用いると少し堅苦しいイメージになるので、「教えていただけますか」や「お教えいただけますか」などの使い方の方が多くなります。
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント②一時的に教えてもらう場合
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント2つ目は、仕事に関して一時的に教えてもらう場合です。ある案件に関して手順や方法を指導してもらいたい、内容を教えてもらいたい場合などは「ご教示いただけますか」や「ご教示いただけると幸いです」といった使い方をします。
ビジネスメールでも多く使われる表現で、目上の方や上司に教えや指導を乞いたい場合には「ご教示」という言葉が多く用いられます。
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント③長期に渡って教えてもらう場合
教えてもらうの敬語の使い分け方やポイント3つ目は、長期に渡って教えてもらいたい場合です。専門的な内容や専門的な技術を教えてもらう場合や、長期に渡って教えを乞いたい場合は「ご教授いただけますか」や「ご教授いただきたく存じます」を用います。
教授は大学教授や名誉教授など教育機関や研究機関などの高位の職階になりますので、「ご教授」を使う事で相手に対しての尊敬の意を表して使われる事が多くなります。
ビジネスで教えてもらうの敬語の使い方9選・メール例文も
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例①教えてもらったお礼文
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例1つ目は、教えてもらったお礼を伝える例文です。ビジネスシーンで教えてもらう場面は度々訪れます。
時間を割いて教えてもらったわけですから「~について教えていただき、大変ありがたく存じます」や「~についてご教示いただき、とても助かりました」などのお礼のメールを送る事も大切です。
この度は、御社の業務について教えていただき、大変ありがたく存じます
引用元: マナラボ
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例②都合を教えて欲しい場合
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例2つ目は、都合を教えて欲しい場合です。相手のスケジュールや都合のいい時間帯を知りたい場合は、「ご都合を教えてください」や「ご都合を教えていただければ幸いです」といった使い方をします。
スケジュール調整をしたいので、ご都合をお教えください
引用元: career-picks
自分の都合がつかない場合の敬語の使い方を知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。都合がつかないの敬語や都合がつかない場合のビジネスメールを紹介しています。
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例③詳細を教えて欲しい場合
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例3つ目は、打ち合わせの詳細や会議資料の詳細などを教えて欲しい場合です。「教えていただけますか」でも問題ありませんが「ご教示いただけますでしょうか」といった言い方の方が目上の方や上司に送る場合は相手を敬った言い方になります。
明日の打ち合わせの詳細について、ご教示いただけますでしょうか。
引用元: マナラボ
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例④教えて欲しいの丁寧な言い方
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例4つ目は、教えて欲しいの丁寧な言い方です。「教えてください」や「教えていただけますか」でも間違いではありませんが、教えてもらえるかまずおうかがいする文言にするとより丁寧な言い方になります。
新商品の機能について、ご教示いただきますようお願い申し上げます。
引用元: career-picks
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例⑤方法を教えて欲しい場合
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例5つ目は、方法や手順を教えて欲しい場合です。方法や手順の場合は「ご教示」を用いて、「ご教示いただきたく存じます」や「ご教示いただけますでしょうか」といった使い方をします。
これも時間を割いて教えてもらう事になるので、「お忙しいところ恐縮ですが」や「お手数をおかけいたしますが」など時間を割いてもらう事に対しての配慮の言葉を加える事も大切です。
お忙しいところ恐縮ですが、議事録の作成方法をご教示いただきたく存じます
引用元: 英語部
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例⑥教えてもらえると助かるの例
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例6つ目は、教えてもらえると助かるの例文です。教えてもらえると助かるという意味で伝えたい場合、ビジネスシーンではありがたいという意味を持つ「~いただけると幸いです」という言葉を多く用います。
教えてもらえると助かると伝える場合は「ご教示いただけると幸いです」や「ご指導いただけると幸いです」といった言い方になります。ご指導も教え導いて欲しいという意味になるので、「お教え」や「ご教示」に変わって「ご指導」を使っても、同じような意味になります。
先日お願いしたミーティングの件、ご都合のよい日時をご教示いただけると幸いです。
引用元: マナラボ
ありがたいの敬語を知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。ありがたいの敬語のビジネスメールやありがたいの類語を紹介しています。
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例⑦教えてもらった報告の例文
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例7つ目は、教えてもらった報告の例文です。誰から教えてもらったか伝える際、教えてくれた相手が目上の方や上司などの場合は「ご教示いただきました」「ご教授いただきました」といった文言を使います。
「教えていただきました」でも間違いではありませんが、ご教示やご教授を使う事で教えてもらった相手に敬意を持っている事も伝わります。
○○先生には長い間音楽理論をご教授いただきました。
引用元: Mayonez
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例⑧専門的な意見を教えて欲しい
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例8つ目は、専門的な意見を教えて欲しい場合です。専門的分野について教えてもらう場合は「ご教授」を使い、さらに目上の人からいただくという意味を持つ「賜る」をつなげる事でより丁寧な言い方になります。
ぜひ〇〇先生に、本件につきまして歴史的な観点からのご教授賜りたく存じます。
引用元: マナラボ
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例⑨引き続き教えての丁寧な例文
ビジネスで教わる・教えてくださいのメール例9つ目は、引き続き教えて欲しいの丁寧な例文です。長期間に渡って教えてもらう、教えてもらった場合は「ご教授」を使います。
長い間教えてもらったお礼の場合は「長い間ご教授いただきありがとうございました」、引き続き教えてもらいたい場合は「末永くご教授いただければ幸いです」などの文言になります。
今後とも末永くご教授いただければ幸いです
引用元: 英語部
上司や目上の方に送るビジネスメールをもっと知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。上司や目上の人のビジネスメールの書き方を紹介しています。
教えるの敬語表現
教えるの敬語表現①教えるの謙譲語は「お教えする」
教えるの敬語表現1つ目は、教えるの謙譲語は「お教えする」なので「お教えいたします」といった使い方になります。例えば誰かわかる人はいないかなどと問われた場合、「〇〇については、私がお教えいたします」といった使い方になります。
しかし教えるという行為は教える側の立場が上のようなイメージになってしまうので、敬語として間違いではありませんがシーンによっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。その為この後紹介していきますが、「ご説明」や「ご案内」といった別の言葉を用いて伝える方が柔らかい印象になります。
教えるの敬語表現②「ご説明」「ご案内」などに置き換える
教えるの敬語表現2つ目は、教えるを「ご説明」「ご案内」などに置き換えて表現する方法です。先に紹介したシーンのように誰かわかる人はいないかなどと問われた場合、「〇〇については、私がご説明させていただきます」とご説明に置き換えるだけで失礼のない言い方になります。
また場所などを尋ねられた場合も、「私がお教えいたします」より「私がご案内させていただきます」の方が遜った言い方になるので印象が良くなります。ビジネスシーンでも相手から依頼があり何かを教える場合「ご説明させていただきます」「ご案内させていただきます」に置き換えて伝える事が多くなります。
下記動画は「mextchannel」さんが紹介されている「敬語おもしろ相談室1/7:文化庁」です。もっと詳しく正しい敬語について知りたい場合は、敬語の正しい敬語の使い方や敬語の必要性など詳しく動画で紹介されているのでぜひ参考にして下さい。
教えてもらう時は丁寧な敬語で伝えよう
ビジネスシーンで何かを教えてもらう場合は、相手に時間を割いてもらう事になるので丁寧な敬語で伝える事が大切です。また教えてもらった後は感謝の気持ちもしっかり伝えるようにしましょう。
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