邁進してまいりますの使い方や例文は?邁進するの意味と精進との違いも
邁進してまいりますの意味・使い方を知っているでしょうか。邁進するというフレーズは業務における挨拶やお礼・謝罪の場面など多くの場所で使える言葉です。よく似た言葉に精進しますもありますが、一体どう違うのでしょうか。この記事では、精進と邁進の違いや例文・類語についてまとめています。
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目次
邁進してまいりますの意味は?
邁進してまいりますの意味①恐れなく前向きにひたすら目的に進んでいくこと
邁進してまいりますの意味1つ目は、恐れなく前向きにひたすら目的に進んでいくことです。意味は前に進むと同じようなものですが、気持ち的に前向き・勢いがあるという意味合いを含んでいます。使う場面としては、精いっぱい物事に取り組んでいきたいことを打ち出したいときに使えます。
邁進してまいりますの意味②邁進しますの謙譲語
邁進してまいりますの意味2つ目は、邁進しますの謙譲語です。まいりますは、行くを謙譲語で表現した場合の言い方です。ふつうに「邁進します」と言った場合でも丁寧語なので、失礼ではありません。しかし、改まった場面でいう場合は謙譲語のまいりますを用いる方が良いでしょう。
邁進してまいりますと精進の違いや使い分け方は?
邁進すると精進するの違いは前向きか謙虚か
邁進すると精進するの違いは前向きか謙虚かです。どちらも物事に取り組んでいくという意味は一緒です。しかし「邁進する」は前向きで勢いがある意味合いを含みます。一方、精進するは慎むという意味を持つので、謙虚な印象を受けます。そのため、意味は似ていても勢いの差に違いがあります。
邁進すると精進するの使い分け方はどちらの気持ちを強調したいか
邁進すると精進するの使い分け方はどちらの気持ちを強調したいかです。邁進する・精進するの違いは、物事に取り組むときの気持ちの勢いに差があることです。そのため、使い分けるとしたら、前向きさと謙虚さのどちらを、今は強く打ち出したいのかを考えて使うと良いのではないでしょうか。
場面別・邁進してまいりますの使い方や例文は?
邁進してまいりますの使い方は前向きな気持ちで取り組むことを示したいとき
邁進してまいりますの使い方は前向きな気持ちで取り組むことを示したいときです。ポジティブな意味合いが強いため、自分はこれから前向きに目標へ向かって突き進んでいくことを強調して伝えたいときに言うといいでしょう。
挨拶の場面での例文・使い方「業務に邁進してまいります」
挨拶の場面での例文・使い方では「業務に邁進してまいります」が挙げられます。挨拶はその日初めて人と会ったときの一声など、誰かとコンタクトをとる上で欠かせない言葉です。そんな大切で基本的な挨拶の場面でも、邁進するという言葉を活用することができます。
先ほど挙げた例文をさらに具体的に活用してみると「今年からこちらの部署に配属となりました~です。皆様の力になれるよう、業務に邁進して参りますので、よろしくお願いします」といった感じです。挨拶の場面では、業務などを精一杯頑張って貢献したいことを伝えられる言葉となります。
決意表明の場面での例文・使い方「日々邁進して参る所存です」
決意表明の場面での例文・使い方では「日々邁進して参る所存です」が挙げられます。社会人になると、入社式などの式典や、会社の意向で決意表明をするような機会もあるでしょう。そのようなときにも、邁進するという言葉を活用できます。
先ほど挙げた例文を具体的に活用してみましょう。例えば「ご期待に沿えるよう、日々邁進して参る所存です」「功績にあぐらをかくことなく、日々邁進して参る所存です」「一日も早く、皆様の業務に尽力できるよう日々邁進してまいる所存です。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」などが挙げられます。
お礼の場面での例文・使い方「一層邁進して参ります」
お礼の場面での例文・使い方では「一層邁進して参ります」が挙げられます。ビジネスや日常の中では何かとお礼を言う機会は多いですよね。そんなお礼場面でも、邁進しますという言葉が活躍します。堅苦しく真面目な印象を与えるので、特にビジネスシーンで活用したい言い回しです。
先ほど挙げた例文を具体的に活用してみましょう。例えば「皆様の応援を力に変え、より一層邁進してまいります」「今後もより多くの方々にご満足して頂けるサービスを提供できるよう、一層邁進して参ります」「皆様のご要望に応えられるよう、一層邁進してまいります」などが挙げられます。
謝罪の場面での例文・使い方「信頼を取り戻せるよう邁進して参ります」
謝罪の場面での例文・使い方では「信頼を取り戻せるよう邁進して参ります」が挙げられます。人は誰でも失敗するものです。そういったときには謝罪がつきものですね。謝罪の場面でも邁進するという言葉を使うことができます。謙虚さと打たれ強い前向きさを強調できます。
先ほど挙げた例文を具体的に活用してみましょう。例えば「先日は不備があったことについてお詫び申し上げます。皆さまの信頼を取り戻せるよう、邁進して参ります」などが挙げられます。注意したいのが、邁進の前向きな意味合いが裏目に出ないように、気を付けて使いましょう。
目上の人に対しての場面での例文・使い方「業務に邁進いたします」
目上の人に対しての場面での例文・使い方「業務に邁進いたします」が挙げられます。「いたします」のほか謙譲語の「参ります・所存です」や丁寧語の「邁進します」も使うことができます。関係性に応じて使い分けましょう。
先ほど挙げた例文を具体的に活用してみましょう。「先日はありがとうございました。ご期待に添えるよう、仕事に邁進いたします」「厳しい指導の下、よりいっそう業務に邁進する所存です」「部署のみなさまに貢献できるよう、これからも邁進いたします」などが挙げられます。
邁進してまいりますの類語は?
