「努めてまいります」の意味とは?知っておきたいビジネスメールでの例文もご紹介!
「努めてまいります」の正しい使い方を知っていますか?この記事では、「努めてまいります」の意味や、ビジネスメールでの例文を紹介しています。「努めてまいります」の類語や、使い方についても知ることができますよ。上司やお客様・取引先への伝え方として、ぜひご覧ください。
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目次
「努めてまいります」の基本的な意味とは?
①意気込みを示す
1つ目は、自分自身の意気込みを示す意味です。「努めてまいります」とは、力を尽くして精一杯努力をする姿を表現しています。やる気がある様子や頑張ろうとする気持ちを、相手に対して伝えることができます。
②誠意を表す
2つ目は、誠意を表す意味です。「努めてまいります」とは、相手に対して真摯な姿勢や気持ちがあることを表しているのです。そのため、「誠心誠意の努力」や「誠実な取り組み」を行うという意味があります。
「努めてまいります」の具体的な意味とは?
①努力していきます
1つ目は、「努力していきます」という意味です。手強い相手や厳しい状況でもめげることなく、力いっぱい努力をするという意向を表しています。相手に対して、「自分は困難な状況を乗り越えるバイタリティがあります」ということを伝える意味があるのです。
②力を尽くします
2つ目は、「力を尽くします」という意味です。ひたすら目的に向かって、突き進む様子を意味しています。自分の持てるだけの力を、全力で出しきるという意思を表しているのです。
③真摯に取り組みます
3つ目は、「真摯に取り組みます」という意味です。「努めてまいります」には、物事に対して誠実に真面目な様子で取り組む意向を伝える意味があります。事態を打開するために、強い意欲を持っていることを相手に伝えられる表現です。
「努めてまいります」の類語
①尽力いたします
1つ目の類語は、「尽力いたします」です。尽力とは、目的を達成するために力を尽くすことです。「いたします」と添えることで、意気込みや抱負を相手に向けて宣言する時に使う表現となります。そのため、「尽力いたします」は、晴れやかな式典などで用いることが多い類語です。
以下の記事では、尽力いたしますの意味をご紹介しています。ビジネスでの使い方や例文・類語についても知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
②精進してまいります
2つ目の類語は、「精進してまいります」です。物事に取り組む前向きな気持ちを、丁寧に表現した類語となっています。一つのことに集中して、精一杯努力をする時に使いましょう。「精進してまいります」は、揺るぎない決意や決心を表明する時に用います。
以下の記事では、精進してまいりますの意味や例文をご紹介しております。ビジネスでの使い方や類語についても知ることができますよ。参考になりますので、ぜひご覧ください。
③励んでまいります
3つ目の類語は、「励んでまいります」です。気力を奮い立たせて、物事に取り組むという意味です。一生懸命頑張る気持ちがあることを、相手に伝えたい時に用いる表現となっています。
④邁進してまいります
4つ目の類語は、「邁進(まいしん)してまいります」です。物事に対して、ひるむことなく突き進むことを意味します。かしこまった場面で、目上の相手に対して前向きな意思表示をする時に用いる表現です。
以下の記事では、邁進してまいりますの使い方や例文をご紹介しています。邁進するの意味や精進との違いについても知ることができますよ。参考になりますので、ぜひご覧ください。
「努めてまいります」の使い方
①目上の相手に対して使う
1つ目は、目上の相手に対しての使い方です。「努めてまいります」は謙譲語なので、自分を一歩下げることで相手を立てる伝え方ができる表現です。そのため、上司やお客様に対して、意気込みや誠意を示す時に使いましょう。
②改まった挨拶をする時に使う
2つ目の使い方は、改まった挨拶をする時です。「努めてまいります」は新任挨拶や式典での挨拶など、かしこまった場面で使いましょう。
「頑張ります」「努力致します」という表現よりも、品格のある謙虚な伝え方ができますよ。また、代表取締役や専務など、役職が高い上司に向けた挨拶に添える言葉としても適しています。
③期待された時に使う
3つ目の使い方は、期待された時です。上司やお客様から、「頑張ってね」「期待してるよ」と声をかけられることもあるでしょう。また、新規プロジェクトや難しい仕事を任されるということは、それだけ相手に期待されているということです。
「努めてまいります」と伝えることで、誠実に仕事に取り組む姿勢を表現することができます。「期待にお応えできますよう」「~~様に喜んで頂けますよう」など、前置きした上で伝えると良いですよ。
④やる気をアピールする時に使う
4つ目の使い方は、やる気をアピールする時です。上司やお客様に対し、仕事に熱心に取り組もうとする姿勢を伝えたい時に使います。
また、履歴書を通して自己PRをする時に、「努めてまいります」を用いるのもおすすめです。「頑張ります」よりも「努めてまいります」と書く方が、背筋がピンと伸びた誠実な印象を与えることができます。そのため、就活だけでなくパートやアルバイトの履歴書にも、「努めてまいります」という表現がおすすめです。
「努めてまいります」のビジネスメールでの例文
①上司への例文
1つ目は、上司へのビジネスメール例文です。上司から仕事を任されたり、注意を受けることもあるでしょう。その時に、ビジネスメールで「努めてまいります」を使うことで、仕事に対する熱意を伝えることができます。
- ・先ほどの会議で、資料に不備がありご迷惑をおかけ致しました。ご指摘いただいたことを参考に、新しくデータを作り直しました。お目通し頂きますようよろしくお願い致します。今後は、資料を見直すなどして不備が無いよう努めてまいります。今後ともご指導頂きますようよろしくお願い申し上げます。
