「お尋ね」と「お訪ね」の意味の違いとは?敬語/ください/します
「お尋ね」と「お訪ね」の意味の違いは何かご存知ですか?この記事では、お尋ねを使った敬語表現や伺うとの違いなどを紹介します。お尋ねする・お気軽にお尋ねくださいなど、相手に質問する時や相手に質問を促す際に重宝するフレーズですのでこの機会に押さえておきましょう。
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目次
「お尋ね」の意味とは?「お訪ね」との違いは?
「お尋ね」の意味とは質問する・探しに行く
「お尋ね」の意味とは質問する・探しに行くといった意味合いがあります。お尋ねという言葉は自分がわからないと感じていることや、物事に対して確信を持てないことなどを人に質問するという意味合いがあります。またお尋ねという言葉は自分が探しているものや人などを探しに行くといった意味合いがあります。
これらの表現は状況や話し手の意図などによって使い分けられます。そのため、状況に応じて尋ねるという言葉を解釈しなければいけないと言われています。ちなみに「尋」という漢字は「じん」「ひろ」「たずねる」といった読み方がされます。「尋」とは、普通の・探す・行くといった意味を持つ漢字です。
また「尋」は長さの単位として使われた言葉でもあり、両手を広げた時の長さを意味する言葉としても使われていました。一尋の長さは約1.8メートルと言われています。「尋」という言葉の意味については以下のサイトで詳しく紹介されていたので参考になさってください。
尋(ジン)とは「お尋ね」と「お訪ね」との違いは探すか行くか
「お尋ね」と「お訪ね」との違いは探すか行くかであると言われています。お尋ねという言葉はわからないことや知らないことを人に質問するという意味や、どこにあるかわからないものを探すといった意味があります。そのためお尋ねという言葉にはわからない答えや物、人などを探すといったニュアンスが含まれています。
その一方でお訪ねするという言葉には、人に会うためにある場所へ行ったり、目的を達成するためにある場所へ行くといったニュアンスが含まれています。絶景を見るために秘境を訪れるなどといった言葉からイメージできるように、訪れるという言葉には何らかの目的を達成するために行くというニュアンスが含まれています。
このようにお尋ねとお訪ねには何かを探すという意味合いと目的を達成するために行くといった意味合いがあるという違いがあります。ちなみに以下のサイトでは訪ねるという意味について詳しく説明されていたので参考になさってください。
訪ねる(タズネル)とは「お尋ね」は「伺う」と非常に似ている
「お尋ね」は「伺う」と非常に似ている言葉であると言われています。伺うという言葉には大きくわけて3つの意味があると言われています。伺うの意味とは、聞く・質問する・訪問するという意味の3種類があります。
そのためお尋ねという言葉に含まれる質問するという意味合いが伺うの意味合いと同様のニュアンスを持っていることになります。またお尋ねという言葉には、答えなどを探しに行くといった意味合いもあることから、伺うという意味に含まれる訪問するに似たニュアンスが含まれていると言われています。
これらのことからお尋ねと伺うという言葉は非常に似ている表現であると言われています。以下の記事では伺うという敬語の意味や類語・訪問に行くという表現をする際の使い方などについて詳しくまとめているのでぜひ合わせてご覧ください。伺うという言葉の意味を理解すると表現力がより豊かになると言われています。
「お尋ね」を使った敬語の使い方は?
