TOEFL(トフル)ITPとは?試験内容と留学のスコア目安は?
TOEFLはTOEICや英検に比べると、どんな試験かあまり知らない人もいるようです。ITPとは何かを徹底調査します。トフルのスコアの見方や平均点はどれくらいなのか紹介していきます。また問題形式や試験内容・難易度も紹介します。留学する目安も紹介しますので、最後まで読んで下さいね。
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目次
TOEFL(トフル)ITPとは?IBTとの違いは?
TOEFL(トフル)ITPの試験とは
TOEFL(トフル)とは英語圏でない人達が受けるテストです。英語圏の大学の授業に対応できるか判断する難易度の高いテストになっています。TOEFL(トフル)とはTest of English as a Foreign Languageの略です。TOEFLにはITPとIBTというテストがあります。
ITPとは、団体のみが申し込み受けられるテストです。個人申し込みではITPを受けることが出来ませんので、注意が必要です。試験内容はITPはIBTに比べると比較的受けやすいでしょう。TOEFLは、実務的なTOEICに比べると難易度が高いと感じることもあるでしょう。
ITPとIBTとの違い
ITPを受ける場合は正規留学目的ではなく、日本の大学・交換留学・大学院・最近では企業などで求められることが多いようです。それに対してIBTとはinternet-based testの略で、英語圏の大学に入学する時に基準のスコアを求められる公的なテストです。IBTは個人で受けることが出来るテストです。
TOEFL IBTはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つのセクションを受けます。ITPはリスニングや文章表現・文法、リーディングの3つのセクションがテストになっています。IBTの方が試験対策もハードルが高くなっているようです。IBTの試験時間は、4時間程かかるようです。
IBTは大学からは海外に行くと留学を決めている方には避けて通れないテストです。TOEFLというとIBTと思われる方も少なくありません。エトセトラの意味とは?書き方とetcの日本語と英語の使い方もについては下記記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
TOEFL(トフル)ITPのスコアの見方は?平均点はいくら?
ITPのスコアの見方と交換留学の目安スコア
TOEFL ITPのスコアの判断基準
627~ | 英語能力が非常に高い |
543~626 | ある一定上の英語能力がある |
460~542 | 平易な英語を理解する能力がある |
TOEFL ITPの合計スコアは、310~677までです。目安として627以上のスコアは英語の能力が非常に高いと判定されます。543~626のスコアの場合は、ある一定以上の英語を理解する能力があるという目安になります。460-542は、比較的に平易な英語は理解できているという目安になります。
正規の大学入学にはIBTのスコアが必要ですが、交換留学ではITPのスコアで基準が決められているようです。スコアの目安は最低500以上です。ほとんどの大学は550以上のスコアを求める大学が多いようです。仮にITPで550以上あっても大学の講義がスラスラと頭に入るレベルではないことも肝に銘じましょう。
仮に大学の交換留学先に憧れのアイビーリーグがあったとして、ITPのスコアは最低限600以上を求められる難易度の高いものです。多くの学生は正規の大学留学ではなく、交換留学も視野に入っていると思いますが、真剣に取り組む必要がありそうですね。平均点のことは考えずに自分の目標のスコアを目指しましょう!
ITPの平均点や難易度と日本の大学院の目安スコア
TOEFL(トフル)ITPの試験は、多くの学生が受けるという試験ではありません、多くの学生は就職を見据えたTOEICを受けます。ITPを受ける学生は、求められる大学院や交換留学などを視野に入れている人が多いようです。ITPの平均点は大学生では453という数字が出ています。
日本の大学院でも求められるITPのスコアは550以上ですので、決して高い平均点ではありません。でも初めて受けるTOEFL ITPは難易度の高いテストですので、スコアが悪くても気にしないで下さいね。次に受ける時のために、問題の傾向をつかんでいくことが大切です。
平均点はあくまで目安に過ぎないので、平均点を見て安心しないでくださいね。留学や大学院が目的だけでなくても今後はさまざまな企業でもITPのスコアを求められていきますので、自分のスコアの目標設定を決めておきましょう。
TOEFL(トフル)ITPの問題形式や試験内容は?
TOEFL(トフル)ITPの問題形式
問題形式は、3つにセクションが分かれています。一番目のセクションはリスニングです。二番目のセクションは文章表現・文法編です。三番目のセクションはリーディングです。どのセクションも選択問題で各スコアが出ます。
スコア換算は各セクションを10倍にして合算して3で割ります。それを四捨五入して正式なスコアが出ます。ここまでTOEFL(トフル)ITPについて理解出来ましたか?リスニング・セクションの出題数は50問です。リスニング・スコアの範囲は31~68になってます。
文書表現・文法・セクションは40問です。スコアはリスニングと同じ31~68です。リーディングは50問です。スコアは31~67です。問題形式に慣れる為にも、過去問を解いてみましょう。最初は慣れる為にゆっくりでもいいです。慣れたら時間配分も視野にいれましょう。
TOEFL(トフル)ITPの試験内容
まずリスニング・セクションは、英語を聴き取り選択問題を解いていきます。リスニングの内容は短い会話・長い会話・講義などから設問されます。試験時間は35分です。事前に設問を読んでおいたり自分なりの方法で集中力を発揮する試験になります。
リスニングには慣れている人も多いと思いますが、ITPの難しいところは設問を1回しか流さないことです。それから単語がアカデミックなものが多いので、難易度が高いと感じるはずです。文章表現・文法については空欄補充や間違っている表現を指摘する問題です。試験時間は25分です。
リーディング・セクションでは大学の講義を想定したもので作られているので、文章も科学や社会問題などアカデミックな内容です。5つの文章があり、それぞれの文章に問題が10問あります。問題量は多いので、要点や文章の構成を理解し時間配分に注意する必要があります。試験時間は55分です。
TOEFL(トフル)ITPを勉強するメリットは?
