大変恐縮ですがの意味は？類語や英語・ビジネスメールでの使い方も

大変恐縮ですがの意味は？類語も

大変恐縮ですがの意味は申し訳なく思っているけれど・感謝しているけれど

大変恐縮ですがの意味は、申し訳なく思っているけれど・感謝しているけれどと言う意味です。「大変」は、程度がはなはだしいことや困惑すること・様子などを意味します。また、「恐縮」は相手を恐れることやその様子、相手への迷惑を申し訳なく思うこと、相手からの厚意に感謝することなどを意味する言葉です。

「ですが」は「だが」の丁寧語で、「ですけれど」と言う意味を持っています。「大変恐縮ですが」は文章の最初に使用されることが多く、相手への依頼や謝罪などの言葉を続けるのが一般的な使い方です。

大変恐縮ですがの類語①誠に恐縮ですが

大変恐縮ですがの類語1つ目は、誠に恐縮ですがです。「誠に恐縮ですが」は、「恐縮ですが」に「本当に」や「じつに」などを意味する「誠」を組み合わせています。例文は「誠に恐縮ですが、〇社にご同行をお願いしたく存じます」で、大変申し訳ないですが〇社へ訪問する際に一緒に来てくださいと言う意味です。

大変恐縮ですがの類語②誠に恐れ入りますが

大変恐縮ですがの類語2つ目は、恐れ入りますがです。「誠に恐れいりますが」は、相手へのお願いや自分がかけた迷惑などをとても申し訳なく思うと言う意味があります。例文は、「恐れ入りますが、こちらの資料をご覧いただけないでしょうか」で、大変申し訳ないですがこの資料をみてくれませんかと言うニュアンスです。

大変恐縮ですがの類語③大変心苦しいですが

大変恐縮ですがの類語3つ目は、大変心苦しいですがです。大変心苦しいですがは、申し訳ないですが、気がとがめますが、気の毒ですが、つらいですがなどの意味を持っています。例文は「大変心苦しいですが、〇案はお断りさせていただきます」で、大変申し訳ないですが、〇案は断りますと言う意味を表現しています。

大変恐縮ですがの類語④恐縮ながら

大変恐縮ですがの類語4つ目は、恐縮ながらです。恐縮ながらは、申し訳なく思いながら○○する・感謝しながら○○するなどを意味します。また、申し訳なく思ったまま・感謝したまま○○するなどの意味を持つ言葉です。

「ながら」は、同時におこなわれる2つの動作を表す場合や～のままでという意味を表現する際に使われます。例文は「恐縮ながら、お断りさせていただきます」で、本当にすみませんが断りますと言うニュアンスを伝えられます。

大変恐縮ですがの類語⑤大変申し訳ありませんが

大変恐縮ですがの類語5つ目は、大変申し訳ありませんがです。大変申し訳ありませんがは、本当に言い訳や弁解のしようがありませんが、心よりすみませんと思っていますがなどの意味を表現できます。「誠に申し訳ありませんが」は、「大変申し訳ありませんが」をより丁寧にした敬語です。

例文は「大変申し訳ありませんが、あいにく〇〇は外出しております」で、とてもすみませんが○○は残念ながら外出しており不在ですと言う意味を伝えられます。

「大変恐縮ですが」には、「恐縮」と言う言葉が入っています。そこで、下記記事では「恐縮」の意味や使い方などを紹介しています。また、「恐縮ですが」以外の「恐縮」を含む言葉を使ったビジネスメールの例文なども紹介していますので、「恐縮」と言う言葉をより上手に使いこなしたい方などもチェックしてください。

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大変恐縮ですがを使うときのポイント

大変恐縮ですがを使うポイント①複数回は恐縮ながら・誠に恐縮ながらを使う

大変恐縮ですがを使うときのポイント1つ目は、複数回は恐縮ながら・誠に恐縮ながらを使うです。同じ書類などの中で「大変恐縮ですが」を何度も使うと、皮肉や過度な敬語表現だと感じる方もいます。そのため、大変恐縮ですがを何度も使いたい場合は、恐縮ながら・誠に恐縮ながらなど類語を使用しましょう。

大変恐縮ですがを使うときのポイント②文章で使う

大変恐縮ですがを使うときのポイント2つ目は、文章で使うことです。「大変恐縮ですが」は、主に文章で使われることの多い言葉と言えます。話し言葉で同じ意味を表現したい場合は、「恐れ入りますが」や「申し訳ありませんが」を使うのがおすすめです。

