起因するの意味・英語とは?起因している等使い方・例文や反対語も
あなたは、ビジネスでも使用される「起因する」という言葉の意味や使い方を知っていますか?この記事では、この言葉の意味とは?「起因している」などの具体的な例文、反対語や英語表現について詳しくお伝えしえいきます。原因や要因という言葉との違いについてのまとめもあります。ぜひ参考にしてみてください。
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起因するの意味・英語とは?
起因するの意味とは「問題の発端となる・起点となる」
まず、「起因する」という言葉の意味は「問題の発端となる・起点となる」と定義されています。この言葉は、少し堅い響きを持つものなので、例えばニュースやビジネスの会議、公式な集まりなどで耳にすることが多いでしょう。普通、家族や友人との会話の中で使用されることはごくまれだと言えます。
この言葉の構造をより深く見ていくと「起因」という名詞と「する」と動詞が重なってできていることが分かります。まず最初の「起因」という言葉は、「物事が起こる発端」という意味を持ちます。「する」とは「何かの行為を行う」という意味の単語です。これが転じて「問題の発端となる・起点となる」という意味となります。
起因するの英語は「resultingfrom」
起因するの英語は「resulting from」です。「result」とは英語で名詞で「結果」、動詞で「結果となる」という意味を表す言葉です。「from」とは「~から」という意味を持ち、何かの起点を表す言葉として使用されます。
具体的な使い方としては、「This accident was resulting from one irresponsible driver.」「この事故は一人の無責任な運転手に起因していた」などの形で使用できます。このように、何かの物事の起点や原因となる事柄を後半部分に持ってきて表現します。
起因するの使い方・例文は?
起因するの使い方と例文①「そのトラブルは彼女の失言に起因している」
起因するの使い方と例文の1つ目は、「そのトラブルは彼女の失言に起因している。」です。「失言」とは「ある状況下で調和を乱す可能性があるため発言しない方が良いことを言ってしまうこと」です。この例文を簡単な日本語にすると「そのトラブルは彼女の失言が発端だ、起点となる。」となります。
この例文を応用すると、例えば「そのトラブルは彼女の失礼な態度に起因している。」「そのトラブルは彼の無責任な行動に起因している。」などその対象とその対象が行った行為の内容を置き換えることで様々な形に応用することができます。何かのトラブルの発端について言及したい際にぜひ活用してみてください。
起因するの使い方と例文②「今回の不祥事は会社の監督不足に起因している」
起因するの使い方と例文の2つ目は「今回の不祥事は会社の監督不足に起因している。」です。この例文内、「不祥事」とは「それに関係する人にとっては不都合な事件や事柄」という意味を表す言葉です。したがってこの例文を簡単な日本語にすると「今回の不都合な事件は会社の監督が行き届かなかったのが原因だ」となります。
この例文も1つ目の例と同様、「今回の不祥事は該当社員の責任感の欠如が起因している。」「今回の不祥事は会社組織運営の至らなさが起因している。」などの形で使用することができます。このように、会社や社会全体にもインパクトを与えるようなことの原因について語る際にもこの表現を使用することがあります。
起因するの使い方と例文③「この故障は整備不良が起因している」
起因するの使い方と例文の3つ目は、「この故障は整備不良が起因している。」です。「整備不良」とは「整備が行き届いていないこと」を表します。したがって、この例文を簡単な言葉にすると「この故障は整備が行き届いていないことが発端となっている。」という意味を表します。
この例文は、例えば「このパソコンの故障は整備不良が起因している。」「このシステムの故障は整備不良が起因している。」などの形で故障したものについて具体的に言及し、その故障の起点や発端について語ることができます。この例は日常生活にもより近い内容になるので分かりやすいかもしれません。
起因するの使い方と例文④「夏の厳しさが起因して冷房の売り上げが伸びた」
起因するの使い方と例文の4つ目は、「夏の厳しさが起因して冷房の売り上げが伸びた。」です。この例文の使い方は、前述した使い方と異なります。先に挙げた3つの例文では、主にネガティブなことが起こったことに対して「起因する」という言葉を使用していました。
しかし、今回は今回は「売り上げが伸びた」というポジティブな内容に対して使用しています。簡単な日本に直すとこの例文の意味は「夏の厳しさが発端となり冷房の売り上げが伸びた」となります。このように、「起因とする」という表現はネガティブだけでなく、ポジティブな内容の中で使用することも可能なことが分かります。
以上まで、「起因する」という言葉の意味と具体的な例文を交えたその使い方について詳しくお伝えしてきました。下記関連記事内では、話が続かない人の原因と特徴についてまとめています。初対面の人とも気軽に会話ができるスキルはビジネスでも重要なものとなります。興味のある方はこちらもぜひ参考にしてみてください。
起因と原因・要因との違いは?
