雇用保険番号とは?被保険者番号の書類がない・わからない時の調べ方も
今回は、「雇用保険番号とは?」をテーマに、被保険者番号の書類がない、わからない時の調べ方も併せて紹介していきます。また、どこに書いてあるかわからない時や確認方法、桁数、紛失した時にハローワークで再発行してもらう手続き方法についても言及していくので、参考にしてみて下さい。
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目次
雇用保険番号とは?
雇用保険番号とは雇用保険に加入したら与えられる番号
雇用保険番号とは、雇用保険に加入したら与えられる番号の事です。雇用保険に加入すれば、一人ずつ個別の番号を与えられます。「雇用保険」というのは、失業した時にもらえる「失業保険」の事でもあります。会社に雇われ、週20時間以上働いている人は、強制的に加入させられる保険になります。
雇用保険の加入は、自分で手続きをするものではなく、法律で決まっている事でもあるので、会社側が基本的に手続きするというのもポイントです。また、加入すれば、必然的に毎月の給与から天引きされるというのが一般的です。雇用保険番号がどこに書いてあるかは、また後に紹介していきます。
雇用保険番号の桁数は4桁6桁1桁の合計11桁
雇用保険番号とは、4桁6桁1桁の計11桁から成り立っています。書類によっては、同じ11桁で書かれている事業者番号も書かれているケースも多いので、雇用保険番号と混同しないように注意する必要性があるのも事実です。その為、どこに書いてあるかを確認する際には、この2つの番号を見間違う可能性も否めません。
見誤って記入してしまった場合には、再度、ハローワークに出向かなければならないという事にもなりかねませんので、この2つの番号を混同しないように注意してください。どこに書いてあるかを知っておけば、この2つの番号を見誤るという事も防げて、いざという時にも二度手間を防ぐ事も可能となるはずです。
一度でも加入すれば生涯転職しても番号はそのまま変わらない
一度でも雇用保険に加入した実績があれば、生涯その番号は、変わる事はありません。その為、転職したとしてもその番号は引き続き使う事ができます。その為、退職する際に貰う雇用保険被保険者証を転職先に提出する必要があります。また、当たり前ですが、2つの雇用保険に同時に加入するという事もできません。
2つの雇用保険に加入するというのは、法律でも禁止されている事なので、そういう意味でも法に触れてしまう懸念もあります。ここに、雇用保険の加入条件を詳しくまとめた記事があるので、この記事により、手続きや加入条件、パートやアルバイトの場合にはどうしたらいいのか迷った時の参考にしてみて下さい。
雇用保険番号が記載された書類はいつもらえる?
退職時に会社から渡される
雇用保険番号が記載された書類を貰うというのは、一般的には、退職時でしょう。雇用保険番号が記載されている「雇用保険被保険者証」は、会社側が保管しているので、退職時に本人に手渡しされるのが通例です。雇用保険被保険者証は、基本的には本人が保管しているというのが本来の形です。
しかし、様々な事務手続きの効率化を図る為に、会社に席を置いている間は、会社側に預かってもらっているというのが実際の所です。その為、本人が退職するという事であれば、会社側は、速やかに本人に返却する義務があります。また、これは本人自体も把握しておく必要があるのは、明らかです。
雇用保険被保険者証が返却されなかった時は速やかに返却してもらう必要あり
先ほども説明しましたが、本来であれば、雇用保険番号が記載された雇用保険被保険者証を退職時には、速やかに返却する義務があるというのは説明しましたが、そうであっても場合によっては、返却しないケースがあるのも事実です。しかし、次の転職先が決まっている場合などには転職先に速やかに提出する必要があります。
その為、できるだけ早く手元に持っておかなければならないという事も事実です。もし、以前の会社側が忘れていたなど気付いていない場合には、直接連絡を取るなどして、速やかに返却してもらって下さい。ここに、雇用保険受給資格者証のもらい方や紛失した時の対処法をまとめた記事があるので、読んでみて下さい。
雇用保険番号が必要になるシーンは?
