知っておきたいナイフ&フォークのマナー!使い方や置き方を押さえて赤っ恥防止!

ナイフとフォークの正しいマナーがわからないと悩んでいませんか?マナーが分からないままにしておくと、緊張で美味しい料理を十分に堪能できないですよね。今回は、洋食のナイフ&フォークの使い方や使う順番、持ち方などのマナーを詳しく解説していきます!

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



使い方|洋食のナイフ&フォークのマナー3選

①ハの字にする

ハの字

ナイフとフォークの使い方は、「ハの字」になるように持ちます。テーブルに肘を付けないようにして、ナイフとフォークを持ち、ハの字になるようにしましょう。左手のフォークで料理を押さえ、右手のナイフで力を入れずに引くように切る使い方をします。食材は左手のフォークで刺して、そのまま口に運びます。

②左端から切る

肉を切る

ナイフとフォークで左端から、食べやすい大きさになるような使い方をします。端から切っていく使い方をすることで、食べやすいだけではなく、お皿の残りの料理も美しく見えます。サイズが大きい時は、一口サイズになるように、さらに半分に切る使い方もします。

③フォークで刺せないものはスプーンのように使う

ポテト

フォークで刺せない物は、スプーンのような使い方をします。マッシュポテトのようなフォークで刺せない物や細かい物などは、左手のフォークをスプーンのように使います。ナイフを添えながら、フォークの腹側に乗せるようにしましょう。

置き方|洋食のナイフ&フォークのマナー3選

①食事中はハの字

皿

食事中の置き方は、お皿の両端近くに「ハの字」に置きましょう。ナイフの刃は内側にして右側に、フォークは背の方を上にして左側にハの字になるように置きます。柄の部分は、テーブルに付かないように置く方が良いでしょう。

②食後は4時の位置に揃えて置く

揃える

ナイフとフォークの食後の置き方は、お皿の4時の位置に揃えて置くようにします。ナイフの刃は内側に、フォークは背の方を下にして置きます。食事中のフォークの向きとは異なりますので注意しましょう。右端に揃えて置くと、食べ終えたので下げて欲しいというサインになります。

③残った料理を右奥に寄せて食後の置き方をする


食べかけ

残った料理は右奥に寄せて、カトラリーは食後の置き方をします。料理が食べきれずに残してしまった時は、ナイフの右奥の方に寄せて、お皿の上を綺麗に整えます。料理が残っていても、ナイフとフォークを4時の位置に揃えて置くと、お皿を下げてもらえます。

使用する順番|洋食のナイフ&フォークのマナー7選

①外側から使う

Table setting

洋食のナイフやフォークなどを、カトラリーと言います。カトラリーは、使う順番に外側から左右セットでテーブルセッティングされています。中心にショープレートが置かれて、右側にはナイフやスプーン、左側にフォークが置かれます。プレートの上側のカトラリーは、デザート用のフォークやスプーンが置かれています。

右上部にはゴブレット(水用)・シャンパングラス・赤ワイングラス・白ワイングラスが並べられています。左上部にはパン皿が置かれ、その上にバターナイフが置かれています。全て提供される料理に合わせたセッティングになっていて、順番に使っていけば良いので簡単です。

②1番目はオードブルナイフ・フォーク

前菜

1番目は、オードブルナイフとフォークです。一番外側にセッティングされています。ナイフは約22cm、フォークは約20cmの大きさです。カジュアルな食事の時は、メインからデザートまで使えるカトラリーです。

③2番目はスープスプーン

ポタージュ

使用する順番の2番目は、スープスプーンです。フルコースで出されるスープの種類によって、スプーンの形が変わることがあります。通常のスープスプーンは約18cmです。カップスープなどは、ブイヨンスプーンという一回り小さい、約15cmのスプーンの場合もあります。

④3番目はバターナイフ

バター

3番目は、バターナイフです。通常スープと一緒に出されるパンは、口の中に残ったスープの味をリセットする役割があります。パンはスープが出てから、メインが食べ終わるまでに食べ終えるようにします。そのため、パンが食べ終わるまで使用します。

⑤4番目はフィッシュナイフ・フォーク


魚料理

使用する順番4番目は、フィッシュナイフとフォークです。フィッシュナイフは約20cm、フィッシュフォークは約18cmの大きさです。フィッシュナイフは、幅広で小ぶりな物で装飾が施されている場合もあります。魚の骨を取り除きやすいように、刃先の尖った部分が峰側に若干沿っている形状です。

⑥5番目はテーブルナイフ・フォーク

ステーキ

使用する順番5番目は、テーブルナイフとフォークです。テーブルナイフは約24cm、テーブルフォークは約21cmと大き目になっています。フォーマルではデザインがそろった物がテーブルに並べられますが、レストランによっては、切れ味の良い肉専用ナイフが並べられることもあります。

⑦6番目はフルーツナイフ・フォークやアイスクリームスプーン

アイス

6番目は、デザート用ナイフやスプーンです。デザートの種類によって、セッティングされるカトラリーは変わってきます。フルーツナイフやフォーク・ケーキフォーク・アイスクリームスプーンなど、小さめのカトラリーが並んでいます。使う順番は、アイスクリームなどの溶けるものがある時には先に使います。

持ち方|洋食のナイフ&フォークのマナー3選

①ナイフは右手で刃先を下に向けて持つ

シルバー

ナイフの持ち方は、右手で刃先を下に向けて持つようにします。立てた状態にして、刃の付け根部分のくぼみに人指し指を添える持ち方をします。柔らかい魚料理の持ち方は、人指し指で押さえずに、親指・人指し指・中指・薬指でつまむようにしましょう。

②フォークは左手で先端を下に向けて持つ

カットする

フォークの持ち方は、左手で先端を下に向けて持つようにします。柄の背の部分、ナイフと同様柄のくぼみあたりに、人指し指を添えるようにして使用します。ただし、サラダなどフォークだけで食べられる物の持ち方は、ナイフはテーブルに置いたまま、右手で軽くペンを握るような持ち方をしましょう。

③スプーンは表面を上に向ける

スープ

スプーンの持ち方は、右手で表面を上に向けて持ちます。右手の人指し指と中指の第二関節のあたりに柄をのせ、親指で軽く押さえるような持ち方をしましょう。カップスープの場合は手で持って飲んでも構いませんが、その場合スプーンは手に持たずに皿の上に置いておきましょう。

洋食のナイフ&フォークのマナーの注意点は?

