そんな折の意味や類語は?そんなおりの正しい使い方や例文も
そんな折(そんなおり)の正しい意味や類語をご存知ですか。日頃はそんな時やそんな場合を使っている場面でそんな折と言い換えることで丁寧な印象を与える言葉遣いになります。そんな折の正しい使い方を例文を合わせてご紹介します。間違った使い方をしないための参考にしてください。
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そんな折の意味は?
そんな折の読み方は「そんなおり」
そんな折という言葉は「そんなおり」という読み方をします。折は折り紙などの言葉で使う場合は「折り」と書きますが、そんな折で使う場合は「折」と書き「り」の読み仮名はつきません。そんな折りと書かないように注意して使って下さい。
そんな折の意味は「特定の時期」
そんな折は「特定の時期」という意味で使うことができる言葉です。そんな折のそんなには「話の聞き手や周りにいる人が今直面している事態や、置かれている状況がそういう様子であること」という意味があります。
折には「その時」「機会」「時期」という意味があります。ある特定の時、ある特定の機会、ある特定の時期という意味で使う言葉が「そんな折」です。
そんな折は折り紙が語源
そんな折という言葉ができた語源には折り紙が関係しています。折り紙の折り目、折り線はひとつの形を作るための区切りや次の段階に進むための節目、時期とも言えます。この線が時期や機会を表わす折という表現につながっています。
そんな折の類語は?
そんな折の類語①そんな時
そんな折の類語1つ目は「そんな時」という言葉です。時には「月日のうつりゆき」や「そのころ」という意味があります。そんな折と同じようにある特定の時期や月日を表わす言葉です。そんな折とそんな時は同じ意味をもつ類語と言えます。
- ・そんな時、風のうわさであなたが結婚したことを知りました。
- ・今のあなたの同じように私にもそんな時があったのを思い出したわ。
- ・そんな時に限ってあなたはいつも以上に優しい。
そんな折の類語「そんな時」を使った例文
そんな折の類語②その場合
そんな折の類語2つ目は「その場合」という言葉です。その場合の場合には「とき」「もしもある出来事が起きた時」「物事が行われているときの状況」という意味があります。「そのような出来事が起きた時は」という意味で使うことができます。そんな折も特定された時期を意味する言葉ですのでお互いに類語と言えます。
- ・その場合は開催日の1週間前までに参加人数をお知らせください。
- ・その場合は上司に一度内容を伝えてから返事をするようにしてください。
- ・その場合、予算をオーバーする可能性が高いので再検討する必要があります。
そんな折の類語「その場合」を使った例文
そんな折の類語③その節
そんな折の類語3つ目は「その節」という言葉です。その節の節には「節目」「時間的な経過の区切り目や時期」という意味があります。そんな折と同じようにある特定の時期や節目を表わす言葉です。そんな折とその節はお互いに同じような意味がある類語と言えます。
- ・その節はお父様に大変お世話になりありがとうございました。
- ・その節はありがとうございました。新商品の方もよろしくお願いいたします。
- ・その節は皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
そんな折の類語「その節」を使った例文
その節という言葉は会話で使う以外にお礼状など手紙の文章で使うこともとても多いです。お世話になった人へのお礼状や節目の挨拶の手紙にも正しいマナーがあります。下の記事で「お礼状の封筒の書き方」を紹介しています。正しいマナーを身につけ素敵なお礼状が書ける素敵な女性を目指しましょう。
そんな折(そんなおり)の正しい使い方は?
