「ご縁がありましたら」の使い方を解説!ビジネスメールで使う例文もご紹介!
「ご縁がありましたら」の正しい使い方や、意味はご存じでしょうか。この記事では、「ご縁がありましたら」のビジネスシーンでの正しい使い方や、ビジネスメールの例文なども合わせてご紹介していきます。仕事で使い方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
仕事|「ご縁がありましたら」の使い方
①仕事を断る時に
1つ目の使い方は、仕事を断る時です。相手から提案を受けたことに対して断りたい時に、「ご縁がありましたら」という敬語を用います。
②その場で決断できない時に
2つ目の使い方は、その場で返事ができない時です。例えば、取引先から新たな提案を受けたり、会議や打ち合わせをした時などに使います。相手から「ご契約していただけますか」「このデザイン案で仕上げてよろしいでしょうか」など、最終決定を求められることもあるでしょう。
自分の意思で最終決定を下せず、すぐに返事ができない時に「ご縁がありましたら」という敬語を用います。最終決定権のある上司や役員に、判断を仰がなくてはならない時にぴったりです。
③提案を断られた時の返事として
3つ目の使い方は、提案を断られた時の返事です。取引先や新規開拓先から、提案を断られることもあるでしょう。しかし、別の提案ならOKを貰える可能性があります。
提案を断られた時に「ご縁がありましたら」と伝えることで、物腰柔らかで丁寧な印象を与えることができます。新たな提案がしやすくなるように、「ご縁がありましたら」と伝えるのです。
④商談に期待を込めて
4つ目の使い方は、商談に期待を込める時です。商談の内容が上手くまとまり良い結果を招くことを期待して、「ご縁がありましたら」という敬語を使います。主に、商談で提案する側が使う表現です。
⑤取引先や知人に会った時の挨拶として
5つ目の使い方は、取引先や知人に会った時の挨拶です。社内を歩いている時や、仕事で外出している時に取引先や知人とばったり会うこともあるでしょう。別れ際の挨拶で、「ご縁がありましたら」という敬語表現を用います。
退職|「ご縁がありましたら」の使い方
①退職の際の挨拶
1つ目の使い方は、退職の際の挨拶です。今まで務めていた会社を辞めたとしても、また何かの縁で繋がることもあります。そのため、退職の挨拶の時に「ご縁がありましたら」と伝えることで、再会した時に気まずくならずに済みます。
②社交辞令として
2つ目の使い方は、社交辞令としてです。退職の際に「ご縁がありましたら」と伝えることで、角を立てずに仕事を辞めることができます。人間関係や職場の雰囲気をできるだけ崩さずに、穏便に退職したい時にぴったりの敬語表現です。
就活|「ご縁がありましたら」の使い方
①不採用を知らせる
1つ目の使い方は、メールや手紙で不採用を知らせる時です。採用試験結果が、不合格となった場合に用いる敬語表現となっています。不採用になったとしても、子会社や別の支店の採用試験を受けると合格する可能性があります。「ご縁がありましたら」と伝えることで、不合格となった相手を労わることができるのです。
以下の記事では、面接が不採用の人への企業からの断り方についてご紹介しています。電話や書面連絡の例文についても知ることができますよ。参考になりますので、ぜひご覧ください。
②内定辞退を伝える
2つ目の使い方は、内定辞退を伝える時です。就活で内定されると、会社との雇用契約が成立します。そのため、何も連絡をせずに、他の会社へ就職することを決めるのは失礼にあたります。
何かの縁で、内定辞退をした会社が取引先になることもあります。それにより、マナーのある内定辞退の連絡をすることが大切です。内定辞退の連絡に「ご縁がありましたら」と添えることで、相手の会社を否定しているわけではないという意思を伝えることができます。
以下の記事では、内定辞退やお客様への謝罪文など、お詫び状のテンプレートをご紹介しています。お詫び状の書き方や例文について知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
③不採用や採用辞退への返事として
3つ目の使い方は、不採用や採用辞退への返事としてです。不採用の通知や採用辞退の連絡を受けた時に、「ご縁がありましたら」と添えて返事をします。ネガティブな結果でも、きちんと返事をすることで相手に対して、良い印象を与えることができます。
「ご縁がありましたら」を使ったビジネスメールの例文
①商談に関して
1つ目の例文は、商談に関するビジネスメールです。商品やサービスの良さだけで、商談が良い結果になるとは限りません。会社としての姿勢や担当者の人柄などが、商談結果に影響します。
「ご縁がありましたら」というフレーズをビジネスメールで使うと、丁寧で謙虚な姿勢を伝えることができます。商談を断る際の例文と、商談が成立した後の例文をご紹介していますので、ぜひビジネスメールで使う時の参考にしてみてください。
- ・先日は、新商品のご提案を頂きありがとうございました。せっかくのご提案を頂き大変恐縮ではございますが、今回は見送らせて頂くこととなりました。ご縁がありましたら、またよろしくお願い致します。