①カトラリーを落とした時は自分で拾わない

スタッフ

ナイフやフォークを落としてしまった時は、自分で拾わずお店の方に合図をしましょう。右手を軽く挙げ、お店の方に向かって会釈するのが良いでしょう。きちんとしたお店なら、常に店内の様子に目を配っているので、すぐに気付いてもらえます。

②ナイフの刃を相手の方に向けない

ナイフ

ナイフを置く時には、ナイフの刃を相手の方に向けないように注意しましょう。食事中や食後などにナイフを置く時には、刃を自分の方に向けて置くのがマナーです。また飲み物を飲む時やナプキンを使う時などは、手に持ったままにせず、カトラリーを一旦置くようにしましょう。

③基本的にフォークは持ち替えない

フォークで刺す

基本的にフォークを持ち替えるのは避けましょう。切り分けた料理を食べる時に、右手にフォークを持ち替えて食べる行為はマナー違反です。右手のナイフ・左手のフォークの形を崩さないように気を付けましょう。また右手のナイフで刺して、口に運ぶという行為も当然マナー違反です。

フレンチのマナーには、イギリス式・フランス式・アメリカ式などあります。フランス式やアメリカ式は切った後にナイフをお皿の奥側に置き、ナイフを右手に持ち替えて食べるとされています。日本ではイギリス式のマナーを採用していることが多いため、持ち替えるのはマナー違反になります。

④一口分ずつ切り分ける

一口サイズ

料理は一口分ずつ切り分けるようにしましょう。ステーキなどを最初に切り分けてしまうと、食材が冷めて肉汁も出てしまいます。美味しく頂くためには、一口分ずつ切り分けて食べるようにしましょう。また一口では食べきれずに、かじってしまうのもマナー違反になります。

ナイフやフォークのマナーをご紹介してきましたが、フランス料理には服装やテーブルマナーなど、知っておいた方が良いことが他にもあります。下記の記事で、フレンチの全般的なマナーが紹介されていますので、興味がある方は併せてご覧ください。

Small thumb shutterstock 316455128
フランス料理のマナー|フォークの作法やフレンチのコースの食べ方

覚えておきたいフランス料理のマナーを紹介します。フレンチレストランに訪れる際の正しい服装やテーブルマナーをしっかり把握しておきましょう。フランス料理の食べ...

洋食のナイフ&フォークのマナー|フレンチとイタリアンの違いとは?

①フォークの使い方

お皿とフォーク

フレンチとイタリアンでは、フォークの使い方に違いがあります。フレンチではフォークの背に料理を乗せるのは、不安定なことや姿勢が悪くなってしまうなどの理由からマナー違反とされています。しかしイタリアンでは、フォークの背に乗せてもマナー違反ではありません。

②スープの飲み方

スープカップ

フレンチとイタリアンでは、スープの飲み方にも違いがあります。フレンチは、スプーンを奥から手前に動かしスープをすくいます。スープが少なくなったら、皿の奥側を少し浮かせてすくいます。イタリアンでは、スプーンを手前から奥側に動かしてスープをすくいます。スープが少なくなったら、皿の手前を浮かせてすくいます。

③食後のカトラリーの置き方

セット

食後のカトラリーの置き方にも、フレンチとイタリアンの違いがあります。食事途中の置き方はどちらも「ハの字」で同じですが、食べ終わった時の置き方は違います。フレンチは4時の位置ですが、イタリアンはお皿の下側に、ナイフとフォークを縦に揃えて置きます。

洋食の中でも、フレンチとイタリアンではカトラリーのマナーが異なるものが多くあります。下記の記事では、パスタを食べる時のイタリアでの正しいマナーなどが紹介されていますので、興味のある方は併せてご覧ください。

Small thumb shutterstock 631737890
パスタの正しい食べ方は?スプーンを使わない巻き方やイタリアでのマナー

パスタの正しい食べ方はご存知でしょうか。パスタを食べる時は意外と細かいマナーがあったり、フォークとスプーンを使うのは子供用などと色々噂があります。そこで、...

洋食のナイフ&フォークのマナーを身に付けて食事を楽しもう

セッティング

洋食のナイフ&フォークのマナーは、簡単な知識でも覚えておけば、あまり緊張せずに食事を楽しめます。フレンチとイタリアンには、異なるマナーがありますので、レストランに行く前に、ナイフとフォークのマナーを是非身に付けておきましょう。

ナイフとフォークのマナーを身に付けたら、次はコース料理の順番を覚えましょう。コース料理には、出てくる順番に意味があります。下記の記事で、コース料理の順番の意味について詳しく紹介されていますので、併せてご覧ください。

Small thumb shutterstock 342404369
コース料理の順番の意味って?名前は?フルコースをもっと楽しめるようになる豆知識!

コース料理の順番には意味があるのをご存じですか?コース料理は一皿ずつ順番に出てきますが、順番の意味や名前がわからないという方はこの記事をご覧ください。コー...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。