ご無礼の意味・正しい敬語の使い方|非礼/失礼の違い・お詫びのメールも
お詫びのメールで「ご無礼」とはどのように使うべきなのでしょうか。この記事では、ビジネスシーンにおいて使うことの多い「ご無礼」の意味についてまとめます。正しい敬語の使い方、類語の非礼/失礼の違いについても紹介するので、参考にしてください。
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ご無礼|意味・正しい使い方は?
ご無礼の意味・正しい使い方①礼儀にはずれているという意味
ご無礼の意味・正しい使い方一つ目は、礼儀にはずれているという意味であるということです。ご無礼とはその文字からなんとなく想像がつくように、礼儀に外れているという意味の言葉です。「礼儀にはずれる・こと(さま)」「失礼」「ぶらい」という意味があります。マイナスな意味で使われる言葉です。
以下に関連記事として、「大変失礼いたしました」という敬語の意味についてまとめられたものがあります。メールでの敬語の使い方や例文、英語についてまで触れられているので、これを読むだけで敬語表現に詳しくなれること間違いなしです。ビジネスシーンにおいて使うことのできる敬語表現を学んで生活に生かしてください。
ご無礼の意味・正しい使い方②お詫びをするシーンで使われる
ご無礼の意味・正しい使い方二つ目は、お詫びをするシーンで使われるということです。ビジネスシーンにおいて「ご無礼」という表現を使うときは、お詫びをする場面であることがほとんどです。自分自身が相手にしてしまった礼儀に反する振る舞いを指して、謝罪をするときに使います。
例文としては、「ご無礼を働きましたこと、深くお詫び申し上げます。」「この度は無礼な態度をとってしまい、申し訳ございません。」などといったものが挙げられます。お詫びをする場面で「無礼」という言葉を用いるということ、またその使い方を覚えておきましょう。
ご無礼の意味・正しい使い方③無礼とご無礼の使い分け
ご無礼の意味・正しい使い方三つ目は、無礼とご無礼の使い分けについてです。「無礼」という言葉に接頭辞「ご」がついた「ご無礼」ですが、どういった場面使うことが適しているのでしょうか。これは、「無礼」を使うとき「誰から誰に向けられているか」によります。例えば、自分の失態を詫びるとき、「ご」はつけません。
「無礼な態度をとってしまい申し訳ございません」とするのが普通です。反対に、目上の人の立場にたって「無礼」を使って配慮をするときは、「ご無礼があったことをお詫び申し上げます」と表現します。謙譲語の時は「ご」をつけませんが、丁寧語の時は「ご」をつけるようにします。
以下に関連記事として、慇懃無礼という言葉について、その意味や使い方・例文を紹介しているものがあります。この記事で紹介している「無礼」という単語がそのまま入った「慇懃無礼」という言葉ですが、その正しい使い方とは一体どういったものなのでしょうか。ここで学んでおくことで、使える語彙が増えることでしょう。
ご無礼の意味・正しい使い方④ご無礼します
ご無礼の意味・正しい使い方四つ目は、「ご無礼します」という表現についてです。意味は「礼儀を外れる」で、「失礼します」と同じようなニュアンスで使われます。元は名古屋弁ですが、武士の言葉のようで耳に残りやすいフレーズであることから、今では全国的に使われています。
ご無礼の意味・正しい使い方⑤ご無礼の段
ご無礼の意味・正しい使い方五つ目は、「ご無礼の段」です。ご無礼の段という表現は、知ってはいるものの意味はわからないという人も多いのではないでしょうか。この表現の意味は、「失礼なことをした件について」です。「ご無礼の段」の「段」とは、「件」「こと」「もの」を表すものです。
ご無礼の意味・正しい使い方⑥ご無礼をお許しください
ご無礼の意味・正しい使い方六つ目は、「ご無礼をお許しください」です。相手に対して失礼な行動を取ってしまったとき、このようにして謝罪をすると許してもらうことのできる確率も上がるでしょう。「無礼」を用いてどのように表現するべきなのか悩んだら、「ご無礼をお許しください」とすると間違いありません。
ご無礼の意味・正しい使い方⑦無礼を働く
ご無礼の意味・正しい使い方七つ目は、「無礼を働く」です。相手に対して失礼な言動をとること、礼儀に背くような行動をとることを、「無礼を働く」というように表現することができます。慣用表現として覚えておくとよいでしょう。これを知らないと「無礼をする」としてしまいがちなので、気をつけてください。
ご無礼の意味・正しい使い方⑧丁寧な申し出をするときに使う
ご無礼の意味・正しい使い方八つ目は、丁寧な申し出をするときに使う方法です。「失礼」も申し出をするときに使うことができますが、「無礼」を用いることで、「失礼」を使う時よりも丁寧な姿勢を見せることができます。「突然のご無礼な申し出と存じますが」と前置きして申し出したい内容を伝えましょう。
ご無礼|非礼や失礼との違い・お詫び種類は?