そんなおりの正しい使い方①履歴書の志望動機欄に使う
そんなおりの正しい使い方1つ目は「履歴書の志望動機欄に使う」という使い方です。就職や転職の際に希望する就職先に提出する履歴書の志望動機欄は、希望する会社に採用されるかどうかを左右する重要な欄でもあります。記入されている内容によって採用担当者が欲しい人材かどうかを見るための欄でもあります。
志望動機の内容がきちんと書かれていることはもちろんですが、丁寧で社会人としての正しい言葉の使い方ができているかも重要です。「そういった場合は~します」という文章を「そんな折は~します」というように置き換えることで、相手が丁寧な印象を受ける文章にすることができます。
履歴書の中で志望動機欄が重要な欄であるのと同じように、履歴書の証明写真もとても重要といえます。けれど実際には証明写真にばかりお金をかけられません。できれば証明写真を安く手に入れたいという人は下の記事で履歴書の証明写真の安い撮り方を紹介しています。身近で一番安く手に入る方法を探してみてください。
そんなおりの正しい使い方②手紙の文章で使う
そんなおりの正しい使い方2つ目は「手紙の文章で使う」という使い方です。手紙は顔を合わせてする会話とは違い文字だけで気持ちを伝えるものです。こちらの表情が相手に伝わらないため間違った解釈をされることもあります。いつもよりも丁寧な言葉遣いをすることが大切なポイントでもあります。
「その時期が来ましたらこちらから伺います」という文章を「そんな折はこちらから伺います」というように置き換えると表情が見えなくても相手は丁寧な印象を受け不快感を感じることはない文章になります。
そんなおりの正しい使い方③目上の人に使う
そんなおりの正しい使い方3つ目は「目上の人に使う」という使い方です。そんな折は履歴書や手紙の文章で使える言葉ですので、上司や目上の人に使っても失礼に与えることはない言葉です。目上の人に「そんな時は」と使うよりは「そんな折は」と使う方が丁寧な印象を与えることができます。
いつも使い慣れている言葉やビジネスシーンで頻繁に使う言葉を目上の人に対して使う場合に、正しく使えているのかを迷うことはありませんか。お疲れ様という毎日のように使う言葉を上司や目上の人にはどのように言い換えれば「失礼な言い方だ」と思われることがないのでしょうか。
下で「目上の人に使えるお疲れ様の言い換え」の記事を紹介しています。社会人になると必ず使うお疲れ様の正しい言い換えを学び目上の人に不快感を与えない言葉遣いをしましょう。
そんな折の例文は?
そんな折の例文①そんな折はよろしくお願いいたします
そんな折の例文1つ目は「そんな折はよろしくお願いいたします」という使い方です。そんな折はよろしくお願いいたしますは、前に本題となる内容の文章がありそれに対して「そのような機会がありましたらよろしくお願いします」という意味で使うことができます。
- ・仕事で突然必要になるかもしれません。そんな折はよろしくお願いいたします。
- ・私共がお力になれる時がくるかもしれません。そんな折はよろしくお願いいたします。
- ・予定が変更になることがあるかもしれません。そんな折にはよろしくお願いいたします。
そんな折の例文「そんな折はよろしくお願いいたします」を使った例文
そんな折の例文②そんな折
そんな折の例文2つ目は「そんな折」という使い方です。そんな折は「そんな場合」「そんな時」という意味で使うことができます。日常会話で使う言葉というよりも日記や誰かに伝えるための文章で用いる言葉としての方が自然な使い方になります。
- ・新しい職場にやっと慣れ始めました。そんな折、友人が訪ねてきてくれました。
- ・そんな折、私の人生を左右する大きなチャンスが訪れました。
- ・自分の考えに自信を失くすこともありました。そんな折、あなたがかけてくれた言葉は私の力になりました。
そんな折の例文「そんな折」を使った例文
そんな折の例文③そのような折りには
そんな折の例文3つ目は「そのような折りには」という使い方です。この言葉には「そのような機会がありましたら」「そのような時期がきたときには」「そのようなタイミングが巡ってきたら」という意味で使うことができます。
そんな折と同じ意味の言葉として同じ使い方ができるのですが、「そんな」を「そのような」と言い換えることでより丁寧な表現になります。相手からより丁寧な印象を持ってもらいたい場合に使うとよいでしょう。
- ・そのような折にはぜひとも当店へお立ち寄りください。
- ・そのような折りにはこちらからお伺いさせていただきます。
- ・そのような折には、再度詳しく今回の案件の説明をさせていただきます。
そんな折の例文「そのような折りには」を使った例文
そんな折は丁寧な言葉です
そんな折の言葉にある意味とそんな折を使った例文を紹介しました。そんな折の正しい使い方をおわかりいただけましたでしょうか。そんな折の折(おり)が「せつ」とも読めることや「その節」という類語もあることから「そんなせつ」と間違って覚えている人もいるのではないでしょうか。
日本語は同じ読み方や似た意味の言葉が多い為、ずっと間違って覚えていたという言葉や漢字がひとつくらいはあるのではないでしょうか。初めて聞く言葉や初めて使う言葉がでてきたら必ず一度自分で意味と使い方を学ぶと間違った使い方をせずに済みます。丁寧な言葉である「そんな折」の正しい使い方をして下さい。
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