エトセトラの意味とは?書き方とetcの日本語と英語の使い方も

エトセトラは普段使う人も多いと思いますが、エトセトラの意味を正しく理解しているでしょうか?エトセトラは「etc.」と略されて、~などという意味で使われますよね。今回はエトセトラの正しい使い方や書き方を日本語と英語に分けてご紹介します。

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エトセトラとは?意味は?

エトセトラとは|etc.

エトセトラ

エトセトラの語源はラテン語です。ラテン語で「et cetera」と書き、「et」は英語のandを表していて、「cetera」はその他という意味を表しています。この「et cetera」を略してetc.と使われることが多いです。

エトセトラの意味|など

エトセトラ

エトセトラとは「その他いろいろ、などなど」という意味です。よく文章の最後にetc.と書かれているのを見たことがあると思いますが、etc.=その他いろいろ、という意味で使われています。

また、etc.の.はet ceteraを略したことを表すためにつけているものですので、.は必ずつけましょう。.が無いと、文脈によっては高速道路にあるetcと勘違いしやすくなってしまいます。

エトセトラの表記や書き方とは?

エトセトラの表記や書き方①エトセトラの書き方は2種類のみ

エトセトラ

エトセトラを文章中に使う場合は、2種類の書き方で使われます。「エトセトラ」とカタカナで書くか、「etc.」と英語で書きます。これはどちらの方が良いなどの決まりは無いため、文章の前後関係や見やすさを考慮して、どちらか選べば大丈夫です。

ただし、縦書きのときにetc.と書くのは良くないので、カタカナでエトセトラと書くようにしましょう。横書きであれば、どちらでも良いと思います。

エトセトラの表記や書き方②同じジャンルの単語と一緒に使う

エトセトラ

エトセトラは、いくつかの同じジャンルの単語を並べた後に使用するのが一般的です。例えば「犬、猫、うさぎ、リス、etc.」と書くと、「犬、猫、うさぎ、リス、その他いろいろ」という意味になります。etc.の部分をカタカナでエトセトラと書いても良いですが、見やすさを考慮するとetc.の方が良いでしょう。

また、「犬、猫、etc.」と単語が2つ以下のときにも使うことが出来ません。必ず同類の単語が3つ以上続いている場合に使うようにしましょう。


エトセトラの表記や書き方③etc.の.は一つのみ

エトセトラ

よく文末にエトセトラを書くとき、etc.....と.をたくさんつけて書く人も多いと思います。この書き方でも意味は通じるのですが、正しい書き方ではありません。正しい書き方でエトセトラを書く場合はetc.と.を1個にしましょう。

etc.の.は上記でもご紹介しましたが、省略したことを表すためにつけられているものなので、たくさん書く必要がありません。自分しか見ないメモなどでは何個つけても構わないですが、ちゃんとした文章を書くときは1個だけにしましょう。

また、省略したことを表す.は単語のあとにつけるのが決まりです。etcの前に.をつけて.etcと書くことも間違いなので、必ずetcのあとに.を1つつけるだけにしましょう。

エトセトラの日本語の使い方5選!

エトセトラの日本語の使い方①文末に使う

エトセトラ

もっとも一般的な使い方は、先ほども少しご紹介しましたが、同じジャンルの言葉の後にetc.を付ける方法です。例えば「私の好きな食べ物は、お寿司、オムライス、ピザ、etc.」と書くことで、好きな食べ物というジャンルの単語が並び、そのあとにエトセトラを付けることが出来ます。

エトセトラを書く場合は必ず同じジャンルの単語が並んでいる場合に使用しましょう。例えば「鳥、焼肉、ピンク、etc.」などのように、全く異なるジャンルの単語の後にエトセトラを付けても意味が分からなくなってしまいますので、注意しましょう。

また、エトセトラを使って省略することで、文章自体は短くなって抽象的になってしまいますが、相手にエトセトラで省略された「その他たくさん」の部分を想像させる効果があります。

エトセトラの日本語の使い方②フレーズの中で使う

エトセトラ

2つ目の使い方はサイト名、何らかの研究に関する公表時、商品の質問対応時に使われるフレーズの中で使う方法です。「〇〇と〇〇とエトセトラ」というフレーズで、〇〇の中には関連する単語、同じジャンルの単語を当てはめて使います。そのジャンルについてのいろいろについて述べます、という意味をあらわした使い方です。

