卒論の書き方が分からない人をお助け!簡単に書き終えるための流れやコツを伝授!
卒論の書き方が分からない、とお悩みではありませんか?卒論を仕上げるまでには、大まかの流れやルールがあります。流れやルールを知ることで、卒論をより簡単に書くことができます。卒論を簡単に書き終えるための方法とコツをご紹介します。
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目次
卒論の書き方のコツ|卒論に取り組むまでに知っておくこと
コツ①独自性・再現性・新しさを取り入れる
卒論を書くためには、ある程度のルールがあります。卒論全体の構成や書き方の手順や方法などが分からないと、見通しが持てません。見通しを持って早めに取り組むことをおすすめします。早めに取り組むと、もし、やり直しが必要になったときにも対応できます。
卒論までの大まかな流れは、テーマを決める→研究する、調べる、文献や資料を集める→卒論にまとめる、となります。研究で大切なことは、独自性、再現性、新しさです。既にある研究結果そのもののコピーでは研究にはなりません。既にあるものに、独自で考えた発想をいれた結果を出すことがコツの一つです。
研究には、再現性も必要です。実験でいうと、実験の結果が、たまたま偶然に出た結果というのではなく、同じ実験は誰がやっても同じ結果にならなくてはなりません。研究には、新しさも必要です。同じ研究でも、過去と現在の結果と考察は違うはずので、新しさを追求しましょう。
コツ②今注目されているものを研究テーマに選ぶ
卒論のテーマがまだ決まっていないとすれば、昔からあるテーマではなく、今注目されているテーマがおすすめです。なぜなら、今どきのテーマより過去のテーマについては、審査する教授たちも知っていることが多いので、研究のハードルが高くなってしまうからです。
テーマを選ぶときに、過去にどんな研究がなされていたかを調べておく必要があります。過去にも同じようなテーマがあったものは、参考資料が多く、比較的新しいテーマ、参考資料が少ないことになります。資料が集められていると、実際に書くときの参考資料として役立ちます。
テーマは幅広い内容からではなく、限定したテーマで内容が濃いものに仕上げるように意識することもコツです。テーマによって、研究のやり方や進め方の方法がある程度決まってくるので、研究テーマを早めに決めておくことをおすすめします。
コツ③研究から得られる結果を予想する
卒論の研究は、何もないところから始めることはできません。過去の研究の流れや結果を参考にして、そこから新しい結果を生み出すことを目標にします。過去の研究の方法は大いに参考になります。
特に理系の研究結果を出すには、過去の研究などを参考にして、どういう結果が出るかを予め予想を立てることをおすすめします。研究結果の予想があると、研究の流れや研究方法、まとめ方がより簡単になります。
卒論の面白いテーマが紹介されている記事がありましたので紹介します。簡単でやりやすい卒業論文・卒業研究の決め方も是非、ご覧ください。
卒論の書き方のコツ|全体の構成と流れ
全体の構成と流れを予め知っておく
卒論の標準的な構成と流れは、概ね以下のようになります。表紙には、テーマ、提出日、学生番号、氏名、などを1ページの中に書きます。概要には、どのような問題についてどのような研究をして、どのような結論が得られたか、ということのポイントを500〜600文字程度に簡単にまとめます。
表紙 | 1ページ |
概要 | 1ページ |
目次 | 1ページ |
本論 | 10ページ以上 |
結論 | 1ページ |
謝辞 | 1ページ |
参考文献 | 1ページ以上 |
付録 | 5ページ以下 |
目次を見ると研究の流れが分かる
表紙と概要の次にくる目次には、大体このようなことを書きます。目次でおおよその研究の内容がわかりますが、一気に書き出すことは難しいので、書けるところから書いていくことをおすすめします。必要に応じて参考文献や資料、記事のURLなど集めておくといいでしょう。
目次
第1章 はじめに | 研究の背景・動機・目的を書く |
1.1 研究の背景 | これまでの研究を文献などを参考に記述する |
1.2 研究の目的 | これまでの研究の問題はなにかを説明する |
1.3 本論文の構成 | 解決するための手段・方法・期待されることを書く |
第2章 準備 | 本論文で使用する用語の概念を説明する |
第3章 本論 | 本論の説明をする |
3.1 問題提起 | 問題提起をする |
3.2 研究の説明 | 研究の説明をする |
第4章 考察 | 提案についての評価をする |
第5章 結論 | 本論文の結論を述べる |
謝辞 | お世話になった方へのお礼を書く |
参考文献 | 参考文献を書く |
付録 | 本論文の補足で必要なものがあれば書く |
卒論って一体どのくらい書けばいいのだろうか?と考えている方もいらっしゃると思います。卒論の文字数が気になりますよね。卒論の文字数の平均はどのくらいなのでしょう?理系、文系別の配分や文字数を稼ぐ方法の記事がありましたので、ご覧ください。
卒論の書き方のコツ|「はじめに」の書き方
研究の背景・動機・目的などを書く
