ハローワークの持ち物|初めてのハロワや失業保険の認定日に必要な物は?

初めてハローワーク(ハロワ)を利用する時の必要な持ち物や登録の仕方をご存知ですか?また、会社を退職するとハローワークで失業保険の手続きを行うことになります。手続きを円滑に進めるため、失業認定の手続きを行う際に必要となる写真等の必要書類や必要な物、手続きの流れなどを見ていきましょう。

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ハローワーク(ハロワ)でできることとは?

ハローワーク(ハロワ)でできること①ハローワークに登録して仕事を探す

握手する男性

厚生労働省が全国に設置しているハローワーク(公共職業安定所)では、どんなことができるのかをご紹介します。1つ目は、「無料で仕事を探すことができる」ことです。近年は「仕事を求める者(求職者)1人に対して何件の求人があるのか」を表す経済指標のひとつである「求人倍率」も高い状態が続いています。

今から9年前の平成21年には、前年に起きたリーマンショックの影響で「働きたい人の半分以下しか仕事が無い状態」が続いた時期があり、就職氷河期とも言われました。現在の「求人倍率」のいい状態は、経済に活気があるということです。求職者にとっては仕事を探しやすい状況となっています。

初めての就職を考えている方は、まずはハローワークに登録をして無料で仕事を探してみましょう。求人検索でハローワークを利用する場合は、住所地に関係なくどこの地域でも利用できます。ハローワークでは多くの求人情報が開示されていますので、求人数、通勤地、給与、福利厚生など企業の情報を確認してみましょう。

ハローワーク(ハロワ)でできること②無料相談窓口で職業相談ができる

メモする男性

ハローワーク(ハロワ)でできること2つ目は、「無料相談窓口で職業相談ができる」ことです。ハローワークに求職登録していなくても自宅のインターネットから求人情報の閲覧はできますが、登録の有無によって閲覧できる情報量が変わってきます。

気になる企業を見つけた場合や自分に合った適職が見つからない悩みなど、直接ハローワークを訪れて窓口で職業相談をしてみましょう。相談窓口では、就職や転職に関する悩みや不安がある時に相談することができます。面接の対策や履歴書の添削指導も相談できますので、進んで利用してみましょう。

気になる求人情報を見つけた時も、応募したい企業の情報や希望する条件等を具体的に相談できます。企業への質問事項などは、相談員が直接採用担当者へ電話をかけてくれます。早ければこの段階で面接日時が決まることがあります。面接が決まると、ハローワークからの紹介である事を証明する「紹介状」が発行されます。

ハローワーク(ハロワ)でできること③失業保険給付の申請ができる

書類を見る女性

ハローワーク(ハロワ)でできること3つ目は、「失業保険給付の申請ができる」ことです。会社を退職し、次の勤務先が決まっていない場合は新しい仕事が見つかるまでに無職の期間が発生します。無職の期間中、生活の心配をせずに安心して転職活動ができるよう、失業保険が給付されます。


失業保険を受給するためには、次の条件に該当している必要があります。1つ目は、積極的に働く意思と能力があり、適職の紹介にいつでも応じられるが就職できない「失業の状態」にあることです。2つ目は、離職の日以前2年間に賃金の支払いの基礎となった日数が「11日以上ある月が通算して12か月以上」あることです。

12か月以上ない場合は、離職の日以前1年間に通算して被保険者期間が6か月以上でも受給資格が生じます。受給の期間は、原則として離職の日の翌日から1年間ですが、妊娠や出産、育児、疾病等の理由で30日以上職業に就けない場合は、本来の受給期間1年に「働くことができない期間(最長3年間)」がプラスされます。

ハローワーク(ハロワ)でできること④待期期間中でも求職活動できる

カレンダー

ハローワーク(ハロワ)でできること4つ目は、「待期期間中でも求職活動できる」ことです。離職すると、ハローワークに失業保険の申請をすることになります。(退職後に会社から送られてくる「離職票1及び離職票2」が必要となります)離職票が自宅に届いても、「待期期間」を経過しなければ失業保険は給付されません。

支給の開始は、解雇や契約満了で退職した場合は、離職票を提出し求職を申し込んでから「7日間の失業している日(待期)」が経過した後となり、自己都合や懲戒解雇の場合は、離職票を提出し求職を申し込んでから「7日間の失業している日(待期)プラス3か月(給付制限と言います)」が経過した後となります。

退職理由に関わらず、誰でも7日間は待期期間となります。この待期期間中に働いてしまうと後々面倒なことになりますので、働かない方がよいです。早く職に就きたい方は、待期期間中にも求職活動することはできます。ただし、失業保険受給期間中の求職活動としては認められませんのでご承知おきください。

ハローワーク(ハロワ)を利用するまでの流れ

ハローワーク(ハロワ)を利用するまでの流れ①初めて利用する場合

形態を持つ女性とメガネ

ハローワークでは求人検索や窓口相談ができますが、これらを利用するためには、はじめにハローワークへの登録が必要となります。初めてハローワークを利用する場合は「求職申込書」という書類を記入します。

「求職申込書」に記入する代表的な事項は、自分が希望する仕事(例:事務職・営業・製造など)や希望する就業形態(正社員・パートなど)、希望する勤務時間、希望の収入、今まで経験した仕事内容(職務経歴)、学歴などです。あらかじめ、記入に必要な情報を準備しておくと手続きを円滑に進められます。

求職申込書を提出すると「求職番号」が記載された「ハローワークカード」をもらえます。カードをもらえると全てのハローワークで求人サービスを受けられます。また、登録完了後はハローワークのパソコンで求人を検索できるようになります。新着の求人や条件(勤務地・職種・給与等)を設定し検索することが可能です。


