ご無沙汰しておりますの意味は?ビジネスメールの例文や目上への返事も
仕事をする上で久しぶりに目上の方と会うときやビジネスメールを送るときに「ご無沙汰しております」と言うことがありますね。またはそう言われた時の返事や返信に悩むことがあるでしょう。こちらでは「ご無沙汰しております」の意味、類似語、例文をご紹介します。
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目次
ご無沙汰しておりますの意味とは?
ご無沙汰しておりますの意味
ご無沙汰しておりますの「ご無沙汰」というのは、「便りが無い、暫く会う機会がなかった」という、「お久しぶりです」という意味です。つまり「暫く連絡を取れておりませんでした」ということを表す言葉です。
ご無沙汰しておりますの「ご」は相手への敬語、「おります」は謙譲語です。目上の方へ使用する丁寧な意味の言葉です。メールの返信の際にも最初に付けることが出来ます。
ご無沙汰しておりますを使う場面
「ご無沙汰しております」というのは、ビジネスシーンで使われるものでしょう。上司や取引先に使う言葉です。それは、上司や取引先が敬うべき重要な相手であるからです。堅苦しい挨拶ではありますが、ビジネスシーンでは使わざるを得ない言葉ですね。
実はビジネスシーン以外にも幾つか「ご無沙汰しております」を使う機会があります。それが義実家へご挨拶をする場合、または恩師へのご挨拶の場合です。年にお盆と正月のみの帰省であるなら、出てくる言葉です。恩師も目上の方に当たるので会った時や、手紙の際は使いましょう。
「ご無沙汰しております」を使うのは良いですが、新商品のPRのメールの場合など返信は要らないという場面があります。しかし、「返信不要」という敬語はぱっと思い浮かびますか?以下の記事ではその疑問にお答えしています。是非読んでみましょう!
ご無沙汰しておりますの敬語の言い換え表現は
敬語の言い換え表現①ご無沙汰しています
「ご無沙汰しております」の言い換えで一番に来るのはやはり、「ご無沙汰しています」でしょう。「ご無沙汰しております」の方が丁寧な敬語です。しかし「ご無沙汰しています」というのも少し崩した柔らかな敬語として目上の方にも使えるでしょう。
こちらの上司には「ご無沙汰しております」というのは堅苦しくなりすぎないだろうか?と感じた場合、「ご無沙汰しています」と言っても良いでしょう。大事になるのは距離感です。ビジネスにおける距離感というのはとても重要な点になってきますので、言葉の使い方には注意を払いましょう。
敬語の言い換え表現②息災でしたか
久しぶりの連絡で健康を気遣った場合の「ご無沙汰しております」に変わる意味合いの言葉は「息災でしたか」です。「息災」とは健康なことの意味です。つまり、「お元気でしたか」ということです。無病息災とは病気にならず健康に過ごせますようにということです。
こちらの「息災でしたか」ですが、メールなど文章でよく使われる言葉です。会って話す際に「息災でしたか?」と聞くことはあまりないでしょう。会って会話する際は「ご無沙汰しております」や先ほどのように「ご無沙汰しています」を使うのが妥当でしょう。
敬語の言い換え表現③ご連絡も差し上げず申し訳ありません
「ご無沙汰しております」ということは連絡も取っていなかったということです。したがって、「ご連絡も差し上げず申し訳ありません」といった言葉に言い換えることができます。「ご無沙汰しております」が形式張った言い方になります。少しやわらかな聞こえになるのが「ご連絡も差し上げず申し訳ありません」です。
ここで注意しておきたいことがあります。ついうっかり「ご無沙汰しております。ご連絡も差し上げず申し訳ありません」と言ってしまうケースがあります。二度同じ事を繰り返して言ってしまっていますね。どちらか一方を使うようにしましょう。「ご無沙汰しており、申し訳ありません」などにしましょう。
敬語の言い換え表現④お久しぶりです
ビジネスシーンでは、目上の方に適切な言葉として「ご無沙汰しております」が使用されます。しかし、自らの立場からして近い立場であれば少し崩して「お久しぶりです」と言うこともあります。この相手では「ご無沙汰しております」が堅苦しいと感じたときは、「お久しぶりです」で良いでしょう。
この相手とは今後も親交を深めていきたいと思っても、自らの立場と相手の立場についてはよく考えるようにしましょう。「お久しぶりです」と言っても良い相手なのか、「ご無沙汰しております」が適切ではないかと色々考えます。とても疲れることですが、それがあなたにとって最善の道となるのは確かです。
ビジネスシーンでのメールの中でも、社内メールはどの役職の方でも届くメールですね。目上の方から下の役職の方にも同じように届きます。この場合も形式が違ってくるのでしょうか?気になりますね。以下の記事に答えが載っています。是非読んでみましょう!
