精進してまいりますの意味・類語は?ビジネスでの使い方・例文13選!

「精進してまいります」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われる言葉ですね。「精進する」を丁寧に言う際に「精進いたします」といえばいいのかとか、「日々」をつけたらおかしくないのか悩んでいる人のために、ここでは「精進」の意味から使い方まで丁寧にご説明します。

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精進してまいりますの意味とは?

精進してまいりますの意味|精進について

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精進してまいりますの意味は「精進」ついて考えるところからはじめなければいけません。ここでの「精進」は、「一つのことに集中し、必死で取り組む」という意味です。よって、「精進料理」は「一つのことに集中し必死で取り組んでいる人に出す料理」つまり修行者に出す料理ということになりますね。

「精進料理」というのは、みなさんご存知のように、殺生をしないで作ることのできる料理です。その料理内容自体が大きく取り上げられすぎたせいか、「精進」には「肉や魚と言ったものを食べずに野菜だけをたべること」という意味もあります。しかし、「精進してまいります」という時には、そちらの意味にはなりません。

精進してまいりますの意味|まいりますについて

かんしゃ

精進してまいりますの意味において「まいります」は、「精進」に付属している語です。「行く」「来る」を意味する謙譲語「参る」に対して、さらに丁寧語である「ます」がついて、とにかく丁寧な表現なっているのです。謙譲語は、自分の動作をへりくだった言い方にすることで、相手を持ち上げています。

つまり、「精進しています」は、相手に対して大変へりくだった上で、「これからもがんばっていきますよ」ということを伝えている言葉なのです。

精進してまいりますと精進して参りますはどちらが正しい?

精進してまいりますと精進して参りますは「まいります」が正解

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精進してまいりますと精進して参りますは「まいります」が正解です。「まいります」に漢字をあてると「参ります」なのは正解なのですが、補助動詞は平仮名で書くというルールが守れていないのです。「生きていきます」という時に「生きて行きます」と書かないことと同じなのです。

精進いたしますと精進してまいりますの違い

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「精進いたします」と「精進してまいります」は、とても微妙な差ですが違います。どちらも「がんばっていきますよ」という意味なのですが、「いたします」よりも「まいります」の方が丁寧なのです。「いたす」よりも「まいる」の方が敬語表現の中でも敬意の強さが違っているのです。日本語というのは、本当に難しいですね。


精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文①褒められた時

式典

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち1つめは、褒められた時に使う「精進してまいります」です。仕事内容や業績を褒めて頂いたら、御礼を言った上でこの言葉を使いましょう。使い方としては「お褒め下さってありがとうございます。これからも日々精進して参ります」とするのが良いでしょう。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文②異動する時

みんな

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選うちの2つめは、異動する時に使う「精進してまいります」です。同じ会社内でも部署が変わる時は、部署が変わっても頑張りますということをお世話になった方々に伝えたいですよね。

使い方としては「この部署では、大変お世話になったことを感謝しております。今後はここで学んだことをいかして、他部署でも精進してまいります。」となります。この言い方もやっぱり、感謝の後につづけることになりますね。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文③転職する時

転職

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち3つめは、転職する時に使う「精進してまいります」です。これも、1つめや2つめと同様感謝の言葉とあわせて使うことが多いですね。

使い方としては「◯◯へと転職することにしました。皆様には大変お世話になり、深く感謝いたしております。全く異業種ではありますが、ここで学んだことをいかして社会のために日々精進してまいります。」というような言い方になりますね。社内でお世話になった方だけでなく、社外の方にも連絡はした方がよいですよ。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文④失敗した時

本

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち4つめは、失敗した時に使う「精進してまいります」です。これは、3つめまでとは異なり、謝罪の言葉のあとに使っていくべきものだといえるでしょう。


使い方としては「先日は当社において不手際があり、大変なご迷惑をおかけ致しました。まことに申し訳ないです。今後同じことがおきないよう、社員全員で精進してまいります。」という形になります。どちらかといえば、「精進します」よりも、その前の謝罪に比重を置いた方が良いですね。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑤開店などの時

開店

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち5つめは、開店などの時に使う「精進してまいります」です。新しく店を開くに際して「頑張るからよろしくね」というような意味で使います。

使い方としては「○○を開店致しました。地域の皆様に親しんでいただけるよう精進してまいりますので、御贔屓いただけますよう、よろしくお願い致します」というものになります。これも「精進してまいります」ということより、「よろしくお願いします」の方に重点が置かれますね。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑥新規事業の時

