略歴の意味・書き方とは?履歴書・職務経歴書のテンプレート・例文も
履歴書や職務経歴書で目にする略歴の意味についてご存知でしょうか。今回は略歴の意味や、書き方・英語表記の仕方について紹介します。またフォーマット見本や例文や無料でダウンロードできる履歴書や職務経歴書のテンプレートについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
略歴の意味とは?
略歴の意味とは経歴を省略して紹介すること
略歴の意味とは、漢字そのものでもわかるように経歴を省略して大まかにまとめたものを指しています。略歴にはこれまでの自分の歩みや歴史そのものを指したり、それを記したものについても略歴に含まれます。
略歴というものは自分がこれまで生きている中でどんな人生を歩んできたのかを通して、自分がどういう人物であるのかについてを紹介するために用いられています。一人の人生すべてを説明すると聞くほうも話す側も大変ですが、大まかに省略することで分かりやすくなることから略歴が活用されるようになりました。
略歴の意味は履歴書のフォーマットによっても異なる
略歴のもつ基本的な意味とは経歴を省略して大まかにしたものですが、履歴書で略歴という記載がある場合に経歴がどこまでの範囲を指しているのかということは、履歴書のフォーマットによって異なるためしっかりと確認しておくことが重要です。
例えば、履歴書に記入することが多い学歴や職歴とは別に略歴の記入が必要なフォーマットや学歴と職歴のことを略歴としている履歴書フォーマットもあります。そのため相手がどのようなこと情報を求めているのかをしっかりと理解した上で、柔軟に略歴の書き方を工夫することが大切です。
略歴は必要な情報を選んで記入する
略歴は経歴を省略したものですが、これまでの人生すべてを省略したとしても膨大な情報量になってしまい、読み手にとって必要な情報量が薄くなってしまう可能性があります。そのため省略するといっても必要な情報についてはしっかりと記入することが、略歴を作成するうえで大切になってきます。
一般的に学歴を含む内容を略歴に記載する場合には、中学校卒業年度から学歴を記入していきその後は入卒業毎に記入していきましょう。略歴には必要な情報のみをまとめることで、自分のアピールポイントを確実に相手に印象付けることができます。
略歴は英語では「Resume(レジュメ)」と表記
略歴は英語では「Resume(レジュメ)」と表記されており、一般的にA4用紙1枚の中に略歴をまとめています。英語の「Resume(レジュメ)」では証明写真や生年月日などの個人情報については一切記入しないという特徴があります。
他にも日本の履歴書などではお馴染みの扶養家族などはもちろんですが、身長・体重、健康状態などについても一切記入せずに作成します。この「Resume(レジュメ)」はカナダやアメリカなどで主流の略歴といえます。
下の記事では人事考課表の意味について紹介しています。社会人であれば書く機会がある人事考課表の自己評価するさいのコメント例文について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
略歴の書き方は?
略歴の書き方①正式名称で記入する
略歴の書き方として1つ目に紹介するのは、学校名や就職先などを記入する際は省略せずに正式名称で記入するということです。省略しがちなよくある例としては会社名の「株式会社」を(株)と略したり記入しなかったり、「高等学校」を「高校」と記入することは書き方としてダメなので注意しましょう。
また学部・学科名を省略するのも略歴の書き方としては間違いですので、省略しないでしっかりと記入するようにしましょう。経歴を略するといっても必要な情報を省略したり縮めて記入するという意味ではないということを意識して、必要な情報については正式名称で記入するということをしっかり頭に入れておきましょう。
略歴の書き方②統一感を持たさせる
略歴の書き方として2つ目に紹介するのは、略歴に統一感・一貫性を持たせるということです。具体的には学歴や職歴を記入する際の年月を記入する場合に「西暦」と「和暦」のどちらかに統一して記入するようにしましょう。年月の書き方がバラバラだと見た目が悪いだけでなく、読み手に悪い印象を与える可能性があります。
略歴については「西暦」と「和暦」どちらで記入しても問題はありませんが、どちらか一方のみの表現方法で統一することを意識するようにしましょう。また学歴や職歴は過去の情報となるため年月が曖昧になりがちですが、間違った記載は相手に嘘をついているということになるため、しっかりと正しい情報を記入しましょう。
略歴の書き方③時系列に沿って記入する
略歴の書き方として3つ目に紹介するのは、略歴は時系列に沿って記入するということです。履歴書などで自分の学歴や職歴などを記載する際は、時間が古いものから上から順番に記入していくようにしましょう。このように時系列に沿って記入していくことで読み手が見やすくなるため、アピールポイントの見逃しを防げます。
ただし略歴の書き方も例外が存在し、これまでの就職先でどんな職種につきどのようなことをしたのかをまとめる職務経歴書においては、歴史が新しいものから記入する書き方でも良いとされています。これは読み手にアピールしたいものを先頭に置くという意味があります。
略歴の書き方④文字のバランスを整える
略歴の書き方として4つ目に紹介するのは、略歴を含む書類文字全体の大きさやバランスを整えるということです。近年は履歴書や職務経歴書の作成をパソコンで行う場合もありますが、手書きの場合には文字の大きさなどにも注意を払って作成していく必要があります。
人それぞれ文字のクセがあり線が引かれていない書類では、文字の大きさがバラバラになったり歪んだりしてしまう場合があります。そのためまず書類全体をイメージしてから作成に取り掛かることで、読み手にとっても見やすく印象の良い文書に仕上げることができます。
下の記事ではビジネスメールを送る際の件名マナーについてまとめています。取引先や上司など目上の人に送る機会のあるビジネスメールは、正しいマナーで件名を作成しましょう。題名の書き方や社外宛て向けのタイトルの作り方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の略歴のテンプレート・例文は?
