エイメン(Amen)の意味とは?アーメン・類語・神父の祈り・使い方も
エイメンという言葉の意味についてご存知ですか。こちらの記事では、Amenという言い回しが意味することや、アーメンという発音の違いについて、言葉を使ったジョークについても紹介しています。言葉の本来の意味や意図していることを知りたい方はぜひご覧になってください。
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エイメンの意味・語源とは?
エイメンの意味①嘘がないことを誓う言葉
エイメンの意味の1つ目は、嘘がないことを誓う言葉です。自分がこれまで言った言葉に、嘘がなく心からの誓いであることを示すことで、神に対して真摯に向き合っている自分の姿勢を伝えることができるでしょう。正直に自分の気持ちを告げていること、言われているわけではないことを証明するためにも使われます。
キリスト教のミサなどで積極的に用いられやすい言葉ではありますが、自分の誓いに不義がないことを主張する意味になるため、誓いを新たにするという意味を持つこともあります。
エイメンの意味②宗教の祈りの場で重ねて使うと念押しする意味になる
エイメンの意味の2つ目は、宗教の祈りの場で重ねて使うと念押しする意味になることです。基本的には1回だけ使うことが多い言葉ですが、祈りを告げる場面で何回か繰り返すと、より神に対して自分の想いや自分の正直な姿勢を強調して訴えるような意味になるでしょう。
本来1度だけに留めることが多いために、複数回唱えると神に対して祈りを捧げ、救ってほしいという想いや信仰が深いあまりに気持ちが溢れてしまうような状態を、より表すことができます。映画などであっても、信仰深い状態を表す意味で繰り返し使われることもあるでしょう。
エイメンの意味③祈りを捧げる様子からスラングとしても使う
エイメンの意味の3つ目は、祈りを捧げる様子からスラングとしても使うことです。エイメンという言葉から連想されるイメージとして、神を信じて祈る人の様子というものがあります。そのため、あえて揶揄するような言い方をすることで慈悲を与えられるべき存在に対して皮肉を言う意味を表すこともあるでしょう。
しかし、皮肉になるような意味で使ってしまうと純粋に祈りを捧げている人に対して失礼な態度になってしまうこともあるため、ブラックジョークに近い意味合いが強くなってしまうでしょう。皮肉的な意味で実際の会話などに積極的に用いるのはおすすめできません。
また、スラングとして用いられやすい言葉には、聖人君子という言い回しもあります。こちらの記事では、聖人君子という言葉の意味や似た意味を持つ言葉、皮肉にならない使い方についてご紹介しています。皮肉としても使える言葉の本来の使い方について知りたい方は、ぜひご覧になってチェックしてみてください。
エイメンの語源①Amenは神の名前から来ている
エイメンの語源の1つ目の情報はAmenは神の名前から来ていることです。Amenはアメン、と読むこともでき、その読み方をするとエジプトにおける神を示す名称の1つになります。そのため神の名称を口に出して言うことから神を称えるような意味合いにつながっていき、現在の誓いを立てるような意味になっていきました。
また、Amenという言葉からはアーメン、アンモン、アンモナイトというように派生していったものもあり、エイメンだけでなく色々な言葉が生み出されるきっかけとなっています。
エイメンの語源②ヘブライの言葉が元になっている
エイメンの語源の2つ目の情報は、ヘブライの言葉が元になっていることです。ヘブライの言葉には、アーマン、と呼ぶ同じつづりの言葉があります。本当に、という意味の言葉になっているので、ここから転じて嘘がない、という意味でも使われるようになったと考えることができるでしょう。
もともとキリスト教が始まる前から存在していた言葉で、つづりもそのままで発音だけ地域によって変えながら、今でも使われる言葉となっています。
エイメンとアーメンの違い・類語は?
