リカバーの意味・リカバリーとの違いとは?使い方・類語・英語表現も
リカバーは回復するという意味でビジネスシーンでもよく使われますが、本来の意味や使い方はご存知ですか?リカバーの意味や使い方、似ている言葉のリカバリーとの違いや類語、そしてrecoveryやrecoveredなど英語表現についてもご紹介します。
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リカバーの意味・リカバリーとの違いとは?
リカバーの意味|回復する
リカバーはカタカナ語で、回復するや取り戻すという意味があります。もともとはあったものが減ってしまったりなくなってしまったりした状態から、もとの状態に回復することを言います。主には失ったものを取り戻す意味で使われることが多くなります。
人間の集中力は持続する時間の限界があります。その集中力をリカバーする方法や集中を持続させる時間を維持したり長くしたりする方法を紹介している記事を見て、仕事や勉強に集中して取り組める環境を作りましょう。
リカバーの語源はラテン語のL.capere(つかみ取る)
リカバーの語源はラテン語のL.capereです。このラテン語のcapereは英語で「catch」や「to grasp」のつかみ取るという意味になります。この語根のcap(つかむ)は日常生活においてよく使われる言葉で、たくさんの派生語があります。
「リカバー(recover)」はラテン語の語源のcapere(つかみ取る)に、再びや後ろへという意味の「re」を合わせて直訳するとつかみ直すという意味になります。これが変化して回復するや取り戻すと意味で使われるようになりました。
リカバー以外にも英語にはラテン語を語源とした言葉が数多くあります。インスピレーションもそのひとつです。「インスピレーションを感じる」と使われる言葉ですが、本当の意味や使い方、そしてインスピレーションをどのようにして得るのかをご紹介している記事を合わせてご覧ください。
リカバーとリカバリーとの違いとは「動詞」と「名詞」
リカバーとリカバリーとの違いとは「動詞」と「名詞」という違いがあります。リカバーは回復するや取り戻すという動詞で、リカバリーは回復や復帰という名詞です。カタカナ語であるリカバーとリカバリーは、リカバーするとリカバリーするとどちらでも通じてしまうため、使い道は曖昧であるとも言えます。
区別としてはリカバーは動詞で「リカバーする」、リカバリーは名詞で「リカバリーを行う」というような使い方をします。また「彼のおかげでリカバーすることができた」「彼のリカバリーによるものだ」というように使うと良いでしょう。
リカバーとリカバリーも似ているけれど使い方に違いがあるものですが、「言葉遣い」と「言葉使い」も使い方が違います。その言葉の違いや社会人として必要な正しい言葉遣いの基本やポイント、そして言葉遣いの直し方で言葉遣いを正しくする方法を参考にしてください。
リカバリーの意味|回復や復旧・復元
リカバリーの意味は回復や復旧です。破損したハードウェアやデータなどをもとの状態に戻すことで、回復や復旧、または復元などをするときに使われます。ビジネスではコンピューターを使用する際によく使われる言葉です。
リカバーの使い方・例文は?
リカバーの使い方・例文①日常生活で用いる使い方
リカバーの使い方や例文の1つ目は日常生活で用いる使い方です。リカバーの本来の意味である回復するは、破れたところに覆うという「カバー」に元に戻す意味の「リ」をつけて回復するという意味になります。心身の疲れなどから回復するときなどに使います。
- ・体調が悪いので就寝してリカバーする
- ・湯治をして病気がリカバーします
- ・病気からリカバーするのには時間がかかる
- ・ストレスからリカバーする
リカバーの例文「日常生活」で用いる使い方
リカバーの使い方・例文②学校で用いる使い方
リカバーの使い方や例文2つ目は学校などで用いる使い方です。悪くなったものや悪くなった状態からもとの状態、またはそれ以上のよい状態にすること、挽回するや取り戻すという意味の使い方をします。成績が下がってしまったときなどに元の成績に戻す、またはそれ以上の結果にするときに使います。
- ・テストの成績が落ちてしまったので、勉強してリカバーする
- ・次の試験でリカバーするように頑張る
リカバーの例文「学校」で用いる使い方
リカバーの使い方・例文③ビジネスで用いる使い方
リカバーの使い方や例文3つ目はビジネスで用いる使い方です。悪い状態から立ち直ったときや持ちこたえたというときに使います。ビジネスシーンでリカバーを使用する場面は多くあり、修復や回復するときなどに使います。
- ・株の損失をリカバーする
- ・景気がリカバーしてきた
- ・会社の業績をリカバーさせる
- ・壊れたデータをリカバーする
- ・削除されたファイルをリカバーする
リカバーの例文「ビジネス」で用いる使い方
リカバーはパソコンやスマホを復旧するときに使われる言葉です。どんな仕事にもパソコンは必要不可欠になっていますが、パソコンを主に使う職業を紹介した記事で、職業の種類や家でできる仕事、おすすめの資格をチェックしましょう。
リカバーの使い方・例文④スポーツで用いる使い方