- ・いつも大変お世話になっております。この度は、「~~」をご契約頂き誠にありがとうございます。~~様のご要望に沿った商品を提案して参りたいと思いますので、ご縁がありましたら、またよろしくお願い致します。
商談に関するビジネスメールの例文
②退職をする場合
2つ目の例文は、退職をする場合のビジネスメールです。退職をする時は、社内と社外にそれぞれビジネスメールを送る必要があります。退職の報告や今までのお礼を伝えた後に、「ご縁がありましたら」と添えましょう。今後の縁を期待することで、今までの関係性を否定せずに退職することを伝えることができます。
- ・この度、一身上の都合により~月~日をもちまして退職することとなりました。今まで大変お世話になり、誠にありがとうございます。またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。
- ・いつもお世話になっております。先日は後任者のご挨拶に伺わせて頂き、ありがとうございました。今後は後任の~~がしっかり対応致しますので、どうぞご安心ください。またご縁がありましたら、よろしくお願い致します。
退職する場合のビジネスメールの例文
以下の記事では、相手別で退職時のお礼メッセージ文例をご紹介しています。感謝の気持ちを文章で伝えたい時の参考になりますので、ぜひご覧ください。
③就活中のやり取り
3つ目の例文は、就活中のビジネスメールです。不合格や内定辞退というナイーブな報告だからこそ、相手を敬い思いやる気持ちを持つことが大切です。
「またご縁がありましたら」と添えることで、角を立てない伝え方をすることができます。就活側と採用側のビジネスメール例文をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- ・ご連絡頂きありがとうございます。至らなかった点を反省し、今後の就職活動に活かして参りたいと思います。またご縁がありましたら、よろしくお願い致します。
- ・先日は弊社の採用面接にお越し頂きまして、ありがとうございます。選考の結果、誠に遺憾ではございますがご希望に添いかねる結果となりましたことをご報告致します。またご縁がありましたら、よろしくお願い致します。
就活中のビジネスメールの例文
「ご縁がありましたら」の意味
①関わりたい
1つ目は、関わりたいという意味です。会社間の取引を行ったり就職をすることで、相手と関わりを持ちたいという意思を伝える時に「ご縁がありましたら」を用います。仕事での縁を結びたい時に、おすすめの表現です。
②お断りしたい
2つ目は、お断りしたいという意味です。「またご縁がありましたら」という敬語表現には、仕事上で受けた提案を断る意思や、採用試験の不合格を知らせる意味があります。
③期待している
3つ目は、期待しているという意味です。仕事のクオリティや商品の出来栄えを期待して、「またご縁がありましたら」と相手に伝えるのです。
④別れ際の挨拶
4つ目は、別れ際の挨拶という意味です。取引先や知人とばったり出くわした時に、軽く挨拶をして会話をすることがあります。会話を打ち切る際に「またご縁がありましたら」と言うと、相手は別れ際の挨拶なんだと悟りやすくなります。「それではまた」と言って別れるよりも、温かみのある別れ方ができます。
別れ際に相手から「またご縁がありましたら」と言われたら、「こちらこそどうぞよろしくお願い致します。それでは失礼致します」という返事がおすすめです。
「ご縁がありましたら」の類語
①機会がありましたら
1つ目の類語は、「機会がありましたら」です。「機会がありましたら」という類語は、何か良いきっかけができたらいいなという期待を込めて使います。再度商談の機会を設けたい時や、良い時期を見定めたい時などにおすすめです。「またご縁がありましたら」に近い言い換え表現となっています。
以下の記事では、「またの機会に」や「また機会があれば」の使い方や意味についてご紹介しています。類語や返信についても知ることができますよ。参考になりますので、ぜひご覧ください。
②チャンスがありましたら
2つ目の類語は、「チャンスがありましたら」です。プレゼンをした後や、商談の終わりに用いるのに適した類語となっています。仕事上のアピールをもう一押ししたい時に、ぴったりの敬語表現です。
③何かの折には
3つ目の類語は、「何かの折には」です。良いタイミングがあればという、気持ちを込めて使う敬語表現となっています。「何かの折には、よろしくお願い致します」「何かの折にはサポートさせて頂きたいと思いますので、いつでもお声掛けください」という、使い方をします。
「ご縁がありましたら」の使い方を参考にビジネスシーンで役立てよう
「ご縁がありましたら」という敬語には、ポジティブな意味とネガティブな意味があります。使うシーンや伝える内容によって、相手に与える印象や意味が変わるのです。
伝えたいニュアンスによっては、「機会がありましたら」「何かの折には」などの類語を使ってもOKです。「ご縁がありましたら」の使い方や例文・類語を参考にして、ビジネスメールや会話で適切に用いましょう。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。