「一意専心」の意味や読み方は?使い方・例文・類語・英語も

一意専心という四字熟語を知っていますか。一意と専心は、ひたすら目標に向かって突き進む様子のことを言います。類語として、努力という言葉が挙げられます。受験やスポーツに頑張る方にぴったりの言葉です。ぜひともこの機会に使い方をマスターしてください。

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「一意専心」の意味・読み方は?

「一意専心」の意味は一つのことに集中し努力すること

勉強

「一意専心」の意味は、ひとつのことに集中し努力することです。「一意」とは、ひとつの物事に心を集中させることです。「専心」とも、ある物事に心を集中して打ち込むことです。「一意」と「専心」は、同じ意味なのです。つまり、「一意専心」とは、同じような意味の熟語を重ねて、意味を強調させているのです。

学生であれば、勉強や部活動に一意専心している方もいらっしゃることでしょう。また、社会人であれば仕事や趣味に一意専心していらっしゃる方が多いことでしょう。生きている限り、誰であっても何かしらに一生懸命に頑張っているものなのです。しかし、最近の傾向はこの言葉が使われるケースは少なくなっているようです。

文学が好きな人であれば、もしかすると「一意専心」という言葉に馴染みがありかもしれません。しかし、正しい言葉の使い方が出来る方は少ないのではないでしょうか。この記事の以下において、より詳しく「一意専心」の類語、使い方や英語について見ていきます。この機会に「一専心」の正しい使い方を学んでいきましょう。

「一意専心」の読み方は「いちいせんしん」

仕事

「一意専心」の読み方は、「いちいせんしん」です。「一」、「意」、「専」、「心」の漢字はそれぞれ小学生で習う漢字ですが、重ねて使われると、どう読むのか迷ってしまうものです。「いちいせんしん」と読むので、読み間違えのないようにご注意ください。「いちい」のあたりが、少しだけ言いづらいのかもしれません。

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「一意専心」の使い方・例文は?

「一意専心」の使い方・例文①一意専心の気持ちで精進する

努力

「一意専心」の使い方・例文1つ目は、「一意専心の気持ちで精進する」です。「一生懸命な気持ちで継続的に努力をしていく」ということです。スポーツにしろ、勉強にしろ、ある程度上達してきたら、その後は、あぐらをかいてしまって「このくらいでいいか」という気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし「一意専心の気持ちで精進する」ということは、一時の努力のことを意味するのではありません。能力を磨いてもなお、たゆむことなく「もっと能力を高めていこう!」という向上心の高さを表しているのです。生半可な気持ちでできることではないので、そういう努力の出来る方はプロへと昇り詰めていくものです。

「一意専心」とまではいかなくとも、ある程度の努力ができるような方は張り合いのある生活を送っているのではないでしょうか。生きていく上で、みなさん何かしらのことを頑張っているものです。無理をしない程度に、努力を少しずつ重ねていくようにしましょう。

「一意専心」の使い方・例文②剣道には一意専心の精神がある

努力

「一意専心」の使い方・例文2つ目は「剣道には一意専心の精神がある」です。剣道は、日本において江戸時代からずっと何百年と続くものです。剣道の在り方は、現代に至るまで徐々に変化を遂げてきました。昔は、男性のたしなみとしてとらえられていましたが、今は全ての男性が剣道を経験しているわけではありません。

剣道の在り方自体は変化してきましたが、剣道の精神とは真っすぐでブレない軸というものがあります。ずっと根本はブレていないという力強さを表すために、「一意専心」という言葉を使うことはあります。他にも「日本の伝統芸能というものには一意専心の精神がある」という表現もできます。

このような意味合いで「一意専心」という言葉の使い方をマスターすることは、少しだけ難しいかもしれません。おそらく、文学的な表現ですので普段は使うことはないので安心してください。文章を書く時に、ブレないというニュアンスを出したければ、一意専心という四字熟語をぜひとも使ってみて下さい。

