「フィックス」の意味は?ビジネス用語の使い方とは?fix/英語/する
ビジネス用語の「フィックスする」は英語の「fix」から来ているのをご存知でしたか?ここでは、ビジネスシーンでの「フィックス」の意味や使い方、英語でのもともとの意味などについてわかりやすくご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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目次
「フィックス」の意味は?
日本語の「フィックス」は英語の「fix」
日本語の「フィックス」は英語の「fix」から来ています 「fix」の発音記号は「fíks」です。カタカナでの「フィックス」の発音は、日本人以外に対して話すときには「f」の部分を前歯で下唇を軽くかむ発音をしましょう。英語での使い方も載っている敬語の関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
「fix」の動詞の意味とは「修正する」「確固としたものにする」の意味
動詞として使う英語の「fix」には様々な意味があります。他動詞としては「(…を)(…に)固定する」「(ある場所に)しっかり取り付ける」「修正する」「(…を)とどめる」「(…を)(…に)取り付ける」、自動詞としては「据える」「動かないようにする」「確固としたものにする」「明確にする」などの意味です。
「fix」の名詞の意味とは「修理」「修正」「調節」「調整」
名詞として使う「fix」の意味は、「修理」「修正」「調節」「調整」です。会話体だけで使われる名詞としての「fix」の意味は「解決策」「やめられない楽しみ」「〔応急の〕処置」「〔賄賂の〕買収」「〔賄賂による〕不正」など様々ですが、いずれも根底に「修理」「修正」「調節」「調整」のニュアンスがあります。
日本語の辞書での「フィックス」の意味とは「固定」と「日時などの決定」
日本語での「フィックス」の意味とは、「固定」と「日時などの決定」です。日本では「フィックス」あるいは「フィックスする」という言葉は、主にビジネスで使われ、その意味の大半は「日時などの決定」です。決定することは日時だけにとどまらず、プロジェクトや書類の内容などの多くの事項の決定に対して使われています。
英語と日本語での「fix」の意味や使い方の違い
英語の「fix」は様々な意味があり、日常会話でもビジネスでも頻繁に使います。日本語ではビジネス用語としての限定された意味として主に使われ、普段の生活においては、商品名としての「フィックス」はよくありますが、動詞としての「フィックス」は日常会話では使われないので、人によっては全く縁のない言葉なのです。
「フィックス」の使い方は?
ビジネスでの「フィックス」の使い方①「スケジュール調整の最終決定」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の1つ目は「スケジュール調整の最終決定」です。例えばスケジュール調整が必要な時には、「○○社の営業担当者さんと、来月のスケジュールをフィックスしてきます」は、「○○社の営業担当者を、来月のスケジュール調整を最終決定してきます」という意味になります。
ビジネスでの「フィックス」の使い方②「設計図や最終書類の決定稿」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の2つ目は「設計図や最終書類の決定稿」です。例えば、「設計図はこちらがフィックスしているものです」といえば、意味は「設計図はこちらが最終決定しているものです」になり、「この書類はフィックスしていますか?」は、「この書類は最終決定のものですか?』という意味になります。
ビジネスでの「フィックス」の使い方③「予算や納期などの最終決定」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の3つ目は「予算や納期などの最終決定」です。例えば「このプロジェクトの予算はすでにフィックスされています」は「このプロジェクトの予算はすでに最終決定されています」で、「取引先と納期をフィックスしておいて」は「取引先と納期を最終決定しておいて」という意味になります。
ビジネスでの「フィックス」の使い方④「IT業界でのバグフィックス」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の4つ目は「IT業界でのバグフィックス」です。これは一般のビジネスではなく、IT業界での用語としての使い方で、ソフトウェアの古いプログラムのバグ(不具合)の修正について使われます。例文は、「こちらが前の当社のプログラムをバグフィックスしたバージョンです」です。
ビジネスでの「フィックス」の使い方⑤「IT業界でのホットフィックス」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の5つ目は「IT業界でのホットフィックス」です。これもIT業界での用語としての使い方で、ソフトウェアのバグ(不具合)を解消する修正プログラムの中で、問題に迅速に対応する目的で緊急に発行されるもののことを「ホットフィックス」と呼びます。
ビジネスでの「フィックス」の使い方⑥「補強テープファイバーフィックス」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の6つ目は「補強テープファイバーフィックス」です。これは補強テープの1種ですが、アメリカのグランデから販売されているもので、水に濡らすと硬化するグラスファイバーが使われています。この商品名の「フィックス」は「(ファイバーの品質の)調整」という名詞の意味になります。
ビジネスでの「フィックス」の使い方⑦「化粧品フィックスメイクアップ」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の7つ目は「化粧品フィックスメイクアップ」です。こちらも商品名で、クラランスから販売されている化粧の後に仕上げとして吹き付ける化粧水です。この商品名に使われている「フィックス」という言葉も、英語の「fix」の名詞の意味の「(化粧の仕上がりの)調整」が使われています。
ビジネスでの「フィックス」の使い方⑧「ヘアスプレーのメガフィックス」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の8つ目は「ヘアスプレーのメガフィックス」です。こちらも商品名ですが、「メガ」は最大という意味ですから、この商品名の「フィックス」は英語の「fix」の固めるという意味を取って「最大に固める」になります。商品についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
ビジネスでの「フィックス」の使い方⑨「化粧品のfix&fix」
ビジネスでの「フィックス」の使い方の9つ目は「化粧品の fix & fix(フィックス&フィックス)」です。この化粧品は顔色を整える化粧下地なので商品名は英語の「fix」の「修正(する)」からとられ、「顔色や肌色を修正する」という意味です。関連記事がありますので合わせてご覧ください。
ビジネスでの「フィックス」の意味は?
