その後いかがでしょうかの意味は?進捗状況の確認や催促のビジネスメールも
「その後いかがでしょうか」という言葉は、ビジネスシーンで頻繁に使われます。進捗状況の確認や返信の催促などを優しく表現できるため、メールの他に口頭でも使用されます。こちらの記事では「その後いかがでしょうか」の例文や、言い換え表現など役に立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
「その後いかがでしょうか」のビジネスメールにおける意味とは?
ビジネスメールにおける意味①進捗状況の確認
「その後いかがでしょうか」のビジネスメールにおける意味1つ目は、「進捗状況の確認」です。仕事や作業の進み具合を相手に尋ねることは、ビジネスではよくあることです。その際「どうなっていますか?」と尋ねるのは直接的で、どこか相手を急かしているようにも捉えられます。
相手は他にも仕事を抱えているはずです。例え相手の不手際で回答が遅れていたのだとしても、それを責めるような文面は失礼にあたります。そのため、「先日ご提案した~の件ですが、その後いかがでしょうか?」などとするのが良いでしょう。
また、メールの相手が部下である場合は上司からのメールに慌ててしまうかもしれません。焦ってミスを起こさないためにも、回答を急かしていないように見せる配慮が必要です。期日が迫っているのなら、「(日付)までにお願いしますね」などと添えるのは良いでしょう。
ビジネスメールにおける意味②返信の催促
「その後いかがでしょうか」のビジネスメールにおける意味2つ目は、「返信の催促」です。ビジネスシーンではメールのやり取りをしていた相手から返信が届かなくなることもしばしばあります。その際、「まだですか?」というニュアンスを含めないためにも「その後いかがでしょうか」を活用しましょう。
契約など期日のあるものに関しては「~の件ですが、その後いかがでしょうか?今月末でキャンペーンが終了いたしますので、(日付)までにご回答願います。」とすれば、相手を想って提案しているように捉えられます。相手を急かさず、また返信の強制を迫らない催促の方法として使えます。
ビジネスメールにおける意味③商品等の感想
「その後いかがでしょうか」のビジネスメールにおける意味3つ目は、商品等の感想です。「お買い上げいただいた商品は、その後いかがでしょうか?」とすれば、「商品を気に入ってくれましたか?」という意味としても使えます。商品のレビューを依頼する際にも使えますね。
また、マッサージなどのサービスに対しても使えます。この場合はサービスの内容が相手の体調にどう影響しているかを尋ねることになるので、「その後、お体の調子はいかがでしょうか?」とするのが自然です。
「その後いかがでしょうか」のシチュエーション別例文3選
例文①商品を再送した場合の「その後いかがでしょうか」
例文1つ目は、商品を再送した場合の「その後いかがでしょうか」です。不備のあった商品を回収し、再送した場合には「先日は当社の商品に不備があり、大変ご迷惑をおかけしました。再送した商品は(日付)にお届けいたしましたが、その後いかがでしょうか。」と送りましょう。
ここでは「再送した商品に何か問題はありませんでしたか?」という確認の意味になります。宅配便などを利用したのであれば「配送の状態はいかがでしたか?」と添えると、より丁寧ですね。
また、一度相手に迷惑をかけているので再び同じことを繰り返さないようにしましょう。「丁寧に検品いたしましたが、お届けした商品はその後いかがでしょうか」とメッセージカードを添えると、申し訳ないという胸の内を表すことができるでしょう。
例文②相手の体調や気分を伺う場合の「その後いかがでしょうか」
例文2つ目は、相手の体調や気分を伺う場合の「その後いかがでしょうか」です。仕事関係先で連絡した担当者が風邪などで休んでいたのであれば、後日「先日ご連絡した際に体調不良と伺いましたが、その後いかがでしょうか。」と調子を尋ねるメールを送りましょう。
ただ、メールが疑問文で終わってしまうと相手は返信しなければならなくなります。特に用事が無いのであれば「また機械があればよろしくお願いいたします」と挨拶の言葉で終わると良いでしょう。メールを受け取った相手は、自分を気遣ってくれていること・返信を求めないことに「配慮のできる人だな」と思うでしょう。
「その後いかがでしょうか」は、メール文の他に口頭でも使えます。イベントやパーティ、会議などでたまに顔を合わせる人がいるなら、「ご無沙汰しております。その後いかがでしょうか?」という挨拶文としても使うことができますよ。この場合は相手の近況について尋ねる形になるので、世間話をする前にピッタリですね。
例文③相手から回答が欲しい場合の「その後いかがでしょうか」