「お尋ね」を使った敬語の使い方①お気軽にお尋ねください
「お尋ね」を使った敬語の使い方の1番目は、お気軽にお尋ねくださいという表現です。お気軽にお尋ねくださいという表現には、些細なことでもいいので気兼ねなく質問してくださいという意味合いが含まれます。イベント会場などでは、お近くの係員にお気軽にお尋ねくださいといった表現が使われる表現です。
このようにお気軽にお尋ねくださいという表現を使う場合には、わからないことがあったら何なりと聞いてくださいという意味合いが含まれており、イベントなどの参加者に対して思いやりのある姿勢をアピールすることにつながると言われています。こういった思いやりの心はビジネスにおいて非常に大切であると言われています。
顧客や取引先に見捨てられたり相手にされなくなってしまってはビジネスの運営がうまくいかず、収益につながらなくなるという恐れがあるからです。お気軽にお尋ねくださいという表現はそういった相手への配慮を示すためのフレーズです。
「お尋ね」を使った敬語の使い方②○○についてお尋ねします
「お尋ね」を使った敬語の使い方の2番目は、○○についてお尋ねしますという使い方です。○○についてお尋ねしますという使い方は、相手に対して質問する際の概要を伝えるためのフレーズです。相手に対して質問をする時にはいきなり本題に入ってしまうと、質問される側にとって、何のことかわからないケースがあります。
そういった唐突な質問がされると「何についてのご質問でしょうか?」といった返答につながることがあり、かえって時間がかかってしまうことがあります。また相手に対して何かを教えてもらおうとする時に唐突に本題から話すことは失礼にあたるケースもあると言われています。
そのためあらかじめ、○○についてお尋ねしますといった前置きをすることで相手に対して礼儀正しく質問するという意図で使われます。また、○○についてお尋ねしますは、わかりやすく質問をするといった意味合いでも使われるフレーズです。
「お尋ね」を使った敬語の使い方③以前お尋ねいただいた件につきましては~
「お尋ね」を使った敬語の使い方の3番目は、以前お尋ねいただいた件につきましては現在確認をとっている最中でございますといった使い方です。数日前に質問をいただいたにも関わらず調査に時間がかかってしまい、なかなか返答ができないというケースは少なくありません。
しかし顧客や取引先の人とやりとりする機会が多い場合、質問をした相手の立場になってみると「今回は質問に対する回答がもらえるかもしれない」という気持ちになることは珍しくありません。そういった期待を抱かせたまま話を終えてしまうと、相手を落胆させてしまうケースがあります。
そういったことを避けるため本題に入る前に、以前お尋ねいただいた件につきましては現在確認をとっている最中でございますと伝えておくことで、相手をやきもきさせることが少なくなるケースは少なくないと言われています。
「お尋ね」を使った敬語の使い方④また何かあった際にはお尋ねください
「お尋ね」を使った敬語の使い方の4番目は、また何かあった際にはお尋ねくださいといった使い方です。また何かあった際にはお尋ねくださいといった使い方は、顧客や取引先から何らかの質問が寄せられて、その回答が終わった際に使われるフレーズです。
相手に、また何かあった際にはお尋ねくださいと伝えておくことで、いつでも気軽に質問してくださいといった親切な態度を相手に示すことができます。このように良好な関係を築いておくと、相手から思わぬ問題点や改善点を指摘され、仕事の改善に大きくつながるケースは少なくありません。
顧客や取引先からのこういった指摘が仕事の根本的な改善につながった場合には、事業が大きく成長することやイノベーションにつながるケースもあります。そのため顧客などとの良好な関係を築くことは大切であると言われています。ちなみに以下の記事ではイノベーションの意味などについて紹介していますのでご覧ください。
ビジネス敬語が学べるおすすめの書籍は?
ビジネス敬語が学べるおすすめの書籍①経済・ビジネス基本用語4000語~
ビジネス敬語が学べるおすすめの書籍の1番目は、経済・ビジネス基本用語4000語辞典です。経済・ビジネス基本用語4000語辞典の著者・監修は日本経済研究センターさん、編集は日本経済新聞出版社 さんです。
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経済・ビジネス基本用語4000語辞典ビジネス敬語が学べるおすすめの書籍②経済用語図鑑
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インセンティブ・パレート最適など、ビジネスで役立つけれども難しくてあまりよくわからない用語をイラストとわかりやすい説明で解説してくれる一冊です。
経済用語図鑑「お尋ね」と「お訪ね」の意味の違いを把握して正しく使いましょう
「お尋ね」と「お訪ね」は同じ読み方をするうえに意味合いも似ていることから混同しやすい表現であると言われています。しかしそういった言葉遣いを適切に使いこなせるビジネスパーソンは信頼されやすいと言われていることから、この機会に「お尋ね」と「お訪ね」の意味の違いを把握して正しく使いましょう。
最後にお尋ねというフレーズとセットで使えるビジネス用語であるご連絡をお待ちしております・より一層という言葉について詳しくお伝えしている記事を紹介します。どちらの表現もビジネスで頻繁に使える表現ですので、お役立てください。
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