「一意専心」の使い方・例文③目標達成のため一意専心で取り組む

努力

「一意専心」の使い方・例文3つ目は「目標達成のため一意専心で取り組む」です。そもそも「一意専心」とは、ひとつの物事に集中するという意味合いがあります。そのため読み替えると「目標達成のために集中する」と言えるのです。言い換えてみると、案外分かりやすい表現になりました。

受験生が志望校合格に向かって勉強している様子や、部活動で全国大会を目指して頑張っている様子が目に浮かんでくるようです。若い頃から頑張っておくクセをつけておくと、大人になってからも頑張ることを苦に感じにくくなります。努力は慣れてしまうと、普通のことになるのです。

関連記事に「物故者」の意味・使い方・読み方が紹介されているものがあります。たまに見かける言葉ではありますが、意味まで知っているかと言われると微妙な方が多いでしょう。社会人になると、この言葉を見かけることも多くなるので、今の内に意味をしっかりと押さえておくようにしましょう。

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「一意専心」の類語・英語は?

「一意専心」の類語・英語①一意奮闘

女性

「一意専心」の類語・英語1つ目は「一意奮闘」です。類語である「一意奮闘」とは、ひとつのことに熱中して、その物事にのめりこむさまを言います。「一意専心」は、ひとつのことに集中して物事をなしていくことです。意味を並べてみると、2つとも非常に似通った意味を持つことが分かります。

厳密に言うと「一意奮闘」の方が、激しくある物事にのめりこんでいるニュアンスが伝わってきます。細かいニュアンスを気にしないようなのであれば、「一意専心」の類語である「一意奮闘」を使ったほうがおそらく一般的でしょう。いきなり会話の中で「一意専心」というと伝わらないこともあるかもしれません。

洗練された文章を書こうと思うと、言葉ひとつひとつのニュアンスを意識して書くことが大切です。しかし会話の中では、どちらかというと分かりやすさや伝わりやすさが特に重視されます。使い分けが難しいですが、慣れるように努力することが大切です。

「一意専心」の類語・英語②一生懸命

仕事

「一意専心」の類語・英語2つ目は「一生懸命」です。一生懸命とは、小学生の時にはすでに知っているのではないでしょうか。一生懸命の類語としては、一所懸命という四字熟語があります。読み方も漢字も似ていますが、ほとんど区別して使われていることはないので違いはそこまで気にする必要はありません。

一生懸命とは一意専心と同じく、何かの目標に向かって努力するという意味合いがあります。一意専心をひとつの物事に集中するという意味合いで使う場合であれば、一生懸命と一意専心の使い方はほとんど同じです。一意専心と言う言葉を使ってみたい方は、一生懸命と置き換えてみましょう。

「一意専心」の類語・英語③devote

仕事

「一意専心」の類語・英語3つ目は「devote」です。「devote」は高校生で初めて見かける方も多い英単語です。日本語に訳すると「身をなにかに捧げる」や「なにかに熱中する」になります。まさに「一意専心」と同じ意味合いです。具体的な英文をご紹介します。

「He devoted himself into art.」は「彼は芸術に身を捧げている」という意味になります。せっかくの機会なのですから、「一意専心」という四字熟語を英語でも使いこなせるようになってみて下さい。日本語をかみ砕いて英語に訳する能力は、英語を話すうえでも大事になってくるものです。

関連記事に「言わずもがなの意味」が紹介されています。さらに、語源まで解説してくれるので「言わずもがな」の意味を根本から理解することができます。英語での言い方や使い方例文も紹介されているので、すぐにでも使うことが出来ます。興味のある方は、ぜひともご覧になってみてはいかがでしょうか。

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一意専心という言葉を使いこなしましょう!

努力

今回は「一意専心」という言葉についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。この記事を読んで「一意専心」という言葉に対する理解が深まれば、とても幸いなことです。まず、言葉をマスターするには自分で積極的に使っていくことが大切ですので、ぜひ使ってみて下さい。

文章などを書く機会の多い方は、割と使うことも多くなるでしょう。使えば使うほど、習得が速くなるのでおすすめです。また類語を知っておくことで、言葉のバリエーションも増えて知的さを垣間見せることができます。


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