パスタの食べ方マナー7選!スプーンを使って巻くのはNG?上品に食べるコツは?
パスタの正しい食べ方のマナーはご存じですか?日本ではスプーンを使って巻くという方も多いですよね。今回は、パスタの食べ方のマナーをご紹介していきます。また上品に食べるコツやNGマナーも併せてご紹介します。是非参考にしてください。
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目次
パスタの食べ方マナー7選
①フォークだけで巻き付ける
パスタの本場イタリアでは、フォークだけで巻きつけるのがマナーです。一般的にスプーンを使うのは、フォークを上手く使えない子供だけとされています。日本でも高級レストランを中心として、スプーンを出さずにフォークのみを提供するお店が増えています。
②種類によってはスプーンもOK
パスタの種類によっては、スプーンを使うこともあります。例えば深皿のパスタや緩いソースのパスタなど、フォークだけでは食べにくい場合はスプーンを使うこともあります。またイタリア北部にある一部の地域では、フォークとスプーンで食べることがマナーと言われています。
③一口で食べる
フォークに巻き付けたパスタは、一口で食べるのがマナーです。一口サイズになるように巻き取り、口の周りを汚さないような食べ方をします。パスタの量が多すぎたり、最後まで綺麗に巻かなかったりということがないようにしましょう。
④ソースは一口ずつ絡める
パスタソースは、一口分ずつパスタに絡ませるのがマナーです。最初からパスタ全体にソースを絡ませるのはマナー違反とされ、お皿が汚れたり周りソースが飛び散ったりして見た目も悪くなります。パスタを一口分ずつ巻き取る時に、ソースも一口ずつ絡ませると綺麗な食べ方が出来ます。
⑤貝や殻付きエビは手を使っても良い
貝や殻付きエビなどの具材があるパスタは、手を使って食べても大丈夫です。指先を洗うフィンガーボールが一緒に出された場合は、迷わずに手を使って食べましょう。フィンガーボールがなく、フォークやナイフと一緒に出された場合は、フォークで殻を押さえて身をナイフで取り出す食べ方をしましょう。
⑥背筋を伸ばす
パスタを食べる時には、背筋を伸ばして食べましょう。イタリアでは背筋をピンと伸ばした姿勢で、巻き取ったパスタを口元まで運ぶのがマナーとされています。お皿を持ったり顔を近付けたりしないように、綺麗な姿勢で食べましょう。
⑦日本では箸もOK
日本ではパスタを食べる時に、箸を使って食べても良いとされているお店があります。フォークが苦手という方は、箸を用意してくれるレストランがありますので、お店の方に声をかけてみましょう。また日本生まれのスパゲッティとして、箸を使って食べることを勧めているパスタ店もあります。
パスタの上品な食べ方のコツとは?
①巻き取りスペースを作る
パスタが盛り付けられたお皿に、巻き取りスペースを作るのが上品な食べ方のコツです。フォークで盛り付けられたパスタを少し押しのけて、お皿の端に巻き取るためのスペースを作ります。このスペースを使うと、綺麗に巻き取れるので上品な食べ方に見えます。
②山のふもとから3~5本程度巻き取る
お皿に盛り付けられたパスタの山のふもとの方から、巻き取るのが上品に食べるコツです。お皿の端に作ったスペースで、3~5本ずつ引き出して整えていきます。山のふもとから取ると、一度に巻き取る量を調整しやすく、一口で食べやすい量が巻き取れます。
③垂直に立てて巻く
パスタを巻く時は、フォークをお皿に対して垂直に立てて巻くのが上品に見えるコツです。フォークが水平や斜めになっていると、パスタの量が多く絡むことや最後まで巻き切れないことがあります。巻き付ける本数は少ないため、フォークの下半分程度になるようなイメージで巻くと一口に丁度良い量になります。
パスタの食べ方NGマナー4選
①パスタをすする
パスタの食べ方は、ラーメンやうどんなどのようにすすらないようにしましょう。イタリアを始めとして多くの海外では、麺類を食べる時に音をたてることはNGマナーです。すすることのないように、綺麗にフォークに巻き付けて、口に運ぶようにしましょう。
②反時計回りにフォークを回す
パスタを反時計回りにしてフォークに巻き付けるのは、NGマナーとされています。イタリアではフォークを反時計回りに回すと、不幸が訪れるという言い伝えがあります。さらにNGマナーの理由は、向かい側に座っている相手の方へソースが跳ねてしまうことも考えられるためです。
③二口以上で食べる
パスタを二口以上で食べるのはNGマナーです。盛り付けられた山のてっぺんから巻き取ると、一口に入らないくらいの量になってしまいます。食べきれずに二口になるのは、見た目も良くないNGマナーなので、量は少なめにして一口で食べられるようにしましょう。
④途中で噛み切る
パスタを途中で噛み切るのも、NGマナーです。パスタを最後まで巻き切らずに、途中で噛み切るような食べ方をすると、フォークに巻けないほど短いパスタが残ってしまいます。短く噛み切ったパスタが、お皿に残っているのは見た目にも綺麗でないため、NGマナーをしないようにしましょう。
洋食ではナイフとフォーク正しいマナーがあります。下記の記事では、ナイフ&フォークの使い方・置き方・使う順番など、マナーや注意点が紹介されています。また、フレンチとイタリアンの使い方の違いも紹介されていますので、是非参考にしてください。
パスタの種類とは?
