「お疲れ様でした」の正しい敬語表現は?上司への使い方や例文もご紹介!
「お疲れ様でした」と目上の人に向けて使っていませんか?この記事では、「お疲れ様でした」の正しい敬語表現をご紹介しています。上司への使い方や例文も知ることができますよ。正しい敬語表現で相手を労うことができると、良好な関係を築きやすくなるので、ぜひご覧ください。
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目次
「お疲れ様でした」の正しい敬語表現は?
①お疲れ様でした
1つ目の敬語表現は、「お疲れ様でした」です。「お疲れ様でした」は、目上の相手・自分と同等の立場や目下の人に向けて使うことができますよ。
しかし、目下の相手から「お疲れ様でした」と言われると不快に感じる人もいます。目上の相手に対して使える正しい敬語表現なのですが、伝える相手によって捉え方が違うのです。そのため、上下関係を重んじたりより丁寧な言葉遣いを求めたりする人には、「お疲れ様でした」を使わないようにしましょう。
②お疲れ様でございました
2つ目の敬語表現は、「お疲れ様でございました」です。「お疲れ様でした」よりもさらに丁寧な敬語表現なので、役員クラスの相手に向けて使うのがおすすめです。
③お力添えを賜りありがとうございました
3つ目の敬語表現は、「お力添えを賜りありがとうございました」です。手を貸してくれたり助言してくれたりした目上の相手に、労いと感謝の気持ちを伝える言葉となっています。「お力添えを賜りありがとうございました」は上司だけでなく、協力してくれた社外の人に対しても使うことができますよ。
④ご尽力頂きありがとうございました
4つ目の敬語表現は、「ご尽力頂きありがとうございました」です。「お力添えを賜りありがとうございました」よりも、さらに労いや感謝の気持ちを伝えたい時に用います。例えば、全面的に協力してくれた上司や、社外の出資者に向けて使う敬語表現です。
以下の記事では、ご尽力いただきの意味を解説しています。使い方や例文についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
⑤お世話になりました
5つ目の敬語表現は、「お世話になりました」です。「お疲れ様でした」と社外の人に対して使うのは失礼になりますので、「お世話になりました」と伝えましょう。「この度は大変」と先に添えると、より丁寧な印象を与えることができます。
「お疲れ様でした」の意味
意味①相手を労う
「お疲れ様でした」には、相手を労う意味があります。仕事を頑張った同僚・上司・先輩・後輩に向けての労い言葉として、「お疲れ様です」を用います。「お疲れ様です」には、「大変でしたね」「ゆっくり休んでくださいね」という労いの気持ちを伝える意味があるのです。
以下の記事では、お疲れ様でしたの意味をご紹介しています。目上の人への言い換えや、英語・韓国語についても解説していますので、ぜひご覧ください。
意味②別れの挨拶として
別れの挨拶という意味で、「お疲れ様でした」と伝えることもあります。仕事を終えて会社を出る時に「お疲れ様でした」と言うと、「帰らせていただきます」という意思を伝えることができますよ。また、自分よりも先に帰る相手に向けて「お気をつけてお帰りください」という意味で、「お疲れ様でした」と使うこともできます。
その他には、転勤や退職をする相手に対し、労いと感謝を込めた別れの挨拶として「お疲れ様でした」と使うことも可能です。別れの挨拶として使う時には、会話だけでなく手紙やメールでも用いることができますよ。
意味③感謝の気持ちを伝える
「お疲れ様でした」には、感謝の気持ちを伝える意味があります。仕事を手伝ってくれた相手やお世話になった人に向けて、謝辞を述べる時に使うことができますよ。
「お疲れ様でした」の敬語表現の上司への使い方
①上司が先に帰る時に使う
1つ目は、上司が先に帰る時に使います。近しい上司には「お疲れ様でした」で良いですが、専務や代表取締役などには「お疲れ様でございました」と言うのが適しています。先に「お気をつけてお帰りくださいませ」と添えると、相手を気遣う気持ちを伝えることができますよ。
②自分が上司よりも先に帰る時に使う
2つ目は、自分が上司よりも先に帰る時に使います。より丁寧に伝えたい時には、「お疲れ様でした」の後に「お先に失礼致します」と添えましょう。「先に帰るのが申し訳ない」という謙虚な気持ちが、上司に伝わりやすくなるのでおすすめです。
③上司を労う時に使う
3つ目は、上司を労う時に使います。仕事中に上司が「あ~疲れたよ」「やっとプレゼンが終わった~」などと言ってきたら、「お疲れ様でした」と言いましょう。また、前日にイベントを開催したり出張があったりした上司には、「昨日はお疲れ様でした」と伝えると良いですよ。
④会話・手紙・メールで使うことができる
4つ目は、会話・手紙・メールで使います。さまざまなビジネスシーンで使えますが、手紙やメールだと伝え方を工夫することが大切です。
会話と違い表情や声色が分からないため、「お疲れ様でした」だけでは冷たい印象を与えてしまうことがあります。メールや手紙では「本当にお疲れ様でした」とより丁寧な伝え方をしたり、「ご自愛ください」と添えたりするのがおすすめです。
「お疲れ様でした」の敬語表現をメールで伝えたい時は?
