「以後気を付けます」の意味は?敬語表現やメールでの丁寧な謝罪の仕方も

「以後気を付けます」は、「今後気を付ける」の敬語ですが、意味や正しい使い方、メールでの使い方を知っていますか?普段何気なく使っている丁寧な言葉ですが、実際はどのような意味があるのか?正しい意味と使い方を知ってビジネスマナーを身につけましょう!

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「以後気を付けます」の意味は?

「以後気を付けます」の意味は今後注意する・気を付けるの敬語である

電話している人

「以後気を付けます」とは、気を付けるという意味を持ち、今後注意するの敬語です。「以後気を付けます」は、よく耳にもする言葉なので、普段から何気なく使っている方も多いのではないでしょうか?なんとなく、意味合いとしては、何かに対して気を付ける意思表示のようなものだと認識している方も多いかもしれませんね。

「以後気を付けます」は、何かミスをしてしまった時に、上司の方や先輩など、目上の方に向けての敬語として使用することが多いものですよね。会社の上司や先輩などの目上の人だけでなく、例えば接客業をしている方だとお客様相手に使うこともあります。お客様相手だと、こちらのミスの謝罪として使うことが多いです。

「以後気を付けます」は丁寧な言葉だけどよく思わない人も多い

パスコンを見ている人

「以後気を付けます」は、謝罪を丁寧にした言葉なのですが、実は「その場しのぎの言葉」として捉えられてしまうことも多いのです。確かに、何かミスをするたびに「以後気を付けます」と口にしても、何も改善されずに同じミスを繰り返してしまうと、「本当に反省しているのか?」と不審に思うこともありますよね。

例えば、友達に本を貸したとします。友達が返却することを忘れていたとして、「今度から気を付けるね」と言われ、その言葉を信じていたに、次に本を貸したときもなかなか返してもらえなかったとしてます。こちらから請求してその度に「今度から気をつけるね」と言われても何も響きませんよね。

「以後気を付けます」とは、「今後気を付ける」を丁寧に言い換えた謝罪の言葉です。いくら丁寧に「以後気を付けます」とは言っても、その後のあなたの行動によっては信用性のない言葉だと相手に思われてしまうことがあるのです。この考えが定着した人も多く、「以後気を付けます」の言葉をよく思わない方も多いです。

「以後気を付けます」の使い方は?

「以後気を付けます」の前に他の言葉を付ける

寄りかかる人

「以後気を付けます」の使い方としては、単体使いではなく「以後気を付けます」の前にも他の言葉を付け加えることをおすすめします。この言葉自体あまり信用性のない言葉だと考える方も多いので、この言葉だけの使用はおすすめできません。相手にしっかり謝罪の気持ちを伝える為にも他にも言葉を付ける必要があります。

具体性のない言葉とも思われてしまうので、どのように今後気をつけるべきか、具体的な言葉を「以後気を付けます」の前に付け加えると、相手にも信用してもらえるのでおすすめです。

「以後気を付けます」の前に付ける言葉として、例えば入力作業の仕事をしていて、入力ミスをした時は「申し訳ありません。以後気を付けます」など他の言葉を加えることで「以後気を付けます」だけの言葉と比べると謝罪の気持ちも伝わってきますよね。「以後気を付けます」は謝罪に対する言葉を付け加えて使いましょう。

上司に注意された時に使う

何かを見ている女性

「以後気を付けます」の使い方としては、上司に注意された時にも使える敬語です。丁寧かつ敬語なので、目上の方に向けて使うと違和感もありません。上司の方はもちろん、同じ歳の方でも相手が先輩に当たる場合も「以後気を付けます」は有効です。

「以後気を付けます」はビジネスシーンで使うことが多いので、中の良い友達同士の間ではあまり使わない言葉です。目上の方に向けた謝罪の言葉として「以後気を付けます」を使うことで、自分が本当に謝りたいときに自然と口に出てくる言葉となりますよ。関連記事では、ビジネスマナーの例文もあります。

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取引先などに指摘された時の謝罪として使う

パソコン

「以後気を付けます」は、取引先やクライアントに何かミスを指摘された時の謝罪の言葉として使うことができます。同じ会社で働く者以外にも、仕事となると取引先の方やクライアントも存在しますよね。外の方との繋がりがある方は、何か相手側に指摘された時に謝罪の言葉を相手に伝える必要があります。

その時に使える謝罪の敬語として「以後気を付けます」があります。例えば、クライアントへの納期が遅れてしまい、そのことについて指摘されたとしてます。この場合は、「今後このようなことがないように以後気を付けます」などと伝えることで、謝罪の気持ちを相手に伝えることができますよ。


メールでの丁寧な謝罪の仕方は?

具体性を表明して取引先やクライアントへ謝罪をするメール文

上から見た女性

取引先やクライアントの方へ謝罪メールをする時は、具体性を表明しましょう。メールでのやりとりとなると、相手の表情がわからないので、いかに文章で謝罪の気持ちを伝えるかが重要になります。先ほども言いましたが、「以後気を付けます」だけの使い方は相手に不愉快な思いをさせてしまうのでNGです。

取引先の方に、スケジュールの日程が違っていると指摘された場合のメールでの謝罪の仕方としては、「この度、スケジュールの日程に相違があったことをお詫び申します。今後は、日程をすぐにメモし、再度確認いたします。今後このようなことがないように以後気を付けます」などと、具体的な解決策を加えて謝罪しましょう。

