B4用紙のサイズ・大きさとは?A4・A3・A5の㎝・ピクセル数も

B4用紙サイズってよく耳にしますが、基本的なサイズは何cmかご存知でしょうか。今回はB4サイズの大きさやピクセル数などをご紹介します。B判サイズの原紙のことや、B4サイズの代表的な例などに関してもご紹介していきましょう。

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B4サイズとは?

原紙のサイズはJISで5種類と決められている

原紙

原紙とは仕上がり寸法に切る前の元々の紙の大きさのことでJISで定められている紙の原紙寸法は5種類あります。「A列本判」で625×880(mm単位)、「B列本判」765×1,085、「菊判」:636×939、「四六判」:788×1,091、「ハトロン判」:900×1,200の5種類あります。

「菊判」はもともと新聞紙としてアメリカから輸入した紙の名前で「A列本判」より一回り大きいサイズになり「A列本判」の代用紙としても使われています。「四六判」はイギリスから輸入されたクラウン判が元で大八ツ判とも言われ、B列本判の代用紙としても使われています。

「ハトロン判」は日本では第2次世界大戦頃まで作られていた包装紙の一種の「ハトロン紙」が「909×1212mm」だったため「ハトロン判」の現在のサイズになり語源はドイツ語の「パトローネンパピアー(弾丸の薬莢を包む紙)」と言われています。

A列本判はドイツの工業規格だった

大きさが違う

A列本判の標準寸法は625×880(mm単位)で1929年頃にドイツの工業規格を元に日本に取り入れられ国際規格としても広く普及しているサイズです。A列の中でも最大のサイズ「A0(841mm×1,189mm)」からA0の長辺を半分にしたサイズがA1(420mm×594mm)と紙のサイズが展開されます。

B列本判は江戸時代から定着した日本独自の規格サイズ

古い

B列本判は765×1,085(mm単位)で江戸時代に使われていた「美濃判」の寸法が元になっている日本で生まれた独自の伝統的な規格サイズになります。用紙の規格の他に法隆寺五重の塔などの重要建築物や、生け花などにも用いられているそうです。B列本判は日本のほか、中国や台湾でも使われています。

B列本判もA列同様に最大サイズから長編を半分にしたサイズで紙のサイズが展開されます。どちらとも原材料が一つのサイズでまかなえ、どの大きさに裁断しても紙のロスがでないので多く普及されています。


A判とB判のサイズ

A判 B列
A0=841×1189mm B0=1030×1456mm
A1=594×841mm B1=728×1030mm
A2=420×594mm B2=515×728mm
A3=297×420mm B3=364×515mm
A4=210×297mm B4=257×364mm
A5=148×210mm B5=182×257mm
A6=105×148mm B6=128×182mm
A7=74×105mm B7=91×128mm
A8=52×74mm B8=64×91mm
A9=37×52mm B9=45×64mm
A10=26×37mm B10=32×45mm

B4サイズとは「25.7cm×36.4cm」サイズの用紙

紙のサイズ

B判のB4サイズとは、B0(1030×1456mm)を4回半分にしたもの、またはB3サイズの「36.4cm×51.5cm」の長辺を半分に切ったサイズである「25.7cm×36.4cm」の大きさの用紙のことを言います。ミリメートル表示に直すと「257mm×364mm」になります。

B4サイズのピクセル数は解像度が上がれば大きいサイズに

パソコン

B4サイズのピクセル数は画素数に寄って大きいサイズに変化していきます。ホームページなどでよく使う72dpiであれば「729×1032ピクセル」、一般的によく使う300dpiであれば「3035×4299」ピクセルになり画素数に直すと「13047465画素数」となります。

    B4サイズのピクセル数

  • 72dpi・・・729×1032ピクセル
  • 144dpi・・・1457×2064ピクセル
  • 200dpi・・・2024×2866ピクセル
  • 300dpi・・・3035×4299ピクセル
  • 400dpi・・・4047×5732ピクセル
  • 600dpi・・・6071×8598ピクセル

B4サイズの代表的な例は?

B4サイズの代表的な例①新聞の折り込みちらし

新聞紙

B4サイズの代表的な例をご紹介していきましょう。まず1つ目は新聞の折り込みちらしです。新聞紙のサイズは一般的に1ページ「縦546mm×横406mm」、見開き「縦546mm×横812mm」となっています。新聞の片面にぴったり収まってちょうどいいサイズがB4サイズ「257mm×364mm」となります。


厳密に言うと現物のちらしは四隅に余白があり大きさは大体273×383mmになり、余白の内側がB4サイズになります。印刷会社によってサイズは異なります。折り込み作業をせず、新聞紙に挟めるサイズとして約B4サイズのちらしが主流になっているようです。

B4サイズの代表的な例②履歴書

履歴書

B4サイズの代表的な例2つ目は履歴書です。一般的に履歴書はB5サイズでB4サイズを二つ折りにしてあります。求人誌に付いてくる履歴書はほとんどがB4二つ折りになっています。B4二つ折りの履歴書を使えばA4封筒に入りとてもコンパクトなので、B4二つ折りの履歴書を使う人も多いようです。

