未曾有の意味は危機・災害?読み方や語源・使い方の例文も

未曾有と言う言葉の意味・読み方・語源について知っているでしょうか。物事の頻度を表す言葉です。ニュースや時事で使われることが多い言葉でもあります。この記事では、未曾有の使い方や例文などまとめていますので、知らない方は一度見てみませんか?

未曾有の読み方・意味

未曾有の意味と読み方①読み方とは「みぞう」

読み方

未曾有の意味と読み方1つ目、漢字の読み方は「みぞう」です。未曽有という言葉を聞いたことがあるでしょうか。一体どんな意味があるか想像がつきますか?未曾有とは、多い・少ないといった、頻度を表す言葉です。そんな未曾有という言葉の正体に迫っていきましょう。

未曾有の意味と読み方②意味とは今までに一度もないこと・極めて珍しいこと

今までに一度もない

未曾有の意味と読み方2つ目、意味とは今までに一度もないこと・極めて珍しいことです。未曾有という言葉は「非常に稀である」という物事が起こる頻度を表しています。未曾有の~という使い方をするのが一般的です。私たち一般人はあまり見聞きしない言葉ですが、政治家などの公人が使うことが多いです。

未曾有の意味と読み方③十二分経という意味もある

十二分経

未曾有の意味と読み方3つ目は、十二分経という意味もあることです。十二分経とは仏教用語で、仏教経典を12に分類したものの呼び名です。分類は、仏様・如来様の説法の内容や形式を基準に分けられているそうです。

    十二分経の12分類

  1. 1修多羅(しゅたら)
  2. 2祇夜(ぎや)
  3. 3和伽羅(わがらな)
  4. 4伽陀(かだ)
  5. 5優陀那(うだな)
  6. 6伊帝曰多伽(いていわったか)
  7. 7闍多(じゃーたか)
  8. 8毘仏略(びぶつりゃく)
  9. 9阿浮陀達磨(あぶだだつま)
  10. 10尼陀那(にだな)
  11. 11阿婆陀那(あばだな)
  12. 12優婆提舎(うばだいしゃ)

未曾有の語源とは?

未曾有の語源①仏教用語が発祥で良い意味で使われていた

仏教用語が発祥

未曾有の語源1つ目は、仏教用語が発祥で良い意味で使われていたことです。未曾有は、奇跡という意味のサンスクリット語「adbhuta」を大元の語源とし、それを漢訳した仏教用語です。本来の意味だと、仏様を尊んだり、神秘さを称える言葉として使われていました。

未曾有の語源②鎌倉時代から悪い意味も指すようになった

鎌倉時代から

未曾有の語源2つ目は、鎌倉時代から悪い意味も指すようになったことです。日本に伝わったときは「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と、訓読みで読まれており、語源の仏教用語に近い使われ方をしていました。しかし、鎌倉時代から本来とは逆の未曾有の事件、未曽有の被害など悪い意味でも使われるようになりました。

未曾有の使い方・例文9選

未曾有の使い方・例文①未曽有の危機

危機

未曾有の使い方・例文1つ目は、未曽有の危機です。稀で滅多にない危機が起こったことを示す表現です。使い方としては、前例や経験がないことで全く予想できない、迫ってくる危機に対して使えます。

例文を挙げてみると「過去の新聞を見ると、未曽有の危機が起きたと書かれていた」「将来、未曽有の危機が訪れる可能性があるとテレビで見た」となります。滅多にないが備えるべき危機があることがわかりますね。

未曾有の使い方・例文②未曽有の災害

災害

未曾有の使い方・例文2つ目は、未曽有の災害です。今までで例のない災害が起きたことを示す表現です。使い方としては、遭遇したことがない、歴史上・観測上はじめての災害のことを話題にしたいときに使えます。

例文を挙げてみると「例の地震は、未曽有の災害だと言われている」「天候の不安定により未曽有の災害が起こった」となります。滅多に起きない災害が発生したことがわかります。

未曾有の使い方・例文③未曽有の不況

不況

未曾有の使い方・例文3つ目は、未曽有の不況です。かつてない不況が訪れたことを示す表現です。使い方としては、収入や作物、成果物など、何かの実入りが十分とは言えないとき、少なくて思わしくないと感じるときに使えます。

例文を挙げてみると「今年の不況は未曽有の不況と言われている」「テレビによれば、未曽有の不況が予測されるようだ」となります。だれも体験したことのないような不況が起こることがわかりますね。

未曾有の使い方・例文④未曽有の被害

被害

未曾有の使い方・例文4つ目は、未曽有の被害です。今まで見たことがないような被害が起きたことを示す表現です。使い方としては、今までに体験したことがない被害を受けたとき、見たときなどに使えます。

例文を挙げてみると「テレビで見た事故のニュースは未曾有の被害のようだった」「専門家によると未曽有の被害が予想された」となります。想像をはるかに超える被害が起こることが分かります。

未曾有の使い方・例文⑤未曽有の事件

事件

未曾有の使い方・例文5つ目は、未曽有の事件です。今までに例がない事件が起きたことをス召す表現です。使い方としては、今まで聞いたことがない事件、出来事を見聞きしたときなどに使えます。