日本語のフレーズの中にエトセトラを使う場合は、etc.という英語表記よりもカタカナでエトセトラと書いた方がわかりやすく感じますよね。なので、フレーズなどで使われる場合はetc.ではなくカタカナで書かれていることが多いです。英語のフレーズであれば、etc.を使う方が見栄えがいいでしょう。

エトセトラの日本語の使い方③文中で使う


エトセトラ

エトセトラは文末で使われる場合が多いですが、もちろん文中で使うことも出来ます。例えば、「〇〇は後回しでいいのでエトセトラに分類する」という言葉です。〇〇には重要度の低い事柄を入れて、「今は〇〇の重要度が低いのでその他いろいろに分類しておく」という意味になります。

また、文中で使うのは日本語の場合がほとんどですが、文中でetc.を使うとおかしくなってしまうので、文中でエトセトラを使う場合はカタカナ表記で使うようにしましょう。もし英文中でetc.という表記を使用したい場合はetc.のあとにカンマを入れることで、そのあとに文章を続けて書くことが出来ます。

エトセトラの日本語の使い方④2回続けて使う

エトセトラ

文末でエトセトラを使う場合、etc.またはエトセトラと書く場合が多いですが、「エトセトラエトセトラ」と2回続けてエトセトラを書くことも出来ます。例えば「私の友人の名前は、佐藤、小林、石田、エトセトラエトセトラ」と書くことで、「佐藤、小林、石田などなど」という意味で使うことが出来ます。

エトセトラは1つ書くだけで意味が通じますし、2回続けて書くと少し読みにくくなってしまうため、あまり2回書かれていることは無いと思います。しかし、もし2回連続で使われていても間違いではありません。エトセトラを強調したいときなどに2回続けて書いても大丈夫です。

エトセトラの日本語の使い方⑤曲名や歌詞に使う

エトセトラ

普段の会話などで使われることの多いエトセトラですが、会話ではなく曲名や歌詞にエトセトラを使う場合もあります。例えば「〇〇にまつわるエトセトラ」というフレーズがあります。これは、会話中に使われるというよりは、歌など意味よりもフレーズのおしゃれさにこだわりたいときに使われることが多いです。

歌などでエトセトラが出てきたけど意味がわからない、という場合はおそらく歌詞にエトセトラを使うことでおしゃれなイメージを出そうとしているだけで、意味はあまり重要ではない場合もあります。他にも、文章中にエトセトラが出てきても、イメージだけで使われている場合もあります。

エトセトラの英語の使い方とは?

エトセトラの英語の使い方①単語の区切りはカンマを使う

エトセトラ

日本語でエトセトラを使った文章を書くときは「〇〇、〇〇、〇〇、etc.」と書きましたが、英語の場合は「〇〇, 〇〇, 〇〇, etc.」と書きます。例えば「dog, cat, rabbit, etc.」といった書き方です。このように、日本語では「、」で区切り、英語では「, 」で区切ります。

これはエトセトラを使うときに限らず、英語で単語を羅列して書くときはカンマで区切るのが正しい書き方なので覚えておきましょう。


エトセトラの英語の使い方②カンマのあとはスペースを入れる

エトセトラ

上記のように「〇〇, 〇〇, 〇〇, etc.」と書くときは、単語の後にカンマを付け、さらにカンマの後にスペースを付ける必要があります。「, etc.」とエトセトラの前に必ずカンマとスペースを入れて書くようにしましょう。これも英語で文章を書くときに決まりなので、上の①と合わせて覚えておきましょう。

エトセトラの英語の使い方③andは不要

エトセトラ

「〇〇, 〇〇, 〇〇, and etc.」というように、英語で単語が羅列されているとandを使ってしまいたくなるかもしれませんが、andは書いてはいけません。エトセトラは「and so on」と同じ意味で、すでにandが含まれています。ちなみに「and so on」は「など」という意味です。

つまり「〇〇, 〇〇, 〇〇, and so on.」と書いても、「〇〇, 〇〇, 〇〇, etc.」と書いても同じ意味の文章になります。なので、エトセトラの前にandを書いてしまうとandが2回続いてしまうことになるので、必ずエトセトラの前はカンマとスペースのみで書きましょう。

しかし、単純に単語の羅列をするだけでエトセトラを使わない場合は、「〇〇, 〇〇, 〇〇 and 〇〇」という感じでandを使いましょう。これは、エトセトラにandが含まれていると覚えておけば、andを書くかどうか思い出しやすいと思いますよ!

