卒論の概要はどう書くのが正解?気になる書き方の例や上手くまとめるコツも紹介!

卒論の概要の書き方をよく分かっていないと、折角の卒論の魅力が損なわれますよね。この記事では、読み手から高評価を得られる卒論の概要の書き方を詳しく解説します。書き方の例文や概要の内容をまとめるコツを紹介しますので、卒論を書く際の参考にどうぞ。

卒論の概要とは?

①論文の見所をまとめたもの

討論する人々

卒論の概要は、どんな手法でどんな問題を掘り下げ、どんな結果を示したのかをまとめた文章です。そのため一目見て、どんなテーマに対してどのような実験や調査方法によって研究が行われたか分かると、「クオリティの高い概要」といえます。

論文を探している人は、膨大な数の論文の中から自分の目的に合ったものを探します。そのため、まずは概要に目を通して読む価値があるものかどうかを判断します。多くの人に卒論を読んでもらうためにも、概要でなるべく分かりやすく卒論の内容を説明することが肝心です。

また卒論は関係する先生方が目を通すものですが、時間の関係上、概要だけに目を通す場合が多いです。そのため高評価を狙うのであれば、簡潔に文章をまとめるコツをおさえ、充実した内容の概要に仕上げるように注意します。

②卒論の概要と序論の違いとは目的

困っている人

卒論の概要は文頭に位置するため、序論と混同しやすいですが、概要は結論とその過程をシンプルにまとめることが目的です。一方で序論は、卒論全体の書き出し部分に当たります。序論には結論が含まれていないため、もしも概要が序論だけで終わってしまうと、卒論の中身が全く分かりません。

卒論内での序論や序章は、いきさつや動機を述べることを目的としています。具体的に見てみると、自分が興味関心を抱くようになったきっかけについてや、過去に発表された論文引用を行います。自分の卒論の結果を引き立てる先行の研究について序論で取り上げるのが、高評価を得るためのコツです。

卒論の概要の書き方は?

①概要は本文を書き終えてから書く

文房具

卒論を書く上で、概要は一番最初に位置する文章ですが、全体像を示す必要があるので、一番最後に書く方が内容に取りこぼしがありません。また卒論の全体像を最期に見直し、客観的に自分の卒論を精査するためにも、概要は最後に書いた方が効果的です。

まずは本文を書き終えてから、概要を書き始めましょう。概要を書きながら書き残したことがあることに気付いたら、本文に新たに加えます。概要を書き終えてからもう一度全体を通して読むことが、整合性のある卒論を書くコツです。概要の部分以外の卒論の書き方のコツについては、こちらの記事を参考にご覧下さい。

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②順を追ってテーマについて掘り下げる

マーカー類

卒論の全体像が分かるように、「序論」「方法・手法」「実験・調査」「考察・まとめ」の順番で概要の文章を組み立てます。順を追ってテーマについて掘り下げる階層的な文章だと、読み手にとって分かりやすいからです。

まずは箇条書きでそれぞれのパートのキーワードを書き出してから、文章として組み立てるのがコツです。このとき注意したいのは、複数の実験や調査を行った場合は「第一の実験について」や「次に第二の実験は」のように、接続詞の使い方です。短く分かりやすい接続詞を使って、文章の読みやすさにも気をつけます。

卒論の概要の例文は?

①文頭

眼鏡とパソコン

概要の文頭には、例えば「本論文では、○○について明らかにすることを目的として、○○○について調査を行った。」もしくは「本論文は、○○を明らかにするためのものである。」などの書き方があります。

卒論の概要における序論では、なぜそのテーマを選んだのか、動機を明らかにします。詳しいいきさつは後から述べますが、序論でも一目で分かるように経緯の要旨に触れておくことで、次に来る方法や手法を選択した理由についても読み手が理解しやすくなります。

②本文

試し書き

卒論の概要では序論の次には、例えば「○○について解析することで、○○について明らかにする。」もしくは「○○と○○を比較することによって、○○を明らかにする。」など、どんな方法や手法によって調査や実験を行ったのか示します。

理系の卒論の場合は、実験について記載します。例えば、「第一の実験は○○、第二の実験は○○、第三の実験は○○」や「実験した○○について、○○、○○、○○という三つの視点から解析していく。」などの形でまとめます。

