「ありがたい」の敬語のビジネスメールと類語｜有難いお言葉/感謝の限り

「ありがたい」とは？意味や漢字は？

「ありがたい」とは感謝の気持ちを持っている状態を意味する

「ありがたい」とは感謝の気持ちを持っている状態を意味します。コミュニケーションにおいて感謝の気持ちを相手に対して表すことは、良好な関係性を築くことに繋がります。「ありがたい」という言葉を使いこなすことで、様々な人とのコミュニケーションが良い形で取れるようになることでしょう。

人が誰かから感謝されるということは、多くの人が生き甲斐の一つだと言えるかもしれません。家族が感謝してくれる、恋人が感謝してくれる、友達が感謝してくれる、同僚が感謝してくれるということが生きるモチベーションに繋がっているはずです。それを形に表すのが「ありがたい」という言葉なのです。

「ありがたい」の漢字は「有難い」

「ありがたい」の漢字は「有難い」と書きます。これは「想像できない」という意味合いから、受けた行いに対して「想像ができないくらいうれしい」ということを表している表現になっているのです。だからこそ漢字では「有難い」と書き、それが感謝を表す言葉として使われるようになったのです。

ちなみに現代においても「有難い」という漢字の表現も決して間違いではないのですが、何か漢字で書く特別な意図がない限りは基本的にひらがなで「ありがたい」と表記するのが一般的になっています。もしもビジネスにおける書類に漢字で記すと修正を受ける可能性が高くなっているので基本的にはひらがなで書きましょう。

「ありがたい（有難い）」の使い方5選！敬語やビジネスメール例文は？

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文①ありがたい限りです

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文の1つ目として「ありがたい限りです」という表現を紹介します。この表現については感謝の気持ちが強い時に使われる表現になります。そのため、あまりに多用すると感謝の気持ちが伝わらなくなってしまうリスクがありますので、ここぞという時だけの使用に留めましょう。

感謝の気持ちの度合いだけで言えば「有難い限りです」という表現は最上級の言葉になります。そのためここぞという時に「ありがたい限りです」を使うと深い感謝の気持ちが伝わりやすい表現です。ここから感謝の気持ちを伝える他のワードのパターンも紹介していきますのでそちらも参考にしながら使い分けていってください。

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文②有難きお言葉です

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文の2つ目として「有難きお言葉です」という表現を紹介します。この表現については、自分自身にかけられた言葉に対してのみ使える言葉になりますので「ありがたい」の派生表現の中でもかなり限定された使い方になる言葉になります。

ただしこの表現が使えるシチュエーションは限られています。何故ならこの言葉は「ありがたい」という言葉の中でも感謝の気持ちを表す度合いが強い言い回しになります。そのため、使う場所を間違えるとわざとらしく聞こえてしまうからです。状況に合わせてこの言葉しかない、と思える時だけ使うようにしましょう。

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文③ありがたく存じます

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文の3つ目として「ありがたく存じます」が挙げられます。この言い回しは先述の2つの比べると非常に使いやすい言い回しです。ビジネスのシーンにおいては使わない日がないくらいの表現かもしれません。ビジネスにおいて多用されている非常に重要な表現と言えます。

ビジネスにおいて「ありがたく存じます」という言葉は依頼事項の後に使う表現になります。似たような表現には「幸いでございます」という表現がありますが、ビジネスメールにおいては依頼をするシーンは非常に多くなっているので使う機会は断然多くなります。ビジネスに欠かせない表現になるので覚えておきましょう。

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文④ありがたいお話です

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文の4つ目として「ありがたいお話です」という表現が挙げられます。この言い回しは、いい提案をもらった時の返答として使う言葉になります。例えばビジネスパーソンとして引き抜きの話を受けて好条件をいただいた時の返答として使うことは十分にあり得る表現です。

この言い回しは前向きなニュアンスを感じさせる表現ではあるものの、はっきりと「YES」を相手に伝えない点で非常に使い勝手のいい言葉になります。例文のように返事を保留したい時に相手方のメンツを潰さないようにうまく切り抜けるために使うこともできます。覚えておくといつか役に立つ表現です。

