日本のプロゲーマーの年収はどれくらい?収入源や日本の大会の賞金額も!
プロゲーマーという職業があるのをご存知ですか?日本ではあまり知られていない、eスポーツというジャンルで活躍する人たちですね。平均年収や収入源、大会での賞金額などをご紹介したいと思います。プロゲーマーになるための方法も押さえているので、ぜひご覧ください。
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目次
プロゲーマーとは?
プロゲーマーとはeスポーツのプレイヤーのこと
プロゲーマーとは、eスポーツのプレイヤーのことを指します。コンピューターの対戦型ゲームを意味する、eスポーツのゲームの大会に参加することで報酬を得るタイプの職種です。2000年代に入ってから認識され始めた、新しい仕事の形ですね。プロゲーマーが活躍するゲームのジャンルは、以下のものが該当します。
- ・シューティングゲーム(FPS)
- ・戦略ゲーム(RTS)
- ・マルチオンラインゲーム(MOBA)
- ・対戦格闘ゲーム
- ・スポーツ・モータスポーツゲーム
- ・オンラインカードゲーム(OCG)
対戦ゲームのジャンル
ちなみに、日本人プロゲーマーは、対戦格闘ゲームのジャンルでの競技人口が多いと言われています。また、オンラインカードゲーム(OCG)は、日本人プレイヤーが強いジャンルとされています。
プロゲーマーは日本ではマイナーな職種
プロゲーマーは、日本では、まだまだマイナーな職種です。世界的に見れば競技人口は1億人以上といわれていますが、日本では一般的なものではありません。ゲームは遊んで楽しむものであって、仕事とするものではないという認識が、未だに根強いためだと考えられています。
実際には、気楽に遊びながら報酬を受けているわけではく、アスリートと同じようにストイックな努力が必要になる職種です。まだまだ発展途上ですが、eスポーツは将来的にオリンピック種目にもなる可能性を秘めているので、先の展開が楽しみな職種でもあります。
日本のプロゲーマーの平均年収は?
日本のプロゲーマーの平均年収①平均年収は450万円ほど
日本のプロゲーマーの平均年収の1つ目は、450万円ほどだということです。しかし、あくまで平均であるので、実際にはバラつきが大きい職種です。日本人プロゲーマーとしてトップクラスにいる人で、推定2000万円ほどの年収だとされています。
トップクラスの年収を得ている人は、ほんの一握りで、プロゲーマーとしてギリギリ生計を立てている人も少なくありません。多くのプロゲーマーは、サラリーマンの平均年収を下回ります。サラリーマンの平均年収が気になる方は、こちらの記事を併せて御覧ください。
日本のプロゲーマーの平均年収②給料制ではないので不安定
日本のプロゲーマーの平均年収の2つ目は、給料制ではないので不安定だということです。今年度の年収が450万円だったからと言って、来年も同じであるとは限りません。主な収入が、大会の賞金ということもあり、大会での勝率にかかっているところが大きいのです。
唯一の例外は、スポンサー企業がついたプロチームに所属するプロゲーマーです。こちらは、毎月の給料が支払われる傾向にあります。しかし、大会で優勝しても、チームへの貢献度によって報酬が左右される可能性があります。
不安定でも、いくらぐらいの年収を得ていれば裕福と言えるのか気になる方は、こちらの記事も併せてチェックしてみましょう。裕福な家庭の年収額を知ることができますよ。
日本のプロゲーマーの仕事内容と収入源は?
プロゲーマーの仕事内容と収入源①大会に出場して賞金を稼ぐ
プロゲーマーの仕事内容と収入源の1つ目は、大会に出場して賞金を稼ぐものです。大会の賞金は、ゲームタイトルにより異なります。基本的に、競技人口が多いゲームほど高額になる傾向にありますね。また、個人で参加するタイプのゲームか、チームで参加する必要のあるゲームかによって、収入額が異なってきます。
プロゲーマーの仕事内容と収入源②実況動画配信で稼ぐ
プロゲーマーの仕事内容と収入源の2つ目は、実況動画配信で稼ぐものです。日本では『Youtube』を利用した動画配信が有名ですね。人気が出るほど広告収入が入りやすくなるので、こちらで稼ぐプロゲーマーも存在します。
また、世界的には、『Twich』というゲーム動画配信サイトの利用が有名です。こちらは、広告収入や投げ銭による収入に加え、「サブスクライブ」という有料サポーターシステムがあることでプロゲーマーが稼ぎやすくなっています。有料サポーターが支払った月額5ドルの半分を、配信者が受け取れる仕組みです。
『Youtube』などの動画配信サイトでの詳しい収入の仕組みを知りたい方は、こちらの記事を併せてご覧ください。プロゲーマーと同じで、2000年代になってから注目され始めた仕事の形の一つなので、まとめて確認しておくと良いですよ。
プロゲーマーの仕事内容と収入源③イベントに出演して稼ぐ
プロゲーマーの仕事内容と収入源の3つ目は、イベントに出演して稼ぐものです。ゲーム会社が開催するイベントに出演することで、収入を得ることもあります。大会で良い成績を残す、知名度のあるプレイヤーだと招待される機会が巡ってきます。
プロゲーマーの仕事内容と収入源④スポンサー契約で給料を稼ぐ
プロゲーマーの仕事内容と収入源の4つ目は、スポンサー契約で給料を稼ぐものです。大きな大会の上位に食い込むことで企業から声がかかることもありますし、スポンサー企業がついたプロチームに所属することで契約することもあります。ただし、チームに所属して給料を得るには、実績や実技試験などが必要になります。
プロゲーマーの仕事内容と収入源⑤書籍やグッズ売上で稼ぐ
プロゲーマーの仕事内容と収入源の5つ目は、書籍やグッズ売上が稼ぐものです。プロゲーマーとしての相当な知名度が必要となりますが、自身の知識や経験を生かした書籍の印税や、グッズの売上で稼ぐケースもあります。
日本のプロゲーマーの大会の賞金額は?
