「お忙しい中」のビジネスの使い方と英語や類語|ご多忙/お忙しいところ
「お忙しい中」というフレーズはビジネスでよく使われます。「お忙しいところありがとうございます」「恐縮ですが」などを枕詞に使うことで、電話やメールでの依頼もしやすくなり、スムーズに進めることができます。今回は「お忙しい中」について詳しくまとめました。類語や英語表現についてもご紹介していきます。
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目次
「お忙しい中」の意味とは?
お忙しい中は相手が忙しい状態かよりも気遣いを表す
お忙しい中は、相手が忙しい状態かよりも相手への気遣いを表す意味があります。「お忙しい中」を使うときは、お願いや依頼をしたり、催促をするときに使われる言葉です。ビジネスシーンで使われるときには、実際に相手が忙しいかはあまり関係がなく、相手への気遣いや心遣いでつける場合が多いです。
唐突に「ご確認をお願いします」というメールを送るよりも、「お忙しい中申し訳ありませんが、ご確認をお願いします」と枕詞としてつけていた方が、相手に気遣いを表現することができます。
お忙しい中をつけることでビジネス相手へ謙虚さを表している
お忙しい中をつけることで、ビジネス相手へ謙虚さを表しているともいえます。ビジネスでは会議やクライアントとのアポイントメントなどのスケジュールの中で、慌ただしく働いています。そんな中メールなどで依頼をすることは、予定外の手間をかけたり、時間を割いてもらうことを必要としていまします。
そんなときに恐縮してしまう申し訳なさや、謙虚な気持ちを表しているのが「お忙しい中」です。「お忙しい中」を一つつけておくことで、「もし可能であれば」というニュアンスを含ませることができるので、謙虚さを示すことができます。相手への印象も良いので、その後の仕事もスムーズに進めることができるでしょう。
「お忙しい中」の使い方とメール文例6選!
「お忙しい中」の使い方とメール文例①お忙しい中恐縮ですが
「お忙しい中」の使い方とメール文例でご紹介する1つ目は、「お忙しい中恐縮ですが」を使ったお願いの仕方です。「お忙しい中」をつけるときには、「恐縮ですが」という言葉をつけるとその後の文章もスムーズに進めます。何かお願いをしたり、依頼をしたり、確認してもらったりという場面で使われます。
相手の時間を割いてしまうことに恐縮する言い方となりますので、目上の方や上司、先輩などに使うことができます。たとえば「お忙しい中恐縮ですが、月曜日までにご確認いただけますようお願いします。」「お忙しい中恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。」と使います。
「お忙しい中」の使い方とメール文例②お忙しい中恐れ入りますが
続いてご紹介するのは、「お忙しい中」の使い方とメール文例の2つ目は、「お忙しい中恐れ入りますが」です。「お忙しい中恐れ入りますが」は「恐縮ですが」とほとんど同じ意味になりますので、お願いをするときによく使われます。たとえば「お忙しい中恐れ入りますが、ご返信いただければ幸いです。」
「お忙しい中恐れ入りますが、15日のミーティングまでにお目通しのほどよろしくお願いいたします。」などと使われます。相手の状況に気遣いながら、自分の依頼を謙虚な気持ちで伝えたいという姿勢を伝えることができます。
「お忙しい中」の使い方とメール文例③お忙しい中すみませんが
続いてご紹介する、「お忙しい中」の使い方とメール文例の3つ目は、「お忙しい中すみませんが」です。「すみません」は敬語になりますのでもちろん目上の方にも使えますが、より丁寧な印象を残したいのであれば「恐縮ですが」「恐れ入りますが」を使うのがおすすめです。
「お忙しい中すみませんが、後ほどお時間いただけますか。」「お忙しい中すみませんが、一つご相談があります。」「お忙しい中すみませんが、お手すきの時間がありましたら、お手伝いいただくことは可能でしょうか。」というように使います。社内の方や口語で使うと堅苦しくなく、気遣いの気持ちを伝えることができます。
「お忙しい中」の使い方とメール文例④お忙しい中ありがとうございます
続いてご紹介する、「お忙しい中」の使い方とメール文例の4つ目は、「お忙しい中ありがとうございます」です。感謝の気持ちを伝えるときにも「お忙しい中」というフレーズは使うことができます。忙しい中でも、自分のためにわざわざ時間を割いてくれたという意味合いを持たせることができるのです。