ITPを勉強するメリット①交換留学や大学院入学
大学にもよりますので、全ての大学の交換留学や大学院入学でTOEFL ITPが求められるかは定かではありません。でも多くの大学で求められるようです。またメリットとして受験料が4,000円程度と安く、IBTは2万円以上することを考えると気軽に試験が受けられるのではないでしょうか。
ITPは多くの場合、団体試験なので強制的に受けさせられる場合もあります。大学入学時のクラス分けテストなどに使われるようです。試験対策をしっかりして、希望のレベルのクラスに入れるといいですね。但しIBTは英語圏では公的なスコアとして認められますが、ITPは公的なものではありません。
メリットばかりを挙げたいのですが、ITPは英語圏では公的なスコアではないというのは大きなデメリットかもしれません。でも最近では日本の企業でもTOEFL ITPが見直されています。自分にとって何が必要なのか考えてITPを受けるのかIBTを受けるのか考えてみましょう。
ITPを勉強するメリット②英語力をつける
英語は身に付けて損することはありません。ビジネスシーンでもプライベートでも使う機会が社会人になっても沢山あります。また字幕を見ないで外国人の要人のインタビューや映画などを見ることが出来るということは、日本語以外の表現やニュアンスを理解出来るということです。自分の教養の幅も広がるのではないでしょうか?
英語の試験というと英検やTOEICというのが人気がありますが、最近ではTOEFLのスコアを目安にする企業も増えているようです。また前者の試験が実践的な英語に対して、TOEFLはアカデミックな単語・熟語・文章に触れることが出来ます。それによって自分の英語力もより確実なものになるのではないでしょうか。
またITPのテストの勉強をすることで英字新聞(アメリカ版など)を読めるようになります。TOEFLにチャレンジするならIBTがおすすめという人もいるかもしれません。でもITPのテストを受けたり勉強することは自分の力になります。レターパックの書き方は?会社、ビジネス向けの書き方も解説してます。
TOEFL(トフル)ITPの勉強方法とおすすめ問題集は?
ITPの勉強方法~おすすめ問題集【リーディング・リスニング編】
TOEFL(トフル)ITPの問題集は、他の英語検定に比べると多くはありません。また3つのセクションを全て網羅したものでおすすめ出来る問題集がありません。リスニング、文章表現・文法、リーディングとそれぞれの問題集が必要になってくるのではないでしょうか。
リスニング・セクションの問題集では「TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略」がおすすめです。聴くだけではなくシャドーイングが非常に効果があると思われます。リスニングが平均点に近いあなたも隙間時間を使って沢山聴くことや工夫をすることでリスニング力はアップします。
リーディングの問題集では「TOEFL ITPテストリーディング問題攻略 」「TOEFL ITP(R)テストリーディングスピードマスター」がおすすめです。繰り返すと読むスピードも上がってきます。問題量を多く解くことも良いスコアが出る秘訣ではないでしょうか。
ITPの勉強方法~おすすめ問題集【文章表現・文法編】
文章表現・文法では「全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題580問 」と「全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策」はとても役に立つ参考書です。3つのセクションの中で問題集で最も点数を上げやすいのが、文章表現・文法です。この分野でしっかりスコアを取れるように頑張りましょう。
また「【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800」という英単語集は、文章表現・文法だけでなくリスニング・リーディングにも役に立ちます。TOEFLのITPは学術的な単語が並んでいるので、高校までに習った単語だけでは不十分です。3つのセクションにおいて単語は基本になるので、しっかり覚えましょう。
こちらの英単語集はIBTと共通ですので、IBTを受ける時にも使うことが出来ます。文章表現・文法のセクションにおいて高得点を取っておくことは、TOEFL(トフル)ITPにおいて非常に有利です。またリーディングやリスニング向上よりも時間はかかりません。しっかり勉強することで平均点は超えるでしょう。
ITPの勉強方法~問題集以外の勉強方法
TOEFL独特の単語や文章表現・文法などは問題集でかなり成果が上がると思われます。でもリーディングやリスニングについては、やはり実力です。問題集を解くことも1つの手段ですが、問題集を解いたからといって必ずしも点数がすぐに反映されるものではありません。
リーディングなどは普段から海外発行の新聞や雑誌などを読む習慣をつけて、英文を読むことに慣れる必要があります。また好きな分野の英語の小説などを読むのもおすすめです。TOEFLは特に専門的な分野の出題が多いので、ネットで海外のサイエンスなどの記事に親しんだ方が良いのではないでしょうか。
リスニングは隙間時間を使って、問題集に付いていたCDを聴いたりすることも大切です。また海外のニュースなどをBS放送やスマホで聴くのは普段から耳が慣れますし、海外の情勢にも詳しくなるのでおすすめです。お金の勉強の仕方は?おすすめの本や役立つ資格も紹介!については下記記事で詳しく解説しています。
TOEFL(トフル)ITPにチャレンジして英語力に磨きをかけよう!
TOEFL(トフル)ITPの特徴について紹介しました。かなり難易度の高い試験というのは理解しましたか?TOEFLにはITPとIBTの2つのテストがあります。それぞれのメリットやデメリットはあります。自分のニーズを把握して自分で試験を選ぶべきです。またITPもIBTも共通している部分はあります。
TOEFL ITPの試験にチャレンジすることは有意義だと思われます。目指す目標は平均点ではなく目安になる550にしたいですね。値段もリーズナブルなので、試験を受けるために勉強することで英語力が付きます。難易度が高いアカデミックな英語の力も付けて更に英語力に磨きをかけましょう!
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