マンパワーの意味や類語とは?manpower不足/投入/確保
マンパワー(manpower)とはIT業界などで使われている用語で、「マンパワー不足」「マンパワーを投入」「マンパワーの確保」など聞きますね。はっきりと意味がわからないけど今更聞けない...という方もいるはずです。 マンパワーとは、どんな意味でどんな時にどのように使うのか、類語など詳しく説明します。
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目次
マンパワー(manpower)の意味とは?
マンパワー(manpower)の意味とは仕事に投入できる人材

マンパワー(manpower)とは、「仕事に投入できる人材」「人間の労働力」を意味します。会社から見た視点では、「人的資源」「働くことのできる人員の数」「働きによって得る貢献的な力」という意味もあります。
また「会社に貢献できる人材や力」という意味でも表現されるため、「会社の現状で利益を出すことのできる仕事の量」をいう意味でも表現されます。
マンパワー(manpower)がよく使われる理由は人手・労働力不足

日本の少子化、高齢化が進む現代で人手不足の問題は深刻で、テレビ番組でも取り上げられていますね。簡単にいうとマンパワー(manpower)とは、「人手」、「人間の労働力」という意味です。そのため「人手(労働力)が足りない」事を「マンパワーが足りない」というようによく表現されてます。
企業・ビジネスのマンパワー(manpower)は優秀な人材の確保も含む

マンパワー(manpower)には、スキル、技術、というような経済的能力の価値、「どれだけの人の労働力を確保することによりどれだけ会社貢献できるか」、「人材がどれだけ会社の利益に結びつけることができるか」という意味合いも持ち合わせています。
企業・ビジネスにおいて、労働力を確保し、できるだけ優秀な人材を投入することが重要となり、人が多ければその分多くの仕事を受けることができ、利益も大きく向上します。そういった意味を含め、「マンパワー(manpower)を確保する」など表現されています。
介護福祉業界の「福祉マンパワー」・看護業界の「看護マンパワー」

福祉、介護業界の現場では、福祉ボランティア、施設職員、障がい者相談員、社会福祉士、介護福祉士などのさまざまな職種があり、介護福祉を行う職場で働く人たちを「福祉マンパワー」と呼びます。
さまざまな形態の施設など設置されているものの、仕事に対し賃金が安い、職場環境が悪い、などなかなか福祉に対する評価が向上せず、マンパワーの不足がよく使われているのでこれからマンパワーの確保と投入が課題の職業です。
看護業界も同様、専門的な医療知識が必要となる職種である業界です。介護業界ほどではありませんが、人手不足が問題として上がっています。看護業界で働く人たちは「看護マンパワー」と呼ばれています。
マンパワー(manpower)の語源とは?
由来は英語から|マンパワー(manpower)の語源

マンパワーはアルファベットで「manpower」と書き、英語が語源です。英語のman(人間)とpower(力)をつなぎ合わせた言葉で、manpower=人間の労働力となるのです。manの多くは男性を意味しますが、マンパワーの場合は男性だけではなく、女性を含めた働くすべての人間を意味します。
海外ではヒューマンリソース(human resources)

海外で使う場合「マンパワー(manpower)」でも通じるようですが、英語圏での表現は「ヒューマンリソース(human resources)」が一般的なので「human resources」と表現した方が意味が伝わりやすいです。同じような意味を持ち合わせていますが、マンパワーと類語ではありません。
「human resources」は、human(人間)、resources(資源、供給資源)は人的資源、経営資源、会社が持つ資源という意味合いになります。マンパワーと少し違い、ただの労働力という意味だけではなく、知識労働やノウハウを活かした仕事など人材の労働力も含めた言葉です。
ビジネスの現場の人事部、人事担当役員に当たる方は肩書として「Human Resource」の略称「HR」と表現されることも多いので、覚えておくと役立つこともあるでしょう。
マンパワー(manpower)の使い方・例文は?
マンパワー(manpower)の使い方は組み合わせる言葉で決まる

マンパワー自体の言葉が主に、「人手」、「労働力」の意味を表すので似たような表現になりますが、組み合わせる言葉で意味合いが変わります。
例えば、人手不足で「現在ある仕事に対し一時的に人手を借りる」という場合、「一時的にマンパワーを補充する」と表現し、「現在ある仕事だけでなく人手を入れたい」場合、「マンパワーを投入する」と表現することで伝わります。
ただ、あまり「マンパワーが足りない」と多用してしまうと状態によっては力不足と判断されかねないので注意が必要な言葉ですね。また、マンパワーは「人手」という意味ですが、「人手に渡る(他人の物になる)」の人手とは意味が異なり、働く人間自体という意味合いになります。
マンパワー(manpower)を使った例文①不足

マンパワー(manpower)の使い方・例文の1つ目は、「マンパワーが足りていない」です。プロジェクトを進める上で、人手が足りていない、労働力が足りていないという場合などに表現されます。例文は「このプロジェクトを成功させるには、マンパワーが不足している」というようなものが考えられます。
マンパワー(manpower)を使った例文②確保

マンパワー(manpower)の使い方・例文の2つ目は、「マンパワーの確保」です。人手不足で納期に遅れて、取引先の信頼を失うわけにはいかない、人手を確保することの重要性を表す場合に表現されます。例文は「今はマンパワーの確保が重要である」というようなものが考えられます。
マンパワー(manpower)を使った例文③投入

マンパワー(manpower)の使い方・例文の3つ目は、「マンパワーの投入」です。新たな人材を投入して、今ある仕事、作業などを無事終わらせる、というときに表現されます。「マンパワーを投入して乗り切る」というようなものが考えられます。
マンパワー(manpower)の類語は?
マンパワー(manpower)の類語①人手