例文を挙げると「去年は未曽有の事件が起きた年だった」「未曽有の事件となりそうな予感がした」となります。前例のない事件であることが分かりますね。

未曾有の使い方・例文⑥未曽有の混乱

混乱

未曾有の使い方・例文6つ目は、未曽有の混乱です。体験したことのない混乱があることを示す表現です。使い方としては、位までに経験がない騒動や混乱を見たとき・経験したときなどに使えます。

例文を挙げてみると「人々を未曾有の混乱に陥れた犯人が見つかることになった」「未曽有の混乱が起きるのが予測された」となります。想定を超える混乱に襲われることがわかりますね。

未曾有の使い方・例文⑦未曽有の事態

事態

未曾有の使い方・例文7つ目は、未曽有の事態です。全く前例や予想が立てられない事態になることを示した表現です。使い方としては、陥ったことのないトラブルや状況に出くわしたときなどに使えます。

例文を挙げてみると「未だかつてない未曽有の事態が起きることが予測された」「会社内にとっては未曽有の事態だった」となります。想定できない事態が起きることがわかりますね。

未曾有の使い方・例文⑧未曽有の大惨事

大惨事

未曾有の使い方・例文8つ目は、未曽有の大惨事です。今までに例をみないほど目も当てられない惨事になることを示す表現です。使い方としては、ひどい出来事に自分や他人が見舞われたときに使えます。

例文を挙げると「我が家は飼い猫のせいで部屋中が未曽有の大惨事となった」「私の人生史上、未曽有の大惨事となった」となります。予測できない大惨事が起こることが分かりますね。

未曾有の使い方・例文⑨未曽有の展開

展開

未曾有の使い方・例文9つ目は、未曽有の展開です。まだ誰も見たことがない・体験したことのない展開があることを示す表現です。使い方としては、誰も予想できない・見たことのない話の進み方をするときなどに使えます。

例文を挙げてみると「ドラマの未曾有の展開に目が離せなかった」「連載漫画では未曽有の展開が期待された」となります。斬新な展開が予想できることが分かりますね。

未曾有を言い換えるなら?

未曾有の言い換え①前例のない

前例のない

未曾有の言い換え1つ目は「前例のない」です。意味は以前に起きたことがないこと、今までの慣例がないことです。大抵のことは前例があるものです。私たちは知らないことがあれば検索で調べることができますが、誰かが経験したという前例があるから、良い結果を得られるのです。

「前例のない」を使った例文を挙げてみましょう。例えば「前例のない試みであったが上手くいった」「前例がない案を出したが、却下されてしまった」「前例のない新しい挑戦を始めた」などになります。過去に事例がないことを示せる言葉ですね。

未曾有の言い換え②類のない

類のない

未曾有の言い換え2つ目は「類のない」です。意味は、ほかに似ているものがない・過去に例がないものです。大抵のものはどこかで見たような気がするものです。逆に今まで見たことがないと思ったものは、今まで見たことがない組み合わせやパターンだと感じるからだそうです。

「類のない」を使った例文を挙げてみましょう。例えば「彼はスポーツで類のない記録を打ち立てた」「類のないデザインの洋服が出来上がった」「今までに類のない出来事だと思った」などになります。例がなく初めてだと思ったことに使ってみてはいかがでしょうか。

未曾有の言い換え③前代未聞

前代未聞

未曾有の言い換え3つ目は、前代未聞です。意味は今までに一度も見聞きしたことがない事柄を指した言葉です。前代未聞の~という使い方をします。どちらかというとあまり良い意味では使われない言葉です。ニュアンスとしては「こんなことがあっていいのか」という、誰かを非難する意味合いでよく使われます。

前代未聞の例文を挙げてみましょう。例えば「有名人の行いが前代未聞だと騒がれた」「これまでに例を見ない前代未聞の出来事が起きた」「己を鍛える修行は前代未聞の厳しさだった」などになります。今までに聞いたことがない驚きのことがあったときに使ってはいかがでしょうか。

未曾有の言い換え④イノベーション

イノベーション

未曾有の言い換え4つ目はイノベーションです。意味は革新・技術革新です。日本では全く異なるもの同士を組み合わせて革新的な技術を開発することを指しています。しかし、もっと広い意味では、既存のシステムや機械を改良して、より高度な技術や能力を生み出すこともイノベーションと呼びます。

イノベーションの例をあげるとインターネットを人々に幅広く普及させたスマホはイノベーションだといえます。イノベーションという言葉を使った例文も挙げてみると「イノベーションにより、人類のライフスタイルはより多様化して便利になった」「イノベーションにより技術革新が起きた」などになります。

未曾有は例を見ない出来事のこと

以上が未曾有の意味や読み方、語源、使い方などでした。ふだん目にしない言葉ですが、いざというときに読めないと困りますし、ニュースなどで見かけることがあるので、覚えておくと良いでしょう。意味の良し悪しはどちらでも使えますが、悪いイメージの方が強いので、使い方も気をつけましょう。

今回の「未曾有」の他、生活の役に立つような意味などをまとめた記事をご紹介します。どれも読みごたえがありますので、ぜひご覧ください。

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