雇用保険番号が必要になるシーン①退職時
雇用保険番号が必要になるシーン1つ目は、退職時です。退職したら、次の転職先が見つかるまでそれまで支払ってきた雇用保険を使って失業手当を貰う事ができます。その時の手続きで必要になるのが、この雇用保険番号なんです。退職した時には、自分でハローワークに出向き、雇用保険受給の手続きを行う必要があります。
また、失業している間に、ハローワークで行われている教育訓練を受けるという場合には、その間、教育訓練給付金を受け取る際にも必要となります。どこに書いてあるかわからない場合には、ハローワークに行けば教えてもらえるので、そういう意味でも退職してからできるだけ早めにハローワークに出向きましょう。
ハローワークは、毎日、大勢の人が来る場所でもありますので、行くのが億劫に感じる人も多いと思いますが、それでも行って手続きを行わなければ当たり前ですが、失業保険を貰う事はできません。その為にも、出来るだけ早めに行って、適切な手続きをするというのは大事になってくると思います。
雇用保険番号が必要になるシーン②転職時
雇用保険番号が必要になるシーン2つ目は、転職時です。転職する際には、雇用保険への再加入が必要となります。雇用保険への加入の事務手続きは、会社側ここでは、転職先の人事や総務の人が代行してくれるケースがほとんどですので、採用日の翌月10日までに雇用保険番号が記載された書類の提出が必要となります。
その為、以前の会社を退職した時点で、次の転職先が決まっているという場合には、採用日を考慮して、できるだけ早く雇用保険番号が記載された書類が手元にあるというのが条件となります。そういう意味でも、以前の会社からまだ、書類を貰っていないという場合には、速やかに連絡を取って、手に入れておく必要があるのです。
ここに、初めてハローワークに出向く際に、必要となるものをまとめた記事があるので、必要な持ち物などの必要書類をこの記事を参考に、確認してみて下さい。
雇用保険番号・被保険者番号を確認する方法は?
雇用保険番号・被保険者番号の調べ方①雇用保険被保険者証で確認する
雇用保険番号・被保険者番号の調べ方1つ目は、雇用保険被保険者証で確認するというものです。会社側は、新入社員が入社してくると、雇用保険に加入する為の書類をハローワークに提出します。その手続きが終わると、会社側にハローワークが「雇用保険被保険者証」を渡します。
これは、社員が雇用保険に加入していると証明する書類でもありますので、ここには、被保険者番号をはじめ、生年月日や名前の記載がしてあります。その為、雇用番号を調べる際に、どこに書いてあるかわからないという場合にもこれを見れば、一目瞭然です。
どこに書いてあるかわからない場合には離職票を確認
雇用保険番号・被保険者番号の調べ方2つ目は、離職票を確認する方法です。退職する際には、会社から離職票を貰うと思います。会社から貰う離職票は、ハローワークに提出する事で失業保険を貰う事ができる大切な書類でもあります。逆を言えば、これがないと、ハローワークでの手続きが出来ないという事になります。
この離職票には、あなたの最近の給料などの記載があります。また、離職票の一番上には、雇用保険番号と事業所番号の記載がありますので、離職票も雇用保険番号を確認する調べ方の一つとなります。しかし、先程も説明しましたが、事業所番号と雇用保険番号の桁数が同じなので、見間違いには注意しましょう。
退職後7年経過した時点で雇用保険番号が変わる可能性がある
先ほどまで、雇用保険番号を確認する方法を紹介してきましたが、退職してから7年が経過している場合には、ハローワークでのデータが抹消されているケースもあるので、再発行の手続きが必要なケースも多いものです。その為、退職後、7年が経過している場合には、新しい雇用保険者番号が割り振られる可能性が高いです。
結婚や妊娠を機に退職してから、育児がひと段落した時点で再度、就職しようという場合には、新しい被保険者番号を発行してもらう為にもハローワークで再発行の手続きを行う必要があるケースがあるというのは、覚えておく必要があるでしょう。また、雇用保険番号の調べ方を聞くついでに抹消されていないか確認しましょう。
そうする事で、二度手間になる事もないと思いますので、ハローワークに出向く際には、万が一の事を考慮して、雇用保険被保険者証の再発行に必要なものを持参していきましょう。ここに、被保険者証がない時の対処法を詳しくまとめた記事があるので、この記事により、雇用保険番号の調べ方を学んでみて下さい。
被保険者証がないときの対処法も 雇用保険番号とは?ハローワークにて再発行してもらいたい時の手順や必要な物は?