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文⑤ありがたいことです

「ありがたい（有難い）」の敬語やビジネスメール例文の5つ目として「ありがたいことです」が挙げられます。この言葉はその場に身を置いている状態で使うのではなく、一旦その場を離れて振り返った時や、第三者的に、客観的な視点で見る時に使う言葉になります。比較的使用頻度が高い表現であると言えます。

「ありがたいことです」という言い回しも「ありがたい言葉です」という言い回しと同じように、その話に関して完全に肯定している表現ではありません。しかしながらポジティブなニュアンスをしっかり出しつつも冷静な視点を残している表現になりますので、賢明なビジネスパーソンであれば駆使したい表現になります。

「ありがたい（有難い）」の類語の例文や敬語の使い方は？

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文①感謝の念に堪えません

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文の1つ目として「感謝の念に堪えません」という表現を紹介します。この表現については強い感謝の気持ちを表す上で、非常にビジネス感の強い表現となっていますので、ビジネスにおいて大きな感謝の気持ちを表現するにあたってうってつけの言い回しであると言えます。

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文②厚く御礼申し上げます

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文の2つ目として「厚く御礼申し上げます」という表現を紹介します。この表現については強い感謝の気持ちを示す表現ではあるものの、幅広く使うことができる表現になります。相手方にわざとらしい印象を与えない、一般的な表現なので迷ったらこの表現を使うといいかもしれません。

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文③幸いでございます

「ありがたい（有難い）」の類語や敬語の例文の3つ目として「幸いでございます」が挙げられます。この表現は「ありがたく存じます」という表現と同じように使える表現であり、ビジネスのシーンにおいてよく見かける言い回しです。

取引先や目上の方に何かを依頼する際に「お願いいたします」と言い切るよりも「お願いできましたら幸いでございます」とワンクッション置くことで柔らかく感じる言い回しになりますので、相手方も気持ちよく依頼を引き受けることができるでしょう。

「ありがたい（有難い）」を使う時や敬語の使い方の注意点は？

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点①言い換え表現を駆使する

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点の1つ目として、言い換え表現を駆使することが挙げられます。感謝の気持ちを示す文章を作る際には、微妙な表現の違いを言い換え表現も駆使しながら出すことができます。「ありがたい」という言葉だけでは表現できないものを相手に伝えることができるようになるのです。

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点②繰り返さない

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点の2つ目として、繰り返さないことが挙げられます。「ありがたい」という言葉を文章の中で繰り返すことで、語彙力の不足が露呈した感謝の気持ちが伝わらない文章だと相手方が感じてしまう可能性があります。せっかくメッセージを送ってもそうなってしまっては本末転倒です。

「先日の件に関してとてもありがたい気持ちで一杯です。○○さんにはいつも感謝しています」というように、言い方を変えるだけでも文章がすっきりと見えますので、同じ言葉を繰り返さずに、言い換え表現も交えながら相手に感謝の気持ちが伝わる文章を心がけましょう。

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点③感謝の気持ちを込める

「ありがたい」を使う時や敬語の使い方の注意点の3つ目として、感謝の気持ちを込めることが挙げられます。どんなに素敵な文章で感謝を述べたとしても、気持ちが込められていなければ、その文章で相手方に感謝が伝わることはないでしょう。

感謝を伝えるにはまずは気持ちが一番大切です。それに類語や言い換え表現も含めた言葉遣いのテクニックが伴えばスマートに気持ちを伝えることができるのです。下記の関連記事も参考になるかと思いますので、この記事と併せて参考にしてみてください。

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「ありがたい（有難い）」を活用して感謝の気持ちを伝えよう！

「ありがたい限りです」を活用して感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。普段感謝を伝えるのが照れくさいという気持ちもあるかもしれませんが、感謝の言葉を言われてうれしくない人はいないものです。ここで紹介した類語や言い換えも交えつつ、何気なく親しいあの人に改めて感謝の気持ちを伝えてみましょう！