名刺入れのポケットの使い方は？正しい入れ方＆しまい方・交換のマナーも

名刺入れの使い方は？

名刺入れの使い方①名刺をもらったとき・交換するときに使う

名刺入れの使い方1つ目は、名刺をもらったとき・交換するときに使うことです。当たり前ですが、用途は名刺の交換するとき、一時的に収納するために使います。また、名刺をキレイな状態で持ち運ぶための収納ケースの意味合いもあります。

名刺入れがない場合は一体どうなるのでしょうか。名刺は顔であると言われるように、ビジネスでは重要な意味を持ちます。名刺の渡し方で、相手の感じる印象や信用が大きく左右されるのです。そのため、名刺をポケットから出したり、曲がった名刺を渡すなどのマナー違反は言語道断となります。

名刺入れの使い方②中身に入れる自分の名刺は20～30枚程度

名刺入れの使い方2つ目は、中身に入れる自分の名刺は20～30枚程度です。ケースに入れる自分の名刺の枚数は20～30枚が適量だとされています。ケースの大きさによってはあまり入らない場合もありますので、あくまで目安として考えてください。

また、中に入っている自分の名刺の枚数を、ちゃんと確認する習慣を身につけておきましょう。交換するという肝心なときに、なくなっていたでは困ります。

名刺入れの使い方③シンプルなデザインで革製のものが無難

名刺入れの使い方3つ目は、シンプルなデザインで革製のものが無難なことです。さまざまなデザイン・色が売られています。ビジネス用に使う名刺入れであれば、無地などのシンプルなデザインで、色はブラック・ブラウン・ネイビーなどの地味なものを選びましょう。

女性の場合は、明るい色の名刺入れを選ぶのもいいでしょう。男性と違い、女性らしい華やかな印象があるためです。例えばグリーンやベージュ、深めの落ち着いた赤色などです。ただし、赤はかしこまった職種の場合は向いていないので注意しましょう。

ファッション系など業種によっては斬新なデザインでも問題な場合もあります。またアルミケースのタイプもありますが、ビジネスで使う場合にはふさわしくありません。ですが、プライベートや学生が使う分には問題になりません。ブランド物の名刺入れもありますが、あまりいい印象を与えないので、控える方が良いでしょう。

名刺入れの使い方④もらった名刺は入れっぱなしにせず整理する

名刺入れの使い方4つ目は、もらった名刺は入れっぱなしにせず整理することです。いくら名刺のケースといっても、入れたままはよくありません。きちんとした名刺ホルダーなどに移し替えてマネジメントしましょう。

もし入れっぱなしにしていると、きちきちになってポケットに入れづらくなりますし、相手の名刺が折れる恐れもあります。また、見栄えも悪く、間違えて他人や他社の名刺を出すというミスも起こりかねません。間違いを防止するためにも、もらった名刺はマネジメントすることを心がけましょう。

名刺入れの使い方⑤名刺交換のときにお盆の役割を果たす

名刺入れの使い方5つ目は、名刺交換のときにお盆の役割を果たすことです。交換の際、名刺はケースの上に乗せて交換します。名刺ケースをまるでお盆のように使って交換を行います。慣例上そうすることが多いので、名刺入れというアイテムはかかせません。

それに加えて、お盆のように使うことで、礼儀を示す・相手を尊重していることを伝える意味があります。また、お盆ではなく名刺の座布団と表現されることもありますが、意味はお盆と同じです。ですから、交換のときに名刺入れがないのは、それだけで失礼なことです。

名刺入れの入れ方・しまい方は？

名刺入れの入れ方・しまい方①決まった場所にしまう

名刺入れの入れ方・しまい方1つ目は、決まった場所にしまうことです。名刺入れはいつも決まった場所に収納するのがおすすめです。そうすると、スムーズに行えて焦らずに済むからです。

例えば、取引先などで今にも名刺交換が起きそうなときに、名刺が入っているケースがどこにあるか分からず、見つからなければ焦りますよね。かばんやポケットをごそごそして探す様子も格好がつかず、あまり印象が良くありません。そういったことを未然に防ぐために、いつも決まった場所に収納するのがおすすめです。

名刺入れの入れ方・しまい方②入れる場所はカバンか内ポケット

名刺入れの入れ方・しまい方2つ目は、入れる場所はカバンか内ポケットだということです。名刺入れを入れておく場所はカバンの中かスーツの内ポケットにしましょう。入れる場所はどちらでもよいですが、カバンが無難です。また、内ポケットならすぐに取り出しやすいです。

男性の場合は、内ポケットにしまうことが多いそうです。夏場は上着がないこともあるので、カバンの取り出しやすい場所に入れておきます。女性の場合は、内ポケットがないことも多く、カバンに入れておくことが多いです。

