卒業見込みの意味とは?履歴書の学歴に「修了予定」「在学中」は書ける?

履歴書やエントリーシートに必ず書かなければならないのが学歴欄です。その中でも学校の在籍状況を示す「卒業見込み」「修了予定」「在学中」などのワードの意味や使い分けについて解説していきます。正しい書き方を理解して、就活を有利に進めましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



卒業見込みの意味とは?

「卒業見込み」の意味とは「卒業年の3月までに単位取得が見込めること」

卒業

「卒業見込み」とは、「このまま順当に行けば、卒業する年の段階(4年制大学なら4年次)において、卒業に必要な単位をすべて取得して卒業が可能である」と言う意味です。まだ大学を卒業していない場合で、今年度内に卒業に必要な単位が取得できるということをがあることを面接官に証明してくれる言葉です。

「卒業見込み」はあなたが「卒業できる能力がある」ことを企業に伝える手段

採用

新卒の就職活動は大学を卒業するということを大前提として内定契約を結びます。履歴書に対して「卒業見込み」と書かれていることによってあなたが卒業可能な能力を持った人材であると判断してもらうことができます。あくまでも卒業できるかどうかで判断しており、単位を落としているかどうかはここでは見られていません。

正しい言葉で履歴書を書くことで、あなたの情報がより明確に面接官や採用担当者の方に届くようになります。ここからはより詳しく、履歴書やエントリーシートの学歴欄で使う言葉の正しい使い方について説明していきたいと思います。

「卒業見込み」「卒業見込」正しい表記は?

履歴書やエントリーシートへの正しい書き方は「卒業見込み」

悩む

履歴書の学歴欄に書く言葉は「卒業見込み」が正しいです。卒業見込という言葉は存在しません。履歴書の参考例の中には送り仮名を忘れて記載されているものもありますが、注意しましょう。

「卒業見込み」と似た言葉「卒業予定」

そっくり

「卒業見込み」と同じような意味の言葉で「卒業予定」があります。多くの人は「概ね卒業することは可能だが、場合によっては卒業ができないかもしれない」といった意味でとらえていますが、実際には違います。しかし、間違った意味で取られてしまう可能性があるため「卒業予定」ではなく「卒業見込み」としましょう。

表記一つで採用に影響がでるわけではありませんが、社会人になるためのマナーとして知っておいて損はないでしょう。こういった細かいところでミスをしてしまうと一般教養がない人という印象を採用担当者の方に与えてしまうので気をつけた方がよいでしょう。

卒業見込みと書いてOKな条件は?

大学生なら就活を始める3年次から「卒業見込み」が使える

登る

就職活動を始める3年生か4年生のひとは「卒業見込み」という言葉を使うことができます。ただし、例外として履歴書を書いている時点で留年が確定してしまっている、もしくは単位数が足りていない場合については「卒業見込み」という言葉を使うことができません。

また、大学の1〜2年次にはまだ卒業できるだけの単位を取得できるかわからないため、「卒業見込み」という言葉を使うことができません。


「見込み」を使用できる条件は学年ではなく、あくまでも単位の取得状況によって決まると覚えるといいと思います。履歴書やエントリーシートはあなたのことを知ってもらうための重要な書類です。多くの企業では卒業見込みと書かれていないと本当に卒業できるのか判断できないため、選考に通るのも難しくなるでしょう。

単位を落とした場合でも「卒業見込み」と書くことができるケースがある

学年

単位を落としてしまっても、履歴書やエントリーシートに「卒業見込み」と書くことのできるケースがあります。3年後期や4年前期の必修や選択の単位を落としてしまった場合です。4年後期までにその単位を回収できるのであれば「卒業見込み」と書くことができます。しかし、単位を一つでも回収できなければ記入できません。

卒業見込みと記載する場合日付はいつにする?