大変恐縮ですがを使うときのポイント③同じ意味を持つ言葉を重ねて使わない

大変恐縮ですがを使うときのポイント3つ目は、同じ意味を持つ言葉を重ねて使わないことです。「恐縮」・「存じます」は、どちらも「思う」と言う意味を持っています。そのため、「大変恐縮に存じますが」は、同じ意味を持つ言葉を2つ重ねた間違い敬語です。

大変恐縮ですがを使うときのポイント④依頼や謝罪などと組み合わせる

大変恐縮ですがを使うときのポイント4つ目は、依頼や謝罪などと組み合わせることです。「大変恐縮ですが」に続く言葉選びに迷う際には、○○をしてください・申し訳ありませんでしたなど、依頼や謝罪の言葉を続けるとスムーズに文章が作れます。

「大変恐縮ですが」や「誠に恐縮ですが」などは、相手へ謝罪や感謝を伝える際にも活躍する言葉です。「誠に遺憾」と言う言葉は、相手への残念な気持ちなどを表現できます。そこで、下記記事では「誠に遺憾」の意味や類義語、使い方などを紹介しています。また、「遺憾の意」や「遺憾に存じます」についても紹介しています。

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大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文も

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文①よろしくお願い致します

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文1つ目は、よろしくお願い致しますです。「大変恐縮ですが」に「よろしくお願い致します」を組み合わせた使い方は、相手に依頼やお願いをしたい場合に使いましょう。

例文は、「大変恐縮ですが、〇日までにご連絡いただきますようよろしくお願いいたします」です。この例文では、大変申し訳ないですが、〇日までに連絡してくださいと言うニュアンスを伝えられます。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文②ご確認ください

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文2つ目は、ご確認くださいです。「大変恐縮ですが」に「ご確認ください」を組み合わせた使い方は、書類などの内容をはっきりとたしかめてもらう際などに使います。

例文は、「大変恐縮ですが、先日提出させていただきました見積書を本日中にご確認いただけますと幸甚です」です。この例文は、大変申し訳ないですが先日提出した見積書の内容を今日中にたしかめてくださいと言う意味を表現しています。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文③お忙しいところ

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文3つ目は、お忙しいところです。「お忙しいところ」に「大変恐縮ですが」を組み合わせた使い方は、相手へお願いごとをする場合や相手への心配りを表現したい場合に使います。

例文は、「お忙しいところ大変恐縮ですが、今日中にお返事をいただければ幸甚です」です。この例文では、忙しい中時間をとらせて申し訳ないですが、今日中に返事をくださるとありがたいですと言うニュアンスを表現できます。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文④ご検討

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文4つ目は、ご検討です。「恐縮ですが」に「ご検討」を組み合わせた使い方は、相手によく調べて考えてほしい事柄などがある場合に使用します。「検討」には、良いか悪いかを考えると言う意味もあるので、提案した内容への返事が欲しい場合などにも使用可能です。

例文は、「大変恐縮ですが、〇案につきまして、ご検討していただけると幸甚です」です。この例文では、大変申し訳ないですが、〇案を採用するかどうかをよく調べて考えていただければありがたいですと言う意味を表現しています。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文⑤ご理解

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文5つ目は、ご理解です。「恐縮ですが」に「ご理解」を組み合わせた使い方は、相手に自分の気持ちをわかってもらいたい場合や事柄の意味・内容をのみこんで欲しい場合などに使用します。

例文は、「大変恐縮ですが、日時変更の件についてはご理解頂きますよう、お願い申し上げます」です。この例文は、大変申し訳ないですが、日時を変更させていただいたことを許してくださいと言うニュアンスを含んでいます。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文⑥ご容赦

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文6つ目は、ご容赦です。「恐縮ですが」に「ご容赦」を組み合わせた使い方は、相手にゆるして欲しいことや大目に見てほしいことがある場合などに適しています。また、大目に見るの意味を持つ「ご許容」や失敗などをとがめだてしないで許す意味を持つ「ご寛恕」なども使えます。

例文は、「大変恐縮ですが、弊社では〇月より定休日を変更することになりました。何卒ご容赦いただければ幸甚です」です。この例文では、〇月より定休日が変更になることをどうか許してくださいと言うニュアンスを含んでいます。

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文⑦何卒

大変恐縮ですがの使い方・ビジネスメール例文7つ目は、何卒です。「恐縮ですが」に「何卒」を組み合わせた使い方は、相手に強く願う気持ちを伝えたい場合に使います。「何卒」は、「どうぞ」や「どうか」、「ぜひとも」などの意味を持つ言葉です。