文系の卒論の場合は、調査方法や使用した論文などの研究資材について言及します。例えば、「調査は○○を行って分析し、○○としてまとめた。」など、どのような視点から調査を行ったのか明記することが、読み手に分かりやすく自分の目的を説明するためのコツです。

③まとめ

実験道具

例えば、「これらの結果は、従来の○○とは違うものであり、○○についての別の一面が明らかになったものと言える。」のように、卒論の概要の最期には結果などについての考察をまとめます。

または「本論文における目的は、○○である。その結果、○○であることが明らかとなった。また○○と○○が相関性を持つことがわかった。今後は○○について調べる必要がると思われる。」など、今後の課題について簡潔に示します。

卒論の概要を上手くまとめるコツ

①キーワードを抜き出す

スマホを操作する女性

卒論の概要を上手くまとめるためには、全体像を自分で把握しておく必要があります。卒論の前半だけ、後半だけなど、部分的にしか触れていない文章は概要とは呼べません。概要をまとめる前に、必ず一度は卒論の始まりから終わりまで目を通します。

次に章ごとに重要だと思う部分にマーカーなどでチェックを入れます。抜き出したキーワードを短い文章で繋げると、全体の流れがよく分かる概要になります。一つの章が長い場合は、段落や意味によって複数のパートに分けてからキーワードを探すと楽です。

②他の人の論文との違いを記載する

机の上の資料

卒論の概要を読んだ人が思わず本文を読みたくなるように、興味や感心を引きつける内容を盛り込むことで上手くまとまります。自分の研究内容が優れていることをアピールするためにも、他の人の論文を引用して従来の研究と何が異なるのか示すのです。

「今までになかったアプローチで執筆された卒論である」と読む人が認めてくれると、読んで貰いやすくなります。引用する論文は、その分野の専門家が執筆した物を選びましょう。他の卒論からの引用は、根拠が薄いと受け取られます。どうしても学生が執筆した論文を引用する場合は、大学院生が執筆したものを選びます。

自分の卒論の内容を高めてくれる先行研究の探し方や、引用する上での注意点について、くわしくはこちらの記事で紹介しています。参考にご覧下さい。

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卒論の概要の注意点は?

①文字数の規定を守る

赤いハート

卒論の書式は各大学により異なりますので、概要を作成するときに、まずは文字数を確認しておきましょう。概要の文章量に規定がない場合は、文字数が多くなりすぎないように注意します。概ねA4用紙一枚程度の文字数におさまるように書くのが一般的です。文字数に換算すると、400~800文字程度になります。

限られた文字数の中で序論から考察までを納めるためにも、まずは「絶対に外せないワード」を決めてきます。絶対に外せないワードを中心に組み立てていくと、過不足なく分かりやすい概要に仕上がります。卒論の文字数についてくわしくは、こちらの記事を参考にご覧下さい。

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②事実のみ記載する

駄目だし

卒論の概要の書き方で注意したいことは、自分の私的な感想などを差し挟まないようにすることです。無駄な修飾語や例え話などを加え、文章として読みやすく整えたとしても、研究内容が入ってこなければ意味がありません。

また物語の手法でよくあるような、読み手に結末を想像させるような曖昧な表現で文章を締めないようにします。相手に考える事を促すような抽象的な書き方も、卒論の概要にはふさわしくありません。

どのようないきさつで卒論のテーマを決定し、どんな手法でテーマを掘り下げ、どのような結論を得たのかを簡潔にまとめることが重要です。

③要約を簡潔に行う

図書館

卒論の概要を書く場合は、内容を正確に要約することが重要です。本文では触れない小話や脱線内容を含む書き方だと、卒論の輪郭があやふやになります。すると、「目的がよく分からない文章」という印象を読み手に与えてしまいます。

概要の次に来る本文の前に、卒論全体にマイナスのイメージがついてしまうのを避けるためにも、卒論の概要に無駄な内容が入り込まないように注意しましょう。

伝わりやすい卒論の概要を書こう!

卒論の概要は、研究の目的や問題解決の手法とその結果について要約された文章です。分かりやすい書き方のコツを心掛けることで、読み手が読んでみたいと思える卒論にクラスアップします。卒論の重要性についてしっかりと把握できる内容を心掛けましょう。

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