「先ほどはお忙しい中お電話いただきまして、ありがとうございます。」「本日はお忙しい中お越しくださり、誠にありがとうございます。」「先日はお忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」と使います。単にありがとうございますと伝えるよりも、厚みのある言葉を伝えることができるでしょう。
「お忙しい中」の使い方とメール文例⑤お忙しい中お時間をいただき
続いてご紹介する、「お忙しい中」の使い方とメール文例の5つ目は、「お忙しい中お時間をいただき」です。「お忙しい中」は相手の時間を割いてもらっているという意味合いを持つので、時間を割いてくれたことにも感謝を伝えたいときにも使われます。たとえば「本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます。」
「この度はお忙しい中お時間を作っていただき、社員一同感謝申し上げます。」「年末のお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。」「先日は大変助かりました。お忙しい中お時間を割いていただき、ありがとうございました。」というように使われます。
「お忙しい中」の使い方とメール文例⑥お忙しい中にも関わらず
次にご紹介する、「お忙しい中」の使い方とメール文例の6つ目は、「お忙しい中にも関わらず」です。忙しい中なのにありがとうと感謝を伝えたいときや、お礼を伝えたいときによく使われます。たとえば「先日はお忙しい中にも関わらず、お越し下さりありがとうございました。」
「お忙しい中にも関わらず、出席のご連絡をいただ嬉しい限りです。当日を楽しみにしております。」「お忙しい中にも関わらず、時間を作っていただき感謝申し上げます。」などと使います。何に感謝しているのかを具体的に伝えられるといいですね。
「お忙しい中」の類語の使い方と例文とは?
「お忙しい中」の類語の使い方と例文①お忙しいところ
「お忙しい中」の類語の使い方と例文でご紹介する1つ目は、「お忙しいところ」です。「お忙しいところ」は「お忙しい中」と意味はまったく同じの言葉です。枕詞としてつけることで、相手への謙虚な気持ちや気遣いを表すことができます。
たとえば「お忙しいところすみませんが、月曜日までにチェックしていただけると幸いです。」「お忙しいところ恐縮ですが、ご返信んをよろしくお願いします。」というように使います。いくつかバリエーションがあると、ビジネスメールでもしつこい印象を与えずに使うことができるでしょう。
「お忙しい中」の類語の使い方と例文②ご多忙の中
続いてご紹介する、「お忙しい中」の類語の使い方と例文の2つ目は、「ご多忙の中」です。「ご多忙」とは何かと忙しい様子を表す「多忙」に、丁寧の「御」をつけた言葉です。つまり「お忙しい中」と意味はほとんど同じということになります。
一般的には「お忙しい中」は口頭で、「ご多忙」は文書や手紙などで使われることが多いです。たとえば「ご多忙の中恐縮ですが、お返事をお待ちしております。」「ご多忙の中、先日はお越し下さいましてありがとうございました。」と使われます。
「お忙しい中」の類語の使い方と例文③ご多用の中
続いてご紹介する、「お忙しい中」の類語の使い方と例文の3つ目は、「ご多用の中」です。「ご多用(たよう)」は、用事が多くて忙しい状態に、丁寧の「御」をつけた敬語です。ビジネスシーンでは何かを依頼したり、お礼を伝えるのに使うのに便利なフレーズです。
たとえば「ご多用の中とは存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。」「ご多用中にも関わらず、ご対応いただきましてありがとうございました。」と使われます。
「お忙しい中」の類語の使い方と例文④ご多忙の折
続いてご紹介する、「お忙しい中」の類語の使い方と例文の4つ目は、「ご多忙の折」です。先ほどご紹介した「ご多忙」に「折」をつけた表現になり、「折」は時間を示している言葉になるので、「ご多忙のとき」と同じ意味になります。目上の方に使いやすい表現ですので、イベントや会合の招待状や案内状などに使われます。
たとえば「ご多忙の折、お手数をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。」「ご多忙の折とは存じますが、ご返信をお待ちしております。」と使います。「ご多忙の折」を使うことで、相手によりきちんとした印象を与えることができる文書に仕上げることができるでしょう。
「お忙しい中」の英語の使い方とは?