例文は、「大変恐縮ですが、○○へのご協力を何卒よろしくお願いいたします」です。この例文では、大変申し訳ありませんが、○○への協力をどうぞよろしくお願いしますや○○へどうか協力してくださいと言う意味を表現しています。

「大変恐縮ですが」や「大変失礼いたしました」は、ビジネスシーンでも使用されることの多い言葉です。そこで、「大変失礼いたしました」の意味や英語の表現方法などを下記記事で紹介しています。また、下記記事では「大変失礼いたしました」のメールでの使い方や敬語表現などもチェック可能です。

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恐縮を強調する敬語表現や使い方

恐縮を強調する敬語表現や使い方①恐縮至極（きょうしゅくしごく）

恐縮を強調する敬語表現や使い方1つ目は、恐縮至極です。恐縮至極は「きょうしゅくしごく」と読み、この上なく申し訳なく思うことや非常に感謝することなどを表現する際に使います。「至極」は、この上ないこと、最上、非常になどを意味する言葉です。

恐縮至極の敬語例文は、「たいそうなお品をいただき恐縮至極に存じます」です。この例文では、立派な品物をいただいたことを、大変ありがたく思っていますと言うニュアンスを含んでいます。

恐縮を強調する敬語表現や使い方②恐縮しきり

恐縮を強調する敬語表現や使い方2つ目は、恐縮しきりです。「恐縮しきり」は、相手を恐れる・申し訳なく思う・厚意を感謝する程度や度合いが著しい場合に使います。漢字で「頻り」と書く「しきり」は、同じことが何度も引き起こる様子や「むやみ」、「やたら」などの意味を持つ言葉です。

恐縮しきりの敬語例文は、「○○様のご親切には恐縮しきりです」です。この例文では、○○さんの親切にはいつも大変感謝していますと言うニュアンスを含んでいます。

恐縮を強調する敬語表現や使い方③甚だ恐縮

恐縮を強調する敬語表現や使い方3つ目は、甚だ恐縮です。「甚だ恐縮」の使い方は、大変感謝している場合や非常に申し訳なく感じている際などに使います。「甚だ」は「はなはだ」と読み、普通の程度をはるかに超えている様子などを意味する言葉です。

甚だ恐縮の敬語例文は、「お忙しいところ甚だ恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします」です。この例文は、忙しい中時間を取っていていただいて申し訳ありませんがお願いしますと、相手を気遣いながらお願いごとをしています。

「大変恐縮ですが」や「お忙しいところ恐縮ですが」と言う言葉は、ビジネスメールでも使用頻度が高いといえます。そこで、下記記事では「お忙しいところ恐縮ですが」のメールでの例文を紹介しています。また、「ご多忙中」などの類語や英語での表現方法なども紹介していますので、ぜひご覧あください。

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大変恐縮ですがの英語表現は

大変恐縮ですがの英語表現①I'mterriblysorry

大変恐縮ですがの英語表現1つ目は、I'm terribly sorryです。I'm terribly sorryは、本当にすみません、本当に申し訳ありません、大変恐縮ですなどを意味します。

例文はI'm terribly sorry but could you please commentary？で、大変恐縮ですがコメントをお願いいたしますを意味しています。

大変恐縮ですがの英語表現②I'mverysorry

大変恐縮ですがの英語表現2つ目は、I'm very sorryです。I'm very sorryは、大変申し訳ない、誠に申し訳ございませんなどを意味します。例文はI'm very sorry for the late replyで、返事が遅れてしまい大変恐縮ですの意味を表現しています。

「大変恐縮ですが」・「誠に恐縮ですが」・「恐縮ながら」などの言葉は、「どうぞよろしくお願いします」などの依頼の言葉と一緒に使うことも多いです。そこで、下記記事では「どうぞよろしくお願いします」の意味やメールでの使い方、英語などを幅広く紹介しています。

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「大変恐縮ですが」の意味を知って正しく使いこなそう

「大変恐縮ですが」は、冒頭に使用できる大変使いやすい言葉の1つです。また、ビジネスメールなどでも使用頻度が高く、敬語を組み合わせて使うこともできます。さらに、「誠に恐縮ですが」などの類語を覚えておくと、表現力もアップできます。「大変恐縮ですが」の意味を知って、様々な場面で正しく使っていきましょう。