働く

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち6つめは、新規事業の時に使う「精進してまいります」です。会社において新しい事業やプロジェクトを立ち上げるときは、その旨を関係各所にお伝えしますよね。そんな時に使うのが「精進してまいります」です。

普段の感謝と、これからのお願いの両方をしながら「精進してまいります」を使わなければなりません。使い方は「日頃のご厚意に感謝しつつ、このたびわが社で新しい事業を立ち上げる運びとなったことをご報告申し上げます。もとある事業とともに今後も精進をしてまいりますので、よろしくお願いいたします」としましょう。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑦イベント開催

イベント

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち7つめは、イベント開催の時に使う「精進してまいります」です。イベント開催をお知らせする時にも、そのお知らせに「精進してまいります」を付け加えると好感度が高いですね。「イベント開催致します。開催後も精進してまいります」とするとよいでしょう。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑧指導者へ

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精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち8つめは指導者への「精進してまいります」です。社会人になってからでも、学ぶ機会があり、指導者に恵まれることはあります。指導者に恵まれたなら、指導していただいた後に、当然御礼を述べる必要が生じますね。


そんな時、御礼に「精進してまいります」を付け加えるとよいのです。使い方としては、「三か月にもわたってご指導をいただき、感謝しております。ありがとうございます。教えて頂いたことを基礎とし、今後も精進してまいります。」というようなものがあります。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑨お見舞いの礼

病院

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち9つめはお見舞いの礼で使う「精進してまいります」です。お見舞いに来ていただいたら、その御礼を当然申し上げますが、そこに「精進してまいります」もつけておきましょう。

「先日はお忙しい中、お見舞いに来て下さってありがとうございました。おかげさまで順調に回復しております。退院後は入院前よりもいっそう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。」というような御礼のお手紙を書くと良いですね。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑩志望動機

ビジネス

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち10個めは志望動機で使う「精進してまいります」です。「御社で内定をいただけたなら、◯◯社の一員として精進してまいります。」といった使い方をするとよいでしょう。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑪経歴

びじねす

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選11個目は経歴を説明するときに使う「精進してまいります」です。自分の経歴を述べた後、「こういった経歴を活かしていけるよう今後も、精進してまいります。」と付け加えると、とてもよい印象を周囲に与えることとなります。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑫年賀状

新年

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち12個目は年賀状で使う「精進してまいります」です。新年のご挨拶や、昨年の様々な事柄にたいする御礼を述べたら、その後に「本年も一層精進してまいりますので、よろしくお願いいたします」と付け加えて使いましょう。

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文⑬記念式典

式典

精進してまいりますのビジネスシーンでの使い方・例文13選のうち13個目は、記念式典などで使う「精進してまいります」です。記念式典の中でも特に何周年目かを祝うような記念式典では、ここまでやってこれたことへの感謝と、今後も、驕らずに日々精進を重ねていくのだという決意を述べるとよいでしょう。

「弊社が○周年を無事むかえられたのは、お集まりくださった皆様や、関係各位のおかげだと考えております。深く感謝するとともに、今後一層精進してまいりますことをお約束いたします」というような言い方をすると、感謝と決意が伝わりやすいですね。

精進してまいりますの類語は?

精進してまいりますの類語①日々尽力いたします

ビジネス

精進してまいりますの類語のうち1つめは「日々尽力いたします」です。「尽力」はその言葉の通り「力を尽くす」ということなので、「尽力いたします」は「一生懸命力を尽くして頑張ります」ということになりますね。「精進してまいります」と同じように使っていきましょう。

「精進」と違うのは相手が力を尽くしてくれた時にも使えるというところです。相手が自分のために精進してくれたら「ご尽力いただいたことに感謝いたします」という形で使い、感謝をすればよいのです。

精進してまいりますの類語②日々邁進いたします

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精進してまいりますの類語2つめは「日々邁進してまいります」です。「精進」も「邁進」も「頑張って進んでいく」という意味です。これからも頑張る!という時には「精進してまいります」も「邁進してまいります」も使えるということです。ただし、ニュアンスは微妙に違います。

「精進」は日々こつこつと取り組んでいくイメージです。「邁進」力を入れて必死で走っていくようなイメージ。そのイメージをもとに、上手に使い分けていきましょう。

頑張る気持ちを伝える言葉を知っておこう

ビジネスシーンにおいて、相手に自分が今後も頑張っていくと伝えることは、とても大切です。しかし、それが押しつけがましくなったり、なんだか偉そうに聞こえてしまったのではあまり意味がありません。素敵な大人になるために正しい言葉遣いを覚えていきましょう。後の記事も参考にして下さい。

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