弓道で使えるかっこいい四字熟語12選!スローガンや部活の応援に!

この記事では、弓道のスローガンや部活の応援などで使える、かっこいい四字熟語を12選ご紹介します。弓道にまつわる有名な四字熟語から、人生の教訓にもなるような奥の深い名言もあります。お気に入りの四字熟語を見つけて、是非目標や部活の応援に活用して下さい。

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目標にしたい弓道の四字熟語3選

①千射万箭(せんしゃばんせん)

数本の矢

「千射万箭」は、「千射万箭悉皆新(せんしゃばんせんことごとくみなあらた)」という原文が語頭四文字に省略された四字熟語です。千回の射も万本の矢も、一本一本の全てを新たな気持ちで丁寧に打たなければならないという教えの意味があります。

例えば、練習で何本も射っているうちに集中力を失ってしまい、射法がつい雑になってしまう時などの戒めでもあり、試合の流れに左右される事なく毎回新たな気持ちで射つべきである事の教えでもあります。弓道の基本とも言える、目標にしたい名言の一つです。

②射裡観徳(しゃりかんとく)

夕日に向かって手を広げる人

この四字熟語には、射を通してその人の人間性を見る事ができるという意味があります。「裡」は「里」と同様の意味があり、物事の裏側や内側の事を言います。「徳」はその人の人間性を指します。訓読みでは「射のうちに徳を観る」と読む事ができます。

歴史ある弓道の弓は、古くから武器としてだけではなく、射法に人間性を映し出す道具(観徳の器)ともされていました。かつて中国の官史試験では、人間性を見るための基準の一つとして弓を引かせていたというお話もあるほどです。弓道を通して徳のある人間性を目標にしたいですね。

③審固満分(しんこまんぶん)

弓を引く人の銅像

この言葉は、一つ一つの所作の正確性に配慮しながら基本に則った弓を引き、会で十分に伸びあって離れるという、射法における基本の心得を表す言葉です。弓道を嗜む上では、是非目標に掲げたい四字熟語です。

「審固」を「狙いを固める」とする見方や、的に対峙する際の体の置き方を意味する「目付け」を正しく定める、とする見方もあります。いずれにしても、射法の動作一つ一つに並々ならぬ集中力が必要である事を示しています。


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応援に使える弓道の四字熟語3選

①正射必中(せいしゃひっちゅう)

弓道をする女性

「正しく射れば必ず中(あた)る」と読むこの言葉には、「正確な射法に基づいて射れば、必ずや的中する」という意味があります。

恐らく、弓道に身を入れる人のほどんどが、一度は目にした事のある四字熟語でしょう。明快かつ基本的な教えなので、部活目標やスローガンに選ばれる事も多く、部活や試合の応援幕でもよく見られる言葉です。

②一射入魂(いっしゃにゅうこん)

一本の矢

この言葉には、「射の一つ一つに魂を込めよ」という意味があります。同様の四字熟語の使い方として、野球やソフトボールで有名な「一球入魂」、テニスやバレーボールでは「一打入魂」などがあり、様々な部活の応援シーンで活用されています。

こと弓道においての一射というのは、打ち始める前から打ち終わった後迄も、一つ一つの動作が慎重に行われるものです。一射入魂は、弓道を応援する言葉にぴったりなかっこいい四字熟語の一つです。

③一射絶命(いっしゃぜつめい)


消えた蝋燭の火

この言葉には、「この一本の矢を射る事が一生に一度しかない事として、全てをこの一射にかける覚悟で臨む」という意味があります。この言葉から、弓を射る際には相当の精神力・集中力を必要とする事が汲み取れます。

弓道の基本的な教えには、一貫して一射にかける気持ちの大切さが説かれているものが多くあります。中でも「絶命」の二文字が目を引くこの四字熟語は、弓射る人にとって、その気持ちを奮い立たせられるかっこいい言葉の一つです。

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弓道から学ぶ人生の四字熟語3選

①礼始礼終(れいしれいしゅう)

合掌する銅像

「礼に始まり礼に終わる」という意味を持つこの四字熟語は、弓道だけでなく、剣道や柔道など日本の伝統的な武道で重んじられる言葉です。また、武道のみならず、日本人が昔から日常的に大切にしてきた名言でもあります。

武道においては、対峙する相手に対してはもちろん、指導していただいている師範や使用している道場、武具などに対しても終始礼を払うように教え示す四字熟語です。武道関係の部活動だけではなく、その他の部活動や教室に掲げられている事もあります。

②射者仁道(しゃはじんのみち)

神秘的な森の道

「射は仁の道なり」という意味を持つ四字熟語です。弓道の極意が記された文献「礼記射義」の中に示された一節で、弓道が己に仁道を追求するものである事を意味する名言です。

また、この一節の後には、自分を律して正しく射る事や、その上で中らなくても人を恨むのではなく自分にその原因を求める事といった、人としての在り方についての心得も示されています。「射者仁道」は、弓道の武道やスポーツとしてだけではない深い教えを表す、かっこいい名言です。

③弓禅一如(きゅうぜんいちにょ)

禅寺の頭部

この四字熟語は、「弓と禅は一つの如し」と読む事ができます。また、「一如」とは、絶対的に同一である真実の姿という意味を持つ仏教用語であり、弓道と禅の精神が同じものである事を示しています。

射の修練を重ねるうちに、安定した精神性や邪念にとらわれない澄んだ心を知る事ができます。それらが禅で得られる境地と同じ事から生まれた四字熟語であり、名言とされるかっこいい言葉の一つです。

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弓道に関連する他の四字熟語3選

①破邪顕正(はじゃけんしょう)

鬼の壁像

この四字熟語には、「邪を破り正しきを顕(あらわ)にする」、つまり「誤った考えを打破して正しい考えを示す」という意味があります。「正」は「せい」と読む事もあります。

弓道や剣道などの武道においてこの言葉が用いられる場合は、「己の中にある邪念を打ち破り、正しくある事を示す」という様に、もっぱら自己の内面との闘いの意味で使われます。この名言を心に掲げて弓道と精神面を鍛錬する人の姿は、かっこいいものです。

②会者定離(えしゃじょうり)

車窓越しに別れを惜しむ二人

「会者定離」は、「出会った者とはいずれ離れる定めである」という意味を持ちます。離れたくはなくとも事情があって離れなくてはならなかったり、永遠に思えてもいずれ訪れる死があったりと、世の無常を表した言葉です。

弓道の関連性としては、射法八節のうちの「会」と「離れ」の由来になっています。狙いを定めつつ弓と弦を引き分け、十分伸びやかに引き合った状態(会)から満を持して離れ(離れ)る段階を表します。

③明鏡止水(めいきょうしすい)

水面の波紋

「明鏡止水」とは、邪念が無く、澄み切って落ち着いた心の状態を表す言葉です。「明鏡」は一点の曇りなくありのままを映し出す様子を、「止水」は澄んで静かな水の様子を表します。

弓道との関連性としては、矢を射る直前の邪念なく集中している理想の精神状態と通じる事から、「明鏡止水」は弓道を嗜む人に好んで用いられます。

弓道のスローガンにぴったりな四字熟語を選ぼう!

武道として歴史の深い弓道は、仏教用語や漢文から引用された高い精神性を表す四字熟語との関連性が多くあります。今の自分が目標にしたいと思えるものや、部活の応援やスローガンとなるかっこいい四字熟語を選んで、精一杯、弓道に励んで下さい!


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