嬉しいを敬語にすると?大変嬉しく存じます・嬉しく思いますの類語も
あなたは、嬉しいを敬語の形にした「嬉しく思います」「大変嬉しく存じます」などの正しい使い方や意味を知っていますか?この記事では、ビジネスでもよく目にする「嬉しいお言葉ありがとうございます」や「大変光栄です」などの類語や丁寧語、謙譲語など詳しく解説していきます。
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目次
嬉しいの敬語は?会話での使い方3選!
嬉しいの敬語・会話での使い方①謙譲語表現お気遣い嬉しく存じます
嬉しいの敬語・会話での使い方の1つ目は、謙譲語表現である「嬉しく存じます」です。具体的には、「この度は貴社より弊社が~賞を賜ることとなりまして、嬉しく存じます。」などの形で使用します。「存じます」は「思う」の謙譲語で、「嬉しいです」という気持ちを自分がへりくだる形で丁寧に表現しています。
この「嬉しく存じます」という表現は口語でも書き言葉でも相手にかなり堅いイメージを与えます。この表現を使用する際は相手が自分よりもかなり歳や役職が上の場合を想定しましょう。それ以外でこのような謙譲語を使用してしまうと逆に失礼となりますので、注意してください。
嬉しいの敬語・会話での使い方②嬉しい限りです
嬉しいの敬語・会話での使い方の2つ目は、「嬉しい限りです」です。具体的には、「今回はこのような貴重な機会を頂きまして、嬉しい限りです。」のような形で使用します。少し堅い響きのある表現ですが、丁寧語表現としてこれもビジネスシーンで良く用いられます。
1つ目の表現とは違い、自分をへりくだって表現する謙譲語ではありませんので、自分の嬉しい気持ちを相手にストレートに伝えられる表現となります。ある程度、関係性も深まって自分の気持ちを素直に開示できるような間柄の人に向けて使用するとより効果的でしょう。
嬉しいの敬語・会話での使い方③嬉しく思います
嬉しいの敬語・会話での使い方の3つ目は、「嬉しく思います」です。このフレーズが日常会話のレベルで言うと一番聞き覚えのある表現だ、という人も多いでしょう。ただ、ストレートに「嬉しいです」と相手に伝えるのではなく、丁寧語の形で「嬉しく」「思います」の2つの言葉を重ねて表現します。
具体的には、「~様には本当に良くして頂きまして、嬉しく思います。」などの形で使います。「感謝いたします」と同様、「嬉しく思っています」の形にもできます。日常会話でも頻出度の高い表現と言えますので、しっかり覚えて活用してみましょう。
嬉しいの敬語は?ビジネスメールや手紙での使い方例文3選!
嬉しいの敬語ビジネスメールや手紙での使い方例文①喜ばしく思います
嬉しいの敬語・ビジネスメールや手紙での使い方例文の1つ目は、「喜ばしく思います」です。具体的には、「貴社がこの度、海外進出されるとのニュースを伺い、喜ばしく思います。」などの形で使用します。「喜ばしく思います」の部分を「大変喜ばしく思います」、「喜ばしく思っております」の形にもできます。
「喜ばしく思います」は「嬉しく思います」の丁寧語です。「喜ばしい」とは「嬉しい」という意味を含む単語です。かなり堅い文面やメールで使うことが多いので、使用は目上の人に対するものが多くなります。
嬉しいの敬語ビジネスメールや手紙での使い方例文②大変嬉しく思います
嬉しいの敬語・ビジネスメールや手紙での使い方例文の2つ目は、「大変嬉しく思います」です。具体的には、「この度、弊社との共同開発で生まれた~という商品の売れ行きが好調とのことで、大変嬉しく思います。」などの形で使用します。「大変」の部分を「非常に」「とても」と変換して使用することも可能です。
「非常に」とした場合は「大変」を使用する時より少し堅い印象を、「とても」とした場合はそれより少しカジュアルな印象を与える傾向があります。自分と相手との関係性からどれを使うのが適切かを考えてぴったりな表現を選んでみてください。
嬉しいの敬語ビジネスメールや手紙での使い方例文③嬉しいお言葉
嬉しいの敬語・ビジネスメールや手紙での使い方例文の3つ目は、「嬉しいお言葉を頂き、誠にありがとうございます。」です。この表現は、文字通り、相手から何か自分の仕事ぶりや成果などに関して褒めてもらったり、評価をしてもらったりした際にそれに対して感謝を述べるのに使用できる例文です。
「誠にありがとうございます。」の部分を「本当にありがとうございます。」、「深く感謝します。」などの形に変換して使用することもできます。少し堅くなりますが、「嬉しいお言葉」を「嬉しきお言葉」という風に表現する場合もあります。
ここまで、「嬉しい」の敬語表現、ビジネスメールや手紙などでの使い方や例文を見てきましたが、いかがでしたか?ビジネスメールで使われる表現が他にも沢山存在します。下記関連記事では、「お陰様で」というフレーズの意味や例文、英語での使い方などを詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
嬉しいの類語と敬語は?