例文3つ目は、相手から回答が欲しい場合の「その後いかがでしょうか」です。やりとりをしていた相手から返信が途絶えてしまった場合に使います。「あの件、どうなってますか?」と聞くのではなく「~の件、ご検討いただいているかと思いますが、その後いかがでしょうか?」とすることでさりげなく進捗状況を確認できます。
「忘れている?」と思っていても、それを相手に感じ取らせてはいけません。「急いで検討してくれているところ申し訳ありませんが、現在の状況を教えてもらえませんか?」という気持ちを込めましょう。相手にも都合があることを承知している、相手の立場や気持ちに沿っていることが伝わるように表現しましょう。
添えたい一文:行き違いでご連絡を頂いておりましたらご容赦ください
催促のメールに添えたい一文は、「行き違いでご連絡を頂いておりましたらご容赦ください」です。これは「回答を催促する内容のメールを送ったけれど、既に回答メールを頂いていたら申し訳ありません」という意味です。受信メール全てに目を通してから送るのが正当ですが、期限の迫っている案件があると焦りますよね。
また、毎日届く大量のメールの中から該当する案件を見逃してしまうこともあるでしょう。しかし、相手からすれば良い気分ではありません。「もう送ったのに」とか、「今送ろうとしていたのに」という事態を招きかねません。催促のメールに、この一文を添えることで相手の気持ちに配慮ができたメールになりますよ。
催促する内容のメールを送る際に気を付けたいのは「急かしてしまい申し訳ない」という気持ちを伝わるようにすることです。相手に依頼しにくい内容のお願いでよく使うのが、「恐縮ですが」という言葉です。こちらの記事で「恐縮」の意味やビジネスメールの使い方について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「その後いかかでしょうか」の言い換え表現3選
言い換え表現①ご状況はいかがでしょうか
「その後いかかでしょうか」の言い換え表現1つ目は、「ご状況はいかがでしょうか」です。これは相手の様子を伺う場合に使う言い換え表現で、ここでいう「いかが」は「どう」を丁寧にしたものです。そのため、「そちらの状況はどうですか」ということを丁寧に聞いている表現になります。
進捗状況の確認やメールでの回答を催促する場合、疎遠になってしまった人に連絡を取るときなど幅広い場面で使えます。そのため文脈によって捉え方が違ってくることもあるでしょう。相手に何のことについて話しているかわかってもらうためには、「~の件ですが、そちらのご状況はいかがでしょうか?」とするのが良いですよ。
聞きたい内容を明確にすることで相手も合点がいくので、正確な回答が期待できます。また、2択の選択を迫られている場合は回答に困ることもあるでしょう。そういった場合でも、「現段階ではこういう状況です」と進捗状況を回答しやすくなりますね。
言い換え表現②ご検討状況はいかがでしょうか
「その後いかかでしょうか」の言い換え表現2つ目は、「ご検討状況はいかがでしょうか」です。これも相手の状態を聞く丁寧な表現ではありますが、「ご検討」を付けることで「例の件について考えてくれていますか?」という催促の意味を付加することができます。
また、検討している方向性などを聞く場合にも使えます。共同で作業をしているとき、相手と自分の進行方向が同じかどうかを確認することもあるでしょう。そういった場合には、「~の件ですが、現在のご検討状況はいかがでしょうか?」と伺うことで情報の共有をすることもできますよ。
言い換え表現③ご示唆いただければ幸いです
「その後いかかでしょうか」の言い換え表現3つ目は、「ご示唆いただければ幸いです」です。「示唆(しさ)」とは、「それとなく知らせること・ほのめかすこと」を意味します。そのため、はっきりと言葉にするというよりは、遠回しに知らせる場合に使います。
そのため、何か相手に検討してほしい件で「回答がどうなのか知りたい」・「どうなってるのか教えてほしい」と明言を求める場合には不適切です。「どちらの案が有力候補か知りたい」・「だいたいどのくらいか教えてほしい」という風に、ヒントを求めたり、回答が難しい案件について催促するときなどに使いましょう。
「その後いかがでしょうか」を状況によって使いこなそう!
「その後いかがでしょうか」には、進捗状況の確認、メールなどの返信の催促、感想を伺うなどの意味があります。文脈によって捉えられる意味が異なり活用しやすい一方で、間違った使い方や相手に意図が伝わりにくいこともあります。適切な言葉を添えるなどして、コミュニケーションが円滑に進むようにしましょうね!
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