「卒業見込み」の日付は実際に卒業する時期を記入する

日付

「卒業見込み」を履歴書の学歴欄に記入する際、注意しておきたいポイントとして日付や年月が挙げられます。ここで記さない情報は記入をした時点の日付や年月のことではなく、あなたがいつ確実に卒業することになるのかを問われていることに注意しましょう。

よって学歴欄の日付や年月はあなたがいつ卒業するのかを記しましょう。学校のホームページなどに卒業式の日程などが書かれていると思います。日にちまで聞いてくることはほとんどないので、このまま順当に行けば◯年の◯月に卒業できるなとわかるだけでよいです。

書き方は「西暦(和暦)年◯月〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み」


書類

具体的な書き方の例を載せておきます。例えば2021年3月に卒業する人であれば、「2021年3月 〇〇大学△△学部□□学科 卒業見込み」と記入します。他の箇所が完璧に書くことができていても、学年や留年の有無などの情報が誤った理解をされてしまうので何度も確認しましょう。

西暦と和暦で書く場合があります。それぞれの使い分けや履歴書の書き方についての詳しい内容を書いた記事があるので合わせて読んで見てください。

Small thumb shutterstock 762121759
履歴書・ESの生年月日の記入例!学歴の書き方は西暦と和暦のどっち?

この記事では履歴書・ESの生年月日の記入例を紹介します。学歴の書き方は西暦と和暦のどっちが正しいのか、英語の生年月日の記入例はどのようなものかなどをお伝え...

履歴書に「修了予定」「在学中」は書ける?卒業見込みとの使い分け方も

大学院の場合「卒業見込み」や「修了予定」でなく「修了見込み」と記載する

大学院

大学院生の場合は履歴書に「卒業見込み」ではなく「修了見込み」と記入します。卒業とは「学校における全ての課程を終えた」という意味があります。しかし、大学院は修士課程と博士課程の2つに別れているため、「1つの課程を修了予定」という意味で「修了見込み」を記入するのが正しいです。

また、同様の言葉で「修了予定」がありますが、「卒業見込み」と同じように「修了見込み」というように書くようにしましょう。就職活動における履歴書の学歴欄には、「〇〇見込み」という言葉を使えばいいと覚えるといいかと思います。送り仮名の「み」も忘れないように気をつけてください。

せっかく大学院まで出ていても、修了を卒業と書き間違えてしまうと面接官からマイナスのイメージがついてしまいますので、しっかり確認してから出すようにしましょう。

就活用の履歴書やエントリーシートの学歴欄には「在学中」は使えない

在学中

就職の履歴書には、「在学中」ではなく「卒業見込み」と記載しなくてはなりません。「在学中」と書いてしまうといつ卒業するのかわからなくなってしまい、留年するのかもしれないと思わせてしまうことになります。

企業の採用担当者や面接官はあなたがいつ卒業するのかを気にしています。相手の欲している情報を正確に伝えることを意識しながら履歴書を書いていくことが大事です。

学生アルバイトの履歴書の学歴欄には、「在学中」を使います。現在学校に在学していてまだ学生であることを示してくれます。アルバイトに関してはあなたがその学校を卒業するかという点ではなく、働くことのできる環境下にあるかを判断する材料として学歴欄を見るので「在学中」の表記でも平気だと言えます。

履歴書の学歴欄には「卒業見込み」「修了見込み」など「見込み」で記入する

アピール

今回は、「卒業見込み」の意味や履歴書やエントリーシートの学歴欄の書き方についてご紹介してきました。就職活動において履歴書の学歴欄は間違いや勘違いが多く最も注目される項目の一つです。就職活動の学歴欄では、大学でも大学院であったとしても必ず「見込み」をつけましょう。

「卒業見込み」はあまり深く考えずに書かれてしまう言葉です。しかし、この言葉であなたがちゃんと卒業できる状態なのか、一般教養がある人なのかなど様々なことを企業の方に伝わってしまいます。正しい言葉を使い、ミスのない完璧な履歴書やエントリーシートを作成することでよりいい印象を与えられるでしょう。

履歴書には学歴欄の他にも様々なことを正確に伝えなくてはなりません。今回扱った学歴欄以外の記事のリンクも貼っておくので、併せてご覧ください。

Small thumb shutterstock 463579838
履歴書・ESの得意科目の書き方10選!得意な学科の例文とない時は?

この記事では履歴書・ESの得意科目の書き方を紹介します。得意な学科の例文や得意分野がない時の対策など、就活を乗り切るための方法を把握しておきましょう。国語...

Small thumb shutterstock 717032236
履歴書・ESの学業で力を入れたことの例文5選!ない時の対処も

履歴書やESの学業で力を入れたことの欄の書き方について知っていますか。こちらの記事では、具体的な例文や学生時代頑張ったことが思いつかない場合の対策や、ゼミ...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。