日本のプロゲーマーの大会の賞金額①規制があるため海外より低め
日本のプロゲーマーの大会の賞金額の1つ目は、規制があるため海外より低めということです。賞金額がわずか10万円という大会も珍しくありません。海外では億を超える賞金額も多いため、日本の大会より海外の大会で賞金を稼ぐ日本人プロゲーマーは多いですね。海外の大会での賞金額トップ3は以下の通りです。
海外での賞金額トップ3
タイトル | 優勝賞金額 |
Dota2 | 約12億円 |
League of Legends | 約2億6000万円 |
Counter-Strike:Global Offensive | 約8800万円 |
ちなみに、2019年の7月に行われる「Fortnite」というタイトルのゲーム大会が、約33億円の優勝賞金を与えるとして話題を呼んでいます。日本の大会の賞金額とは、文字通り桁が違いますね。
しかし、日本における賞金額も、徐々に上昇している傾向にあります。eスポーツが2022年のアジア競技大会での正式種目にも採用されたこともあって、認知度が高まりつつあるためです。国内でeスポーツが盛んになるにつれて、大きな賞金額の大会も増えると考えられています。
「Dota2」と「League of Legends」はマルチオンラインゲーム(MOBA)、「Fortnite」はシューティングゲーム(FPS)のタイトルです。高額賞金を狙うのであれば、こちらのジャンルのゲームの腕を磨く必要がありますね。
日本のプロゲーマーの大会の賞金額②日本での最高額は1億1千万円
日本のプロゲーマーの大会の賞金額の2つ目は、国内での最高額は約1億1000万円だということです。2018年に開催された「シャドウバース」というゲームの優勝賞金額ですね。過去に類を見ないほどの賞金額となり、話題となりました。
他の国内大会の賞金額が、総額で1000万円もあれば高額だと判断されていたことを考えると、いかに破格の優勝賞金額であったかが分かりますね。2019年も同額の賞金額で「シャドウバース」の大会が開催されることが決定しています。
日本でプロゲーマーになる方法は?
日本でプロゲーマーになる方法①スキルを磨く
日本でプロゲーマーになる方法の1つ目は、スキルを磨くことです。賞金額が大きな大会があるタイトルのゲームを選んで、腕を磨きましょう。プロにもなると1日10時間を練習にあてる場合があります。独学では限界がある場合は、eスポーツの団体に加入したり、eスポーツの専門学校で学んだりする方法があります。
日本でもeスポーツチームの数が増えてきて、現在では80位上の団体があるとされています。専門学校に関しても、次々と開校されていて、今後も増えていくと考えられています。
- ・東京アニメ・声優専門学校 e-Sportsプロフェッショナルゲーマーワールド
- ・大阪デザイン&IT専門学校 e-sports WORLD
- ・総合学園ヒューマンアカデミー eスポーツ専攻
eスポーツ専門学校・一部例
日本でプロゲーマーになる方法②実績を出す
日本でプロゲーマーになる方法の2つ目は、実績を出すことです。プロゲーマーになるには実績が必須となります。基本は、大会に出て好成績を残すことですね。自分のレベルに合った大会を探して、エントリーしていきましょう。JCGといった、eスポーツの大会を紹介しているサイトなどを利用すると良いでしょう。
また、動画配信などで人気を集めるというのも一つです。大会に出るにしても、動画配信をするにしても、ゲームによってはチームでしか参加できないものもあるので、チーム作りもする必要となる場合があります。国内の大会から始めて、国際大会で実績を出すことができれば理想的です。
JCG – 誰でも参加できるeスポーツの大会サイト日本でプロゲーマーになる方法③スポンサーと契約する
日本でプロゲーマーになる方法の3つ目は、スポンサーと契約することです。スポンサー企業を持つプロチームと契約することができれば、プロゲーマーと言って良いでしょう。スポーツ選手と同じように、契約金や給料で生活していくことになります。国内だけでなく海外のプロチームと契約することも可能です。
海外の大会にエントリーしたり、海外のプロチームと契約したりすることを視野に入れると、プロゲーマーに英語は必須となります。ゲームの腕を磨くかたわら、英語の勉強も頑張りましょう。
プロゲーマーになるなら人生設計をしっかりと
プロゲーマーは給料制でないケースが多いので、収入が安定しない反面、大会で優勝することができれば一攫千金も夢ではない職業です。しかし、高額の賞金を稼いでも、人生設計はしっかりとしておく必要があります。プロゲーマーとして活躍できる期間が短いことが理由ですね。
プレイヤーとしてのピークは、10代後半から20代前半までと言われています。30代で活躍するプレイヤーは、ほとんどいないのが現状です。プロゲーマーを引退した後の予定も、考えておく必要があります。
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