重々に承知しておりますを加えた謝罪メール文

横を向く女性

「以後気を付けます」の言葉に、「重々承知」の言葉を加えることでより控え目な印象を与えることができます。「重々承知」とは、「十分に理解している」「よくわかっている」などの意味があります。相手の言っている言葉の意味を十分に理解しましたなどの、了解を伝える丁寧な言葉としても「重々承知」は使われます。

「重々承知」を使った上司の方や取引先の方への謝罪メールとしては、「重々承知しております。重々承知の上。重々承知ではありますが」などの言葉を「以後気を付けます」の前に付けて謝罪メールを送りましょう。「承知しました」だけでも十分丁寧な言葉でこちらの誠意も伝わるのですが、重々を加えることでより丁寧です。

メールでは相手の表情がわからないこともあるので、より丁寧な言葉でこちらの誠意を伝えることで、謝罪の気持ちも伝わりやすくなりますよ。「重々承知」もビジネスマナーとして使い分けできると良いですね。十分に理解しているが、ミスをしてしまった時の謝罪に適した言葉でもありますよ。

謝罪メールでの件名は具体的な情報を入れる

こちらを見ている女性

メールで謝罪をする時の件名には、具体的な情報を入れることも一般的なマナーとなるので、ここのポイントもしっかりと押さえておきましょう。件名を空欄にしてしまうと、いくら丁寧な言葉で謝罪の気持ちを伝えても「本当に反省しているのか?」など相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

件名に入れる情報としては、謝罪することについての文言を入れます。例えば、大切な取引先でのイベントについての謝罪がある場合は、「○月○日○○○○のイベントのお詫びについて」など、相手にもどのような内容が書かれたメールなのかを一目で分かるような文章を入れることが大切です。

皆さんも、メールで「○○○のお詫びについて」といった件名でメールが送られてるくことはないでしょうか?これも立派な謝罪メールです。謝罪メールは、実際の日常生活の中でも目にすることが多いものでもあり、一般常識としてもしっかり身につけておく必要がありますよ。

本文の始めは宛先を表記する

話し合いをしている人

謝罪メールを送る時は、本文でいきなり謝罪をするのではなく、宛先を表記することが一般マナーでもあります。本文の始まりは、「株式会社◯◯ ◯◯部 ◯◯課◯◯様」などと表記し、誰宛のメールなのかをしっかり伝えることも大切です。これなら誰宛のメールなのか一発で分かるので、相手の会社にも手間を取らせません。

本文の始めに宛先を表記し、その次はいつもお世話になっていることを伝える言葉を表記します。「平素は、お世話になっております」の言葉を使う方も多く、一般的な言葉でもあります。そのあとに謝罪する文章を入力し、最後は「これからもよろしくお願いします」などの言葉を入れることで完璧な謝罪メールが完成します。

「以後気を付けます」の類語は?

二度とこのようなことはしません

パソコンをいじる女性

「以後気を付けます」の類義語としては、「二度とこのようなことはしません」という言葉があります。「二度とこのようなことはしません」と聞くと、「以後気を付けます」と比べると、押しの強い言葉に聞こえます。「二度とこのようなことはしません」はメールでの謝罪の言葉というより、口で発する言葉としても使われます。

「二度とこのようなことはしません」は、「以後気をつけます」よりもさらに念を押した感じに聞こえるので、もう絶対同じミスをしません!などの誠意がこもった言葉としても受け取られますよ。ただ、「以後気をつけます」と同じでこの言葉も相手によっては「その場しのぎの言葉」に思われることもあるので注意しましょう。

肝に銘じております

握手する人

「以後気を付けます」の類義語としては、「肝に銘じております」という言葉もあります。「肝に銘じております」とは聞くけど、どのような意味があるのかきちんと理解して使えていますか?「肝に銘じる」とは、言われたことに対して「理解しました」「覚えておきます」などの意味合いが強いです。

なので、「肝に銘じております」は謝罪として使う機会も少ないかもしれませんね。謝罪文に取り入れとすれば、「お叱りを肝に銘じて参ります」として使うことができます。ただ、この文章も謝罪としては押しが弱く、何を理解しているのか?相手にとっては不満に思う方もいるので、謝罪として使うのは注意が必要ですよ。

注意いたします

書類を見ている人

「以後気を付けます」の類義語としては、気を付けるという意味を持つ「注意いたします」という言葉もあります。「注意いたします」は「以後気を付けます」と比べると少し砕けたような印象を受けますよね。「注意いたします」も、これからは注意するという意味なので、謝罪文として使うことができます。

「以後気を付けます」の代わりに「注意いたします」といった言葉を使うのもOKです。注意いたしますの言葉を使う時は、「今後このようなことがないように十分注意いたいします」といった言葉で謝罪の気持ちを伝えるといいですよ。

留意いたします

手を合わせる人達

「以後気を付けます」の類義語としては、気を付けるという意味を持つ「留意いたします」という言葉もあります。「留意いたします」は少し難しい言葉なので、あまり耳にしないかもしれませんが、この言葉も謝罪の言葉としてビジネス社会ではよく使われている言葉でもありますよ。

「留意いたします」は、「注意します」という意味なので、「以後気をつけます」と比べると砕けた印象のある言葉です。謝罪の気持ちとして伝えるには少し弱いイメージを持つ方もいるので、その時の謝罪を伝える度合いに合わせて使うことをおすすめします。

「以後気を付けます」の正しい使い方をマスターしよう!

パソコンに手を置く人

気を付けるの意味を持つ「以後気を付けます」の正しい意味とメールでの使い方いかがでしたか?「以後気を付けます」をあまりよく思わない方もいますが、正しい使い方をすれば使える敬語なので、その場に合った「以後気を付けます」の敬語の正しい使い方をマスターして使いこなしましょう!


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