【例文あり】ビジョンレポートの書き方って?失敗しないためのポイントを解説!
ビジョンレポートの書き方をご存知ですか?自身のキャリアアップを目指す際に提出することが多いですよね。この記事では、人生を決めるといっても過言ではないビジョンレポートをより良いものにする為、書き方のポイントを解説します。例文もご紹介しますのでご参考にして下さい!
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目次
ビジョンレポートの上手な構成とは?
構成①自身の現状を書く
構成の1つ目は、現職の業務内容についてです。ここでは具体的に、目標達成の事実を入れると良いです。例えば、「チームで月100件の獲得を目指し、一丸となって取り組んだ結果120件の獲得につなげることができました。」などです。具体的な数字を入れると現職の取り組みへの想像がつきやすいですよ。
現職でも主体的に取り組み、結果を残していることをアピールすることがポイントです。モチベーション高く取り組んでいる従業員を会社は大切にしたいものです。これを構成の冒頭に組み込むことで読み手も興味を持ちます。
また、経理部門等で業績には直接関与しない部署もあるでしょう。そのような場合、現職の課題点を発見した事実を記述すると良いです。後程書き方例でもご紹介しておりますが、課題を明確化することも読み手の興味に繋がります。そもそも、課題を見つけられるということは主体的に取り組んでいる証拠ですからね。
構成②現職で主体的に動いた実績と今後の課題
構成の2点目は書き出しの目標に対する結果や課題解決への具体的なプロセスです。例えば、営業職の目標というのは業績だけではありません。業績を達成するためにチームが一丸となり、各々が目的意識をしっかり持って取り組む必要があります。
自分の目標達成のために動いたことだけでなく、チームで動くための働きかけについて書くと良いです。会社は組織です。組織が円滑に動くために、会社は上司となるべき人材の育成を行っているのです。組織の動きを俯瞰的に考えられる人材であることをアピールするために、ここはしっかり対策しておきましょう。
また、業績に直接かかわらない部署の場合は課題が明確化した出来事や、自身の考える解決方法について書きましょう。課題を見つけるだけでなく、会社の業務円滑化のためによく考えて主体的に取り組んでいることのアピールになります。会社を支える部門としての意識の高さを読み手に感じ取ってもらうことがポイントです。
構成③会社から見た自身の役割期待と将来像
構成の最後は、キャリアアップ後自身がどのように会社に貢献できるのか、また自身の将来像について書きましょう。このときの最大のポイントは、「長く働きたい」という姿勢です。キャリアアップを目指すということは、向上心を主体性を持っているでしょう。しかし、それが一時の感情ではないことも大切です。
会社は経費をかけて人材育成を行います。キャリアアップするには、会社がそれ相応のお金を支払う価値があると認められなければなりません。そのためには長い目線で会社に貢献したいという時間軸のアピールも必要です。ここも構成に組み込んでおきましょう。
これらの構成のポイントを抑えた上で、レポートの内容の対策を行いましょう。文章を書くのが苦手という方は、以下の関連記事を参考にしてみてください。仕事をする上では常に付きまとってくるものですので、早めに克服しておきましょう。
正社員登用編|ビジョンレポートの書き方例
契約社員から正社員の書き方例
私はこれまで3年間契約社員として営業に携わり、○○や△△の販売推進を行ってきました。××という目標を持ちながら日々業務に励み、無事達成することができました。これまでも会社の一員として一所懸命に業務を遂行してきましたが、正社員となることでより一層責任感を持って行動できるのではと考えるようになりました。
これまでの○○という経験を活かしながら、販売推進だけでなくチームの意識改革やより高度な販売体制の構築など、より幅広い業務に携わりたいと考えております。これまでは自身で決定を下すことが難しかった分野も、正社員となりその後昇進も視野に入れた行動をすることで、会社全体の底上げを計る所存です。
期間工から正社員の書き方例
1年間期間工として業務を遂行し、○○や△△に携わってきました。入社当初は期間工を志していたものの、日々仕事をする中で正社員としてより幅広い業務に携わりたいと考えるようになりました。
工場での仕事は単純作業も多いですが、世間では非正規社員による異物混入等問題も多く発生しているため、そういった不祥事の内容安全管理やコミュニケーション不足には一層注意を払っております。その結果、当工場ではそのような不祥事はなく円滑に業務を遂行することが可能になっております。
正社員として正式に登用いただけることになった暁には、これまでのモノづくりだけでなく、モノづくり現場だからこそ全員が一体となって取り組める環境づくりを一番に行いたいと考えております。お客さまが直接手にする商品だからこそ、安全・安心をお届けできるよう、正社員や非正規にかかわらず意識改革を行います。
昇進試験編|ビジョンレポートの書き方例
営業職の場合
私が所属する営業部署では、○○という目標に向かって日々邁進してまいりました。半年間にわたるこのプロジェクトでは、チーム一体となって営業推進する必要があり、各々のモチベーション向上や進捗管理がより大切になっておりました。結果的に目標を達成できたものの、チームの課題点に気付き今後改善したいと考えました。
課題点は、チームのモチベーション向上にあります。当部は年齢層が比較的若く、若手社員のモチベーション向上を行い進捗管理をしなければ目標達成が困難となります。私は営業職として販売推進を主に担当しており、チームの管理には携わる機会に乏しかったため、この課題点を改善するために昇進を考えております。
昇進しチームのトップとなった際は、若手社員が主体的に参加できる体制の構築を行いたいと考えております。若手社員が結果に貪欲に行動することで中堅社員の刺激にもなります。チームの底上げによって全体のモチベーションを向上させ、結果として目標達成に導きたいと考えています。