ハローワーク(ハロワ)を利用するまでの流れ②失業保険の手続きを行う場合

ぶた貯金箱と笑う女性

失業保険の手続きを行う場合は、受給手続きをする本人が、住んでいる地域を管轄するハローワークへ必要書類を持っていきます。提出された書類等により受給資格の確認と決定が行われます。次に「雇用保険説明会」に参加し受給手続きの進め方や就職活動等についての説明を受けます。

説明会は、待期期間満了後となる場合もあります。雇用保険説明会では「受給資格者証などの必要書類」が手渡されますので大切に保管しましょう。受給資格者証は、認定日毎に提出となる必要な物です。次に「失業の認定」が行われますが、失業の認定は「待期期間」が満了してからとなります。

「認定日」(原則は4週間に1回)にはハローワークへ行きますが、失業の認定には就労の有無や求職活動の実績等の確認作業があります。認定がされると、約1週間程度で失業手当が口座に振り込みされます。また、待期期間経過後に早期に安定した職業に就いた場合は「再就職手当」が支給されます。(一定の要件が必要です)

初めてハローワークを利用する時の持ち物は?

初めてハローワークを利用する時の持ち物①ノート・筆記用具

パソコンと書類を見る男女

初めてハローワークを利用する時の持ち物は、メモを取るために簡単なノートや筆記用具があると便利です。ハローワークが開庁している一般的な時間については、平日8時30分から17時15分までとなりますので、余裕をもって訪れましょう。

初めてハローワークを利用する時の持ち物②携帯電話

携帯をいじる男性

初めてハローワークを利用する時の持ち物で、あると便利なのが「携帯電話」です。気になった企業のホームページを検索しその場で情報を入手することができます。その他必要な物や持ち物は特にありません。服装については、普段着で問題ありませんので、リラックスして訪れましょう。

ハローワークで失業保険の手続きをする時の持ち物は?


ハローワークで失業保険の手続きをする時の持ち物①離職票などの必要書類

ノートと小物

ハローワークで失業保険の手続きをする時の必要な物や持ち物は何点かあります。必要書類は「離職票1・離職票2」「個人番号確認書類及び身元確認書類」「本人名義の預金通帳」です。

個人番号確認書類は(個人番号カード・個人番号通知カード・住民票記載事項証明書)のうち、いずれか1種類が必要です。身元確認書類は(運転免許証・運転経歴証明書・個人番号カード官公署が発行した身分証明書・写真付きの資格証明書)のうち、いずれか1種類が必要です。

身元確認書類で、運転免許証等がない場合は、公的医療保険の被保険者証の原本、年金手帳の原本のうち、異なる2種類が必要です。コピーは不可となります。

ハローワークで失業保険の手続きをする時の持ち物②写真2枚と本人の認印

パソコンをする女性

その他に必要書類と共に持っていく持ち物は、写真2枚と認印です。写真は、最近の写真で正面上半身のもの。サイズは縦3センチ・横2.5センチとなります。認印は、シャチハタ不可です。

失業保険の認定日にハローワークで必要な物や持ち物は?

失業保険の認定日の必要な物と持ち物①初回認定日の場合

ノートとコーヒー

失業保険の初回認定日の必要な物と持ち物は、「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」「印鑑」です。初回認定日までにすべきことは、失業認定報告書への記入と求職活動1回です。本来求職活動は2回以上必要ですが、説明会への参加が1回の求職活動と見做されますので初回認定の時は求職活動1回で大丈夫です。

失業保険の認定日に必要な物と持ち物②2回目以降の認定日の場合

ラテとノートに書く人

失業保険の2回目以降の認定日に必要な物と持ち物は、初回認定日同様に「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」「印鑑」が必要な持ち物ですが、「求職活動2回以上の実績」も必要になります。必ず求職活動の実績を作っておきましょう。活動すると「雇用保険受給資格者証」に印鑑を押してもらえます。

また、前日までに「失業認定申告書」へ求職活動実績を記入しておきましょう。2回目からは、各自で求職活動した内容を書かなければなりません。必要書類を忘れると認定が受けられない可能性がありますので、忘れずに記入し当日持っていきましょう。

ハローワークのセミナーや講習の持ち物は?

ハローワークのセミナーや講習の持ち物①必要となるもの

電話する女性

ハローワークのセミナーや講習の持ち物はいくつかありますので、内容を確認しておきましょう。必要になるものは「受給資格者のしおり」「ハローワークカード」「職業講習会参加表」です。講習は、失業保険の手続き後に行われ、求職の活動を1回したものとしてカウントされます。

ハローワークのセミナーや講習の持ち物②あると便利なもの

手帳とパソコン

ハローワークのセミナーや講習の持ち物として他に持っていくものは、筆記用具や就職活動状況確認書、求人票です。説明を聞くときに持っていると便利です。

ハローワークを利用する際の持ち物を完璧に!上手に活用しましょう!

スーツを着る女性

今回は、ハローワークへ初めて行く時にあると便利な持ち物、失業保険の認定日に持っていく必要書類、セミナー・講習で必要な物、求人登録などハローワークでできること、ハローワークを利用するまでの流れ等をご紹介しました。初めてハローワークへ行かれる方は不安や緊張があるかもしれませんが、リラックスしましょう。

また、せっかくハローワークを訪れても、必要書類などの持ち物を忘れてしまうと給付手続きができない等のトラブルが起きかねません。手続きに行かれる際は持ち物に十分気をつけることが大切です。ハローワークを上手に利用していきましょう。

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