履歴書の略歴のテンプレート・例文①新卒向け略歴見本
履歴書の略歴のテンプレート・例文として1つ目に紹介するのは、新卒の場合の略歴のテンプレート・例文についてです。新卒の履歴書に略歴を記入する場合在学中に就職活動をしている場合が多いです。そのため最終学歴において卒業が終了していない場合の書き方は「在学中」ではなく「卒業見込み」と記入します。
在学中という記載は卒業する可能性が不鮮明であることから、読み手にとっては卒業ができるのか不安になる可能性があります。そのためきちんと卒業できる見込みがあることを示すために「卒業見込み」と表記するのがベターといえます。
- ・学歴
- ・平成○年3月 ○中学校 卒業
- ・平成○年4月 ○高等学校 入学
- ・平成○年3月 ○高等学校 卒業
- ・平成○年4月 ○大学○学部○学科 入学
- ・平成○年3月 ○大学○学部○学科 卒業見込み
- ・職歴
- ・なし
- ・以上
履歴書の略歴のテンプレート・例文①新卒向け
履歴書の略歴のテンプレート・例文②前職がある場合の略歴見本
履歴書の略歴のテンプレート・例文として2つ目に紹介するのは、前職がある場合の履歴書の略歴見本についてです。前職がある場合でも高校や大学などの経歴を記入するようにしましょう。
もし職歴が多く略歴が全体的に長くなってしまう場合には、学歴は最終学歴のみ記入してバランスを調整することでアピールしたい職歴などが目につきやすくなります。
- ・平成〇年3月 ○市立△中学校卒業
- ・平成〇年4月 ○県立△高等学校入学
- ・平成〇年3月 ○○県立△高等学校卒業
- ・平成〇年4月 ○○大学〇学部〇科入学
- ・平成〇年3月 ○○大学〇学部〇科卒業
- ・平成〇年〇月 株式会社○入社
- ・平成〇年〇月 一身上の都合により退職
- ・平成〇年〇月 株式会社□入社
- ・平成〇年〇月 ○部○課に配属
履歴書の略歴のテンプレート・例文②前職ある場合
下の記事では新卒の方向けの自己PR例文をたくさん紹介しています。履歴書の中でもアピールポイントとなる自己PRの書き方のコツや例文を参考に、自分の魅力を最大限にアピールしましょう。ぜひこちらの記事と合わせて参考にしてみてください。
職務経歴書の経歴のテンプレート・例文は?
職務経歴書の経歴のテンプレート・例文①基本の項目レイアウト
職務経歴書の経歴のテンプレート・例文として1つ目に紹介するのは、基本的な項目レイアウトについてです。職務経歴書のフォーマットは特に決まりがないため自由に記載して問題ありませんが、職務経歴書に書かれることが多い項目を構成順に紹介します。
- ・日付
- ・氏名・住所・電話番号
- ・応募する職種
- ・職務実績や概要(これまでの仕事での内容や実績など)
- ・会社概要(企業名や事業内容など)
- ・職務経歴(所属、実績、取り組みなど)
- ・取得資格や自己アピール(資格は希望職種に沿ったもののみ)
- ・志望動機
職務経歴書の経歴レイアウト
職務経歴書の経歴のテンプレート・例文②作成見本
職務経歴書の経歴のテンプレート・例文として2目に紹介するのは、職務経歴書の作成見本についてです。職務経歴書は、履歴書に書ききれなかった資格や経験をアピールをするための重要な書類となっています。そのため職務経歴書を作る場合には、テンプレートや例文を参考にすることで綺麗な職務経歴書が作成できます。
下のリンクでは、ハローワークが公開している職務経歴書の作成見本を紹介しています。経歴のテンプレートだけでなく職務経歴書の作成の注意点についてもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワーク職務経歴書見本無料ダウンロードできる履歴書・職務経歴書は?
無料ダウンロードできる履歴書
無料ダウンロードできる履歴書については以下リンクにて紹介しています。履歴書のフォーマットは数種類あるため基本の履歴書テンプレートはもちろんですが、経歴や職歴に自信がない人や項目欄が多めの履歴書などアピールポイントに合わせて選択することができます。
【無料ダウンロード】履歴書テンプレート無料ダウンロードできる職務経歴書
無料でダウンロードできる職務経歴書については、以下のリンクからダウンロードすることができます。これまでの経験をアピールしたい人や転職が多い人などその人のアピールポイントに合わせた職務経歴書を選択することができます。またワード形式のテンプレートなので、編集をしやすいのもポイントです。
【無料ダウンロード】職務経歴書テンプレート職務経歴書を作成するときに目にすることのあるものに「職務要約」というものがあります。下の記事では職務要約の意味についてや、書き方例についてまとめています。また、職務経歴書のフォーマットについてもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
略歴の意味を理解して職務経歴書や履歴書に活用しよう
略歴の意味についてや英語表記の仕方、略歴の書き方・見本などについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。略歴は相手に自分をアピールする上で大切な内容といえます。しっかりと書き方のポイントを押さえて自分の魅力を最大限にアピールしましょう。
履歴書の内容と同じくらい大切となるのが、証明写真に写る人物の印象です。下の記事では履歴書の服装や髪型、表情などについて詳しく紹介しています。証明写真の撮り方についても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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