「朝」に関する表現20選。「暁」などの時間帯を表すかっこいい言い方も!

朝を表す言葉には色々な表現があるのを知っていますか?普段何気なく使っている言葉にも、実は時間帯ごとの区分などがあります。また、日本に古くから伝わる古語で朝を表す言葉なども紹介します。時間帯ごとに素敵な呼び方があるので、是非覚えてくださいね!

【朝に関する表現編】朝や時間を表す言葉5選

①明け方(あけがた)

眠る女性

1つ目は明け方(あけがた)です。明け方とは朝の時間帯で、まだ太陽が昇らず夜が明けていない時を指します。太陽は出ていないものの、少しずつ空が明るくなってくる時間帯です。

具体的には、午前3時頃から午前6時頃までの時間帯が明け方と呼ばれます。季節によっても太陽が昇る時間帯が変わりますが、深夜を過ぎ徐々に明るくなってくる時間が明け方になります。太陽は出なくても空が明るくなるので、この時間帯を明け方と覚えましょう。

②夜明け(よあけ)

窓の外を見る人

2つ目は夜明け(よあけ)です。明け方と混合されやすい名称ですが、明け方がまだ星が見え空も薄暗い状態なのに対し、夜明けはもう少し空が明るくなってくる状態を指します。もうすっかり星も隠れるほど空が明るくなった時間です。

時間的には日の出前ですが、空そのものは十分に明るくなっている時間を夜明けと言います。また、古い日本の暦では午前5時から7時頃の時間帯と区分されていました。現在はその時間帯は太陽も昇っているため、7時頃は早朝と呼ばれます。

③早朝(そうちょう)

朝起きる女性

3つ目は早朝(そうちょう)です。早朝とは朝早く、日が昇ってから人々が活動を始める時間帯を指します。夜明けから1〜2時間くらいの時間帯が早朝になります。

太陽も昇り、身支度をしたり通勤や通学などで動きだしたりする人も多い時間帯ですね。明け方や夜明けに比べてすっかり太陽も昇り、朝日でまぶしい景色になるのが早朝です。

④払暁(ふつぎょう)

朝の古都

4つ目は払暁(ふつぎょう)です。払暁とは明け方を指す言葉で、古語である暁(あかつき)に由来します。暁とは、太陽が昇る前でも空が明るくなってくる時間帯を指す言葉です。

払暁は暁を払うと書くので、暁が過ぎたあたりの時間帯を指す表現と言えます。具体的に何時頃という決まりはありませんが、日が昇るよりも早い段階に関する言葉と覚えておきましょう。

⑤彼は誰時(かはたれどき)

明け方の空

5つ目は彼は誰時(かはたれどき)です。彼は誰(かはたれ)とも言い、明け方の時間帯を指す言葉です。現在は朝方に使われますが、昔は朝方と夕方の両方に使われていた古語です。

朝方はまだ薄暗く、人の顔がわかり辛いですよね。そのため、相手が誰なのか確認しなければいけませんでした。このように薄暗い時間帯に相手を確認する習慣が由来で生まれた言葉です。

【朝に関する景色編】朝や時間を表す言葉3選

①朝景色(あさげしき)

伸びをする女性

1つ目は朝景色(あさげしき)です。朝景色とは朝早くの風景を表す名称で、朝の時間帯であれば特にどのような景色という決まりはありません。つまり、朝に見る景色全体を指す表現です。

例えば自宅に居て目が覚め、朝の様子を眺めている状態も朝景色ということになります。山や高原など美しい自然の朝を眺める様子も、もちろん朝景色として使えます。

②朝焼け(あさやけ)

オレンジ色の空

2つ目は朝焼け(あさやけ)です。夕方に真っ赤な夕日が出るのを夕焼けと言いますが、まれに朝の空も真っ赤に染まることがあります。これを、朝焼けと言います。

日の出の時間帯に東の空が太陽の光で真っ赤に染まるのは、雨の前兆とも言われています。夕方だけでなく朝も空が赤く見えることがあるので、早起きしたら是非東の空を眺めてみてくださいね。

③朝虹(あさにじ)

虹

3つ目は朝虹(あさにじ)です。朝虹とは朝の空に虹がかかる様子を表します。雨の前兆に見られる光景で、朝虹が出ていたらそのあと雨になると考えておきましょう。

「朝虹は雨、夕虹は晴れ」ということわざもあります。日本では西から東に気圧の谷が通ることから、朝虹は西に雨が降っており、夕虹は東には雨が降っているため翌朝は晴れるという意味です。

【朝の習慣編】朝や時間を表す言葉3選

①朝涼み(あさすずみ)

海辺を歩くカップル

1つ目は朝涼み(あさすずみ)です。朝涼みには2つの意味があり、1つは夏の朝の涼しい時間帯を利用して、風に吹かれながら涼む習慣を表します。夏の朝だけ楽しめる習慣です。

2つ目は夏の朝、まだ太陽が強くなく涼しい時間帯そのものを表します。どちらの意味でも使われるので、朝の時間帯にする習慣と時間帯そのもの、どちらにも使ってみましょう。

②朝茶(あさちゃ)

お茶

2つ目は朝茶(あさちゃ)です。朝茶にはいくつか意味があり、1つは朝の茶事という茶の湯用語です。夏は日中が暑いため、まだ涼しい朝のうちにお茶会をするという習慣に関する言葉です。

また、朝食前に飲むお茶を指す言葉でもあります。毎朝朝食前にお茶を飲むと、その日一日災害を免れ、福が得られると言われていました。今ではあまり馴染みがない習慣ですね。

