敬語で「わざわざ」はどのように使う?ビジネスシーンでの正しい使い方を解説!

「わざわざ」を敬語と一緒に使う事はありますか?この言葉には違った意味もある為、正しく使わないと相手を不快にさせてしまう事があるので注意が必要です。今回は、「わざわざ」と敬語表現や丁寧語、類語をビジネスシーンやメールでの使い方と共にご紹介します。ご参考下さい。

「わざわざ」を敬語と一緒に使うときの意味とは?

意味①相手の行動に対して感謝を表す

笑顔で握手をするスーツ姿の男性画像

「わざわざ」には、相手の行動に対して感謝を表すという意味があります。しかし、相手が何かのついでとして貴方の為に行動したことに対し「わざわざ」という表現は使いません。ついでではなく、何か目的があって相手が行動してくれたことに対して「わざわざ」という表現を用いるのです。

また、「わざわざ」自体は敬語ではありません。しかし、「わざわざ」に敬語表現を添えて相手に伝える使い方をすることで、ビジネスシーンやメールでも使用できる言葉になります。目上の相手や上司、取引先やお客様に対しても使うことができます。

意味②自分の行動に対して恩着せがましく伝える

オフィスでコーヒーを飲みながら雑談する男女画像

「わざわざ」には、自分の行動に対して恩着せがましく伝えるという意味もあります。その為、使い方を注意しなければ相手に失礼な印象を与えることになります。目上の人や上司、取引先やお客様などと関わるビジネスシーンやメールでは、自分の行動に対して「わざわざ」を用いないようにしましょう。

自分がしたことに対して「わざわざ」を使って相手に伝えると、皮肉として捉えられてしまう恐れがあるからです。しかし、同じ会社の後輩や同期に対して、「わざわざ」を用いた表現をすることは可能です。たとえば、「美味しいって聞いたから、食べさせてあげたくてわざわざ朝から並んで買ってきたんだよ」という使い方です。

あくまでも、社内の親しい間柄で、自分と同等の立場の相手や目下の相手に対して伝える時に用いる使い方です。お土産を渡したり、力になってあげた時などに使うことができます。使い方によっては、自分の行動に対し「わざわざ」を用いることで相手を思いやっていることを表現することができます。

丁寧語|「わざわざ」と敬語表現

丁寧語①わざわざすみません

スーツ姿でドアを開け招き入れる男性画像

「わざわざ」に、「すみません」と添えることで丁寧語になります。丁寧語は、目上の相手に対して使うことができる敬語表現です。その為、ビジネスやメールでも使うことができます。目上の相手が自分の為に行動してくれたことに対し、「申し訳ない」という気持ちを添えて伝えたい時に使える丁寧語の表現です。

丁寧語②わざわざありがとうございます

笑顔で荷物を受け取る女性画像

「わざわざ」に、「ありがとうございます」と添えることで丁寧語になります。目上の相手が、自分の為に行動してくれたことに対し「ありがとうございます」とだけ伝えることも可能です。しかし、「わざわざありがとうございます」という使い方をすることで、相手が労力を使ってくれたことへの感謝を伝えることができます。

こちらの記事では、「ご配慮いただきありがとうございますは正しい敬語?意味・使い方も」についてご紹介しております。感謝を述べる「ありがとうございます」には、いろいろな種類があります。ビジネスシーンやメールでのコミュニケーション作りにとても役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。

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丁寧語・ビジネス&メールでの使い方|「わざわざ」と敬語表現

丁寧語①相手が自分の為に労力を使ってくれた場合

資料を持ちスーツ姿で携帯を見る男性画像

目上の相手が、自分の為に労力を使ってくれた場合「わざわざすみません」という使い方をします。「すみません」は、「ごめんなさい」という意味を持つ丁寧語です。

しかし、謝罪の意味を込めて「すみません」と伝えるのではありません。「自分の為に行動してもらって申し訳ない」や「自分の為に時間を割いてもらって申し訳ない」という謙虚な気持ちで「すみません」と添えるのです。

    相手が自分の為に労力を使ってくれた場合の「わざわざ」の使い方

  • お忙しいにも関わらず、わざわざ足を運んでいただきすみません。

丁寧語②相手の思いやりに対して感謝を伝えたい場合

会議室で立って握手をするスーツ姿の男性画像

目上の相手の思いやりに対して感謝を伝えたい場合、「わざわざありがとうございます」という丁寧語の表現を用います。「わざわざ」をプラスすることで、相手の行動を労う気持ちを添えることができます。

「ありがとうございます」とだけ伝えるよりも「わざわざ」を添える方が、相手の思いやりに対する感謝の気持ちをより伝えることができるのです。ビジネス上で、メールのやりとりで済むところを資料を直接持ってきてくれた場合に「わざわざありがとうございます」と伝えることができます。

    相手の思いやりに対して感謝を伝えたい場合の「わざわざ」の使い方

  • メールでサンプルの資料をお送り頂いております上に、わざわざ新しくできたサンプルを直接お持ちいただきありがとうございます。サンプルの質感や重量感など、細部を確認することができとても助かりました。

類語|「わざわざ」と敬語表現

類語①お気遣い頂き

パソコンをしながら電話をする女性画像

「わざわざ」の類語は、「お気遣い頂き」です。「わざわざ」は、相手が自分の為に行動してくれたことに対し感謝を述べる時に用いる表現です。自分の為に行動してくれたということは、相手が気遣ってくれていることでもあります。その為、「お気遣い頂き」と言い換えをすることができます。