経理部門の場合
現職では経理部門担当として、当社のお金の流れの明確化や従業員の給与計算等を行っております。その中で、毎年従業員2000人分の年末調整を手作業で行っており、繁忙期の膨大な作業量から他の業務への支障が出ている他、今後ミスが起こる可能性も否定できません。
現状は一社員としてもちろん責任感を持って業務を行っているものの、決定権を有しておりません。昇進し、決定権をいただくことでこれらの煩雑かつ膨大な作業を外注やシステムの導入等で、簡素化していきたいと考えております。
外注で分業化、システム導入で機械化を行うことでミスを起こす可能性も格段に下げることができ、さらには他の業務に専念することができるため、会社としての生産性も向上することができます。当社のさらなる発展に貢献したく、昇進を希望いたします。
ビジョンレポートの書き方のポイント3選
①自分の将来について具体的に書く
ビジョンレポートのポイント1つ目は、将来の目標についてなるべく具体的に書くことです。上司や人事部がビジョンレポートを読んで、その人物が活躍している映像が浮かぶよう、具体的に書きましょう。
キャリアアップや昇進を考える上で、その人物が主体的に業務に励んでいる想像がつかなければ、仕事を任せることは出来ません。どのような将来像を持っているのか良く考え、伝えられる構成を考えることが対策の第一歩です。
また、これらを考えることは面接の対策にもなります。ビジョンレポートと面接両方の対策として、具体的な将来像を考えましょう。自身の役割期待をしっかり理解し、会社に対してどのように役立てるのか明確に伝えてください。
②企業に求められる自分の役割を把握
ポイントの2つ目は、キャリアアップした際に必要とされるスキルや役割について把握することです。自身がどのようなスキルを活かし、役立ちたいのかを明確にしましょう。1つ目のポイントで挙げた、自分の将来を考えるためにも必要になってくることです。
昇進した先の上司はどのような役割を担っているのか、正社員の働きはどのようなものかを観察しておくことも対策の一環ということですね。従業員の見本として、また正社員になるにあたっての意識や行動をよく考えましょう。
③言葉はなるべくシンプルにわかりやすく書く
最後のポイントは、なるべくシンプルな文章にまとめることです。ビジョンレポートでは、自身の将来像や主体性、キャリアアップに対する思いを簡潔にまとめる必要があります。
ビジョンレポートは、上司や人事部、会社役員などたくさんの人の目に触れます。会社のトップが読む文章をまとまりのないものにしてしまっては、「この人は要点を簡潔に伝えられない」というマイナスイメージに繋がります。忙しい時間を縫って読んで頂くものなので、シンプルにまとめるよう注意しましょう。
下記に正社員になれない理由と対策についてまとめた記事があります。派遣から正社員になる方法も記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ビジョンレポートの注意点
注意点①伝えたいことを絞って書く
注意点1つ目は、伝えたいポイントを絞ることです。キャリアアップを考えると伝えたいことがあれもこれもと出てくるかもしれませんが、そこは読み手のことを考えましょう。最も伝えたいことに精一杯自身の想いをのせる方が伝わりやすいですよ。
今後やりたいことはたくさんあると思いますが、現実的に1番必要だと考えることを厳選しましょう。会社が発展するために自分に出来ることを探し、それを伝える過程でさらに幅広く携わりたいことも伝えると良いですね。
注意点②専門用語等を使いすぎずわかりやすい文章に
ビジョンレポートは多くの人が読みます。誰が読んでもわかりやすい文章にするよう注意しましょう。専門用語は同じ部署の人には通じますが、人事部の中にはよくわからないという人も居ます。大きい会社であれば尚更ですね。せっかくの気持ちが伝わらないのはあまりにももったいないです。わかりやすい言葉を選びましょう。
専門用語をわかりやすい言葉で説明するスキルは、その後の面接対策にもなりますし、何より新人教育の対策に繋がります。普段当たり前に使用している専門用語も、新人にはわからないことが多いです。それをより伝わりやすく説明することは人材育成の場では必要不可欠ですので、訓練しておきましょう。
注意点③他力本願な書き方をしない
注意点の最後は、課題解決等を他人任せにしないということです。例えば、会社の書類のチェック体制に課題を感じた場合に「会社のチェック体制をよりよくするため、○○にしてほしいです。」とするのはNGです。自ら主体的に課題を解決する姿勢をみせなければなりません。
会社の業績というのは、従業員一人ひとりの意識と行動が良くも悪くも作用します。目標達成、課題解決のために主体的に動くことが必要不可欠ですしそれができる人材を求めています。そのため、他力本願なことを書かないように注意しておきましょう。
ビジョンレポートの書き方例を参考にしよう!
今回は、ビジョンレポートの書き方のポイントと書き方例をご紹介しました。なかなか難しくて書けない部分もあるかもしれません。しかし、自身のキャリアアップに向けた第一関門であるビジョンレポートが納得いくものになるよう、参考にしながらぜひ書いてみましょう。
この記事でご紹介した注意点もぜひ参考にしてください。上司や役員がどのような目線でビジョンレポートを読んでいるのか、また、会社にとって必要な人材はどのような人材なのかをよく考え、オリジナリティ溢れるビジョンレポートを作りましょう。
自身のキャリアをよく考えるために、以下の記事も参考にしてみましょう。キャリアビジョンは具体的であればあるほど良いです。これを機に、昇進を含めた自身のキャリアを見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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