- ・本日、~~店の売上は~~万円でございます。売上目標にあと~万円至らなかったため、明日からはお客様へのご提案方法を変えることに致しました。テスターをご使用いただくようアプローチをして、テクスチャーを体感頂きながら接客したいと思います。お客様の満足度を高めつつ、今月の売上目標を達成できますよう努めてまいります。
上司への例文
②お客様への例文
2つ目は、お客様へのビジネスメール例文です。「努めてまいります」は不良品や不具合などの不手際があった際に、お客様への謝罪文に添えて伝えることができます。また、来店や商品購入など、お礼を伝える時にも用いることができる表現です。お客様に対し、真摯な姿勢を伝えることができます。
- ・この度は商品の不具合によりご迷惑をおかけ致しましたことを、心よりお詫び申し上げます。新しい商品と、お詫びの品を発送致しました。2~3日でお手元に届く予定となっておりますので、お手数ですがご確認頂きますようよろしくお願い致します。今後は、このようなことが無いよう努めてまいります。本当に申し訳ありませんでした。
- ・先日は~~をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。ご滞在中は、ごゆっくりお過ごしいただけましたでしょうか。今後とも、~様にお寛ぎ頂けますよう努めてまいりますので、ぜひまたのご利用をお待ちしております。
お客様への例文
③履歴書の例文
3つ目は、履歴書のビジネスメール例文です。最近は、履歴書をメールで送るケースが増えています。履歴書は、就活やパート・アルバイトなどで採用される際に、とても重要な役割を担っています。自分がどんな人間で会社に対してどのような貢献ができるのかを、文章だけで上手く伝える必要があるからです。
「努めてまいります」は、誠実でひたむきな様子を表すことができるので、履歴書での自己PRに適しています。新卒・中途採用・アルバイトの履歴書用に、それぞれビジネスメール例文をご紹介しております。ぜひ、参考にしてみてください。
- ・~~学部で学び得た知識と部活で養った行動力を、御社発展のために貢献できるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
- ・~社で培った経験により即戦力になれますよう、努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。
- ・学生の時に、3年間野球部のマネージャーをしていました。その経験により、周囲の様子に気を配りながら全力でサポートすることを学ぶことができました。年中駆け回ってサポートに徹していたので、体力にも自信があります。今まで培ってきた経験を活かしお客様に喜んで頂けるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。
履歴書の例文
④取引先への例文
4つ目は、取引先へのビジネスメール例文です。「努めてまいります」は、商談のお礼や不良品のお詫びを伝える時などに用いることができます。仕事に対する熱意を伝えることができる表現なので、ビジネスで良好な関係を築いていきたい時におすすめです。
- ・この度は、弊社のパッケージ案をご承諾頂きありがとうございます。御社のポリシーと信念を美しく表現したパッケージになりますよう、努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
- ・先日納品致しました商品の印字ミスにより、ご迷惑をおかけ致しましたことを心よりお詫び申し上げます。今後は、生産体制の見直しやチェック項目を増やし、印字ミスが起きないよう努めてまいります。大変恐れ入りますが、他にお気づきのことがございましたらお知らせ頂きますようよろしくお願い致します。
取引先への例文
「努めてまいります」を使う時の注意点
①反省の気持ちを示す表現ではない
1つ目の注意点は、反省の気持ちを示す表現ではないということです。そのため、不祥事や失敗を起こした時には、謝罪の言葉と組み合わせて使うようにしましょう。謝罪の言葉を述べた後で、「努めてまいります」を添えて伝えることが大切です。
「努めてまいります」は、「同じミスを繰り返さないように一生懸命取り組んでいく」という姿勢を伝える時に用いるものです。そのため、謝罪の場では「失敗してしまったことを取り戻すために努める」という気持ちで使ってください。
②努めて参りますはNG
2つ目の注意点は、「努めて参ります」という書き方は不適切であるということです。「参ります」は、行く・来るの謙譲語として用いる表現になります。
「努めてまいります」の「まいります」は、努めてという表現を補助するものです。努力することへの意気込みや誠意を伝える表現なので、行く・来るという意味の「参ります」とは使う意味が異なります。
「努めてまいります」の意味や例文を知って正しく使おう
「努めてまいります」は、ビジネスメールや会話を通して意気込みや誠意を示す表現です。社内と社外の両方で、使うことができます。ただし、「努めてまいります」と伝えることができるのは、上司やお客様など目上の相手に対してのみです。特に、上司やお客様へ謝罪する時は、使い方に注意する必要があります。
「努めてまいります」は、謝罪の言葉の代用として用いるものではないので、あくまでも、謝罪の言葉に添える表現として使うことが大切です。
また、「努めて参ります」だと違う意味になるので、ビジネスメールや履歴書で用いる際は漢字の使い方にも気を付けてください。「努めてまいります」の意味や例文を知って、ビジネスシーンで正しく使いましょう。
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