嬉しいの類語と敬語表現①光栄です
嬉しいの類語と敬語表現の1つ目は、「光栄です」です。具体的には、「弊社の功績をこのような形で評価頂けて、光栄です。」などの形で使用します。この表現は、例文のように特に自分の功績を相手から褒めてもらった時に「嬉しいです」という意味で使用します。
他にも、「そのように言って頂けて光栄です。」「私としても、貴社のお役に立つことができて光栄です。」など様々な形で表現できます。「光栄です」を強調したい時は「非常に」という言葉を付け加えて「非常に光栄です」という形にします。
嬉しいの類語と敬語表現②恐縮です
嬉しいの類語と敬語表現の2つ目は、「恐縮です」です。「恐縮」とは「恐れ多い」という意味があり、謙譲語の一つです。具体的には「お忙しいところご連絡を頂きまして、恐縮です。」などの形で使用します。簡単な言葉に直すと、「忙しい中、連絡をもらって恐れ多いが、嬉しいです」という意味になります。
「恐縮です」は「誠に」という言葉を重ねて「誠に恐縮です」という表現にもできます。この表現はビジネスメールでも頻繁に使われる表現なので、使える謙譲語、類語表現としてしっかり覚えておきましょう。
上記まで、「嬉しい」というフレーズの正しい敬語表現や類語表現について詳しくお伝えしてきました。下記の関連記事内では、二重敬語としてビジネスでも誤用されやすい「拝見させていただく」というフレーズについて詳しく解説しています。当記事同様、正しい意味や類語表現、例文も学べますので参考にしてみてください。
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文は?
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文①お礼の言葉もありません
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文の1つ目は、「お礼の言葉もありません。」です。具体的には、「~していただいて、お礼の言葉もありません。」などの形で使用します。「お礼の言葉も見当たらないくらい嬉しい、感謝している」という気持ちを相手に伝える表現です。
この相手に言葉で表せない気持ちをもっと強調したい際には、「本当に」という言葉を重ね、「本当にお礼の言葉もありません。」というより丁寧な形にして応用することもできます。目上の人やお世話になっている取引先などに対して使うとより効果的です。
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文②お心遣い頂きまして
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文の2つ目は、「お心遣い頂きまして誠にありがとうございます」です。具体的には、「この度のカンファレンスでは、貴社に大変なお心遣いを頂きまして誠にありがとうございます。」などの形で使用します。「お心遣い頂きまして嬉しく思います」の形にもできます。
この表現も、2つ目と同様、相手の心遣いや心配してくれたことに対して丁寧に感謝の意を示す類語・丁寧語表現となります。ビジネスメールや口語表現でも頻出の使えるフレーズですのでぜひここで覚えて使い方をマスターしましょう。
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文③深く感謝いたします
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文の3つ目は、「深く感謝いたします。」です。具体的には、「この度は貴社に多大なるご支援を頂いたこと、深く感謝いたします。」などの形で使用します。この表現は、相手の支援や厚意を受けたことに対しての自分の真摯な感謝の気持ちを丁寧に伝える類語表現です。
「深く感謝いたします。」を「深謝します。」「大変感謝しております。」などの形に換えて応用することもできます。このフレーズには「感謝」という分かりやすい言葉が入っているので、相手にもストレートに感謝の気持ちを伝えられる便利な類語表現の一つです。
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文④丁寧表現|喜ばしく思います
嬉しいの類語の敬語の使い方や例文の4つ目は、丁寧表現である「喜ばしく思います」です。「喜ばしく」とは「嬉しく」と同じ意味の言葉です。それに、「思う」を丁寧語にした「思います」という言葉が重なる形でしばしば会話内で使用されます。
この「嬉しく思います」という表現は、丁寧な敬語表現ではありますが、目上の人だけではなくまだそんなに会ったことや会話をしたことがないために関係が深まっていない人に対して使うこともできます。具体的な例文としては「お気遣い頂きましたこと、嬉しく思います。」などの形で使用します。
嬉しいですの英語の使い方は?