敬語の言い換え表現⑤久方ぶりです
「お久しぶりです」を少し丁寧にしたのが「久方ぶりです」です。「お久しぶりです」は距離感が掴みやすい言葉ですが、「久方ぶりです」は距離感が分かりにくいです。親しくもなく、遠い距離感の相手でもない場合に使用すると良い言葉です。
親しい方に久しく会っていなかった時には「お久しぶりです」と言うでしょう。それは歳や立場が近いとよく使用します。「久方ぶりです」を使う相手を考えてみると、歳が離れており立場が近い方ではないでしょうか。年齢を考慮してその分を敬った言葉となります。
ビジネスにおいては年齢だけでは上下関係が構築されません。若くして目上の立場にある方もいれば、長年同じ役職をされる方も居られます。「ご無沙汰しております」の類似語にも複数あることからしてもその場に見合った言葉がたくさんあるということです。
ご無沙汰しておりますのビジネスでの使い方・メール例文も
ご無沙汰しておりますのビジネスでの使い方
ビジネスシーンでよく登場する「ご無沙汰しております」ですが、どのくらい会っていなければ使えるものでしょうか。使い時は、2~3ヶ月以上会っていない、または連絡を取っていない場合です。1年以上となってくれば、「大変ご無沙汰しております」と「大変」を付けても良いでしょう。状況に応じて適切に使いましょう。
「ご無沙汰しております」に一言添えると丁寧さが増すことがあります。ワンランク上の敬語ができる人物だと思われる一言を幾つかリストにまとめましたので、参考にしてみましょう。ポイントは相手を敬う気持ちです。
- ・ご無沙汰しております。いかがお過ごしですか?
- ・ご無沙汰しております。お変わりありませんか?
- ・大変ご無沙汰しており、失礼致しました。
- ・大変ご無沙汰しております。○○様のご活躍は耳にしておりました。
ご無沙汰しておりますに付け加える一言
ご無沙汰しておりますのビジネスにおけるメールの送り方の例文①上司へ相談
上司への相談の例文です。件名を書き、本文の書き出しは上司の部署と名前を記載します。その後、「お疲れ様です。○○課の○○です。以前アドバイスを頂いた時はありがとうございました。あれからご無沙汰しており、失礼致しました。今回もアドバイスを頂きたくメールを送らせて頂きました」という具合に書き始めます。
重要なのは、前回の話題を持ち出すことです。「あなたにしてもらったことがとても助けになりました」ということが伝わってくれば嬉しいものです。そして目上の方への敬いの気持ちも表すことが出来ます。「今回もアドバイス頂きたく」を「今回も助力頂ければ幸いです」というのも良いでしょう。
ご無沙汰しておりますのビジネスにおけるメールの送り方の例文②上司へ伺い
同じ職場でも顔を合わせる機会がない上司、元上司で現在は別の職場で働いているという場合があります。この場合にも「ご無沙汰しております」が使えますね。以下が上司への伺いを立てる際の例文です。失礼の無いように、自分の伝えたいことを押していくことが重要です。
件名には用件を短く書きます。書き出しは部署と名前もしくは別の職場になっていた場合会社名を記入します。その後、「ご無沙汰しており申し訳ありません。いかがお過ごしでしょうか?この度は○○についてご提案させて頂きたく、メールさせていただきました」といった風に続けていきます。
ご無沙汰しておりますのビジネスにおけるメールの送り方の例文③取引先営業
取引先というのは、敬うべき相手先ですね。取引先へのメール文も「ご無沙汰しております」を使用しましょう。取引先への対応は職場のイメージを変える可能性のあることです。慎重に言葉を選びましょう。以下が取引先への営業のメールの例文です。
件名には用件を短く書き、自分の会社名と部署、名前を記入します。本文の書き出しは、取引先の会社名と取引相手の名前を書きます。その後、「大変ご無沙汰しております。○○社の○○課○○です。その節は大変お世話になりました。今回ご連絡させて頂いたのは、弊社の新商品についてご連絡させて頂きました」などです。
以下の記事はビジネスメールの例文をまとめた記事です。なかなか難しくて考え込んでしまうのがビジネスメールです。とても参考になるのでチェックしてみましょう!
ご無沙汰しておりますへの返事は?
ご無沙汰しておりますと届いたメールへの返事
上司など目上の方から「ご無沙汰しております」と届いた場合、返事に困ったことはありませんか?この場合は特に難しく考えず、「こちらこそご無沙汰しております」と書き出し返事をすれば大丈夫です。返事に限らず、相手の言葉に一言足して返すというのは会話において良い手法です。文章に暖かみを出すことができます。
もっと丁寧に返事をしたいということであれば、いくつか定型文という訳ではありませんがご紹介できます。ほとんどが先ほど言ったとおり一言付け加える形になります。「ご無沙汰しております」に一言付け足して、次のように返事をしてみましょう。
- ・こちらこそご無沙汰しております。お変わりありませんか?
- ・こちらこそご連絡も差し上げず申し訳ありません。
- ・本来ならこちらからご連絡すべきところを申し訳ありません。
ご無沙汰しておりますの返信
目上の方からご無沙汰しておりますと届いた時に気をつけるべき敬語
まず、上司など目上の方への連絡はこちらからすべき事です。それを目上の方からさせてしまった事への謝罪の言葉を付けます。それに加えて、相手への気遣いの一言も付け加えると良いでしょう。「お変わりありませんか?」や「息災でしたか?」などです。このように書き始め、本題へ移りましょう。
上記に挙げた言葉で例文とすると、「本来ならこちらからご連絡すべきところを申し訳ありません。息災でしたか?」が良い返事です。「こちらこそご無沙汰しております。ご連絡頂き誠にありがとうございます」という書き始めも適切です。相手に敬意を払いましょう。
以下の記事の題材である「役職名の後に様や殿は付けるの?」という疑問は誰もが抱くものではないでしょうか。敬称や宛名というのは難しいですね。以下の記事がとても役に立ちます。是非チェックしましょう!
ご無沙汰しておりますを上手く使い分けよう!
ここまで「ご無沙汰しております」についてお話してきました。あなたは今まで適切に使うことが出来ていましたか?「ご無沙汰しております」の例文による使い方、似た意味を持つ敬語もご紹介しました。これらを上手く使って、ビジネスに役立てましょう!敬語が上手く使えると目上の方からの評価も上がるでしょう。
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