①メールの冒頭に謝辞として使う
「お疲れ様でした」の敬語表現は、メールの冒頭に謝辞として使いましょう。冒頭の挨拶の中に用いると、「お礼」や「感謝の気持ち」をしっかり伝えることができます。いきなり要件を伝えるよりも「お疲れ様でした」の敬語表現を先に用いることで、敬意を表することができるのです。
②社内と社外で使い分ける
メールをする時は、社内と社外で「お疲れ様でした」の敬語表現を使い分けましょう。「お疲れ様でした」や「お疲れ様でございました」は、身内に対する敬語表現となっています。社外の人へのメールには適していないため、間違えて送信しないように気をつけてください。
- ・お疲れ様でした
- ・お疲れ様でございました
- ・お力添えを賜りありがとうございました
- ・ご尽力頂きありがとうございました
- ・お世話になりました
社内|「お疲れ様でした」の敬語表現
- ・お力添えを賜りありがとうございました
- ・ご尽力頂きありがとうございました
- ・お世話になりました
社外|「お疲れ様でした」の敬語表現
「お疲れ様でした」の敬語表現を使った例文
①上司の場合
上司に対して「お疲れ様でした」の敬語表現を使う時には、関係性に合わせて伝えることが大切です。日頃フランクに話せるような仲の良い上司に対しては、「お疲れ様でした」と伝えましょう。重役も参加するような会議や打ち合わせの際には、「お疲れ様でございました」が適しています。
- ・お疲れ様でした。明日もまたよろしくお願い致します。
- ・以上で○○会議を終わります。お疲れ様でございました。
上司|「お疲れ様でした」の敬語表現を使った例文
②目上の相手の場合
目上の相手に「お疲れ様でした」の敬語表現を用いる時には、具体的な謝辞の言葉を添えるのがおすすめです。また、締めの言葉として「今後ともよろしくお願い致します」と添えると、ポジティブな印象を与えられます。これからも関係性を築いていきたいという意思を、目上の相手に伝えることができますよ。
- ・先日は大変お世話になりました。○○様のおかげでイベントを成功させることができ、感謝しております。
- ・この度はお力添えを賜りありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
目上の相手|「お疲れ様でした」の敬語表現を使った例文
③社外の相手の場合
社外の相手に対して「お疲れ様です」の敬語表現を用いる時には、より丁寧な伝え方をしましょう。ビジネスで良好な関係が築けるように、感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
- ・先日は弊社主催のイベントにご尽力頂き、ありがとうございました。
- ・昨日は新店舗オープンの際に、大変お世話になりました。○○様のおかげで、予想人数より多くのお客様に足を運んで頂くことができました。
社外の相手|「お疲れ様でした」の敬語表現を使った例文
「お疲れ様でした」の言い換え
ここまで、「お疲れ様でした」の敬語表現を使った例文をご紹介しました。いつも同じ言い回しでは語彙がない人と思われてしまう可能性があるため、適度に言い換えることをおすすめします。「お疲れ様でした」の敬語表現を言い換える時には、相手と自分の関係性を考慮することが大切です。
①ご苦労様でした
1つ目の言い換えは、「ご苦労様でした」です。「ご苦労様でした」は相手を労う表現ですが、自分よりも目上の相手に対して用いると失礼になります。必ず年下や後輩などの、自分よりも目下の相手に向けて使うようにしてください。
以下の記事では、ご苦労様の意味や語源をご紹介しています。使い方や言い換え・お疲れ様との違いについても知ることができますので、ぜひご覧ください。
②お世話様でした
2つ目の言い換えは、「お世話様でした」です。手伝ってもらったりお世話になったりしている相手に向けて、お礼を述べる時に用います。感謝の気持ちを伝えることができますが、フランクな挨拶としての意味があるため、上司や目上の相手に対して使うのは不向きです。
③お先に失礼致します
3つ目の言い換えは、「お先に失礼致します」です。自分の方が相手よりも先に帰ったり、その場を立ち去ったりする時に用いる表現です。
「お先に失礼致します」は、「お疲れ様でした」「それではまた、お元気で」といったニュアンスで使います。以下の記事では、失礼いたしますの使い方や例文をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
④ご足労おかけしました
4つ目の言い換えは、「ご足労おかけしました」です。「ご足労おかけしました」は自宅・店舗・会社などに来てくれた、目上の相手に向けて使う敬語表現です。「わざわざお越し頂きありがとうございます」という気持ちを、丁寧に伝えることができますよ。
以下の記事では、ご足労の意味をご紹介しています。類語や使い方についても知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
「お疲れ様でした」の敬語表現を知って正しく使おう!
「お疲れ様でした」は正しい敬語表現なのですが、目上の相手に対して使うには相応しくないと考える人もいます。敬語表現でとても大切なのが相手に敬意を伝えることなので、使い方に注意するようにしてください。「お疲れ様でした」の敬語表現を知って、正しく使いましょう。
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