遠慮させていただきますの丁寧なビジネスメールは?敬語や類語の断り方も

「遠慮させていただきます」は「断る」の敬語表現です。丁寧な断り方をするときによく使われる表現になります。類語としては「辞退させていただきます」や「お断りさせていただきます」といった表現もあります。今回は「遠慮させていただきます」の使い方や類語、ビジネスメールでの例文などをご紹介していきます。

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遠慮させていただきますの使い方3選!敬語やビジネスメール例文は?

「遠慮させていただきます」の意味は?

会議

「遠慮させていただきます」の意味は、何かに参加することを断るといったような「断り」の意思を意味します。主に相手の方から何かを誘われたときに、ソフトかつ丁寧に断る言い回しとしてよく使われる表現です。

「遠慮させていただきます」のほか、断りの意思を表明する言葉としては「お断りさせていただきます」や「辞退させていただきます」といった類語があります。今回は類語の使い方や例文などもご紹介していきます。

「遠慮させていただきます」は断り方として正しい敬語?

会議

「遠慮させていただきます」は敬語として正しい表現です。遠慮という単語に「させていただきます」という丁寧な敬語表現をつけているので、目上の方にも使える表現となります。失礼な表現なく断りの意思を相手の方に伝えるときに便利なので、覚えておくと良いでしょう。

「遠慮させていただきます」の別の丁寧な表現として、「遠慮させていただきたく存じます」や「遠慮させていただきます」といった表現方法もあります。状況や相手との関係などに合わせて、言い回しを変えていくと良いでしょう。

「遠慮させていただきます」使い方①参加を断る使い方

会議

「遠慮させていただきます」使い方その1は、何かのイベントなどに誘われたときに、都合が悪いなどで参加を断らなくてはいけないときの使い方です。参加できない旨をソフトに相手の方に伝えたいときなどに、よく使われる断り方になります。

例えばゴルフに誘われたときや、パーティーに誘われたとき、何かの勉強会に誘われたときなどの断り方に使える表現でしょう。口語でも使うことはありますが、主にメールなどの文章でよく使います。


「遠慮させていただきます」使い方②年賀状を辞退する使い方

手紙

「遠慮させていただきます」使い方その2は、年賀状を辞退するときに使う使い方です。身内の方が亡くなるなどで年賀状を出せない、返事を書けないといったときに「年賀状は遠慮させていただきます」といった表現で年賀状を辞退する断り方をします。

年賀状を辞退するときは、年末の年賀状を投函する前のタイミングで年賀状辞退のお知らせを相手の方に送っておきます。年賀状を辞退された方は、寒中見舞いなどの形にして年賀状に代わるハガキを投函するなどします。

「遠慮させていただきます」使い方③相手に何かをやめてもらう使い方

ストップ

「遠慮させていただきます」使い方その3は、相手の方に何かをやめてもらうときにも使います。その場合は行動をやめるのは自分ではなく相手の方なので、言い方が「ご遠慮ください」といった断り方です。

事前に連絡なく訪問するのをやめてほしいときは、「事前にご連絡いただくことなくご訪問いただくことは、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。」などといった使い方をします。

「遠慮させていただきます」ビジネスメール例文①出欠について

メール

    「遠慮させていただきます」ビジネスメール例文

  • この度は起業〇周年記念パーティーにお誘いいただき、まことにありがとうございます。誠に申し訳ありませんが、〇月〇日は予定がございますので、参加を遠慮させていただきます。

何かの集まりやイベントに誘われたとき、出席できない場合に「遠慮させていただきます」のフレーズを使ってお断りします。遠慮させていただく、という表現を使うと相手の誘いを断るときにソフトな印象になるので、相手の印象を悪くする度合を低くすることが可能です。


何かを断るときに柔らかい印象を与えたい場合は、「遠慮させていただきます」という表現がおすすめです。遠慮という単語を使うことで「出席できなくて申し訳ない」というニュアンスを込めることができます。

「遠慮させていただきます」ビジネスメール例文②断り文句

メール

    「遠慮させていただきます」ビジネスメール例文

  • 誠に勝手ながらお電話でのお問い合わせには対応いたしかねます。お電話でのお問い合わせはご遠慮いただければ幸いでございます。

「ご遠慮ください」という表現にすると、相手に対して特定の行動をやめてもらう表現になります。こういう行動をやめてほしいという意思を、丁寧に伝えるときに便利な表現なので覚えておくと良いでしょう。

相手に対して行動をやめてほしいときも、「遠慮」という単語を使うことでやや柔らかい印象を与えることができます。「こちらの都合で申し訳ないけど、そういった行動はやめてほしい」といったニュアンスになるので受け手の印象もソフトになります。

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遠慮させていただきます以外の丁寧な断り方の類語と使い方例文は?

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語・例文①辞退させていただきます

会議

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語その1は、「辞退させていただきます」です。辞退という単語の意味は、断るという意味なので「遠慮する」「断る」と同義となります。「辞退させていただきます」という表現は「遠慮させていただきます」という表現よりも、きっぱりと断るというニュアンスです。


    「辞退させていただきます」の例文

  • この度はご招待いただきありがとうございます。誠に申し訳ありませんが、その日は予定がありますので参加を辞退させていただきます。
  • 申し訳ありませんが、この度のご依頼は辞退させていただきたく存じます。

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語・例文②お断りさせていただきます

会議

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語その2は、「お断りさせていただきます」です。断るの丁寧な表現で、「させていただきます」という表現がついていることで謙譲語として使えます。遠慮させていただくという表現よりも、「辞退させていただきます」同様ややシャープな印象になる表現です。

    「お断りさせていただきます」の例文

  • ポストへのチラシの投函はお断りさせていただきます
  • 下記の対応以外はお断りさせていただきます

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語・例文③致しかねます

会議

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語その3は、「致しかねます」です。「致す」は「する」という単語の丁寧な表現となります。「致しかねます」は「することができない」という意味で、相手の方に対して断りの意思を表現する表現です。

    「致しかねます」の例文

  • お電話での対応は致しかねますのでご了承ください
  • 直接ご訪問は致しかねますので、ご容赦くださいますようお願い申し上げます

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語・例文④拝辞させていただきます

会議

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語その4は、「拝辞させていただきます」です。口語であまり使われることがない表現ですが、ビジネスメールなどの文章で目上の方のお誘いなどを丁寧に断るときに使われることがあります。

    「拝辞させていただきます」の例文

  • この度はご招待いただき誠にありがとうございます。大変恐縮ではありますが、当日は別件があり出席することができません。申し訳ありませんが出席を拝辞させていただきたく存じます。

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語・例文⑤お受けできません

会議

「遠慮する」「断る」の丁寧な類語その5は、「お受けできません」です。申し出をされたときに辞退する表現のひとつとなります。遠慮させていただきますという表現よりも、きっぱりと拒否する旨を伝えるニュアンスがあります。

    「お受けできません」の例文

  • この度はご提案いただきありがとうございました。折角のお申し出でございますが、今回のお話はお受けできない運びとなりました。

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「遠慮させていただきます」はソフトに断るときに使う表現

「遠慮させていただきます」という表現は、敬語としても正しい表現で目上の方に使っても失礼にあたりません。断るときの印象がややソフトになるために、相手に敬意を込めながら申し出を断るときに使いやすい表現です。相手に対して失礼のないよう断るのに役立つので、覚えておくと良いでしょう。

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