B4サイズの代表的な例③原稿用紙

原稿

B4サイズの代表的な例3つ目は原稿用紙です。小中学校で作文を書いたり、作家が使う400文字詰めの原稿用紙はB4サイズで作られています。半分に折るとB5サイズにもなるので取り扱いやすく便利なサイズとして重宝されています。

B4サイズの代表的な例④広げた大学ノート

ノート

B4サイズの代表的な例4つ目は一般的に使われている大学ノートはB5サイズ「182×257mm」ですが、広げて使うとB4サイズになります。文字を書くときはメモを取るときは広げて使っているあのサイズがB4サイズなのです。B4サイズは身近なところで多く普及されているサイズになります。

広げるとB4サイズになる大学ノートで手書きのノート家計簿をつけてみませんか?下記の記事では、家計簿をノートに手書きするメリットや使いやすい家計簿ノートの書き方などをご紹介しています。ぜひ参照してみてくださいね。

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B4サイズの最適な大きさの封筒サイズ

封筒

B4サイズのものを折らずに送付したい場合に最適な封筒サイズをご紹介しましょう。最適なサイズは角0封筒か角1封筒です。角0封筒のサイズは「287×382mm」、角1封筒のサイズは「270×382mm」になるので横幅に余裕を持ったり厚みがあるものを送付したい場合は角0封筒を選ぶようにしましょう。

B4サイズが入る封筒に関してご紹介しました。封筒を送る際に返信用封筒のマナーを少し勉強してみませんか。下記の記事では返信用封筒のマナーや宛名と差出人の書き方と折り方や入れ方もご紹介しています。ぜひ参照してみてくださいね。

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B4以外のサイズは?

主流のノートや雑誌に使われている「B5」サイズ

大学ノートサイズ

次にB4以外のサイズをご紹介していきましょう。まずは大学ノートや教科書などに使われている「B5」サイズです。B5サイズの大きさは「18.2cm × 25.7cm」になります。週刊少年ジャンプや週刊少年マガジン、ジャポニカ学習帳もB5サイズで作られています。

ノートのB5サイズは昭和38年頃まではB5正規サイズで作られていましたが原紙のカット方法が変わり、無駄なく紙を使うサイズ感としてB5より少し小さいサイズ「179×252mm」のセミB5サイズが使われているものもあります。本来のサイズより横が3mm、縦が5mmしか変わらず見た目ではあまり変わりません。

日本で最もポピュラーに使われている「A4」サイズ

A4サイズ

現在主流でよく使われているサイズの一つに「A4」サイズがあります。サイズの大きさは「横21.0cm×縦29.7cm」で最もポピュラーなサイズになります。プリンタで使われている用紙、コンビニのコピー機の用紙、会社の書類や学校のノートやルーズリーフなどA4です。

間接的に関わっている本棚や小学生が使うランドセルなどもA4を意識して造られているそうです。A4サイズはB5「182×257mm」よりも大きく、B4「257×364mm」よりも小さいサイズになります。A4のクリアファイルは「220×310mm」でA4の用紙が余裕を持って入るように設計されています。

また履歴書も最近ではB4以外にA4サイズも主流になってきていて、A4サイズの方がマス目が大きいことから書きやすいと人気が高いです。A4サイズのピクセル数は300dpiで2480× 3508ピクセルになっています。

A4の次に主流でポスターなど使われている「A3」サイズ

A3サイズ

A4の次によく使われているサイズはA3になります。A3サイズの大きさは「29.7cm×42.0cm」でA4をちょうど2倍にした大きさになります。A3サイズはA4サイズに折って冊子やカタログ、パンフレット、ファミレスなどのメニュー表などにも使われているサイズです。

A3サイズは人と比べると肩から腰上の上半身程度の大きさなので、刷り上がったサイズ感が遠目からでも見やすいため選挙ポスターなどでも活用されています。また、社内のプリンターやコピー機にも対応している最大サイズなので、専門業者に頼まずに簡単に会社で見応えがあるポスターや社内ポップが作れます。

丁度いい手帳サイズとして人気の高い「A5」サイズ

メモサイズ

A5サイズの大きさは「14.8cm×21.0cm」でA4を半分にしたサイズ、A5の半分がA6サイズになります。A5サイズ規格の商品はとても多く、ノート、手帳、書籍などがあります。B5よりも小さく、A6よりも大きいのでコンパクトでカバンに入れやすく持ち運ぶも便利で適度なサイズ感が人気の秘訣です。

適度なサイズのA5サイズとB5サイズの大きさを比較すると、どちらが使いやすいサイズでしょうか。下記の記事ではA5サイズとB5サイズのノートや手帳の特徴とおすすめ用途などをご紹介しています。ぜひ参照してみてくださいね。

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B4サイズを使いこなそう!

B4サイズについてご紹介しました。新聞紙のちらしや履歴書などを改めてよく見返してみると使いやすいサイズがちゃんと考慮されていることに気付きますね。A判サイズの方が最近では主流ですがA4のものを印刷したいときは大きめのB4サイズで印刷すると見やすくなるのでおすすめです。B4サイズも使ってみましょう!


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