起因と原因・要因との違い①起因と原因の違いはその表す内容の違い
起因と原因・要因との違いの1つ目は、起因と原因の違いについてです。端的に言うと、起因と原因の違いは「その表す内容の違い」です。まず「原因」という言葉は普通、ネガティブな内容のものにしか使用しません。例としては、「不摂生の原因はストレスです。」や「その事故の原因は居眠り運転です。」などがあります。
これらの例文の通り、「原因」という言葉はネガティブなことに関わる場合にしか使用することができません。一方、「起因」という言葉は先述した通り、「彼の営業成績の向上は主に景気向上に起因しています。」などのようにポジティブなものにも使用できます。この点が「起因」と「原因」の違いとなります。
起因と原因・要因との違い②起因と要因の違いは要因の方が含む範囲が広い
起因と原因・要因との違いの2つ目は、起因と要因の違いについてです。起因と要因の違いは「要因の方が含む範囲が広い」です。「要因」という言葉は「いくつかの原因が集まったもの」というイメージを持つ言葉です。例えば、ある交通事故の原因は居眠り運転でも、その要因は過労や寝不足、日頃のストレスと言えます。
この要因の持つ意味の一方で、起因はあくまでもいくつかある原因や要因のうち、その発端や起点となった事柄を表すと定義されています。言葉を変えると、要因はそれに関わることを複数連想させますが、起因はあくまで一つに限定しており、要因の方が含む範囲が広いということです。自分なりに整理して違いを覚えましょう。
起因するの反対語は?
起因するの反対語①「結果が出る」
起因するの反対語の1つ目は、「結果が出る」です。この表現は、例えば「長年、努力してきたことの結果が出る。」「結果が出るのは時間の問題です。」などの形で使用することができます。この「結果が出る」とは分かりやすく言うと「時間や労力をかけてきたことが目に見える形で現れる」という意味になります。
この「結果が出る」という表現は、何かの発端となるものについて語る言葉である「起因する」という言葉の反対語として使用されます。この表現はその意味からも「仕事で結果を出す」などの形でビジネスのシーンで使われることも多いです。業務の中でこの言葉を何度か聞いたことがあるという方も多いと思います。
起因するの反対語②「終局する」
起因するの反対語の2つ目は、「終局する」です。この「終局」という言葉は「発端」という言葉の反対語とされています。「終局する」という言葉の意味は、簡単に言うと「何かが終わる、終わりを迎える」という意味です。具体的な例としては、「一つのプロジェクトが終局する。」などの形で使われます。
この「終局する」という言葉は、「終わる」と表現するよりも少し堅くて重いイメージを相手に与える言葉となります。したがって、この言葉を使用することによって自分の表現に重厚感を持たせたい場合に使用すると良いでしょう。ビジネスでもより形式ばった公式の場などで使用すると効果的だと言えます。
起因するの反対語③帰する
起因するの反対語の3つ目は、「帰する」です。これは、「一つのことがどこかに落ち着く、落着する」という意味の言葉で、「きする」と読みます。具体的な使い方としては、「その事件は彼が逮捕されるという形で帰することとなった。」などの形で使用します。
以上まで起因と原因・要因との違い、「起因する」という表現の反対語についてお伝えしてきました。下記関連記事内では、時にはビジネスをする上で有利になる態度である「感情の起伏が少ない」人の特徴をまとめています。気分の浮き沈みが激しい原因についても触れています。ぜひこちらの内容もチェックしてみてください。
「起因する」という言葉の意味をしっかり理解して活用していこう!
当記事では、「起因する」という言葉の正しい意味、具体的な例文、その使い方や反対語などについて盛り沢山の内容でお送りしてきました。ビジネスでも耳にすることのあるこの表現ですが、すでにその意味も使い方も知っていた!という方も意味は知っていたけど正しい使い方は知らなかったという方もいたかと思います。
特に「起因」という言葉は「原因」「要因」など他の似た言葉と意味を混同しやすいので少し注意が必要ですが、意味や使い方をしっかり覚えれば日常生活でも生かせる生きた表現として自分の中に取り入れることができます。ぜひこの表現をしっかり理解して、日常生活の中で積極的に活用してみてくださいね。
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