ビジネスでの「フィックス」の意味は2種類ある!
商品名を別にして、ビジネスでの「フィックス」の意味は2種類あります。1つ目は「ビジネス全般で使われている意味」で、2つ目は「IT業界のビジネス用語としての意味」です。どちらも英語の「fix」の「修正する」「確固としたものにする」の意味のニュアンスがあります。
ビジネス用語の「フィックス」の意味とは「最終決定(したもの)」のこと
ビジネスでの「フィックス」の意味とは「最終決定(したもの)」のことです。最終的に確定したスケジュールや予定、最終決定した事項を指して「フィックス」という言葉を使います。同時にスケジュールや納期、予算などの様々な事柄で、あいまいなままになっている事項を最終決定することを「フィックスする」といいます。
ビジネス全般では「フィックスする」は決定の確認をするという意味もある!
少し細かい意味合いにはなりますが、一般のビジネスで「フィックスする」の意味とは「最終決定する」ことだけではなく、もう少し深い意味合いで「最終決定について確認する」という意味があります。ダブルチェックというよりは、最終決定された事項の詳細や責任の範囲を、改めて再確認するという意味です。
IT業界の用語としての「フィックス」の意味とは「最終版を確定する修正」
IT業界で使われている「フィックス」の意味は「最終版を確定する修正」のことです。例えば、ソフトウェアの不具合が発見されたときに修正することや、ユーザーに配布する修正プログラムのことを「フィックス」といいます。また、ソフトウェアにバグが見つかった場合の修正のことを、「バグフィックス」といいます。
「フィックス」を使う時の注意点
相手が「フィックス」を理解しているかどうかは確認する
非常に基本的なことですが、「フィックス」という言葉をわかっていなかったり、意味を取り違えていることはあり得ます。「フィックス」はビジネス用語で、ビジネス外では使うことはあまりないからです。自分の意思を伝えたい相手が、「フィックス」という言葉の意味を理解しているかどうかは知っておきましょう。
交渉する相手との意思の疎通を明確にする
一般のビジネスでは「フィックス」は、設計図でも予算でも納期でも、最終的な決定事項のことを指します。こういう場合には決定を交渉するお客さんや取引先の都合というものもあります。なので、「フィックスする」前に相手の希望や予定などを明確に把握するためにも、事前にきちんとコミュニケーションをとりましょう。
「フィックス」したものをダブルチェックする
「フィックス」したものは最終決定された事項ですが、そこは人間のすることですから、思い込みや間違いということが往々にしてあります。なので自分の側でのダブルチェックは怠らないようにしましょう。できればお客さんや取引先ともダブルチェックしましょう。謝罪文の書き方の記事がありますので、合わせてご覧ください。
「フィックス」は社内と社外で使い分ける
スケジュール調整などを社内で「最終決定(事項)」したあと、取引先との交渉に入ってまた「最終決定(事項)」を調整することは往々にしてあることです。ビジネスで回避しなければならないのはこういった「思い込みの違い」なので、どの時点で「フィックス」したのかをきちんと把握しましょう。未然にトラブルを防げます。
「フィックス」の使われ方自体があいまいであることに注意する
日本でのビジネス全般での「フィックス」の使われ方は「最終決定(事項)」ですが、英語の「fix」意味は「最終決定(事項)」に限りません。英語の「fix」では「調整」「修正」が使われることの方多いからです。なので相手が日本人でも「フィックス願います」の意味を、それが「最終決定」かどうかの確認が必要です。
英語と日本語では意味が違う!外来語「フィックス」にご用心!
「最終決定(事項)」は日本語では「フィックス」ですが、英語では(何を決定するか文脈によって違いますが)一般の会話では「final decision」になります。つまり英語の「fix」には「最終的な」という意味合いが全くないのです。これが「フィックス」というビジネス用語の使い方の危険なところなのです。
今はボーダーフリーの時代なので、外資系や貿易会社に勤めていなくても英語を使う機会はありますし、留学経験や学歴などなくてもバイリンガルは目指せます。ただしそこて「え?」っと思ってしまうのが、「フィックス」に代表されるような、外来語と元々の言語との明確ではない違いで、慣れるまでに時間がかかる人もいます。
ここに商品名として使われている「フィックス」をいくつか挙げたのは英語の「fix」の使い方により近いからで、ここから「fix」という単語に慣れると無難です。「フィックス」に限らず、外来語には元々の言語との使い方や意味にずれが多いのです。そのことを心得ておくと2か国語を使いこなすことも怖くなくなります。
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