マンパワー(manpower)の類語の1つ目は、「人手」です。仕事や作業をする上でマンパワーと表現されています。日常生活でも「人手が足りない」、「人手を借りる」など、よく使われている言葉ですね。また同じ意味を持つ「人員」も類語といえます。
マンパワー(manpower)の類語②労働人口

マンパワー(manpower)の類語の2つ目は、「労働人口」です。働いて所得を得る人、経済活動をしている人々をいいます。また「労働力」、「有力労働力」、「稼働人口」という利用できる労働の力の言葉もマンパワーとして使われているため類語といえます。
マンパワー(manpower)の類語③人力

マンパワー(manpower)の類語の3つ目は、「人力」です。肉体的、精神的にも人の力を表しマンパワーとして使われています。
また人間の力を意味する「ヒューマンパワー(human power)」も類語です。「人間力」、「ヒューマンパワーを身につける」など、その人の「人間としての能力」を表す言葉の意味合いで使われています。
マンパワー(manpower)以外に知っておきたいビジネス用語は?
知っておきたいビジネス用語①ブレスト

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の1つ目は、「ブレスト」です。ブレストとは、アレックス・オズボーン氏が考案したミーティング方法です。
ブレインストーミングを略したビジネス用語で、少数人でテーマについて自由に意見やアイディアを出し合い、それぞれ出し合ったアイディアを掛け合わせて考えることで新しい方法、発想、施策、手法、戦略を導き出すことを目的としたミーティング方法です。「今からブレストでミーティングを行います」というように使います。
知っておきたいビジネス用語②フィードバック

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の2つ目は、「フィードバック」です。ビジネスにおけるフィードバックとは、業務(計画立案や実践行動など)について評価し、その結果をその業務した人に伝え返すことをいいます。
上司と部下の間、企業と顧客との間などで活用され、評価や結果を伝えることで反省点が見え教育的指導が行える、顧客が企業に意見や評価を伝えることができるという利点があります。
お互いがコミュニケーションをとることができ、モチベーションを上げ、効果的な改善、良いパフォーマンスができるようにするための行われるものです。「あのフィードバックのおかげで改善することができました」というように使います。
知っておきたいビジネス用語③プライオリティ

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の3つ目は、「プライオリティ」です。プライオリティとは、業務上の物事の重要度や緊急度を表すときに使う言葉です。英語でプライオリティは優先順位や優先権と言う意味で、ビジネス用語として使う場合も同じような意味になります。
「この案件はプライオリティ高めでお願いします」というように使い、優先度は高い、低いと表されます。プライオリティが高い仕事とは「優先的に片付けるべき仕事」、逆にプライオリティが低い仕事とは「後回し、すぐすぐにしなくてもいい仕事」となります。
ただ、「プライオリティが低い」と言われたからといって、「重要な仕事ではない」という事ではないので後回しにしすぎないよう注意してくださいね。
知っておきたいビジネス用語④ニーズ

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の4つ目は、「ニーズ」です。ニーズとは、需要、求め、要求、必要を意味する言葉です。仕事上で必要なもの、欠けているのも、理想的な状態と現状のさまざまな不満などと比較したギャップのことをいいます。
ニーズはウォンツ(欲求)混合されやすいですが、ニーズは「~だから困る」という表現で、ウォンツは「~だから欲しい」という表現になります。また、潜在ニーズとはお客様などが自分で気がついていないニーズをいいます。「クライアントのニーズを満たすためならどんな大変なことでもやります」というように使います。
知っておきたいビジネス用語⑤ネゴシエーション

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の5つ目は、「ネゴシエーション」です。ネゴシエーションとは、協定、交渉、話し合いを表す言葉で、契約を決めるときなど交渉により上手く課題を解決し成功させることや、合意、お互い納得できる条件や結果を導き出せる技術、手法、スキルの事をいいます。
ビジネスで大きな取引先との商談で重要なスキルでもあり、キャリアアップするには身に付けるべきスキルといえ、「ネゴシエーションスキル」ともいいます。また、ビジネスシーンでは「ネゴ」と略されることもあります。「この契約を進めたいので、少し明細をネゴシエーションしておきたい」というように使います。
知っておきたいビジネス用語⑥ボトルネック

マンパワー以外に知っておきたいビジネス用語の6つ目は、「ボトルネック」です。ボトルネックとは、生産工程や作業工程、システムなどにおいて、「品質や全体的な効率に悪い影響、問題がある部分」をいいます。上手くいかない原因を改善する際など生産やビジネスシーンで使われる用語です。
瓶(ボトル)の首(ネック)が細くなって出る量が少なくなっていることが由来しています。生産や作業の改善すべき問題について話し合う場合「納品数が目標数に達さないのは○○がボトルネックになっている可能性がある」というように使います。
意味を理解してマンパワー(manpower)を使おう
ここまで「マンパワー(manpower)」について詳しくお伝えしました。意味、使い方は理解していただけたでしょうか。マンパワーとは、簡単にいうと「人手」や「労働力」を表します。不足、確保、投入など言葉の使い方、企業から視点により、さまざまな意味を含めるということを覚えておくとよいでしょう。
マンパワーというような簡単そうなビジネス用語は見たままでだいだいの意味はわかっているとあやふやな知識で使い自分の首をしめかねません。上司の話や会社などで今まではなんとなく聞いていたマンパワーなどのビジネス用語もきちんと意味を理解することで、自身でも使うこともできますね。
ビジネス用語はまだまだたくさんあります。他のよく耳にするけど難しいビジネス用語、よくわかないと思っているものがあれば、覚えておくといざ言われたときに適切に対応できるので役に立つでしょう。状況によってマンパワーや類語を使い分けてくださいね。
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