卒論の文字数の平均は?理系・文系別の配分や文字数を稼ぐ方法も!

理系・文系問わず、卒業単位の中に卒論が含まれる大学が多いです。卒論はページ数が指定されているものも多く、配分を考えて執筆しないとうまくいきません。そして、文字数が足りなくて悩む学生も多いです。ここでは理系・文系別に卒論の配分や文字数を稼ぐ方法を紹介します。

卒論とは?

卒論とは自分でテーマを決め研究のうえ論文にまとめたもの

卒論

卒論は正式名称を「卒業論文」といい、自分でテーマを設定し、それに基づく先行研究を学び、自分なりに仮説をたて、検証したうえで考えをまとめた論文のことです。理系・文系に関わらず、卒業条件として単位設定している大学が多く、ページ数や文字数が指定されているのが一般的です。

単に自分の仮説について書けばよいわけではなく、仮説を立証するために理系なら実験、文系なら検証を行うことを求められます。指定されたページ数の論文を執筆するためには文字数を稼ぐ必要があるほか、文章構成を考慮した配分も重要です。卒論のルールは大学によって異なるので、事前にきちんと確認しておきましょう。

卒論を通して社会で役立つ力がつく

社会人

なぜ多くの大学で卒業論文を課しているかというと、この経験が社会に出た時に役立つからです。理系・文系を問わず、就職後に職場で何かについて調べたり、レポートを提出するよう求められる機会は多々あります。その際、自分なりの考えを加えられる人の方が、会社に貢献してくれるという期待度があがります。

卒業論文の執筆は、そうした事態に対処する訓練にもなるのです。やみくもにページを増やしたり、文章構成の配分を間違うと評価が下がるため、大学時代の卒業論文は真摯に取り組んでおくことをおすすめします。文章表現だけでなく、論理的思考力の向上にもつながるはずです。

卒論はわかりやすく書くことを求められる

読みやすい

卒論は大学生にとって学びの集大成でもありますが、専門用語や難しい言葉を並べることに意味はありません。自分が設定したテーマに対し、仮説を立証する根拠が明確で、結論がきちんとまとまっているかどうかが、評価のポイントとなります。

卒論は自分の研究内容を第三者に知ってもらうために執筆するのですから、誰が読んでもわかりやすい、平易な言葉と表現を用いるのが基本です。単位を取得するためではなく、自分の考えをわかりやすく使えるという視点で卒論を執筆することで、言葉使いや文章構成が変わるはずです。

卒論の平均的な文字数とは?

卒論の平均的な文字数①文系の場合

メモ

卒論の平均的な文字数ですが、文系は理系に比べると量が多いのが一般的です。文系の卒業論文の平均ページ数は約100ページが目安です。理系・文系問わず卒業論文の平均行数は30行で、1行は40文字が一般的ですので、文系の総文字数は12万文字となります。そう聞くと、あまりの文字量に不安を感じそうです。

しかし実際には改行や行間を空ける部分がありますので、卒論が12万文字になることはありません。大学によって卒論の総文字数や1行あたりの文字数に指定があるケースもありますので、ゼミの時間などに確認しておきましょう。

卒論の平均的な文字数②理系の場合

ノート

理系の卒論の平均的なページ数は、20ページ程度といわれています。1行40文字、1ページ30行と考えると、最大で24,000文字となります。文系同様に改行や行間を空けることもあるので、実際に執筆する文字数はもっと少なくなります。

しかし、理系の卒業論文は執筆する文字数こそ少ないですが、その前提として卒業研究を行わなければなりません。大学で所属している研究室に即したテーマに対する仮説をたて、それを検証する実験を行い、そのデータを記載する必要があります。わずかな行数のために、長期間にわたる研究を行うことを忘れないでください。

卒論の文字数の数え方は?

卒論の文字数の数え方①目次や参考文献は文字数に含まれない

驚く

大学に提出する卒論の文字数の数え方における1つ目のポイントは、目次や参考文献の文字数の扱いです。実は目次や参考文献は、卒論の文字数にはカウントされません。しかし、参考文献が増えるとその分引用文も増えるため、その参考点や自分の研究と異なる部分を説明することで、自ずと文字数を稼ぐことができるはずです。

卒論の文字数の数え方②Wordを活用して文字数を数えるのが一般的

文字カウント

大学に提出する卒論の文字数の数え方における2つ目のポイントは、カウント方法です。文字数を数える方法としてよく使われるのが、Wordです。卒論の文字カウントされない部分を削除して、文字数を確認します。

テキストエディタや、理系の大学生が使うことの多いLaTeXでも、文字数をカウントすることができます。しかし、どれを使っても若干の誤差は出ます。そのため、卒論はギリギリの文字数にならないように執筆することをおすすめします。

卒論の構成と文字数の配分とは?