嬉しいの英語の使い方①I'mgladtohearthat.
嬉しいの英語の使い方の1つ目は、「I'm glad to hear that.」です。これを分かりやすい日本語に直訳すると、「それを聞けて嬉しいです。」という意味になります。意訳すると「そう言って頂けて嬉しいです。」という意味にもなります。
「to hear that」の部分を例えば「to see you」の形にすると「I'm glad to see you.」という形となり、「あなたに会えてよかったです。」という意味にもなります。to以下に自分が嬉しい、良かったと思える行為当てはめて表現するのが基本的な形になります。
嬉しいの英語の使い方②Thanksforsayingthat
嬉しいの英語の使い方の2つ目は、「Thanks for saying that.」です。分かりやすい日本語に直訳すると、「それを言ってくれてありがとう。」という意味になり、意訳すると「その言葉を聞けて嬉しいです。」という意味になります。thatが相手の自分に対する発言を表す代名詞です。
この表現を応用したものでよく使われるのが、「Thanks for letting me know.」です。直訳すると「知らせてくれてありがとう。」という意味で意訳すると「知らせてくれて嬉しいです。」となります。日常生活でもビジネスシーンでもよく使われる英語表現のうちの一つです。ぜひ活用しましょう。
嬉しいの英語の使い方③丁寧語Itissuchanhonor
嬉しいの英語の使い方の3つ目は、「It is (It's) such an honor to hear that.」です。直訳すると、「そんなことを耳にできるなんて光栄です。」となり、これが転じて「そんなことを言って頂いて嬉しいです、光栄です。」という意味で使われます。
カジュアルな英語表現の中でも少し堅いイメージの強い丁寧語のこの「It is (It's) such an honor...」というフレーズは、例えば何かのコンテストやスピーチで賞を受賞した人が使うフレーズとして定着化しています。ビジネスでも大勢の前のスピーチなどで使われることが多いでしょう。
「嬉しい」を積極的に使ってコミュニケーションに生かそう!
この記事では、「嬉しい」の敬語表現である「嬉しく思います」謙譲語、丁寧語である「嬉しく存じます」などの類語を含め、その意味や使い方について詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたか?沢山の例文の中から、「これは使える!」というものをぜひ一つでも見出し、今日から活用して頂ければと思います。
特にビジネスのシーンでは敬語が正しく使えるか?が自分のキャリアアップに影響してくることもあります。特に敬語に苦手意識がある人、またまだ社会人経験が浅い人にとっては大変な部分もあるかと思いますが、失敗しながら少しずつその使い方をマスターしていきましょう。何事も小さな努力から始めることが鍵です。
下記の関連記事では、ビジネスメールでもおなじみの「有難いお言葉」や「感謝の限り」など「ありがたい」という気持ちを表す敬語フレーズを数多くご紹介しています。当記事同様、参考になる情報ばかりですので、気になる方はぜひこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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