エトセトラの英語の使い方④スペルミスに注意

エトセトラ

英語でエトセトラを使うときはスペルミスに注意しましょう。etc.と省略して書く場合にスペルを間違えることはあまり無いと思います。しかし、省略せずにet ceteraと書く場合はネイティブの人でもミスしやすいそうです。スペルミスを防ぐためにもetc.と書く方がよさそうですね。

また、etc.と似ている表現としてex.があります。こちらもよく使われているので見たことある人も多いのではないでしょうか。ex.はexampleの省略形で「例」という意味で使われることが多いので、見た目は似ていますがエトセトラと意味が違います。書き間違えたり読み間違えたりしないように注意しましょう。

エトセトラの使い方や使う時の注意点とは?

エトセトラの使い方と注意点①二重表現に注意する

エトセトラ

エトセトラを使う場合によく起こるのが「二重表現」です。例えば「この動物園にいる動物は、サル、カンガルー、パンダ、ゾウ、エトセトラ。たくさんの動物を見ることが出来ます。」という文章があったとします。

この場合、エトセトラのあとに「たくさん」と書かれているため、「この動物園にいる動物は、サル、カンガルー、パンダ、ゾウ、などその他にもたくさんいます。たくさんの動物を見ることが出来ます。」という文章を書いていることと同じになってしまいます。この書き方では二重表現になってしまいますよね。

エトセトラのあとに「たくさん」や「いろいろ」などと書く場合はエトセトラはいりません。「たくさん」や「いろいろ」という言葉にエトセトラと同じ意味を含んでいるので、エトセトラが無くてもたくさんの動物がいるんだな、というイメージを相手に伝えることが出来ます。

エトセトラの使い方と注意点②「など」を多用しない

エトセトラ

日本人に多いのですが、つい文章や会話に「など(エトセトラ)」を使ってしまいますよね。エトセトラを使うこと自体は問題ないのですが、エトセトラは具体性に欠けるのであまり多用されていることは良しとされません。エトセトラは便利ですが、相手が理解しやすい文章にするためにもエトセトラは控えめにしましょう。

例えば、自己紹介などで趣味を紹介したり、行ったことある国を羅列するときに数が多いと省略したくなりますよね。そういう時にはエトセトラが活躍します。日本語でも英語でも、あまり意味もなくエトセトラを多用するのではなく、わかりやすくするために省略するときだけ使うようにすると良いでしょう。

エトセトラの使い方と注意点③英語では長い単語を省略するために使われる

エトセトラ

日本語でエトセトラが使われていると「など、その他いろいろ」という意味になりますが、英語でエトセトラが使われていた場合は、「など」という意味で使われていません。英語では「長い単語の羅列を省略する」場合に使われます。

なので、英語の中でエトセトラが使われていたら、「〇〇と〇〇と〇〇の他にもいろいろあるけど長くなってしまうので省略します」というイメージで読んでみてください。日本語と英語でエトセトラの意味が少し違うことに注意して使いましょう。

また、よく海外へ行く人や今後海外へ行く機会がある人は、下記の記事を参考に、海外でのWi-Fiの使い方についても確認しておくことをおすすめします。

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エトセトラを正しく使いましょう!

いかかでしたでしょうか?普段よく目にするエトセトラ(etc.)ですが、意味がよくわかっていなかったり、使い方が曖昧だった人も多いのではないでしょうか。単語を羅列すると見にくく、理解しずらい文章になってしまうときに便利なエトセトラですが、エトセトラにも使い方があることが理解できたと思います。

エトセトラは正しい使い方をすれば、とても読みやすい文章にすることが出来ます。今後エトセトラを使う機会があったら、上記でご紹介した使い方や注意点などを参考にして正しい使い方でエトセトラを使ってみてください!


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