③朝開き(あさびらき)

ボートをこぐカップル

3つ目は朝開き(あさびらき)です。朝開きとは朝になって船を漕ぎ出すこと、朝の船出を表す言葉です。日常ではあまり使わない言葉ですが、朝の行動に関する習慣を表した言葉です。

夜の海は暗く周囲に何があるかもわからないですよね。そのため、明るくなった朝に舟を漕ぎ出した方が安全です。日常で使うことはあまりありませんが、朝の行動に関する表現の一つです。

【朝に関する古語編】朝や時間を表す言葉4選

①暁(あかつき)

ジョギングする女性

1つ目は暁(あかつき)です。暁とは太陽の昇る前、まだ空がほの暗い時間帯を指します。日本の古語では夜遅くから夜が明けるまでの時間帯を、細かく分類していました。

暁(あかつき)の次は東雲(しののめ)になり、あけぼの、朝ぼらけと変化していきます。明け方という時間帯だけでも細かく分類されている、日本語ならではの表現を感じますね!

②東雲(しののめ・とううん)

手をつなぐカップル

2つ目は東雲(しののめ・とううん)です。朝に関する日本の古語で、夜の闇から朝の光へ移行する夜明け前の時間帯に、空が茜色に染まる様子を表しています。

また、明け方を意味する古語でもあります。日が昇る東の空がわずかに明るくなる様子を指す古語で表すと、より美しい表現になりますね。また、東雲という言葉は地名や苗字にも使われています。

③曙(あけぼの)

朝日とカップル

3つ目は曙(あけぼの)です。曙とは夜がほのぼのと明けてくる頃を指す名称です。夜空が明るくなってきて、東雲よりも更に明るくなった時間帯を表す古語になります。

「ほのぼの」という表現は温かく安らぐような気持ちの表現に使われますが、「ほのかに明るい」という様子も意味します。つまり、ほのかに明るい朝が曙ということになります。

④黎明(れいめい)

景色を見るカップル

4つ目は黎明(れいめい)です。黎明とは、夜が明けて朝になろうとする時間帯を指します。明け方や夜明けなどと同じような意味を持ち、早い朝の時間帯を表す古語です。

また、朝早くを表す言葉と同時に、物事の始まりも意味します。例えば新しい文化、時代の始まりを黎明と表す場合もあります。朝を意味する名称以外にも使える言葉です。

【朝以外の時間帯を表す名称編】時間を表す言葉5選

①黄昏(たそがれ)

夕方の街

1つ目は黄昏(たそがれ)です。黄昏とは夕方、日没の直後に西の空が夕日で赤くなっている時間帯を指します。夕焼け空が見える夕方よりも、少し遅めの時間帯となります。

変わった名称ですが、昔は夕方となると辺りも暗く人の顔が判別できないことから、「誰そ彼(誰ですかあなたは)」と声をかけたことに由来します。街灯などの明かりがある現代とは違い、薄暗い夕方の時間を過ごしていた昔の景色と習慣が元です。

②逢魔時(おうまがとき)

日暮れのカップル

2つ目は逢魔時(おうまがとき)です。逢魔が時、逢う魔が時、大禍時などとも書き、夕方以降日が暮れて夜の闇が訪れる時間帯を指します。夜が始まりいよいよ暗くなる時間帯です。

昔日本ではこの時間に魑魅魍魎(ちみもうりょう)という化け物に出会うと言われていました。禍々しいものに出会いやすい時間であることから、このような古語が生まれました。

③宵(よい)

夜の街

3つ目は宵(よい)です。宵とは夜の初め頃を指す言葉で、具体的には18時頃から21時頃までの時間帯を指します。更に宵とは、日暮れを目安としているので季節によっても時間の区分が異なります。

日没から一時間後くらいが宵が始まる目安なので、冬は17時頃、夏は19時半頃と、同じ名称でも時間帯に差があります。日暮れから夜になるまでの景色を見ながら判断してもいいですね。

④夜更け(よふけ)

夜空を見る子供

4つ目は夜更け(よふけ)です。夜更けとは夜も更けた頃、つまり遅くなった深夜を指す名称です。深更(しんこう)、夜半(よなか)などの名称もあり、全て真夜中を指しています。

具体的な時間帯までの決まりはありませんが、ちょうど夜の真ん中である深夜0時を指すこともあります。夜遅く夜更かしをしていると言われるような時間帯を指す名称と覚えましょう。

⑤未明(みめい)

満月

5つ目は未明(みめい)です。未明とはまだ夜が明けきらない時間帯を指し、具体的には午前0時頃から午前3時頃までが未明と区分されています。この後の午前3時から午前6時までが、明け方の時間帯になります。

ニュースなどで未明という表現が使われますが、どれくらいの時間かわからない方もいますよね。未明はすっかり夜も更けて太陽も昇っていない、まさに真っ暗な真夜中の時間帯を表します。

なお、夜に関する言葉では「とばり」というものもありますよね。よく夜の帳などと言いますが、どのような意味かご存じですか?別の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらの記事もチェックしてくださいね。

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朝や時間を表す言葉を覚えよう!

朝に関する言葉や時間帯を表す様々な表現をまとめて紹介しました!同じ朝や夕方、夜などでも、僅かな時間帯の違いによって表現が違います。日本語ならではのきめ細やかな表現の違いを覚えてくださいね。

普段何気なく使っている言葉や聞いたことのない言葉など、日本に古くから伝わる言葉の意味を覚えれば表現が豊かになります。是非色々な言葉の意味を日常生活でも使ってみましょう!

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