理系|卒論の構成と文字の配分①8つのブロックで構成

実験

理系の卒論は先行研究を踏まえて、実験を行ったうえで執筆することになります。そのため、卒論の構成は「目次」「研究の背景」「研究の目的」「関連の研究」「提案手法」「実験」「結果」「評価」「結論」「謝辞」という構成になるのが一般的です。目次と謝辞は内容に含まれないため、基本は8ブロックの構成となります。

理系|卒論の構成と文字の配分②理論から考察までで8割にする

執筆

理系の卒論の場合、研究の背景や目的により自分のテーマについて説明を行う必要があります。そのため、大抵の大学で卒論の研究における背景と目的について、1ページ以上執筆するように指定しているようです。

そして理論的な仮説を立てたうえで、それを立証する提案手法を明記します。具体的な実験方法と計画が、きちんと説明されていることがポイントです。そのうえで実験結果を明記し、考察と結論について記述します。この一連の流れが、卒論の8割になるように配分するのがセオリーです。

文系|卒論の構成と文字の配分①序論・本論・結論という構成が基本

参考文献

一方の文系の場合、卒論の構成は「序論」「本論」「結論」という3つの構成になるのが一般的です。序論で仮説の説明もしくは問題提起を行い、本論で仮説の理由説明あるいは証明をしたうえで、結論として自分の考えを記述します。

理系のように実験を行うわけではありませんが、テーマによって市場調査が必要になることはあります。その場合、図や表を使って調査結果を伝える必要があります。また、参考文献のみで卒論を書く場合は、引用文が増える傾向が高いです。そこに自分の考えを加えなければならなうので、やみくもに増やさないようにしましょう。

文系|卒論の構成と文字の配分②本論が8割になるのが理想

自宅で執筆

文系の卒論の文字数配分ですが、論文の主たる部分に重きを置くのが基本なので、本論が8割になるように執筆するのが理想とされています。序論が1割、本論が8割、結論が1割の配分になるように、計算しながら執筆しましょう。

卒論での文字数を稼ぐ方法や注意点は?

卒論での文字数を稼ぐ方法①理系・文系ともに話を膨らませる

執筆風景

卒論での文字数を稼ぐ方法の1つ目は、理系・文系問わずに使える「話を膨らませる」というものです。これは、文章に比喩表現を用いることで、自然に文字量を増やすことを指します。比喩表現とは、あるものを何かに置き換えて表すことをいいます。

例えば明るさが長所の女性を表す際に、「太陽のように明るい女性だ」というのが比喩表現です。これは比喩表現における「直喩法」ですが、「~のように」を使わない「隠喩法」やものを人間に例えて表現する「擬人法」などの手法もあります。こうした比喩表現を取り入れることで、無理なく文字数を稼ぐことができるはずです。

卒論での文字数を稼ぐ方法②理系は目的と結果で文字数を増やす

男性

卒論での文字数を稼ぐ方法の2つ目は、理系の学生におすすめの研究の目的あるいは結果で文章を増やすというものです。研究の目的が明確で、それを立証するための実験がきちんと行われていれば、文章を書くのは難しくないはずです。研究の目的もしくは結果の文章に肉付けしていくことができます。

理系の卒論でいう研究の目的は、テーマに関して何らかの課題を感じ、それを解決する方法を見つけることにあります。ただし、研究目的は社会問題の可決や新技術の開発など、世の中のためになるものでなければ説得力がありません。

それを補完するために、先行研究や関連研究を紹介したり、取り上げた内容を多角的な視点で論じたり、具体的な事例をあげていくのです。また、実験の結果についてはその良し悪しに関わらず、図や表、画像などを用いることで、その説明文を加えると、自然に文字数が稼げます。

卒論での文字数を稼ぐ方法③文系は関連情報を増やす

女性

卒論での文字数を稼ぐ方法の3つ目は、文系におすすめの関連情報を増やすことです。大学に提出する卒論は、読み手が専門家である教授陣とは限りません。そのため、研究テーマを設定した社会的背景や、先行研究や関連情報を盛り込み、その内容について様々な角度から考察した意見を記述するのです。

そのため、卒論を書き始める前に、自分のテーマに即した先行研究や関連研究について、十分に下調べをしておくことをおすすめします。それらと自分の研究の関連性と違いを理解しておくと、後で論文に肉付けしたい時に役立つはずです。

卒論での文字数を稼ぐ方法の注意点:安易な文字数稼ぎは行わない

ずるい

卒論での文字数を稼ぐ方法の注意点として、行ってはいけないことを理解しておくことが大事です。具体的には、「言葉を漢字変換せずに平仮名のままにする」「句読点を多用する」「冗長な言い回しを使う」「引用をムダに増やす」などです。こうした安易な文字数稼ぎは、絶対に相手にわかります。絶対に止めましょう。

文字数を稼ぎながら配分を守った卒論を仕上げよう!

見直し

今回は、理系・文系別に卒論の配分や文字数を稼ぐ方法を紹介しました。卒論を書き上げるのは簡単なことではありませんが、文章構成の配分や文字数の稼ぎ方を知って執筆しておくと、後の手直しが楽になるはずです。まずはテーマに真摯に取り組んだうえで、書き上げた卒論の文字数がどうしても足りない時に役立ててください。

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