「来社」とはどんな意味?敬語やお礼のメールでの使い方を紹介!
「来社」という言葉を使うことはありますか?来社にはどのような意味があり敬語としてどのような使い方をすると正しいのでしょうか。ビジネスでの使い方、ビジネスのお礼メールでの使い方を例文とあわせてご紹介します。間違った使い方をしないための参考にしてみてください。
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目次
来社の読み方と意味は?
来社の読み方は「らいしゃ」
来社は「らいしゃ」という読み方をします。来は訓読みでは「くる」という読み方をしますが音読みの「らい」は未来(みらい)、来院(らいいん)などの言葉の他にも「らい」の読み方で使うことがよくありますので読み間違うことはほぼない読みやすい漢字です。
また社は漢字一文字で表記した場合は訓読みの「やしろ」という読み方をしますが、二文字以上で表記した場合は社会(しゃかい)、社長(社長)など音読みの「しゃ」の読み方で読みことが一般的に多いです。それぞれの漢字が難しい漢字ではなく来社は迷いなく読むことができ読み間違いのない漢字と言えます。
来社の意味は「会社に来ること」
来社の意味は「会社に来ること」です。来には「こちらへと近づいてくる」「こちらの方向へこさせる」「くる」という意味があります。社には「神社」や「土地の神」という意味がありますが来社で使う場合には「会社」を意味する言葉になります。
来と社それぞれの漢字にある意味をひとつにまとめると「相手が自分の会社まで足を運んで来ること」という意味の言葉になります。相手の人数に限定はなく1人でも複数でも使うことができます。
来社は敬語で使える?敬語表現は?
そのままでは敬語としては使えない
来社はそのままでは敬語としては使うことができない言葉です。自分の会社にわざわざ足を運んでくれる相手を思って使う言葉としては少し丁寧さが足りません。
来社の敬語表現はご来社
来社のままでは丁寧さが足りない言葉ですが、来社に接頭語である「ご(御)」をつけることで尊敬語になります。来社を「ご来社」という言葉にすることで丁寧な表現である敬語として使うことができるようになります。
敬語に分類される中の一つです。話の対象になる相手を自分よりも上の立場にして敬いの気持ちを表す時の表現方法です。 例えば、ご連絡、ご意見などが尊敬語にあたります。
来社の使い方
来社の使い方①確認事項として使う
来社の使い方1つ目は「確認事項として使う」という使い方ができます。ビジネスシーンで確認する作業とはとても大切な仕事のひとつと言えます。取引先と会う場面などで相手がこちらに来てくれるのかこちらから相手が待つ場所まで出かけていくのかを、きちんと確認しスケージュールを決定することはよくあります。
そのような場面で上司や同僚、部下などに「本日、○○さんが来社します」などのようにスケジュールの伝言と確認のために使うことができます。
ビジネスシーンで相手に仕事内容やスケージュールの確認をするときにメールで確認することがよくあります。下の記事で確認メールの書き方や返事がなかなかこない相手への催促の仕方を紹介しています。相手に失礼のないきちんとしたビジネスメールを書くための参考にしてみてください。
来社の使い方②相手の人数に関係なく使う
来社の使い方2つ目は「相手の人数に関係なく使う」という使い方ができます。来社はこちらの会社に足を運んでくる相手の人数が少人数であっても、大人数であっても使い方には違いはありません。人数が1人でも「本日来社します」と使い人数が5人など複数人であっても「本日来社します」と同じように使います。
来社の使い方③メールでも口頭でも使える
来社の使い方3つ目は「メールでも口頭でも使える」です。会話の中でしか使えない、メールでしか使えないということはありません。どちらでも同じ使い方で使うことができます。
来社のビジネスでの使い方と例文
来社のビジネスでの使い方と例文①来社します
来社のビジネスでの使い方と例文1つ目は「来社します」という使い方ができます。来社は敬語表現ではありませんので、この使い方は自分の身内間で使う言葉になります。自分が所属する会社の上司や同僚、部下にこちらの会社まで人がやって来ることを伝える言葉として使います。
- ・明日の午前10時に○○社の担当者が来社します。
- ・今週は新プロジェクトの会議の為、取引先3社が来社します。
来社のビジネスでの使い方「来社します」を使った例文
来社のビジネスでの使い方と例文②ご来社願えますか
来社のビジネスでの使い方と例文2つ目は「ご来社願えますか」という使い方ができます。自分の会社に来てもらいたいというお願いをするときに使います。こちらがお願いする立場ですので敬語表現としての使い方が適しています。
- ・お忙しいところ恐縮ですが今週ご来社願えますか。
- ・ご多忙と存じますが直接話したいことがありますので、明日ご来社願えますか。
来社のビジネスでの使い方「ご来社願えますか」を使った例文
来社のビジネスでの使い方と例文③ご来社お待ちしております