リカバーの使い方や例文4つ目はスポーツで用いる使い方です。点数を取られたときに取り戻したり、悪い状況から打破したりする意味で使います。サッカーではミスの後に素早く対応してピンチを最小限にするというときにリカバーを使います。
またアメフトの用語では、プレイヤーがボールを地面に落としてフリーボールになったところを、どちらかのプレイヤーがボールを押させ込んで確保することをファンブルリカバーと言います。このリカバーは確保するや取り戻す意味で使われます。
- ・失点からのスタートをリカバーする
- ・前半はリードしていたが後半にリカバーされた
- ・ゴールポストからのこぼれ球をリカバーする
リカバーの例文「スポーツ」で用いる使い方
リカバーの使い方・例文⑤ゲームで用いる使い方
リカバーの使い方や例文5つ目はゲームで用いる使い方です。オンラインゲームやカードゲームなどでリカバーというタイトルがついていたり、ゲームのアイテムや用語ででてくることもあります。リカバーは復活するや回復するという意味で使われます。
- ・カードを召喚してリカバーする
- ・アイテムを使ってリカバーする
リカバーの例文「ゲーム」で用いる使い方
リカバーの類語・英語表現は?
リカバーの類語|大きく3つの意味に分けられる
リカバーの類語はリカバーを大きく3つの意味に分けられます。1つ目の類語は回復するです。主に病気から回復するときに用いる言葉で、英語では「recuperate」や「convalesce」を使って表現することもあります。
2つ目の類語は復帰するです。元に戻るときや取り戻すときに用いる言葉で、英語では「go back」や「reclaim」が使われます。3つ目の類語は挽回するです。埋め合わせるやつぐなう、つくろうなどの意味で用いられることもあります。英語では「retrieve」や「recoup」を使って表現します。
上記のようにリカバーの類語は失くしたものを取り戻すという意味を広くとらえていろいろな表現ができます。このrecoverの英語表現の使い方や名詞の「recovery」、過去形・過去分詞の「recovered」の使い方を次の章でご紹介します。
リカバーの英語表現|recover(リカバー)は動詞として使う
リカバーの英語表現としてrecover(リカバー)は、動詞として使います。上記のリカバーの類語でご紹介した5種類の意味以外にも正気に返るや落ち着く、体のバランスを取り戻すや償うという意味でも使われます。
- ・recover consciousness 意識を回復する
- ・to recover someone's breath 呼吸を整える
- ・recover losses 損失を取り戻す
- ・recover approval ratings 支持率を回復する
- ・recover economic growth 経済成長を回復する
リカバーの英語表現の例文
リカバーの英語表現|recovery(リカバリー)は名詞として使う
リカバーの英語表現としてrecovery(リカバリー)は名詞として使います。recoveryは体調の回復や状態を取り戻すこと以外にも、経済状態や権利などの回復や復旧、修復や回収という意味でも使われます。recoveryはビジネス用語でもよく用いられる言葉なので、覚えておくと役に立ちます。
- ・data recovery データ復旧
- ・His recovery is a miracle. 彼の回復は奇跡だ
- ・to make a recovery もとのよい状態にもどる
- ・file recovery ファイル回復
recoveryを使った例文
リカバーの英語表現|recoveredは過去形・過去分詞として使う
リカバーの英語表現としてrecoveredは過去形や過去分詞として使います。recoveredは復旧したや回復した、取り戻したや正気づいたなどという意味で使われます。またrecoveredは再び覆うや覆い直すという意味で使われることもあります。
- ・I already recovered. 私はもう治りました
- ・He recovered the balance of his mind. 彼は正気に戻った
- ・Her consciences recovered. 彼女は意識を取り戻した
- ・His disease recovered completely. 彼の病気が全快した
- ・He has just recovered from an illness. 彼は病み上がりだ
recoverdを使った例文
リカバーの正しい使い方をしましょう
リカバーの意味や使い方をご紹介してきましたが、リカバーを使うときとリカバリーを使うときは、文脈によって動詞と名詞で使いわけるとわかりやすくなります。ビジネスシーンで使われる用語は覚えておくと役に立ちます。
リカバーとリカバリーのように似ているけれど使い分けがわかりにくい言葉に、箇所と個所というのもあります。どちらを使うかはとても迷いますよね。実は箇所と個所、そしてカ所には使い分けがあります。ビジネス文書は公文書にならって作成することが多くなりますので、使い分けを覚えて正しく使いましょう。
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