ハローワークで申請する申請時間や曜日には指定がある
雇用保険番号を再発行するという場合、必然的に雇用保険被保険者証を再発行しなければなりません。申請場所は、ハローワークという事になります。ハローワークは、基本的に職業に関する行政サービスを行っている場所ですが、ハローワークを利用して雇用被保険者証を再発行するという場合には、曜日などの制限があります。
ハローワークは、基本的には平日にしか開いていない場合がほとんどです。また、平日であっても8:30~17:15の時間帯でしか申請出来ない事が多いので、まずは、管轄のハローワークに申請できる時間帯を確認してから行くというのが賢明でしょう。
しかし、どうしても平日仕事を休めないという人もいると思います。そんな時には、インターネットによる電子申請を利用するか、郵送による申請方法を利用するという手段もあります。この方法を使えば、わざわざ平日に会社を休んで行かなくても、簡単にできますよね。
雇用保険者証の再発行に必要なもの
- ・身分証明書
- ・印鑑
- ・以前勤めていた会社の名前や住所、電話番号がわかるもの
再発行に必要なもの
必要な物を持参して、最寄りのハローワークに行き、雇用被保険者証の再発行で訪れた旨を伝えると、「雇用被保険者証再発行申請書」という書類の記入を求められます。そして、その書類に必要事項を記入し、申請すると10分程度で再発行は完了します。
再発行が必要なケースは、何も紛失した時だけではありません。例えば、誤って破ってしまった場合や先ほども触れましたが、退職してから一定の年月が経っているケースなど様々です。
ハローワークでの再発行の手順
- 1ハローワークに出向き、雇用被保険者証の再発行に来た旨を伝える
- 2必要書類に記入し、申請する
- 3本人の確認が取れれば、再発行完了
ハローワークでの再発行の手順
ハローワークというのは、全国どこでもオンラインでつながっているので、そういう意味でもどこのハローワークに行っても基本的に再発行は可能となります。また、申請すれば、即日発行してもらえるというのも助かりますよね。しかし、当たり前ですが、必要書類に不備があれば申請できません。
その為、しっかりと持ち物を確認してから、ハローワークに出向くというのは大事になってきます。二度手間を防ぐ為にも、しっかりと持参する物の確認はして下さいね。ここに、退職時に保険証返却の方法を紹介している記事があるので、退職時に被保険者番号を確認する方法と併せて読んでみて下さい。
雇用保険番号を確認するのは基本的に退職や転職の時期のみ
今回は、「雇用保険番号の調べ方」をテーマに、被保険者番号が必要となるケースやわからない場合の確認方法なども併せて紹介してきましたが、いかがでしたか?また、桁数やどこに書いてあるのかまで、詳しく紹介してきました。被保険者番号をはじめ、雇用保険番号が必要となるのは、退職や転職の時のみです。
その為、逆を言えばこれらの経験がない人にとっては、そんなに気にする必要もないというのも事実です。基本的には、会社側が保管しているケースが多いので、紛失するという事もありませんし、その書類を使って何かをするというのも基本的にはないでしょう。しかし、いざという時の為に、知っておいた方が良いのも事実です。
その為、今回紹介してきた内容を基に、ぜひ転職する機会や退職後の手続きなどを行う際には、この記事を参考に、雇用保険番号の調べ方をはじめ、どこに書いてあるかを今一度、確認してみて下さい。そうする事で、いざという時に焦る事無く、適切に対処していけると思います。
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