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い①失礼は軽度のお詫びに用いる
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い一つ目は、失礼は軽度のお詫びに用いるということです。「ご無礼」や「非礼」と比べ、「失礼」という表現を用いるときは、比較的軽い場面で使うことがほとんどです。軽く謝るくらいで済む場面においては、「失礼しました。」などという表現を使うようにしましょう。
以下に関連記事として、「末筆ではございますが」という表現の意味や、メールと手紙のお礼やお詫びの例文についてまとめられているものがあります。お詫びの種類についてこの記事で学んだ後は、関連記事を参考にしながら他のお詫び例文についても見ておきましょう。様々な表現のストックを増やしておくのは重要なことです。
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い②非礼は重大な失態に用いる
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い二つ目は、非礼は重大な失態に用いるということです。非礼とは、ご無礼や失礼よりも更に重大なケースにおいて使うべき表現です。してはならないような失敗を犯してしまったとき、「非礼」という言葉を用いて謝罪するようにしましょう。具体的には個人情報の漏洩などです。
どう謝っても取り返しのつかないくらいの失態を犯してしまったら、「ご無礼」を用いて謝るのではなく、「非礼」を用いて謝るようにしましょう。「失礼」は「無礼」よりも軽い言葉になってしまうので、言語道断です。類語の中でも使い分けをすることが大切なのです。それぞれに含まれるニュアンスを知っておきましょう。
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い③ご容赦とご無礼の使い分け
ご無礼と類語の敬語非礼や失礼との意味の違い三つ目は、ご容赦とご無礼の使い分けについてです。ご容赦もご無礼と同じくお詫びをする場面において使う言葉ですが、ニュアンスに違いが見られます。ご容赦の方がご無礼よりも軽い謝罪をする場合に使う言葉であると覚えておいてください。また、ご容赦は目上に対して使います。
また、実際の謝罪や電話などで用いるものではなく、メールや文面などにおいて使うことのできる表現です。具体的な使い方としては、「失礼がありましたことを、どうかご容赦ください。」などが適切です。このように謝罪をすることによって、相手の感情をなだめることができるでしょう。
以下に関連記事として、「不躾ながら」の読み方や意味について紹介なされているものがあります。メールの例文や「失礼ながら」や「無礼」などの類語についてもまとめられているので、参考にしつつ日常会話の中に取り入れてみてください。関連する語彙に関しても学ぶことで、知識をどんどん蓄えていくことができます。
ご無礼|お詫びのメールの作り方・注意点は?
お詫びのメールの作り方・注意点①謝罪メール自体が失礼にあたる可能性も
お詫びのメールの作り方・注意点一つ目は、謝罪メール自体が失礼にあたる可能性もあるということです。謝罪をするために送信するのが謝罪メールですが、それ自体失礼にあたってしまう可能性もあるということを理解しておきましょう。できることなら直接会って謝罪したいところですし、最低でも電話が好ましいものです。
しかし、事情によってはメールで謝罪をするしかないという場面もあるでしょう。そのような状況においては、何もしないよりメールや文面でも謝罪をした方が良いに決まっています。そこでメールを用いた謝罪をする場合は、まず何よりも先に謝罪の本文が目に入るようにしましょう。言い訳を述べるのはNGです。
お詫びのメールの作り方・注意点②端的に謝罪をする
お詫びのメールの作り方・注意点二つ目は、端的に謝罪をするということです。お詫びをしなければならない内容を、その時々に応じて端的にかき表すようにしましょう。言い訳をしてしまったりそれ以外の挨拶を書いてしまうのは礼儀に反しています。謝罪メール本来の意味を損なわないように心がけましょう。
また、長文になりすぎてしまうのもNGです。あまり回りくどい表現をしてしまうと、面倒だと思われてしまうに違いありません。謝罪メールは相手の感情を逆撫でしないことが何よりも大切です。
以下に関連記事として、「重ね重ねお詫び申し上げます」という文の使い方について紹介されているものがあります。メールでの例文や意味、類語についてもまとめられているので、あなたの参考になること間違いなしです。ビジネスシーンにおいて多く使われる言葉だからこそ、その使い方をきちんと知っておきたいところです。
ご無礼の意味や正しい使い方を習得しよう!
ビジネスシーンにおいて多用することのできる「ご無礼」という言葉ですが、その正しい意味や使い方について知っておかないことには意味がありません。「ご無礼」を使った表現には様々なものがあり、その一つ一つが知っておくべきものです。この記事で紹介したような表現は全て、言葉の引き出しにしまっておきたいものです。
「ご無礼」以外にもお詫びをするときに用いることができる表現はたくさんあります。少しでも多くの表現を正しく習得して、メールや実際の会話で使えるようにしておきましょう。使える言葉が多いというだけで、周りの人たちから一目置かれることができます。ビジネスや人間関係を円滑に進めるべく習得してくださいね。
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