「お忙しい中」の英語の使い方①お忙しいところありがとうございます
「お忙しい中」の英語の使い方でご紹介する1つ目は、「お忙しいところありがとうございます。」です。英語でも時間を割いてくれてありがとうというお礼を伝える表現があり、「Thank you for taking your time.」と言います。
たとえば「お忙しい中お時間を作ってくたさりありがとうございます。」は「Thank you for taking your time out of your busy schedule.」と伝えると良いでしょう。
「お忙しい中」の英語の使い方②お忙しいところ恐縮ですが
次にご紹介する、「お忙しい中」の英語の使い方の2つ目は、「お忙しいところ申し訳ありませんが」です。「お忙しいところ恐れ入ります」は「I am sorry for troubling you when you are busy.」と言います。
これを応用して「お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。」を表現すると「I am sorry to trouble you despite being busy, but I highly appreciate your cooperation.」と言うことができます。
「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点とは?
「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点①ビジネスメールで使いすぎない
「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点でご紹介する1つ目は、「ビジネスメールで使いすぎない」ことです。「お忙しい中」は依頼やお誘いのときに使える便利なフレーズですが、あまりにも何度も使ってしまうと、相手にしつこい印象を与えかねません。
気遣いで使っているつもりが、逆に失礼な印象を与えてしまうこともありますから気をつけましょう。類語などを使って言い換えることで、使いすぎている印象を避けていきます。
「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点②要求を詰め込まない
続いてご紹介する、「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点の2つ目は、「要求を詰め込まない」ことです。「お忙しい中」を使っているのは、相手が忙しいところをわかっていて使っているはずです。
それなのに「いつまでに」「これとこれをお願いします」など、時間がかかったり負担がかかるようなことを依頼するのは失礼にあたります。「もし可能ならば」と言うニュアンスを含めていることを忘れずに、使えると良いですね。
「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点③指示をしない
続いてご紹介する、「お忙しい中」の使い方のポイントや注意点の3つ目は、「指示をしない」ことです。ついつい「早めに返事が欲しい」からと行って、「早めのご返信をお願いします」と書いてしまうこともあるかもしれませんが、これは相手に早く返信するようにと指示しているのと同じことです。
いくら「お忙しい中」と枕詞で入れていたとしても、相手に催促したり要求するような内容を書くと、失礼な印象を与えてしまうことがありますから気をつけましょう。「お忙しい中」を使うのであれば、相手の都合で動いてもらえるように配慮することが大切です。
「お忙しい中」を使って仕事を円滑に進めよう!
「お忙しい中」というフレーズは、相手の状況を気遣っている姿勢や、謙虚な気持ちを表現することができる枕詞です。依頼やお礼をするときにも、「お忙しい中」をつけておくだけで、相手に柔らかい印象やきちんとした印象を与えることができます。うまく使いこなすことで、仕事を円滑に進めていきましょう。
ビジネスメールでは、独特の言い回しや表現、マナーも知っておくことが大切です。「お忙しい中」でも出てきた「恐縮ですが」の使い方や、ビジネスメールの件名のマナーも押さえておきましょう。こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
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