こちらの記事では、「お気遣い痛み入りますの意味や使い方とは?お心遣い/ご配慮/心配」についてご紹介しております。相手の気遣いに対して返す言葉には、さまざまな種類があります。いつも同じ言葉ではなく、相手や状況に合わせて使い分ける参考になりますので、ぜひご覧ください。

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類語②ご丁寧に

パソコンの前に座り電話をする女性画像

「わざわざ」の類語は、「ご丁寧に」です。目上の相手が、丁寧なふるまいをしてくれた時に用いる敬語表現です。「ご丁寧にありがとうございます」という使い方をします。電話やメールで丁寧にやりとりをしてくれた相手に対し、「わざわざご連絡いただきありがとうございます」という気持ちを伝えることができます。

類語③ご多忙中にも関わらず

オフィスで握手を交わそうとする男女画像

「わざわざ」の類語は、「ご多忙中にも関わらず」です。忙しい中、時間を割いてくれた相手に対して使います。「わざわざお越しいただきありがとうございます」という表現を、「ご多忙中にも関わらずありがとうございます」と言い換えることができます。

こちらの記事では、「ご多忙の折・中の意味とは?ご多用との違いやビジネスメールの例文13選!」についてご紹介しております。忙しい相手に対して用いる表現は、さまざまあります。ビジネスシーンに合わせて使い分ける参考になりますので、ぜひご覧ください。

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類語①相手の気遣いに感謝を伝えたい場合

会議中のオフィスで立ち上がり握手を交わすスーツ姿の男性画像

相手の気遣いに感謝を伝えたい場合、「お気遣い頂き、ありがとうございます」と表現することができます。相手の行動や発言に対し「気遣いが感じられとても嬉しい」という意味を添えて伝えたい時に用いることができます。

ビジネス上で、目上の相手や取引先などが自分の為に配慮してくれた場合に「お気遣い頂き、ありがとうございます」と伝えることで感謝の気持ちが伝わります。ビジネスシーンでは、特に言葉できちんと伝えることが大切です。

相手の気遣いに気が付かないまま当たり前として受け止める姿勢と、相手の気遣いに気付き感謝する姿勢とではコミュニケ―ションに雲泥の差が生まれます。「お気遣い頂き、ありがとうございます」と言える為には、相手の配慮に気付けることが大切なのです。

    相手の気遣いに感謝を伝えたい場合の「お気遣い頂き」の使い方

  • 待ち合わせ場所までお気遣い頂き、ありがとうございます。地下街ですと雨に濡れずスムーズに行くことができます。

類語②相手の丁寧な対応に感謝を伝えたい場合

眼鏡をおいてパソコンを見るワイシャツ姿の男性画像

相手の丁寧な対応に感謝を伝えたい場合、「ご丁寧に」という表現を用いることができます。次の会議まで日にちがある場合、取引先が会議日近くに電話やメールで確認をしてくれるという場合があります。本来であれば、会議の日にちが決まってそれで終わりというケースも多いと思います。

しかし、あえて会議日近くに電話やメールをしてくれるのは、とても真摯な対応です。日程の変更希望はないか、状況に変わりないかなどビジネス上のコミュニケーションがスムーズにいくよう先回りしてくれる丁寧な対応です。

そのようなシーンで、「ご丁寧に」を用いた感謝の言葉を述べることで、双方のコミュニケーションがより良いものになります。相手の丁寧な対応に、ただ感謝するだけでは伝わりません。丁寧な対応をしてくれた相手には、きちんと感謝の気持ちを言葉で伝えることが大切です。

    相手の丁寧な対応に感謝を伝えたい場合の「ご丁寧に」の使い方

  • ご丁寧に会議日程についてご連絡いただきありがとうございます。会議日程の変更希望はございません。どうぞお気をつけてお越しくださいませ。

類語③忙しい相手に対して感謝を伝えたい場合

スーツ姿で握手をする2人の男性画像

忙しい相手に対して感謝を伝えたい場合、「ご多忙中にも関わらず」と表現することができます。「ご多忙中」とは、非常に忙しい状況にあることを意味します。「関わらず」というのは、状況に反した状態を意味します。

通常であれば、忙しいと時間を作るのも大変です。時間を作ってくれたということは、忙しく時間が無いことに反してくれたことでもあります。多忙な目上の相手に対して、感謝の気持ちを伝えたい時に用いる表現です。

    忙しい相手に対して感謝を伝えたい場合の「ご多忙中にも関わらず」の使い方

  • ご多忙中にも関わらず、貴重なお時間を頂きありがとうございます。

「わざわざ」と敬語表現を知ってビジネスシーンで上手に使いこなそう

「わざわざ」は、ビジネスシーンでよく用いる表現です。一緒に丁寧語を添えた使い方をすることで、敬語表現に変化します。自分に対して用いると、恩着せがましい表現となりやすいので注意が必要です。ビジネス上では、目上の相手に向け感謝の気持ちを伝えたい時に用いるようにしましょう。

「わざわざ」には、丁寧語や類語などさまざまな敬語表現があります。「わざわざ」の敬語表現を知って、ビジネスシーンで上手に使いこなしましょう。

こちらの記事では、「せっかくの意味とは|由来・類語・英語は?折角とわざわざの違いも」についてご紹介しております。ビジネスシーンでは、ニュアンスや状況により添える言葉の言い回しが違ってきます。参考になりますので、ぜひご覧ください。

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