エイメンとアーメンの違い①発音の仕方に違いがある
エイメンとアーメンの違いの1つ目は発音の仕方に違いがあることです。発音の方法が違うとどの言語を元に考えているのか把握することができます。例えば、エイメンというように発音すると、アメリカ風の発音に近いものになるでしょう。また、ロシアやギリシャ風に言おうとするとアミンと発音することもあります。
よりキリスト教が生まれた本場の発音に近づけたい場合は、アーメンよりもエイメンという言い方を優先することが多いでしょう。また、キリスト教の中でもより新しい派閥であるプロテスタントでは、エイメンと言うようにしていることもあります。
エイメンとアーメンの違い②日本語ではAmenはアーメンと呼ぶ
エイメンとアーメンの違いの2つ目は、日本語ではAmenはアーメンと呼ぶことです。日本のキリスト教の教会ではアーメン、と言うことがほとんどで、エイメン、と呼ぶとやや外国語寄りの発音にあえてしているように感じる方も多いです。
日本の教会で執り行われるミサでは、しばしば文言が書かれたしおりが用意されていることもありますが、そのしおりにもアーメンとカタカナで書かれている字が見られることもあるでしょう。
エイメンとアーメンのスラングとしての類語①おさらば
エイメンとアーメンのスラングとしての類語の1つ目は、おさらばという言い回しです。これでもうおさらばだ、というように相手との決別を示したい場合や、敵に対して決着を付ける時に使うと、捨て台詞を言うようなニュアンスが出ます。本来の祈りの言葉というよりも、スラングやジョークとして使う時の類語でしょう。
やや古めかしい言い回しがアーメンという言葉の古くから伝わってきた印象にもマッチするため、よりジョークの元ネタとして用いている印象になるでしょう。
また、おさらば、という意味でも使われる言葉には、ご愁傷様という言い回しもあります。かしこまった表現の1つでもありますが、嫌味なことを言うために使うこともできてしまうため、使い方には注意が必要でしょう。こちらの記事では、より具体的な使い方や意味について紹介されているので、ぜひご覧になってください。
エイメンとアーメンのスラングとしての類語②もうおしまいだ
エイメンとアーメンのスラングとしての類語の2つ目は、もうおしまいだという言葉です。映画などの作品のセリフとして敵を始末する時などに告げると、よりスラングの意味合いが強い言葉になるでしょう。相手にもう終わりであることを伝えて諦めさせるような言葉になるため、実際の会話では使いにくいこともあるでしょう。
実際に信仰を大切にしている人を貶めるような言葉でもあるため、ニヒルな言い回しになってしまうことを念頭に置いておいた方が良いでしょう。
また、おしまいだ、という言葉には、諦める気持ちや相手に諦めさせるような意味合いが含まれることがあります。こちらの記事では、諦め癖が見られてしまう人の特徴や、諦めないようにするための方法についてご紹介しています。不屈の心で挑み続ける姿勢を持ち合わせてみたい方もぜひご覧になってください。
エイメンの使い方は?
エイメンの使い方①祈りを捧げたあと締めくくるために使う
エイメンの使い方の1つ目は、祈りを捧げたあと締めくくるために使うことです。神に祈りを捧げる文言を告げたあと、おしまいの言葉として使うようにすることで、より自分の信仰心を新たにして強め、姿勢を正すようにすることができるでしょう。身の潔白を証明して誓いを立てるようなイメージで使われることがあります。
締めくくる言葉の決まり文句として使われることも多いですが、気持ちを込めて言うことで祈りを捧げる姿勢をより強調しやすくなるでしょう。
エイメンの使い方②神を敬い信じる意志を示すために神父に使う
エイメンの使い方の2つ目は、神を敬い信じる意志を示すために神父に使うことです。教会を進行する神父や司祭が、信仰者に問いかけをしたり、ワインやパンを分け与える儀式をする際に、受け答えの言葉としてエイメン、と言ったりアーメン、と告げることで信仰深い身の上であることを示すことができるでしょう。
ミサの進め方によっては、祈りの言葉を言った後にだけ使うのではなく、単体の言葉で使って告げることが決まりごととなっている場合もあります。
また、相手に敬意を持って感謝を表す言葉には、大変ありがとうございます、という表現もあります。こちらの記事では、感謝と敬意を表すための言葉の具体例について8つご紹介しています。似た意味の言葉についても説明しているので、相手に感謝する丁寧な言い方を身に着けてみたい方はぜひご覧になってください。
エイメンの使い方③神に見放されたような人に皮肉を言う時に使う
エイメンの使い方の3つ目は、神に見放されたような人に皮肉を言う時に使うことです。もともとの使い方とは大きくかけ離れたものではありますが、神に見放されたと思えるほど悪事を働いた相手や、自分にとって下に見ているような相手に皮肉を言う時にあえてAmenという言葉をチョイスして使う場合もあるでしょう。
エイメンという言葉について知ってみよう
エイメンという言葉について知ってみましょう。あまり聞き馴染みのない言葉だと感じる方もいますが、意味をよりはっきりと把握しておけば、言葉に隠された意図を知ったり、言葉が使われている場面により深みが増したように感じることもできるでしょう。実際に使う機会がなくても、意味を知っておくと得する機会もあります。
キリスト教についてより深く理解を示せば、宗教を信仰する人の心理についても知る機会になるでしょう。実際の礼拝堂だけでなく洋画などで使われることのあるエイメンやAmenという言葉から、受け継がれてきた歴史ある人の文化についても触れてみましょう。
また、祈りに関連した言葉には、お祈り申し上げます、といった表現もあるでしょう。こちらの記事では、立場が自分よりも上の人に対して、祈りを捧げる気持ちを丁寧に表す言葉について、また実際の使い方について紹介しています。祈るという言い回しにはどんな意図が含まれるのか把握したい方はぜひご覧になってください。
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