パスタの種類は650種類以上あると言われています。種類によって特徴に違いがあり、調理方法も変わってきます。一般的に形状で分類されるパスタですが、他にも分類する方法があります。下記にパスタの種類や分類方法、特徴などをご紹介します。
①形状による分類
一般的にパスタの形状は、ロングパスタとショートパスタに分類されます。ロングパスタは棒状の長いパスタで、形状が単純で口当たりがストレートなため、茹で方や品質の違いによって食感の変化を感じやすくなっています。
ショートパスタは名前通り、短くカットされたパスタです。非常に種類が多いショートパスタは、形状を楽しむパスタとも言われています。ショートパスタもロングパスタ同様、パスタソースをかけたり、他の具材に和えたりと幅広い食べ方が出来ます。
主なロングパスタの種類
パスタの種類 | 直径(mm) | 形状 | 特徴や相性の良いソース |
スパゲッティ | 2.0前後 | 円形 | 一般的なパスタ |
スパゲッティーニ・タリアッテレ | 1.6~1.7 | 円形 | 一般的なパスタ |
フェデリーニ | 1.4~1.5 | 円形 | ペースト系・オイル系 |
カペリーニ | 1.3以下 | 円形 | スープ・冷製 |
パッパルデッレ | 20~30 | リボン状 | クリーム系 |
タリアテッレ(フェットチーネ) | 5~10 | 棒状 | 野菜を練り込んだ生地 |
ツィーテ | 5~8 | 筒状 | グラタン |
リングイネ | 3 | 楕円形 | ジェノベーゼ |
ラザニア | - | 板状 | 生パスタもある |
主なショートパスタの種類
パスタの種類 | 直径(mm) | 形状 | 特徴や相性の良いソース |
マカロニ | 3~5 | 円筒状 | ソースと相性が良い |
リガトーニ | 8~15 | 円筒状 | ソースが絡みやすい |
マニケ | 20~30 | 円筒状 | 具を詰めて調理 |
ペンネ | - | 斜めにカットした円筒状 | ソースが絡みやすい |
ファルファッレ | - | 蝶型 | 両端と真ん中の食感が違う |
コンキリエ | 10~20 | 貝型 | サラダから煮込み料理まで |
フジッリ(スピラーレ) | - | らせん状 | サラダ・スープ |
ルオーテ | - | 車輪型 | ソースが絡みやすい |
オレキエッテ | - | 耳たぶ型 | オイル系 |
ニョッキ | - | 団子型 | ショートパスタの元祖 |
ラビオリ | - | 四角形 | 焼き上げ・スープ |
②調理方法による分類
パスタは調理方法で3種類に分類出来ます。オーブンや窯で焼き上げたパスタ・スープの具として使用するパスタ・茹でた後に水気を切りソースと絡めるパスタの3種類です。それぞれの調理法によって、使われるパスタの種類が違ってきます。
- ・パスタ・アル・フォルノ:オーブンや窯で焼き上げたパスタ
- ・パスタ・イン・ブロード:スープの具として使用するパスタ
- ・パスタ・アシュッタ:茹でた後に水けを切ってソースを絡めるパスタ
調理方法の分類
③状態による分類
パスタは麺の状態によっても分類出来ます。デュラムセモリナ粉と水を練って作った乾燥パスタと、小麦粉を使用して作った生パスタの2種類です。乾燥パスタは歯切れの良さが特徴で、あっさり味のパスタに向いています。生パスタはもちっとした食感が特徴で、こってりとしたソースに向いています。
状態の分類
麺の状態 | 乾燥パスタ | 生パスタ |
長期保存可否 | 可 | 否 |
特徴 | 歯切れが良い | 柔らかくもちっとしている |
ソースの種類 | オイル系 | トマト系・クリーム系 |
ロングパスタ以外パスタの食べ方マナー3選
①ショートパスタの食べ方
ショートパスタを食べる時は、フォークで突き刺して食べても大丈夫です。ショートパスタは長さが短いため、ロングパスタの食べ方のコツのような巻き方はできません。イタリアのマナーでは、ショートパスタをフォークの腹に乗せるとされていますが、滑って乗せにくいため、フォークで一口分の量を刺しても良いでしょう。
②ラザニアの食べ方
ラザニアのようなシート状のパスタも、ショートパスタと同じようにフォークで刺して食べても大丈夫です。その際も、一口分の量に切り分けて食べるように気を付けましょう。またステーキを切るように、ナイフで切り分けながら食べるのも綺麗に食べるコツです。
③スープパスタの食べ方
スープパスタはロングパスタの上品な食べ方のコツと同じように、パスタを巻いて食べましょう。スープを飲む時にはフォークを一旦置きスプーンに持ち替えて、スプーンの先の方から口に入れるようにします。スープは少なめにすくって、音をたてたり垂らしたりしないようにするのが綺麗に食べるコツです。
パスタを上品に食べるコツや正しいマナー・NGマナーをご紹介してきましたが、パスタの食べ方については下記の記事でも紹介されています。パスタの知識をより深めたいという方は、下記の記事も併せてご覧ください。
パスタの正しい食べ方のマナーで上品な食事をしましょう
パスタを食べる時に日本では当たり前のように使っていたスプーンも、本場のイタリアではNGマナーになることが多くなります。カジュアルなお店ではマナーが厳しくないこともありますが、高級イタリアンでは正しいマナーが必要になりますので、マナーを覚えて上品で綺麗な食べ方をしましょう。
高級イタリアンに行く時には、コース料理の順番やその意味なども覚えておきましょう。下記の記事では、フレンチ・イタリアン・和食などのコース料理について、順番の意味や名前が紹介されていますので、併せてご覧ください。
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