本論の「はじめに」では、研究の背景や動機、目的などを書きます。(研究の背景)これまでに、このような研究がなされてきました。ということを簡単に書きます。(研究の目的)そのような背景で、自分がどんな問題意識を持ち、こういう研究の目的で研究をしました。ということを簡単に書きます。
そうは言っても、研究の背景を書くことはキャリアが浅い学生にとって難しいことです。そこで、教科書や参考文献の文章を参考に書くことになりますが、その場合、2つ以上の文献を参考にして、必要だと思われる文章を抜き出して自分の言葉で書く方法をおすすめします。
本論文の構成を簡単に書く
研究の背景、動機、目的の後には本論文の構成を簡単に書きます。例えば、「本論文では、〇〇について研究する。第2章では〜言葉の概念について〜。第3章の本論では〜の問題に対して〜を提案し、〜の方法で研究する。第4章では、研究の評価。最後に、第5章では本論文の成果と課題は〜。」のように書きます。
卒論の書き方とコツ|「準備」と「本論」の書き方
「準備」では論文で使う概念や用語を定義する
第2章「準備」の準備は、研究のための準備ではありません。論文で述べられている概念や用語を定義するための項目です。論文を書く前に、どういう意味で使おうとしている用語なのかを確認するための項目です。
「本論」は論文の中心なので一番丁寧に書く
本論は、卒論の流れの中で一番大切なところです。他のところを簡単に書いたとしても本論では、どんな研究なのかをしっかり書かないと意味がありません。卒論を書く準備として、一番力を入れるところなので、本論から書き始める方法をおすすめします。
本論文の構成は、次のようになります。①書き出しで、本研究の問題は何かを説明します。②その問題に対して、どのような方法でどのように問題を解決したか、という流れを具体的に詳しく書きます。詳しい内容については、章を分けて書きます。
本論を説明するのに、図や表、写真などを使うとより分かりやすい場合には、これらを使います。特に実験が伴う研究、図や表、写真でないと説明しづらい研究では必要です。研究の段階で必要な写真を写しておいたり、コピーしたりして資料を集めて準備しておくことをおすすめします。
「考察」と「結論」の書き方の違いを意識して書く
考察は、本研究によってどのような有効な結果が得られたか、関連研究と比較してどうだったかを客観的に評価して書きます。いい結果についてだけではなく、本研究の限界、問題点などもあれば明らかにし、問題が何故か生じたか、解決するためにどうしたらいいかなども書いていきます。
結論では、本研究で明らかになった成果と、今後の課題としてどのような問題が残されているか、ということをまとめて書きます。例えば、本研究の成果として〜ということが分かった。今後の課題は、〜である。ということを書きます。
考察は、あくまでも本研究についての考察です。問題提起に対して、自分の方法で研究した結果に対する評価です。一方結論は、卒論のテーマに対して本研究を実施した結果、どのような成果があり、どのような今後の課題が明らかになったかということを書きます。
卒論の書き方のコツ|謝辞と参考文献
謝辞は相手に失礼のないように書く
謝辞は、担当教授はじめお世話になった方に対するお礼の文です。相手に失礼のない感謝の気持ちできちんとした謝辞が書けることも、卒論では大切です。
卒論の謝辞の例文と書き方の記事がありますのでご紹介します。文系・理系別の修論・論文のテンプレも参考になりますので是非ご覧ください。
参考文献はルールに沿って書く
参考文献は、論文を書く上で参考にした文献を書きます。書籍の場合は、著者・本の名前・出版社・発行年を書きます。論文や雑誌の場合は、著者・論文名・出典・ページ・発行年を書きます。Webページの場合は、ページのタイトル、URLを書きます。(ただし、URLはリンクが切れることがあるので、参照した年月)
卒論に参考文献を載せる書き方のルールがあります。参考文献の書き方の記事がありましたのでご紹介します。資料ごとの表記の例も紹介されていますのでおすすめです。
書き方のコツを知って卒論を書いてみよう
卒論は、普段書いているレポートを長く、詳しくしたようなものですが、書く文字の量が違います。一気にやろうとすると余裕がなくて、内容が薄くなったり終わらなかったりしますので、時間に余裕を持って始めることをおすすめします。計画的に準備をして構成を早めに考えておくと、内容のある論文に仕上がります。
卒論を簡単に書く方法といってももちろんコピペは禁止です。最近では、コピペチェックツールを導入している大学もありますし、大学の教授にはすぐにばれてしまいます。参考文献は参考文献として、それを自分の言葉で置き換えることが大切です。コピペをしないで自分の言葉で置き換えることの練習にもなります。
これまで自分が取り組んできた研究や書きたいテーマで構成を考え、卒論を書く準備を始めましょう。大変なことでも楽しんで取り組むことにより、研究に対するこれまでになかった気づきが生まれ、新しい発見があるかもしれません。
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