名刺入れの入れ方・しまい方③ズボンやスカートのポケットにしまわない

名刺入れの入れ方・しまい方3つ目は、ズボンやスカートのポケットにしまわないことです。お尻や腰の横などにありますが、そういった場所に収納するのはよくありません。名刺はその人の分身と考えられているためです。特にお尻の場合、相手の名刺の上に座ってしまうことになります。基本的に腰より下はやめましょう。

名刺入れの入れ方・しまい方④自分の名刺は一番量が入るところに入れる

名刺入れの入れ方・しまい方4つ目は、自分の名刺は一番量が入るところに入れることです。基本的に名刺入れは、手前のポケットと、量が入る大き目のポケットがついています。自分の名刺は多めに入れるので、一番大きなポケットに収納するようにしましょう。

名刺入れの入れ方・しまい方⑤相手の名刺は手前のポケットに入れる

名刺入れの入れ方・しまい方5つ目は、相手の名刺は手前のポケットに入れることです。名刺入れには大きいポケットと、手前に小さめのポケットがありますね。相手の名刺は、基本的に小さめのポケットにしまいます。もちろんもらった名刺はマネジメントを心がけましょう。

名刺入れの入れ方・しまい方⑥しまうときは一礼してから

名刺入れの入れ方・しまい方6つ目は、しまうときは一礼してからです。名刺を収納するタイミングは状況に応じて変化しますが、収納するときは名刺を胸の前に持ち、一礼してから収納します。その後、名刺入れは自分が決めている場所や胸ポケットにしまいます。

名刺入れの入れ方・しまい方⑦自分の名刺は逆さに入れておく

名刺入れの入れ方・しまい方7つ目は、自分の名刺は逆さに入れておくことです。逆向きにすると、出したときに自然と、相手が読みやすい向きで名刺を出すことができます。そのため、自分の名刺は逆さの状態で入れておくとスマートに取り出せます。

名刺交換のマナーは？

名刺交換のマナー①名前やロゴの上に指を置いて受け取らない

名刺交換のマナー1つ目は、名前やロゴの上に指を置いて受け取らないことです。自己紹介もかねているため、ロゴや名前を隠すのはよくありません。受け取る際は相手の名前などがよく見えるように気を付けて受け取りましょう。

また、机が間にある状態で交換するのはマナー違反と考えられています。名刺交換は、机の横に移動するなど、間に何も挟んでない場所で行うものです。机を挟むと失礼になるため気を付けましょう。

名刺交換のマナー②名刺を交換する順番を間違えない

名刺交換のマナー2つ目は、名刺を交換する順番を間違えないことです。ビジネス取引ではお金を支払う（発注者）側が目上、頂く（受注者）側が目下になります。そして交換の際は、1対1の場合、目下の者から率先して渡すことになります。また、複数人の場合は順番があります。基本的には立場が上の人から交換します。

では相手と自分の上司、自分と相手の担当者がいる、2対2の場合はどうでしょうか。まずお互いの上司と相手の上司、次に相手の担当者が交換します。その次に自分と相手の上司、次に相手の担当者が交換します。つまり、初めに偉い人が交換し、そして部下といった感じです。

名刺交換のマナー③もらった名刺は座席順に並べる

名刺交換のマナー3つ目は、もらった名刺は座席順に並べることです。名刺をもらった後はすぐにしまわずに、机の上に置いておきます。置く位置は正面ではなく少し左にずらします。名刺を置く順番は座席順に並べるのがマナーです。

ときには、机がなかったり置くスペースがないこともあります。その場合は名刺を置けないため、そのまますぐに名刺入れに収納します。

名刺交換のマナー④基本的にもらった名刺をしまった後は再度取り出さない

名刺交換のマナー4つ目は、基本的にもらった名刺をしまった後は再度取り出さないことです。名刺をもらった後、タイミングを見て名刺を収納することになりますね。しまった後は、基本的に再び取り出して見るのはマナー違反とされています。

名前が覚えられない、忘れそうだなと感じるなら机の上に置いておくのがおすすめです。交換する際には机が大体ありますので、しまわずに確認しながら話しても失礼にはなりません。

名刺交換のマナー⑤名刺は相手より低く持つこと

名刺交換のマナー5つ目は、名刺は相手より低く持つことです。交換の際、相手と自分が名刺を持った状態になりますね。そのとき、相手が出した名刺よりも低くして渡すことで、謙虚さを出すことができます。

名刺入れはビジネスでは重要なアイテム

以上が名刺入れの使い方や交換でのマナーについてでした。名刺入れはビジネス上で信頼関係を築いていく上で欠かせないアイテムです。なので、持っていない・名刺交換におけるマナーが目に余るようだと、それだけで取引に支障が出る恐れもありますので、注意しましょう。

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