来社のビジネスでの使い方と例文3つ目は「ご来社お待ちしております」という使い方ができます。相手に予定通りこちらで待っていることを伝える言葉であり、自分の会社まで来てくれることを再度確認するために使える言葉でもあります。
- ・お忙しいところお時間をつくっていただき感謝申し上げます。〇月〇日〇時ご来社お待ちしております。
- ・社員一同で当日のご来社お待ちしております。
来社のビジネスでの使い方「ご来社お待ちしております」を使った例文
ビジネスシーンでは取引先の担当者などに会い話した後に、その後の経過を確認するためにメールを送ることがあります。そのような場面で使われる「その後いかがでしょうか」にはどのような意味があるのでしょうか。下の記事で詳しく説明していますので参考にしてみてください。
来社のビジネスお礼メールでの使い方と例文
ビジネスのお礼メールは当日中にだすのが基本マナー
相手から自分の会社まで来てもらうということは、相手にこちらまで移動する時間や交通費などの負担をかけるということになります。その相手がどのような立場であったとしてもお礼を告げるということは社会人としてのマナーです。
ビジネスにおいてお礼のメールは当日中にだすということが基本のマナーです。来社してくれた相手から先にお礼のメールが届くなんてことはできる限り避けたいことです。感謝の気持ちがしっかりと伝わるメールを当日中に送信しましょう。
来社のビジネスお礼メールでの使い方と例文①ご来社いただき
来社のビジネスお礼メールで「ご来社いただき」という言葉としての使い方ができます。相手へ感謝の気持ちを伝える文章ですので、来社を敬語表現にした「ご来社」という言葉としての使い方が適しています。
- ・本日はご多忙中にもかかわらずわざわざご来社いただき誠にありがとうございました。
- ・本来でしたらこちらから伺うべきはずのところ、ご来社いただきましたことに感謝申し上げます。
来社のビジネスお礼メールでの使い方「ご来社いただき」を使った例文
下の記事で来社した来客へ送るお礼のビジネスメールの文例を紹介しています。お礼のメールで間違った文章を送ってしまっては相手への感謝の気持ちが伝わりません。正しいお礼のメールを送るための参考にしてみてください。
来社の反対語は?
来社の反対語と意味①訪問
来社の反対語1つ目は「訪問」という言葉です。訪問の読み方は「ほうもん」です。訪問は「人を訪ねて行くこと」「こちらから他人がいる場所まで訪れること」という意味で使うことができます。
来社が相手がこちらに来るのを待っているのに対して、訪問はこちらから出向いていく意味です。来社と訪問はお互いに反対の意味を持った反対語ということになります。
では、訪問するという言葉は敬語表現として使うことができるのでしょうか。下の記事でビジネスシーンでの訪問するの使い方を紹介しています。正しい敬語の使い方を学ぶための参考にしてみてください。
来社の反対語と意味②往訪
来社の反対語2つ目は「往訪」という言葉です。往訪の読み方は「おうほう」です。往訪は「訪問すること」「人に会うためにこちらから訪ねて行くこと」という意味で使うことができます。
来社は相手が自分がいる会社まで来てくれます、往訪はこちらから相手のいる場所まで行きます。来社と往訪はお互いに反対の意味を持った反対語ということになります。
来社の反対語と意味③訪社
来社の反対語3つ目は「訪社」という言葉です。訪社の読み方は「ほうしゃ」です。訪社は「相手の会社に訪ねて行くこと」という意味で使うことができます。訪社はこちらから訪ねること、来社は相手が来ることという違いがあります。来社と訪社はお互いに反対の意味を持った反対語ということになります。
来社の同義語は?
来社の同義語①来所
来社の同義語1つ目は「来所」です。来所の読み方は「らいしょ」です。来所の意味は「相手が自分がいる作業所や出張所まで足を運んで来ること」という意味です。来社と来所は会社と作業所という場所の違いがあるだけでお互いに同じような意味を持ち合う同義語ということになります。
来社の同義語②来場
来社の同義語2つ目は「来場」です。来場の読み方は「らいじょう」です。来場の意味は「相手が自分がいる会場や展示場まで足を運んで来ること」という意味です。来社と来場は会社と会場という施設の違いがあるだけでお互いに同じような意味を持ち合う言葉であり、同義語ということになります。
来社の意味を知り正しい使い方をしましょう
来社の意味と使い方を紹介しました。ビジネスシーンで正しく使うための参考になりましたでしょうか。来社という言葉はもちろんそのままでもビジネスシーンではよく使われている言葉です。ただし取引先など仕事をする相手に直接伝える言葉としては丁寧さに欠ける言葉です。
来社という使い方をしたからと言って取り返しがつかないほど失礼という言葉ではありませんが、社会人として相手に不快感を与えない言葉遣いは信頼関係を築くために大切なことです。言葉の意味をしっかりと理解して正しくきれいな言葉遣いをしましょう。
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