邁進してまいりますの類語①前進
邁進してまいりますの類語1つ目は前進です。距離や物事が前に進む・進展することを指します。同じような言葉に進むがありますが、前進の方がポジティブな印象を含みます。そのため、邁進して参りますの類語だと言えるでしょう。
前進を使った例文を挙げてみましょう。例えば「滞っていたプロジェクトの問題が解決して、前進し始めた」「高速道路の渋滞が解消されて、前の車が前進し始めた」「どんなときでもめげず、前進し続けるのを忘れなかった」「立ち止まらず今はただ前進するしかない」などが挙げられます。
邁進してまいりますの類語②目指す
邁進してまいりますの類語2つ目は目指すです。定めたある地点に向かっていくことを指します。地点自体は、場所や一定の数値、技術の習得度などさまざまなものを指します。前向きに目的に進んでいくという点で邁進と共通しており、類語だといえるでしょう。
目指すを使った例文を挙げてみましょう。例えば「ドラマを見てあこがれて、将来はお医者さんを目指すことにした」「テストの点数で100点を目指すため猛烈に勉強した」「登山で目指す場所は山頂だ」「師匠のような表現技術を目指すために、日々の練習はかかさなかった」などが挙げられます。
邁進してまいりますの類語③成長
邁進してまいりますの類語3つ目は成長です。能力や経験が高まりできることが増えることを指します。邁進には、過去の自分より前進して良くなっている・良くなっていたい、という意味合いも含んでいます。そう言った意味で、成長と類語だといえます。
成長を使った例文を挙げてみましょう。例えば「去年の自分よりも背も頭も成長しているような気がした」「成長するためには朝鮮と失敗が欠かせない」「会社では苦しいことや辛いことがたくさんあるが、その分成長できたと感じる」「上司に仕事に対する成長意欲を打ち出した」などが挙げられます。
邁進してまいりますの類語④進歩を遂げる
邁進してまいりますの類語4つ目は、進歩を遂げるです。意味は以前よりも進化した・より良くなったことを指します。邁進もさらなる進歩をしていくという意味合いを含んでいる言葉です。そのため、進歩を遂げるも類語だといえるでしょう。
進歩を遂げるを使った例文を挙げてみましょう。例えば「人類はテクノロジーの発達により、偉大なる進歩を遂げた」「以前に見たときよりも遥かな技術の進歩を遂げていた」「さらなる進歩を遂げるには、もっと修業が必要だ」「進歩を遂げられたのは、周りの人の支えのおかげだ」などが挙げられます。
邁進を使った四字熟語は?意味や使い方は?
邁進を使った四字熟語①一路邁進
邁進を使った四字熟語1つ目は、一路邁進です。意味は目的の達成のためにひたすら進むことを指します。一路という言葉には、一本の道、寄り道もせずに1つの道をただ進み続けることという意味があります。また、邁進も同じくひたすら進むという意味があり、猛進を表した言葉だといえます。
一路邁進を使った例文としては「研究の成果を出すべく一路邁進の日々だった」「ただ上達したい一心で一路邁進してきた」「一路邁進したおかげで、成果がたたえられ表彰された」などが挙げられます。
邁進を使った四字熟語②直往邁進
邁進を使った四字熟語2つ目は、直往邁進です。ためらいも持たずまっすぐ道を進むことを指します。直往は直進するという意味を持ちます。邁進は進むなので、まっすぐ勢いを持って進むことを表した言葉だと言えます。
直往邁進を使った例文としては「自分の道を信じて直往邁進するほかなかった」「直往邁進の結果、周りよりも早く成果が出てきた」「恐れを知らず直往邁進する姿に勇気づけられた」などが挙げられます。
邁進してまいりますは日々目的に向かい前進することを表す言葉
以上が邁進してまいりますの意味や使い方などでした。精進とは気持ちのあり方が違うので、どちらを強調したいかで、使い分けができます。また、業務における挨拶やお礼などさまざまな場面で使える前向きな言葉です。頑張りますの真面目な言い回しでもあるので、もし機会があれば使ってみてはいかがでしょうか。
ほかにもご多忙の折・中、差し出がましいの意味や使い方についてまとめた記事があります。よろしければ、そちらも併せてご覧ください。
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