順不同の意味は?反対語や英語・宛先での敬称略との使い方も
「順不同」という言葉は、よく目にするかと思います。簡潔に説明すると「バラバラ」という意味です。ですが、反対語や英語・宛先での敬称略と併用した使い方等、貴方はどれぐらい理解できているでしょうか?しっかり意味や使い方を理解していないと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
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順不同とは?英語や敬称略の意味も
順不同とは順番がバラバラで不規則なこと
順不同とは順番がバラバラで不規則なことを意味します。漢字が示すように順番が同じではないと考えると分かりやすい言葉ですね。順不同は仕事や冠婚葬祭などの名前の列挙でよく使われ、きちんとした使い方をしないと失礼になってしまいます。ですのでこの言葉をよく理解することがとても大切なのです。
順不同の英語➀inrandomorder
順不同の英語の一つ目は、「in random order」です。さきほどの通り順不同とは順番がバラバラということですので、英語ではランダムな順番という意味のこの表現を使います。名前などを列挙してそれらが順不同ですと説明する場合にはinを付けて副詞で使いましょう。名詞ならrandom orderです。
順不同の英語②innospecialorder
順不同の英語二つ目は、「in no special order」です。こちらを直訳すると特別な順番がないということになり、つまり順番がなくバラバラという意味の英語になります。このように理解しておけば順不同の英語表現を使う場合に思い出しやすくなりますね。順不同の英語ではorderが付くのですね。
順不同の英語③innoparticularorder
順不同の英語三つ目は、「in no particular order」です。こちらは前述の英語に似た表現で、直訳すると特定の順番がないという意味の英語になります。つまり順番がバラバラということになりますね。ここまで順不同の英語をご紹介しましたが、単語ごとに見ていくと理解しやすい表現ですよね。
敬称略の意味は様や殿などの敬称を省くこと
敬称略の意味は名前のあとに付ける敬称の様や殿などを省くことです。大人数の名前を読み上げる場合に、いちいち敬称を付けて読み上げると話す人が大変ですし、時間がかかって聞く側も不快な気持ちを抱きかねません。このような時に敬称略と伝えることでそれを防ぎ、また今回のテーマである順不同とも併用して使います。
敬称に関連して、役職名のあとに様や殿などの敬称は付けるのかやビジネスメールの宛名について解説した記事をご紹介します。敬称は目上の人に関わった言葉だけにきちんと理解していないと失礼になってしまいますよね。ここできちんとおさらいしておきましょう。
順不同の類語や反対語
順不同の類語➀バラバラという意味のランダム
順不同の類語一つ目は、「ランダム」です。ランダムは英語ではrandomですがバラバラという意味になります。ですから順不同と同じ意味の類語になります。ランダムはすでにバラバラという意味でカタカナ表記されて使われているので、順不同の類語としては分かりやすく覚えやすい言葉ですね。
順不同の類語②任意
順不同の類語二つ目は、「任意」です。任意は似たような複数の意味がありますが、おおまかには適当に、バラバラにといった意味になり順不同の類語になります。例文にすると理解しやすい言葉ですよ。順不同に並べる、任意に並べるは同じ意味ですよね。類語を知っておくとその言葉を深く理解できますよ。
順不同の類語③無作為
順不同の類語三つ目は、「無作為」です。無作為とは誰かの意志による行為のことで、無作為はそれがないことです。つまりランダムと同じ意味になり、順不同の類語になりますよ。ここまで見てみると、順不同とはつまりバラバラという意味ですので、類語もバラバラを表す言葉と考えると分かりやすいと思います。
順不同の反対語➀50音順
順不同の反対語一つ目は、「50音順」です。順不同は順番通りではなくバラバラという意味ですから、反対語は順番のある言葉になりますよ。その一つとして「あ」から「ん」までの50音順があります。順不同のバラバラに伝えるのではなく50音順に伝えると考えると分かりやすい言葉ですね。
順不同の反対語②年齢順
順不同の反対語二つ目は、「年齢順」です。順番がない順不同と違って、順番のある年齢順も反対語になります。複数人がいて色々な年代の人がいる場合には年齢順に順番を付けられますね。ですから順番がありますので順不同とは反対の言葉になりますよ。
順不同の反対語③アルファベット順
順不同の反対語三つ目は、「アルファベット順」です。順番に並んでいるものとしては50音や年齢の他にもこのアルファベット順があります。いわゆるAからZのことですね。これはアルファベットが順番に並んでいますから、バラバラの意味の順不同とはまったく反対の部類に入ります。
順不同の反対語④先着順
順不同の反対語四つ目は、「先着順」です。バラバラや適当といった意味の順不同には、先着順という言葉も反対語としてあります。字が示すように先に着いた順という意味ですね。ということは順番がありますのでこちらも順番のある言葉で順不同とは逆の意味になります。
順不同を使う時のポイント
順不同を使う時のポイント➀役職が上の人には使わないこと
順不同を使う時のポイント一つ目は、「役職が上の人には使わないこと」です。仕事などで役職が上だったり目上の人を含めて名前を羅列する場合には、順番をバラバラにしてしまうとそれらの人に失礼になってしまいますよね。ですからそのような場合には順不同を使わずに立場が上の人から載せるようにしましょう。
順不同を使う時のポイント②役職が分からない時は順不同を使うこと
順不同を使う時のポイント二つ目は、「役職が分からない時は順不同を使うこと」です。他社の人の名前を表記するにあたり、役職が分からないこともあります。そのような時に、もしも役職が上位の人を後ろに表記してしまっても順不同と添えておくだけで失礼を避けられます。このような時にも順不同は使えますよ。
順不同を使う時のポイント③併用形の順不同敬称略は他社では使わないこと
順不同を使う時のポイント三つ目は、「敬称略と併用した順不同敬称略は他社では使わないこと」です。順不同敬称略という言葉もビジネスや冠婚葬祭で使われます。ここで気を付けたいのはその使い方です。
名前をバラバラにして伝えますという意味の順不同や敬称を省きますという意味の敬称略は、一緒に仕事を進める他社の人に使うと失礼になってしまうので使わないようにしたい言葉です。他社の人は大事な仕事のパートナーですから、役職が上の人から順に表記して、敬称も付けるのが理想ですね。
順不同敬称略は他社では使わないことをお伝えしましたが、他社とのメールマナーについての記事をご紹介します。メールは手軽に相手とやり取りできるものですが、仕事においては失礼にならないよう配慮が必要ですよね。社外メールのマナーをしっかり理解して、円滑なコミュニケーションを図りたいものですね。
順不同の使い方
順不同の使い方➀併用形の順不同敬称略をメールの宛先に
順不同の使い方一つ目は、「併用形の順不同敬称略をメールの宛先に使う場合」です。社内メールにおいて、そのメールの宛先が大人数の場合に役職ごとに並べたり敬称をそれぞれ付けるのは大変ですし、見る側も読みづらい宛先になってしまいますね。
このように大人数宛ての宛先では最初か最後に(順不同、敬称略)と添えて名前を列挙すれば失礼を避けられます。これはメールだけでなく会社の文書においても使える使い方です。
順不同の使い方②併用形の順不同敬称略は名前の最初か最後に添える
順不同の使い方二つ目は、「併用形の順不同敬称略は名前の最初か最後に添える」です。順不同敬称略は名前をすっきり見せるために、名前をバラバラにかつ敬称も省くことを伝えるものですね。それが読む側に分かるように名前の最初か最後に忘れずに添えるようにしましょう。表記の仕方は(順不同、敬称略)とします。
順不同の使い方③役職が分かる場合は順不同を使わず役職の高い順に並べる
順不同の使い方三つ目は、「役職が分かる場合は順不同を使わず役職の高い順に並べる」です。順不同は役職順に表記すると大変な時や役職が分からない時に使いますが、役職が分かる時は役職順に表記するようにして順不同は使わないのがマナー上最善です。小規模の職場ではあの人は役職が分からないと思われてしまいますね。
順不同の使い方④少人数の場合は使わない
順不同の使い方四つ目は、「少人数の場合は使わない」です。順不同はもともと、名前の列挙の際に人数が多いためそれを簡潔化するために用いられるようになった言葉です。ですから人数が少ない場合には順不同を使わずに役職の高い順から表記したり読み上げたりするようにしましょう。
順不同の使い方⑤学校の試験問題で使う
順不同の使い方五つ目は、「学校の試験問題で使う」です。この記事ではビジネス上の順不同についてご紹介していますが、仕事という意味では学校の先生も関係していると思いますのでこれについて解説します。
学校の試験問題には、回答が複数あっていくつかを選んで用紙に記入することがありますよね。その時数字やアルファベットを並べますが、問題にその並び方はバラバラでもいいという意味で順不同と添えることがあります。このようにあらかじめ表記しておけば回答はバラバラでも構わないということを示せます。
順不同や敬称略を正しく使いこなそう!
順不同の意味や使い方、反対語や敬称略と併用した使い方などについてお伝えしました。順不同や敬称略は、文字が多くなることによる言葉を発信する側と受ける側のわずらわしさを無くしてくれる便利な表現方法ですよね。けれども正しい使い方をすることで初めてその言葉を活かせます。これらをきちんと理解して使いましょう。
この記事ではビジネスにおける順不同や敬称略の使い方をご紹介してきました。この他にもビジネスでは様々なビジネス用の言葉が使われていますよね。その中でも「お忙しい中」や「ご多忙」、「お忙しいところ」はよく話されたり表記されたりしますね。下記も参考に、ここでこれらの言葉の使い方をおさらいしておきましょう。
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